8mm機材フリーマーケット2011終了

去る11月26日に、東京8ミリシネ倶楽部主催による、恒例のイベント「8ミリ機材フリーマーケット」が開催されました。今年は告知があまりなされてなかったせいでしょうか、出品数も参加者数もコンパクトでありましたが、皆さん何かしら収穫を得て帰られたようで、関係者としてうれしい限りです。会場が実は取り壊しになるので次は新たな会場になりますが、また来年も行って参りましょうというところで終わりました。

ざっくり出品一覧を。

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スーパー8カメラ
Elmo 1012S-XL

シングル-8カメラ
Elmo 8S-800
Canon 518
Fujica Z450

ダブル8カメラ
Bolex パンシノールレンズ付き
Bolex 型番失念

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エディタービュアー
Goko RM8008
Fujica E70(だと思いましたがちゃんと見てません)

映写機
Fujica M25
ELMO 600D 2track
ELMO GP-Hiデラックス
Canon T-1

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周辺機器など
関東カメラサービス MR-9水銀電池アダプタ
旧ミノルタマウント→Cマウント変換アダプタ
雑誌「American Cinematographer」
LPL ブロムシネライト
リール多数
スーパー8フィルム巻き戻し機ewa-S8B
フジカパルスシンクコーダー
BauerRoyal風の立体パズルおもちゃ
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この会場ともおさらばであります。キクチの上等なビーズスクリーンも廃棄になるそうです。

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ラストショット。

 

キヤノンT-1の電源ケーブル改造

 

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8ミリ映写機は電源用ケーブルが特殊で、新品は入手困難だから厄介です。ワタクシもうっかりキヤノンシネプロジェクターT-1のケーブルを無くして大弱りでしたが、ちょっと知恵を絞ったら汎用ケーブルが使えるようになってあっさり解決しました。費用はたったの100円。お困りの方、これが解決法ですよ。

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人気の高いキヤノンシネプロジェクターT-1(以下T-1)の電源コネクタはこんな丸い端子が三つの形状になっています。これは今はほとんど見かけない汎用性の低いコネクタですが、パソコンやモニターなどに使われてる、四角い金属端子が3つあるものに大きさもよく似ています。

正式な規格名は不勉強にて存じませんが、3極ケーブルと呼ばれることが多いので、本体側のコネクタと取り替えればいいのではないかと思いつきました。

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サイズを測って秋葉原に行くと、100円程度で交換用の部品がありました。
取り付けにはドライバーと半田ごてが必要です。もともと付いていた丸端子のコネクタをはずし、本体内部のケーブルを半田ごてではずして、新しい端子に取り替えて、半田をしなおします。ケーブルを全部で4本つけなくてはいけないので、間違えないように気をつけるだけで難しいことは何もありません。

はい、快適に動きます。T-1。しかしこれ随分と気合の入った設計でありますね。

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FujicaScopeMX50の修理

富士フイルムの音声同期システム・フジカパルスシンクシステム対応の映写機は、フジカスコープMX50、MX70、SH30、SD20、SD25の五機種。
このうち、MX50とMX70だけがレギュラー8とシングル-8/スーパー8の兼用映写機。
MX70は何台入手しても全部修理不能なのでもうあきらめた。

というわけで、フジカスコープMX50のジャンクを頂いたので直してみることにした。

 

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ジャンクですから当然動かないのですが、裏ぶた開けてすぐに気がついたのは、
「こりゃMX70と全然構造が違う」

MX70はメンテナンスしにくい機種ですが、MX50は構造も整然としていてメンテナンスはぐっと容易で好感持てる機械です。

↓こちらがMX50の内部。(ベルトはまだ付け替えていません)

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↓こちらはMX70。但し、制御用の電気回路一式を取り外してあります

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ざっと調べるに、不動の原因は駆動ベルト切れなので、どろどろに溶けて虫の卵のようにキモチ悪くぶつぶつだらけに変質したベルトをアルコールで拭き取ります。

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↓すでに油のように変質していて、指で触るとべたべたするからさらに気持ちが悪い。

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代わりに、毎度おなじみの東急ハンズで買ってきた3.5mm径のウレタンベルトの大きさを測って、半田ごてで貼り付けて・・・

 

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輪ベルト制作を失敗するとこうなります。キレイに円になってないとダメ。このままでは映写機はちゃんと動いてくれませんよ。

さて、もう一本作り直して取り付け。一部ランプ側の防熱部品をはずさないと取り付けられませんがネジで脱着できるようになってるのでカンタンです。

 

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はい、無事動作確認完了。シングル-8/スーパー8も、レギュラー8もちゃんと動きます。
あとは、本題のパルスシンクですな。これが動かなければ何の意味もない。 年内に動作チェックしてみよう。

 

自家現像フィルムだけの映画上映

ここ最近、映画のワークショップでは自家現像の回が人気でありますね。
18作品が出品されるそうであります。

 

自 家 現 像 フ ィ ル ムだ け の 映 画 上 映

●11月18日金曜日 19時から 
●11月19日土曜日 17時から

●於:芝田じゅん 舞踏小劇場 
http://www.geocities.jp/shibatajune/kaibutohgeki.html  

東京都新宿区北新宿1-8-21  鴨石ビル2F
(JR大久保駅北口徒歩3分 北口出て大久保通りを左、北新宿一丁
目交差点左50m、東京法務局新宿出張所の看板の前のビル2階)  
 電話03-6677-3345

●入場料:1500 円
お問い合わせ、ご予約 太田 曜
distortedcinema-joei@yahoo.co.jp 

上映予定映画作品

8ミリ自家現像映画プログラム(石川亮 責任編成)約44分

※石川亮
【undercurrent】2011/5min/single
【Drift】2011/5min/single

※ 清成晋太郎
【鬼火】2011/5min/single

※徳永彩加
【センター☆センター】2011/4min/super8
【agitation/攪拌】2011/3min/super8

※新井潤峰
【他人の顔(**新聞社創刊75周年記念写真帳より)】2011/3min/super
【60】2011/3min/single

※ムラカミヒロキ
【3分56秒のモラトリアム】2011/4min/single/生演奏(朗読)

※水野裕基
【馴化】 2011/7min/super 24コマ

※ 森岡千織
【リンス・イン・シャンピー】2011/5min/super

16ミリ自家現像映画プログラム(太田曜 責任編成)約57分

※能登勝
【夢のフランス】(16mm/color.)2009/6min/silent
【ブラッケージの夢 3・4】2011/9min./silent

※水由 章(みずよし あきら)
【IN FOG】2010/5min./optical sound
【流れるように紡ぐように】2009/6min./silent

※末岡一郎
【EXTREME SKIING in 1930】 2011/4.30mins/B/W /sound
【Vladimír Kempsk_’s film】2010/ 10mins/color/sound

※太田曜
【REFLEX / REFLECTION】2008 / 8min / color / sound
【FANTôME】2011/8min/color/sound

 

LomoKino続報

かなりびっくりした35mmムービーカメラ、LomoKinoですが、驚いたのはワタクシだけではなく各所で驚きを持って迎えられているようです。

はらっぱ祭りの映像インスタレーションの会場でも、たかだか2日前に発売された「LomoKino」をすでに持ち込んで撮影済みだったりと注目の的であります。

キヤノンC300とほぼ同時期に発表されてると言うのがまた楽しいです。

さて、ネット通販では売り切れも出てるLomoKino、早速現物をさわりに、渋谷のロモグラフィの直営店に行ってきました。

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こちらのお店では、店頭在庫はあるようでした。

カメラをいじらせてもらって分かったことは、クランク一回転が二コマ撮影になるようだということ。

また、フィルムの送りにムラがあるようで、コマの切れ目が少しばらつきが見られました。
手回しのビュアーは、中に入っていた試写用のフィルムのパーフォレーションがすでに切れてしまっていて(お客さんが手荒く扱ったのでしょう)、うまく見られなかったのでまた次の機会に見てみましょう。

店員さんに聞くと、現像は約1週間。テレシネ・・・と言うべきか、スキャンデータをお願いしても同じ日数とのこと。現像は何でもやりますよーとおっしゃってました。ちょっと意地悪して「モノクロのリバーサルもお願いできます?」と聞いたらそれはNGとの事。

雨模様で大きい箱なので、購入は一旦見送り。また来ましょう。

 

映像インスタレーションin武蔵野はらっぱ祭

2011年11月5日。
第23回武蔵野はらっぱ祭りの中で行われた、映像インスタレーション。
責任者の太田曜さんから「フィルム映写機を20台ぐらい屋外に持ち出してやる、世界にも類のない試みですよ」大変興味ぶかいお誘いを頂き、これは面白そうだ!とおじゃましました。

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場所は武蔵小金井駅からバスで10分程度、武蔵野公園というところ。
あいにくの雨模様、街灯もない公園の中、周囲のかすかな灯りを頼りに、ふかふかに積み上がった落ち葉を踏みしめながら、少し不安な気分で歩くとまもなく、貼り紙が目に飛び込んできました。

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原っぱじゃないのね。原っぱは音楽のライブ演奏や屋台が設営されてて、
インスタレーションはそこから少し離れた林の中の小さな丘で行われていました。
16mmを含めて、20台弱かしら。
森の中にぼぅっと映像が流れているのはとても不思議な光景であります。

 

比較的大きなスクリーンは、末岡一郎さんの展示で、

(写真はフィルムトラブルの対処中の模様。半透過スクリーンの影絵状態)

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小さいものですと手荷物トランクぐらい。

行燈のような丸めたスクリーンなどもあり、

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木の根もとを探さないと見つからない展示もあるので、まるで森のキノコ捜しをしてるようであります。

これはドミノ倒しを写した小さい展示。

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これは、無限映写システムですね。

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大抵こういった、フィルムをループにした仕掛けで、上映をしていましたね。

 

責任者の太田曜さん曰く、海外にもこの手のイベントはほとんどないとのこと。

これがまた、夏にやっていたら(虫が大変なことになりそうですが)森のきのこなどとは感じなかったと思いますが、秋ですもの、なんとなくそういう、ちょっと不思議な感じが味わえるイベントでありました。もっともっと展示の大きさのヴァリエーションがあってもイイですし、もっともっと多くの展示があるとなお面白そうに思いました。

 

35mmフィルムの手回しムービーカメラ「LomoKino」

 

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トイカメラのメーカー、ロモグラフィーから35mmフィルムの手回しムービーカメラ「LomoKino」&手回しビュアー(簡易映写機)「LomoKinoScope」が登場。

36枚撮りのスチル用リバーサルフィルムを使って、144コマの連続した映像が撮れるというものであります。

同社のサイトを見る限り、35mmフィルムの約2パーフォレーションが一コマの縦幅という、超ワイド画面仕様なので、通常の35mm映写機ではそのままでは上映できないのではないかと思いますので、上記の手回しビュアーが必要になってくると思います。
(そもそも、16mmはともかく35mm映写機を持ってる人は相当限られてくるかと・・・)

また、推奨してるのは全144コマ→5fpsで30秒上映とずいぶんと割り切った規格。フィルム現像とテレシネは同社がサービスを用意するとのこと。

学研の『大人の科学マガジン』ではプラスチックのトイカメラが何回かふろくで付いてきたことがありますが、そのムービーカメラ版、というべきでありましょうか。フィルムが物体であるということにとってもこだわったおもろいものであります。

定価はカメラだけが7,900円で、手回しビュアー付きが9,800円。

詳しくはこちらのサイトで。

ロモグラフィー(製品ページ)
http://microsites.lomography.jp/lomokino/

第23回武蔵野はらっぱ祭り 8ミリフィルム映像インスタレーション

第23回武蔵野はらっぱ祭り 8ミリフィルム映像インスタレーション
日時:11月5日(土)17:00ごろから
   ※雨天の場合翌日に延期
   ※武蔵野はらっぱ祭りは11月5日(土)6日(日)の2日開催(雨天実施)
場所:都立武蔵野公園 くじら山裏手の雑木林




第23回武蔵野はらっぱ祭り

【日時】11/5(土),6(日)10~20時
<入場無料/雨天実施>
11/4 準備 11/7 片づけ

【会場】
都立武蔵野公園の一部(通称くじらやま周辺)

【趣旨】
都内では数少ない貴重な「はらっぱ」の自然の中で集い、多様な表現を認め合い、尊重する。豊かな自然に感謝しながら、地域と協同し、参加者みんなでつくりあげる祭りを目指す。

【内容】
子ども広場(遊び場)/リサイクルバザー/市民文化活動ブース/映像インスタレーション/展示(絵・写真・造形・表現など)/はらっぱ音楽会/風の原市場(模擬店)/交流会

【主な注意事項】
○宿泊はできません。
○車でのご来場は一切できません。
○MYコップ・食器・箸などを持ってくるといいことあるよ!
○ゴミは各自で家までお持ち帰りください。
○太鼓を叩くなど、大きな音を出さないように気をつけましょう。

【交通案内】
JR中央線「武蔵小金井駅」北口より調布駅北口行きバス「試験場代書前」下車徒歩5分
JR中央線「武蔵小金井駅」南口より徒歩20分
西武多摩川線「新小金井駅」より徒歩20分
京王線「調布駅」北口より武蔵小金井行きバス「武蔵野公園」下車徒歩10分

Sankyo OMS-880ST 高輝度改造

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三協精機の最高級ステレオ映写機OMS-880STを、メタルハライドランプ仕様に換装して超高輝度改造したもの。小型機種なので巨大なランプや冷却ファンなどの組み込みにあちらこちら改造が加えられています。

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2010年9月に行われた『東京8ミリシネ倶楽部』の定期上映会に、いつものELMO GS-1200 STEREOのメタルハライドランプ仕様改造機のバックアップとして持ち込まれた本機は、中型機ぐらいの大きさしかないランプハウス(映写ランプが取り付けられる空間のことをそういいます)をかなり強引に切り開いて、スプロケット(フィルム送りの歯車)がむき出しになるなど大胆きわまりない仕上がりになってます。

映写性能は上記改造版GS-1200STEREOと同じですが、ELMOのレンズの方がいいためにやや劣るとのことです。