富士フイルム 現像関連設備12月にメンテ?

先日来富士フイルムのシングル8現像設備の容態はあんまり芳しくないのだそうです。
ただ、現像設備と言ってもいろいろあります。

一昨年前の冬は、フィルムの超音波接合機がいかれて現像できなくなりました。それぞれのフィルムをつないででっかいリールにしてから現像機にかけるので、フィルムつなげないとだめなんだそうです。

そして、この秋から冬にかけて、具合が悪くなってるのはマグネストライプ機。いつ頃から具合が悪いかはさだかではありませんが、夏過ぎから時々不調の声が聞こえてきています。
そして富士曰く、だましだまし使っている状態なのだそうです。

不安なことです。
いやいやいや。消費者側が不安になるのは妙な話なんです。
フィルムを買ってきて、箱に書いてあるとおりに処理お願いしたら「でき ません」って言われるわけで。
これびっくりします。

いったいどんな状況なのだろうかと。「片都会」というブログを運営されている、ハイムさんが富士フイルムのお客様問い合わせ窓口にメールしていたところ、

片都会

12月に現像設備のオーバーホール予定とのこと。問い合わせはマグネのことだったようなので、マグネ機も入っているのでしょうか。
※マグネストライプの機械についての問い合わせをされたそうです

ともあれ、もうぼちぼち12月も終わりです。さてどうなるのか。

10年前から手が入ってないというのもすごいハナシではあります。以前はもっと頻度が高かったと聞いてますからねえ。

独GKFILM社が新型シネビアスーパー8版の予約開始

新型。フィルムは以前からあるベルビア50のデイライト版なんですが、新型なのです。
フィルムの加工用の装置を入れ替えたというのは以前からGK FILMのサイトでも、シネビアのサイトでも告知されていることでしたが、なななんと、スーパー8マガジンそのものも丸ごと設計し直して、新金型起こして製造しているとの事。曰く、今のスーパー8マガジンはよくない、とか言うことらしくて。

開発途中のお話は、オランダの現像所Super8 Reversal Labのニュースネタで書かれています。
クローゼおじさんはドイツ語しかできないので、ここの若いにーちゃんFrank Bruinsma・・・”フランク ブルインスマ”と読むのかな・・・に翻訳とかお願いしてるカンケイなんだそうですが、

ともあれ、いろんな意味で「新型」なのです。

しかし、ゴットフリート・クローゼおじさん、頑張りすぎでは。
プラスチック成型用の金型ってもの凄く高いはずですが大丈夫なんですかねえ。おじさんは持病も抱えてるし、いろいろ心配でございます。

しかし、今の時代、こーいうおっさん一人いるだけでもずいぶんと局面は変わって見えるから不思議です。
突き詰めると何も変わっていないのかも知れませんが。

GK FILM
http://www.gkfilm.de/

Cinevia
http://www.cinevia.eu/

VISION3の500T版スーパー8登場…まずはPRO8から

pro819asa500.jpg

コダックの映画用ネガフィルムの新商品、VISION3。
35mm版、16mm版はすでにアナウンスされていましたが、水由さんが持ってきた料金表には早々とスーパー8版が書かれておりました。
VISIONからVISION2に切り替わった時に比べて、「スーパー8版が出ますよ」と言うアナウンスが速いなあと言う気がします。ただ、発売時期はまだ未定でした。VISION2版の在庫との関わりなのでしょう。
そんなワケで、本家に先駆けてサードパーティからVISION3のスーパー8商品が登場することに。おなじみアメリカはPRO8社の商品。相変わらず素速いことです。

しかしVISION3は500Tだけなんですかね。VISION2の500Tで撮ったことありますが、さすがに8mmだと粒子が目立ちます。シンテルとか使ってシャープなテレシネをしようものなら、色を塗ったゴマつぶがわーっと動いて画を構成してる、そんな感じに仕上がります。時々CMやPVで見かけますが、インパクトの強い映像であります。使い方がちと限定される感じ。

そもそも、VISION2のスーパー8を使っている人はどれだけいるのでしょうかね。テレシネ用途、16mm以上へのブローアップ含め。
そして、日本では誰が使ってるのでしょうかね?

高感度のスーパー8フィルム、エクタクローム160Aの最大の用途は監視カメラ用でしたが、エクタクローム160A(絶版)→サーベイランスフィルム(業務用のみ。絶版)→VISIONと移り変わってきたスーパー8高感度フィルムはやっぱり監視カメラでの消費量が最も多いのか。

いやいや、そもそもスーパー8の監視カメラの設置台数は10年前と変わっていないのか。

さらに、アメリカではどう使われているのでしょうかねえ。コダックの場合はお膝元アメリカとヨーロッパを見ないとどうにもこうにも。

ソニーの新業務用HDVカメラ HVR-Z7JとHVR-S270J

ソニーのHDVカメラのフラッグシップ機。2008年2月登場予定。

2008年登場予定のZ7Jはハンディタイプでありながらもレンズ交換式。
既存の業務用マウントを採用してると言うことで、レンズ資産流用が出来るのが一つの売り文句のようです。S270Jはショルダータイプ。こっちはちょっと置いておきましょう。

ぱーっと見ると、フォーカス、ズーム、アイリスが全部レンズのリングで操作出来るのは嬉しいところ。どこが起点か分からないぐるぐる回すタイプのフォーカスリングはどうも慣れなくて。ピンが送れないんですわワタクシ。不器用極まれり。
フォーカスマーキングなんて機能も積んでるそうで、さらにらくちんそうであります。

DVフォーマットとDV-CAMフォーマットとHDVフォーマット三つに対応・・・ふむふむ。ではXD-CAMはどこに位置するのでしょうね。・・・このZ7Jは今使いたいカメラ、今導入するカメラとして用意された、と考えていいのでしょうね。しかもテープだけでなくメモリカードも対応と。
V1Jから積んでるスロー撮影機能とか。

細かいところは読んでませんが、松下のAG-DVX100?HVX200、キヤノンのXH G1/XH A1とか、それぞれのカメラの利点をひょいひょいと突っ込んだようであります。

詳しくはこちらで。

ソニー製品情報HDV商品情報

ボロボロでも動くZX300登場

 あんまりにも程がある状態のフジカZX300をゲット。
摩訶不思議な汚れ、電池ボックス液漏れ錆び。銘板ぼっこぼこ。フィルター枠へこみ。
 我ながらどうしてこんなもんを、とじっと手を見ます。

 最近ZX300にこだわってるのです。
 って言ったって、「まともに動くモノが欲しい」ってだけ。

 いやいや、もちろん使うアテはあるのです。
 ですから、ついに何かブチ切れて「見つからないんだったら作っちまえ!」と、始めたジャンクのニコイチ作業。以前ちらりと日記にも書きました。
 
 でもアレは中断したまま。正直めんどくさいですよニコイチ。

 んで、「中古のタマ数豊富なZX300だし、数当たりゃ出てくるだろう」と、突如怠け者に逆戻り。元来がなまけ怪獣ヤメタランスですからしょうがない。そういえば『帰ってきたウルトラマン』にはシングル8カメラがMATの武器として登場します。

 んで、たまたま手にしたボロボロのZX300。こいつは確実にゴミだろうと思ったのですが、ファインダー覗いてびっくり。
 「あれ?キレイだ」
 
 この機種は、ファインダーに気泡みたいなブツブツが出てるのが多いです。(Z800にも同様の問題が起きます)しかし、この個体にはありません。

 私はレンズの汚れチェックに小さい懐中電灯「マグライト」を使ってます。
 ファインダーから光を当ててレンズ正面からみて、また逆に撮影レンズから光を当てて後ろから覗く。あとフィルムゲートから光を当ててレンズから見て・・・とこんなぞんざいな方法でチェックになるのかと自問しながらもいつもゴミカビチェックするのですが、この個体には「まあ大丈夫じゃないかな」という程度のゴミ混入があるだけ。

 次は電池を入れてチェック。露出計、ちゃんと動きます。走行音も安定してます。

 腐ったモルトは綿棒とイソプロピルアルコールで掃除。さていよいよフィルムを入れてみます。

 ちゃんと回りますねえ。9コマも18コマもOK。こいつはいけそうです!

 私の持ってるZX300で一番ボロボロのが一番ちゃんと使える。
 いやー、見かけだけで判断しちゃいけませんねえ。
 人間ならともかく、機械もそんなことがあるとは。

 ・・・とベタな教訓で締めくくっておきましょう。

追伸:シネビアでは動きませんでした・・・巻き取り切れずにたるんで隙間にはみ出ちゃってます。他で使おう。

手塚眞さんのブログがちと気になる

手塚眞さんのブログ「Tezka Macoto’s 6D」の11/27の書き込みを読んでて、なんか引っかかりました。

http://tzk.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_194e.html

今制作中の8mm映画にご出演されたChao.sさんという方が衣装からナニから全部自前でおやりになり、それを撮る自分も全部一人でやらなきゃいけないので疲れる、という撮影日誌みたいな記事です。

ここはどうってことなくて、気になったのはおまけのところ。

しかし、8mm自体が風前の灯火ですからね。
フジフィルムは採算度外視で続けてくれてはいますが、
現像機は調子が安定せず、メンテしつつ動かしているとのこと。
いつ壊れて現像できなくなってもフシギはない。
映像の絶滅危惧種ですからね。

いまのうちに使わないと。

 

あんまり重箱の隅つっつくような、揚げ足とるようなつもりはないんですけど、

きっと「シングル8が風前の灯火だ」とおっしゃりたいのですよね。
スーパー8無くすというアナウンスは今現在耳にしてませんので、「8mm」ってくくって言っちゃうとちと言い過ぎになってしまいます。
tezka.jpg
こと氏には必ずついて回る”8mm”についてのご発言ですので、もうちょっと気遣いが・・・いや、まあこんなのはうっかり書いちゃっただけでしょうからこの辺で終わり。

・・・・そういえば、手塚さんスーパー8カメラ持ってない。あの方はシングル8一本。※注
ああ、だからでしょうねえ、手塚さんが「8mmが風前の灯火」と書いちゃったのは。手塚さんにとってはきっとシングル8=8mmにほぼ近いのではないでしょうか。

そういえば、私の身の回りには、「シングル8終わっちゃったら、それは8mmの終わりなんだ」とおっしゃる方は何名もいます。その方たちもきっと似たような事を言うのではないかと、思います。

しかしそうなると、なおのこと8mmは二つ(以上)あって、全然違う部分と共通する部分があるってのをちゃんと意識しておかないといけないことになるのですが・・・。

二つのフォーマットを巡る状況は、それらのメカニカルなフォーマットの相違なんかを遙かに超える違いを見せているのですし。

※注(『MOMENT』の例外あり。あれはカメラマン今関あきよしさんのCANON 814XL-Sと三協XL-620を導入)

エルモの2トラックスプライサー導入

テープスプライサーは、LPLの1トラックタイプも2トラックタイプも持ってますし、別に困っておりません。

ですが、我が家にはパッチテープスプライサーが一個もなかったので、ふと思い立って一個買っておきました。
 
splicer.jpg”エルモの”とタイトルに振りながら、実は100%ドイツ製のこの商品は、ヴィルカーwurker(・・・ウムラウトが打てない)の2トラックスプライサー。

エルモは輸入して日本語説明書つけて売ってただけです。

(リールも、マグネストライパーも、エルモさんはバレバレのOEMを展開しておりました)

写真で見るとずいぶんと重々しかったのですが、 手にするとずいぶんと軽くて拍子抜けします。

splicer2.jpg

しかし、刃はずいぶんと物騒なのが付いてます。

splicer3.jpg

テープを貼った後になじませるためのローラーがおまけで付いてます。

splicer4.jpg

質感は安っぽいですが結構知られているスプライサーですし、かっちり使えそうな雰囲気バリバリであります。

ヨーロッパ製のスプライサーはこれで三つ目。
穴ナシロールテープを使うBOLEXの1トラックタイプと、
壊れたアグファのセメントスプライサー。
そしてこのパッチテープ式の2トラックスプライサー。

いたずらに、危機感をあおるようなつもりはありませんが、
「富士フイルムがスプライシングテープの製造をやめる時」も何となく想定しています。
まあこんだけあれば富士のテープがどうなっても対応できるでしょう。

ホントはできる限り快適な環境が続いて欲しいものです。