テレシネの最近のブログ記事

http://www.vimeo.com/super8/

vimeoは、動画シェアサイト。YouTube的なものであります。
今までもスーパー8や16mm映像の投稿がありましたが、上記のようにカテゴライズしてまとめたそうなのであります。

"dedicated to super 8, single 8 and 16 mm films on Vimeo."


とのことで、スーパー8、シングル8、16mmに特化してるのでありますね。

ここのテレシネ映像の下には、フィルムやテレシネ技術などが書かれているモノもあります。
かなり参考になるので、参照されてみてはいかがでしょうか。
tv515sd25.jpg


入手したテレシネ用映写機「オリテックTV-515」を使ったテレシネと、
以前実験したフジカスコープSD25+パナソニックAG-DVX100Aのテレシネとの、
比較をちょっとやってみた。

[課題:10枚羽根テレシネは問題があるのだろうか?]

 オリテックTV-515は、テレシネ用に通常の映写機のシャッター羽根の3枚から10枚に改造してフリッカーを無くし、さらに走行の安定性のためにモーターをクオーツ制御化したもの。

 しかし、この10枚羽根の改造はテレシネ用としてはよろしくないのでは、と指摘があった。10枚羽根だと、フィルム掻き落としの最中にシャッターが開いてる瞬間があり、フィルムが上下動してるコマが計算上はいるはずだ、とのこと。
 果たしてほんとにそうなのか?またそうだったとしてどれほど映像に影響があるのだろうか?
この辺りをポイントに、オリテックTV515がどれほどの性能か、比較してみようと思う。





テレシネ専用映写機をゲットしました。

tv515.jpg
ORYTEC SOUND TV PROJECTOR MODEL TV-515
山和電機株式会社(ヤマワデンキ株式会社。のちのフジノン岡谷)の製品。

オリテックTV-515は、映写用シャッターを10枚羽根(PAL版は8枚)に改造し、水晶発振子による速度制御で安定したノンフリッカーテレシネを行えるように作られたテレシネ専用映写機です。また、VD信号使ってカメラとシンクロさせる事も可能です。
tv515shutter.jpg


1トラックであるところから当方はてっきり大型ハイエンド機のひとつ、フジカスコープSD20の改造かと思っていましたが、現物はまったく違い、フジカスコープSD15やSH9などの中型クラスの映写機がベースになっていました。

取り急ぎ、フィルムを掛けて上映し、DVカメラで撮影してみると・・・見事にノンフリッカーであります。走行系、へたってないようであります。

[これはエリアルテレシネ用映写機]
ただ、12V100Wのありふれたランプを使っていますが、極端に映写画面が暗いのが気になりました。
ランプがへたっている可能性も捨てられませんが、意図的に暗くしているような印象も受けます。

さっそくランプハウスを分解してみますと、暗くて当然です。
ランプの前に減光用の乳白色ガラスがはめ込んであります。
tv515lamp.jpg

もともとこの映写機はテレシネ用アダプターとセットで販売されていました。
レンズと表面鏡を組み合わせたアングル状のアダプターだったのです。
つまり本機はスクリーンや半透過スクリーンに投射してそれを再撮影するテレシネではなくて、レンズから出てきた空中像を直接撮影する、エリアルタイプのテレシネセットだったのです。

残念ながら今回はそのテレシネ用アタッチメントは入手できていませんが、レンズを工夫すればエリアルテレシネセットとして活用することは十分可能であります。

前述したハイビジョンテレシネとはまったく次元の異なるシステムでありますが、
とにかく、「20fps映写&PC上で18fps修正」の簡易方式よりは手間が省ける分だけ、ぐっと使い勝手がいいのであります。

業務用と民生用の中間ぐらいのテレシネ専用映写機としては、エルモのトランスビデオシリーズも簡便で有名でますが、内蔵された20年近く前のビデオシステム&20fps映像ですから、今となってはクオリティ上問題が多く、いただけません。

というわけで、このお宝どうやって活用するか、であります。 



日本で、8mmのHDテレシネ機を導入しているのは、株式会社東京光音。

http://www.koon.co.jp

昨年2007年7月に、イギリス・CINTEL(シンテル)社の新鋭機であるmillenium llを導入しているそうであります。

上記の東京光音のサイトにわかりやすく説明されていますのでご一読を。
http://www.koon.co.jp/work/news/commnet.html
ミレニアム2は最大で4K(長辺が4000ドットの分解能)を持つ新鋭のテレシネ機であります。

CINTEL曰く、同じ機械をおなじみ米国の8mm/16mm現像所&フィルムメーカーであるPRO8に納品しているそうです。
なるほど、最近になってPRO8社はHDテレシネができるようになった、と喧伝しております。

テレシネ後の映像の例は、こんな感じ。(アキオさんご紹介ありがとうございます)


http://www.vimeo.com/1043748

きわめてシャープ。通常のテレシネのクオリティを知ってる人ほど驚くでしょう、大変な精緻感であります。



テレシネが気になる昨今。

江戸川区テレシネボランティアの会
http://www.vc.city.edogawa.tokyo.jp/a/02_dan/group/177.html

江戸川区テレシネボランティアの会という、区民を対象にしたテレシネサービスをしている団体があるのですが、そちらの使ってる機材が少し気になりました。

機材の写真はこちら。HosukeFilm氏のブログを借りてご紹介。
http://d.hatena.ne.jp/HosukeFilm/20070527

中央に見える、オープンテレコみたいな機材、これがソニーが約30年前に業務用にリリースした、テレシネ用の特殊映写機です。

小型映画年鑑1979年版によれば、VPE1000だかVEP2000だかという名前が仮についていたようですが、 最終的な型番は不勉強にして存じません。

このテレシネ機の特徴はフリッカーが出ないこと。
フィルム走行と、シャッターのコントロールが別々になっていて、
1コマあたりの映写のシャッタースピードが可変することによって、フリッカーを消すのです。
カメラ側でシャッター速度を変えて撮るのと似てる・・・ような感じであります。

江戸川区テレシネ・・・の会では、ソニーで本機を開発された尾崎さんという方自ら動かしてるそうです。そういわれれば、何年か前のビデオサロン誌にも登場されて紹介していたような気がします。

区民の人とならおじゃま出来るはずなのですが、そんな巡り合わせがなくて、ずっと見送りなのです。
サイト「家庭で出来る高品位テレシネの探求」主催のアキオ氏が、
8ミリファンのためのこだわりのテレシネ」サイトを併設アップしております。

この方のテレシネの方法は、
マクロレンズでフィルムを直接撮影するというもの。
システムを組みあげるのに専門的な知識と技術が要求されますが、画質的には非常に有利な方法です。

こだわりのアキオ氏は、システムをまたもや改良しているようです。
詳しくは、アキオさんのサイトをご参照ください。

flashcan82.jpg

MWA Nova社のflashSCAN8広報写真 (C)MWA-Nova 2006

完全に業務用ですが、めちゃくちゃ高くはない業務用8mmテレシネマシン「flashSCAN8」のご紹介。

MWA  Nova社は、35mm用のフィルムレコーダなども開発製造している、ドイツ・ベルリンの業務用の映像機器メーカー。

 このflashSCAN8は、ダブル8/スーパー8/9.5mm(オプション)フィルムを非間欠運動で走行させて、LEDの光源とCCDをシンクロさせてスキャンしていく、テレシネマシンです。
 カラーコレクション(色調整)機能が内蔵されている上に、映像をYUVやRGB、SDI、そしてIEEE1394でアウトプットできたりと、スペック的には大変魅力的なものなのです。

 詳しい機能は、MWA Nova社のサイトにアップされているpdfファイルをお読みくださいませ。英語版がありますよ。

MWA Nova社のflashSCAN8機のpdfファイルへのリンク

 以前、サンプルDVDを見せていただいたことがあります。
CINTELほどではないものの、スキャンならでは分析的な絵柄でした。色はかなり薄い印象を受けましたが、カラコレをきちんとやっていないせいだろうと思いましたです。

そのサンプル映像はMWA-Nova社のサイトに載せられていないので、代わりにオランダ・アムステルダムの業者のサイトにアップされている別の映像をごらんくださいませ。

Super8sens

この映像は割に色が出てます。これよりは解像感が高めでしたね。 100点ではないにしても、十分使える画質です。

 

[日本での導入は?]
 11月現在であたくしが聞く限りは、日本での導入例はありません。レトロさんが一時期各所に投げていましたが、結局導入していないようです。
 そもそも、これって当初PAL版しか存在しないのです。NTSC版はまだ出来て無くて、それだけで100万ぐらいプラスするかなあなどと言ってました。

 ところが最新の「SMALL FILMS」誌の広告には、アメリカでのディストリビューターの連絡先が載っています。アメリカが決まったと言うことは、いよいよNTSC版が登場か?と期待されるところです。そのディーラーはアメリカ・カリフォルニアのBIG PIC MEDIA社という所です。

BIG PIC MEDIA

今現在、上記サイトには、本機のことは何も書かれていませんが、そのうちアナウンスがあることでしょう。しばし要チェックです。

[高度なテレシネによるサービスの必要性] 

 8mmフィルムを使って、ビデオに混ぜ込みながら作品を作って行く場合にこそ、しっかりとしたテレシネ映像、PCで編集する際にはしっかりとデータとして扱える映像が不可欠です。

 なかなか、その手の映像をリーズナブルに提供してくれる業者が日本にはありません。この機械は、おそらくそれほど操作は難しいことはないでしょう。また、上でも書きましたが安い方です(個人で買えるようなものではありませんけど)。

 大きな熱を発する映写ランプもなく、間欠運動によるフィルム切れの心配も少ないということから、テレシネ作業効率が良さそうな本機。

 別に本機種が満点のテレシネを提供してくれるとは、サンプル映像を見ても思えませんでしたが、従前の方法に比べると改善された点が多くあります。

 この手の機材は、今後の8mm制作環境には+に働くことだとあたくしは思います。

知り合いのプロデューサーからしばらくぶりに電話が。

「ある作品で8mm映像を入れたいので、テレシネの方法を教えて欲しい」との事。
「昔やったみたいに、スクリーンに投影してそれをHD-CAMで撮影する、超アナログ方法でやったんですけど画質がいまいちで」

そりゃそうでしょ。それは簡易的なテレシネ方法だからダメだよと。劇場映画用だったらヨコシネDIAに聞いてごらんと答えておきましたが、

「でも、HD-CAMなんですよ。対応してますか」

出先だったので、とりあえず聞いてみなよ渋谷ビデオスタジオのそばだから、と電話切っちゃいましたが、その後にやたらと気がかりになりました。

HDは・・・盲点です。

ヨコシネDIAでは、立て続けて何回か8mmテレシネをしてもらいましたが、それも2年ぐらい前。その後、ヨコシネDIAがどんな機材を入れたか見に行ってませんのでわかりませんです。そもそもシンテルの構造だと画素数は固定のはずなので、そのまんまだったらSD専用テレシネシステムなんじゃないかと。あくまでも、その後ヨコシネDIAさんとは仕事しておりませんので、単なる推測ですよ、推測。

そんな推測から考えはじめたら、あれ、国内で行われている8mmのテレシネサービスってのは、ほとんどがSDにしか対応していないかも!と気になって来ちゃったのです。

話変わりますけど、いいですか?
今、日本ではなかば強引にSD環境が捨てさせられてるんです。
まず、ご家庭の話ですと、SD/NTSCのモニターのもっとも主要な用途は、テレビ放送の視聴なのでしょうが、現在のアナログ放送が終了するのが2011年。アナログ波を残すべきという声もまだありますが、どうなるかはわかりません。

では、HDの環境が満足に揃っているかと言えばまだまだ過程でしょう。
制作サイドから見ますと、業務レベルでは編集スタジオではSDのモニターが廃棄されてHDモニターに入れ替えられつつありますが、HDモニタのリーズナブルな奴って液晶モニターが多く、これの画質がどうもぱっとしないんですよ。財力のあるところは、上級機のCRT物を導入してますけどね。

液晶やプラズマ自体、CRTにかなわないところがあります。新しい技術が古い物を質的に凌駕するのではなくて、コストとか利便性とかそういった点でしか変わっていかないというのが残念です。時代は決してHi-Fiに向かって進んでいるわけではないのです。これは、業務だけの話ではなくて、ご家庭も同じ事です。

さてそして、民生で映像制作する場合のHDフォーマットは果たしてどうなるのかと。HDVなんでしょうか?どうもあの色の鈍い画質や編集勝手の悪さから見て、究極の民生用HDフォーマットというよりも中継ぎっぽいような印象を受けます。そもそも撮影メディアであっても、吐き出した後が考えられていないフォーマットですしね。
じゃあ、吐き出し口として候補に挙がっているディスクメディアはどうなのかと言いますと、一番今安定しているのは、編集後ダウンコンバートしてDVDをこしらえる方法。HDそのまんま登考えると、HDDVD・・・なのかブルーレイなのか・・・と曖昧な状況。

いろんなものが、なし崩しの状態で、HDへ移行をせかされているだけだったりします。需要がどこにあるのかわからないけど、なんとなく「今更SDでもないだろう」という焦りだけで移り変わっていく状況。

まあ、なし崩しはなし崩しとして、前述のプロデューサー氏の要望にあるように、仕事は待ってはくれません。その場その場の要望に、限られた条件であろうとも最良の答えを出していかなけりゃいけません。これはあたくしも似たようなもんです。

8mmをHDにする手だて、何か考えないといけないですね。

 

お次はもうちょっと値の張るテレシネ機。

エディターを改造したものと、映写機を改造したもののご紹介。
どちらも、入手が困難ですのでついうっかり大変な値段になってしまいそうですが。

GOKO TC-20
 これは、同社のノンフリッカー型のエディターに、サウンド再生機能と表面鏡、レンズを組み合わせたもの。スクリーン撮影ではないので画の鮮度が高いのと、多面体プリズム採用のためにフリッカーが出ないのが最大の魅力です。

 よいことづくめのようですが、これもまた大きな欠点があります。画面の上下の揺れが激しいのです。
 これは、同社のノンフリッカー型エディターを持っている方にはすぐにわかると思います。動きの精度はあれらとほとんど変わりません。

 構造上、フィルムは間欠運動ではなくて一直線に動いています。これをプリズムの面と頂点の切れ目でうまく画像を切り分けています。シャッターのように真っ黒な画面がもともと生じませんからフリッカーがない、つまりノンフリッカーなのですが、クローでしっかりとコマを止めていないためと、プリズムの回転とのシンクロの具合で、画面が微妙にずれてしまうのです。この構造で精度を上げていくのはなかなか難しいと聞いたことがあります。
 当方も購入しようと思い、サンプル機を使わせて頂いたのですが、どれも似たように画面の上下動があるので断念しました。
 8mmカメラでの再撮影もできますし(1コマごとは無理ですね)、どうにも根本的なところで詰めが甘いのが残念無念です。画面の上下動を気にしない、もしくは逆に利用してやる、と言う方には一考の価値はあるかも知れません。


ELMO トランスビデオ
 これはもっと考え方はシンプル。映写機に簡単なビデオカメラが内蔵されているものです。映写機の映写レンズに当たるところにCCDがはめ込んであり、映像をそのままビデオ映像として引っ張り出せるので、セッティングが不要、通常の映写機が使えれば使える手軽さがポイントです。
 しかしこれまた欠点があります。十数年前のビデオカメラの画質しか出ない、と言うのが最大の欠点。また、再生速度を調整することでフリッカーを消しているタイプなので、録画後に再生スピード調整が必要になります。
 なお、姉妹機としてレギュラー8版、16mm版がリリースされていました。

 TC-20はフィルムから放たれた空中像(エリアル・イメージ)を撮影するもの。というわけで、次回はエリアルイメージのテレシネをご紹介・・・できるか?

テレシネのいい方法はなんでしょかと。ちょーっと考えてみます。
結果から言っちゃうと、当方いろいろとやった中で動きも画像も一番キレイだったのは、ヨコシネDIAにお願いしたシンテル社(元ランク シンテル社)のテレシネ機によるものでした。
しかし、ちょいとお値段が張ります。もっと気軽に、そして日常の制作に使える方法はないものか?本ブログでは、これは最重要課題のひとつでございます。

まず、一番お手軽な方法として「簡易テレシネ」そして、一般市販されていた「テレシネ機」について一くさり。

簡易テレシネも、アフレコ作業とかちょっとした映像の複写にはいいのですが、キレイにやろうとすると結構手間暇かかります。では、一般市販されてる「テレシネ機」なるものの画質はどうかな?

簡易テレシネ
簡易テレシネは、投影した映像をビデオカメラで撮影するもの。何も機械はいらないし、コストがほとんどゼロであることを計算に入れるとリーズナブルな方法です。



しかし、光軸が原理上どうしても映写機とカメラの間で一直線に並びません。並んだら四次元の世界だ。どうやってもやや斜めからとらえた映像になります。解決する方法としては、うんと縦に長い部屋で遠くから映写して撮る方法。こうすれば見かけ上限りなく傾きはゼロに近くなりますが、今度はレンズの問題で画質がやや犠牲になると思われます。

投影するスクリーンは、目が細かくて光沢のない紙などがよいです。映写用のスクリーンは、編み目状やビーズ貼り付けのものがありますが、8mmではその材質が写ってしまうので今ひとつです。プリンタの熱転写印刷用紙がいいとも聞いてます。

ちなみに、上の写真ではふすまに向けて映写してます。いい加減過ぎるよ!


市販のテレシネ機
一般市販されている「テレシネ機」と言うのがあります。一番多いのは半透過スクリーンと表面鏡の組み合わせで出来てる物。横長の箱形で、どっかに曇ったガラス板みたいなものがはめ込んであれば、大抵これです。レンズがはめこんであるものもあります。



半透過スクリーンというのは、思いっきり簡単に言っちゃうと障子紙や磨りガラスみたいなものです。ここに裏から映写機で投影すると、透き通って表側から見ることができます。こいつを撮影するのです。間にスクリーンが入るので「スクリーンプロセス」、後ろから投影するので「リアプロジェクション」などとも言います。
スクリーン裏から見た映像は、左右反転しています。これを正像にするために表面鏡という鏡を使います。これを光軸の45°の位置に配置して、光軸を90°曲げます。

これらテレシネ機ですと、原理上は光軸がずれません。映像に対して真正面から撮影できる・・・のですが、実はこの方式にも越えられない欠点があります。

まず、ホットスポットが起きやすいです。ホットスポットというのは、画像中心部が明るくて周辺の光量が落ちている状態のこと。映写機とスクリーンが近いと起きやすいです。そのためには十分に散光しなくてはなりません。

また、半透過スクリーンは、磨りガラスのようなものだとどうしてもそのざらっとした質感が画面全体に写ってしまいます。原理上しょうがないですね。乳白色のものは心なしかホットスポットが起きやすい気がします。
いずれにせよ、ハイキーの映像はうまく再現できないことがあります。よりざらっとした質感が見えちゃうのです。

簡易テレシネは光軸の問題があり、半透過スクリーンタイプは画質の問題がある。なかなかすっきり行きません。
ただ、テレシネ機は昨今結構な値段で売り買いされているようです。高い買い物ですので、これがあれば完全にきれいに撮れると過度な期待はしない方がいいと思います。

さて、家庭用で出来るテレシネ方法、まだありますがこれは次回以降に。


今度は、反転した絵柄を上げてみます。

これは、AG-DVX100Aで録画したテープを反転したものです。

見事に蛍光灯の影響を受けて緑色に・・・ちょっと待て。
この間貼った奴を反転すると・・・


うーむ、やっぱり緑ですね。これ、PC上であれこれカラコレをする事も出来ますが、かなり迷いそうです。

こういった特殊な撮影に限らず、撮影はいつでもそうですが、素材収録時に追い込んでおかないと、後処理が膨大になります。
仕事ではスタジオ代が高騰するばっかりで、個人では時間と手間がかかるばかりでつらいです。後でいじれる、と考えると全然根本的な解決になりません。ビデオでさえそうですから、フィルムなんかは余計に収録時に気を遣わないと、後が成立しなくなりますねえ。

というわけで、撮影から見直す必要がありそうです。この場合、テレシネするときにホワイトバランスを追い込むことがまず一つめの目標。実際のネガポジ反転テレシネはどこがポイントになっているのか知りたいです。

また、夜景と室内の画それぞれを見比べると、粒状感が全然違います。テレシネ時にゲインがかかっちゃったわけはないし・・・。というわけでちょこっと映写してみますと、もとからざらついた印象。アンダーだから?さてよくわかりません。ここも調べないといけないポイントですね。

高感度のVISION2(ASA感度は失念)ネガポジ反転テレシネサンプルはもっと画質がよかったので、機材の格が違うと言ってしまえばそれまでですが、まだ追い込める可能性はあります。

もう少し、ノウハウを探します。しかし、AG-DVX100Aを今度はいつ借りられる事やら・・・

(C)2006 Muddy Orihara All Rights Reserved. 


パナソニックのAG-DVX100Aも明日がレンタル期限。最後に面倒くさいテストをやってみました。
家庭内で、VISION2のネガポジ反転テレシネはどの程度まで出来るか?というテストです。

現在、スーパー8用としてリリースされているのはVISION2 200T/7217とVISION2 500T/7218の二種類。それぞれ、ASA200とASA500の高感度フィルムです。

これらのフィルムは、現像まではしてくれますがお客さんが勝手に反転テレシネして使ってね!と投げ出されているので、最終的な絵柄が見られるまではユーザー側ががんばらないといけません。
ヨコシネや、SMサービスなどではきちんとした反転テレシネサービスがありますので、また使う機会がありましたらご報告しますが、とりあえず本記事のねらいは「簡易テレシネではどこまで出来るか」でございます。

まず、自宅でやる上でのネックは、

1.ネガ像を撮影する際の露出決定
2.色をどうやって反転し、調整するのか

この2点ではないかと。もちろん、これに加えて通常の自宅テレシネでの課題がのしかかってきます。
あれこれ考えてもしょうがないので、とりあえず画を取り込んでからにします。

使用機材は例によって、

ビデオカメラ...パナソニックAG-DVX100A
映写機・・・フジカスコープSD25ステレオクオーツコンピュータ

それに加えて、
ビデオカラーコレクター・・・ソニーXV-C900

AG-DVX100Aには、どうやらネガポジ反転確認しながら撮影する機能はないようですので、これまた20年近く前の機材になりますが、おおむね使えるのでご登場願いました。

AG-DVX100A→XV-C900とビデオ出力をつないで、XV-C900でネガポジ反転画像を作り、TVモニターに出たポジ像を見ながら、露出調整やらなにやらをする、という仕掛けです。
最終的にポジの像は、TVモニターだけでなくてDVDレコーダにつないで録画もしてあります。

あと、ホワイトバランスが問題。ネガフィルムはオレンジ色のベースなので、このままテレシネ反転をすると真っ青な画面になってしまいます。
ちょっと考えて、その辺に転がっていた35mmスチル用のネガフィルムの未露光現像された素抜け部分をゲートに差し込んで、出てきたオレンジ色の画像でホワイトバランスを取りました。
おっとやばい。ネガフィルムはあっという間に燃え上がります。

このやり方ではややピンクぽくなり、反転した映像にもブルーっぽい影響は残るので万全のホワイトバランスではないですが、少なくとも真っ青になるのは避けられたのでとりあえずこれでよし、として撮影をしてみました。


以下次回。

超いいかげんな簡易テレシネセッティング
パナソニックのAG-DVX100Aをまた借りる事ができましたので、前回ぱっとしなかったテレシネ実験の再挑戦です。
結果から申します。これは大成功と言っていいでしょう!前回のやり方が間違っていたのですね。

機材は前回とまったく一緒。

映写機・・・フジカスコープSD25ステレオクオーツコンピュータ
カメラ・・・パナソニック AG-DVX100A

映写機はクオーツロックモードで18fps。つまり、18fps作品を上映するごく当たり前の設定です。

カメラ側は、30P(30フレームのプログレッシブ)の撮影モードを選んで、メニューからシャッターをSYNCRO SCANモードに切り替え。前回は24Pと24PAの撮影モードだったのですが、いやーこれが間違いの元でした。前回は、シンクロスキャンモードの設定がよくわからなかったのです。だって、数時間しか借りられなかったんだもの!説明書読んでる時間もなかったんだもの!

簡易テレシネのセオリー通り、壁に貼った白い紙に向けて映写した画面にカメラを向けます。それだけでDVX100AのSYNCRO SCAN機能が規則的な明滅を読み取り、フリッカーが消えるシャッタースピードを自動的に探しだし、シンクロしてくれます。もともと、こういう機能なんです。テレビやPCの画面を撮影するときに、フリッカーが出ないように勝手にシンクロしてくれる機能なんですよ。

ちなみにシンクロしたのは、シャッタースピード1/53.6秒。前後少しいじっても、液晶ファインダ上はあまり変わりませんでした。

5本ぐらい撮りましたが、一回だけやや微妙なフリッカーが残る場合がありましたが、シャッター羽根改造機や20fpsまで回転数を上げたテレシネでもたまに見かける程度の軽微なものです。そのうち映像も上げる予定です。

簡易テレシネする場合の、フリッカー問題の解決方法としてかなり有力と思います。20fpsに上げてやる場合より手間も機械も少なくてすみますし。
お手元にDVX100A、100B、HDX200がございましたらトライしてみてくださいませ。たぶん、満足行くものになると思います。

(C)Muddy Orihara All Rights Reserved.

 24fpsのプログレッシブで撮影できるDVカメラ、パナソニックAG-DVX100Aで24fpsの8mm映画をテレシネしたらどうなるのか?
 もしかしてフリッカーのない映像が撮れるかも知れない、そうしたらいろんな福音になるだろうと言うちょっとしたいたずら程度の実験です。

 きっかけはパナソニックAG-DVX100Aの評価機を一瞬だけ借りられたこと。最近これの上位機種でハイビジョン対応のAG-HVX200というのがリリースされた人気シリーズ。

http://www.muddyfilm.net/images/dvx100a.jpg

これらのカメラのシリーズはフィルムルックを作品に求める際に、ポスプロでなく撮影で決めていくべきと言う思想の元に開発されてます。高い操作性に機能に加えて、スケジュールも重視できるきわめて現場チックなカメラ。
サイト「AG-H/DVX Fan」で活発な意見交換がされております。

 さて、映写機はフジカスコープSD25ステレオクオーツコンピュータ。出来るだけ正確な映写スピードでチェックがしたかったのでこれを選びました。

http://www.muddyfilm.net/images/sd25.jpg

 フィルムは当方が撮影で参加した、24fpsの劇映画ものを選びました。編集箇所がないと条件良すぎますからね。

今回はテレシネの画質を研究するのではなくて、あくまでも対フリッカー実験。壁に貼り付けた白い紙に映写して、それをやや斜めから再撮影するだけ。
24Pモード撮影と後に書く24PAモードで撮影。シャッタースピードは57?58辺りで調整してみました。

結果から申しますと、「ぴったりと合う場合もある」と言うところでしょうか。瞬きもなく大変にクリーンな映像が撮れるときもあり、また少しタイミングがずれているのかな?と思えるような時もあります。

 面白いのはAG-DVX100Aには24プログレッシブ・アドバンストというモードがあるのですが、これはプルダウンを普通の2:3方式ではなく、2:3:3:2の繰り返しでやるもの。これで撮影すると、連続した動きが一旦戻るように撮れました。実際にコマを送ってみると確かに戻っているのですが、プルダウンの仕方の違いでこんな画になるのかなあ?とこの点はちょっと不思議です。

 時間がなかったので実験という名のいたずらはここまでしか出来ませんでしたが、もうちょっと落ち着いてトライしてみたいなと思っております。

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