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映画 Archive

ケン・ジェイコブスの新作『ラザル・ダザル/ザ・ロスト・ワールド』


ミストラルジャパンから上映会のご案内であります。
 
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アメリカの実験映画作家の大御所
ケン・ジェイコブスの新作『ラザル・ダザル/ザ・ロスト・ワールド』
日本初の上映を行ないます。
5月30日(金) 1回限りの上映です。お見逃しなく!

 

当日はゲストとして、アメリカの大学でケン・ジェイコブスに教えを受けた、
西川智也さん(映像作家)がケン・ジェイコブスの魅力について語って頂きます。
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『ラザル・ダザル/ザ・ロスト・ワールド』
RAZZLE DAZZLE the Lost World
ケン・ジェイコブス作品 Ken Jacobs
2006年 91分 ビデオ(DVD上映)

 

2008年5月30日(金)  19:30
東京・なかのZERO視聴覚ホール
(東京都中野区中野2-9-7/中野駅南口から徒歩8分/本館地下2階)
http://www.nices.jp/access/zero.html
料金:1,000円
主催:ミストラルジャパン、One's Eyes Film
協力:ケン・ジェイコブス
問合せ:042-380-8270/info@mistral-japan.co.jp


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175本のスーパー8作品 Straight 8イベントプロモ映像

  • Posted by: muddy orihara
  • 2008年4月29日 18:49
  • 映画

Straight 8 one super 8mm cartridge, no editing
ストレート8は、スーパー8の1カートリッジ分を無編集で上映する映画祭企画。
カメラ内編集だけの、3分一本勝負!というわけであります。

http://www.straight8.net/straight8b.htm

 

世界中から作品がエントリーされて、2008年の今年は175本だそうであります。
その175本から1ショットずつつないだ予告編がyoutubeに挙げられていました。

Straight8 2008 teaser


 

 

なんだか楽しそうであります。絶対楽しんで作ってますね。


さて、主催者がサイトで言ってる"世界中"ってどこだろう?
気の利いたことに、このサイトにはエントリ者の住む土地が世界地図として
載せられています。
http://straight8.net/entrymap2008.html

お膝元ですから、イギリス地図だけは拡大できるようになってます。
多いですねー。
そしてヨーロッパ。オランダとドイツ勢強し。

でっかい海の向こう側だと・・・なぜかメキシコが多い。
北米は東海岸にぱらぱらあって、あとカナダがちょこちょこあって終わり。
ニュージーランドにもちらり。
アフリカとアジア皆無。

・・・もしかしたら、

スーパー8から見た全世界ってこんなもんですかね?

・・・シングル8から見た世界ってどんなんだろう?


おまけ。
サイトのAbout usの最後に・・・
http://www.straight8s.com/
これは私達ではないよ、と書いてあります。
3ピースのロカビリーバンドのサイトですねココ。

ピノキオ√964復活とな!4/26シネマボカンにて上映!

  • Posted by: muddy orihara
  • 2008年4月18日 02:44
  • 映画

pinocchio.jpg
もうかれこれ17年も前になるのですね。
福居ショウジンの『ピノキオ√964』が中野武蔵野ホールで上映されたのは。

本作、ロボトミー手術されてセックス専用のダッチハズバンドに改造された男を巡るお話でございました。

ずいぶんとハードコアなネタがしばらくぶりに見られるぞ!と喜びいさんで見に行ったものでございます。石井聰亙『狂い咲きサンダーロード』的なものを渇望してたもんでございまして。

これ、当時横浜シネマ現像所(現:ヨコシネDIA)が売り出してたレーザーによるサウンドトラック焼き込み技術を採用した映画でして、16mm光学トラックながらもステレオのいい音で上映出来る、という宣伝がされていました。体感、とかライブ感とかのキーワードにさらに期待ふくらまして見に行ったですよ。

いやー、つらい映画であります。肉体的に。
かぶりつきで見るもんじゃないです。山盛りのゲロを吐いてるシーンで耳つんざく爆音が流れ続けるってしろもんでございまして・・・。
映画に体が負けたのはこの時が最初で最後だった気がいたします。

ビデオは今は亡きアポロン製。買ってますけど見てません。
やっぱり、こいつは福居ショウジンがわざわざ仕掛けた音響設備の爆音で体験したいものであります。

シネマボカンでの上映はどうなるのか?
それ次第ではこのビデオはもう捨ててもいいわけですので。




8mmフィルムを劇場用映画に使うこと

  • Posted by: muddy orihara
  • 2008年4月 8日 03:07
  • 映画
うーん。チェックミスであります。
『砂の影』
 
ユーロスペースでの上映は、先日終わってしまっていますね。

これは全編、Beaulieu6008Sで撮影されているそうであります。

つまり、スーパー8撮影作品であります。

しかしけっこう出てきましたね。8mmを使った劇場用映画。
ここ二三年を振り返るに自分のブログに書いただけでも、

虹の女神』(2006)
監督:熊澤尚人
出演:市原隼人/上野樹里/蒼井優/酒井若菜/鈴木亜美/相田翔子/小日向文世/佐々木蔵之介

世界はときどき美しい』(2006)
監督:御法川修
出演:松田龍平/市川実日子/片山瞳/松田美由紀

眠り姫』(2007)
監督:七里圭

に続いて4本目。

そして、今年には原将人さんの新作
『あなたにゐてほしい I Wish You Were Here!』があります。

『虹の女神』は8mm映画製作を描いたお話で、シングル8マガジンにコダクローム40フィルムを詰め直してZC-1000で撮影するなんてマニアックなネタがさらっと描かれてます。
劇中劇ではホントにそれで撮られてますし。80年代末?90年代初頭の大学映画サークルの雰囲気そのまんまで照れます。

『世界はときどき美しい』は撮影監督の芦澤明子さんがシングル8/スーパー8取り混ぜて撮りあげた作品。
しかし、この映画の緑のキレイさにはビックリ。芦澤さん曰く「これがフジクロームの"緑"なんです」とのこと。もちろん色を立ててるのでしょうが。

『眠り姫』は、使われた8mm生フィルムが十数年前に製造終了しているエクタクローム160Aだというのがポイント。当然変色してるしもコントラストの低下も起こしてるわけですが、これが印象的な映像になっております。

この他にもきっとあるのでしょう。回想シーンなんか入れればタップリあると思います。
以前は8mm映像を使うのは敬遠されたモンで、本編まるまる一本を8mmで作っちゃうなんて想像はするモノの現実味が全然ありませんでした。
それが今では何個も登場している。

これはテレシネ&キネコのテクノロジーの裏付けで始めて成立したものでしょう。
しかし技術があっても使うかどうかはまた別のお話。

となると、なんで使うんでしょうかね。その辺になんかキモがあるのでございましょう。
 

下北沢ラカメラ「PERSONAL FOCUS2007番外編」へおじゃま

1月12日、毎度おなじみの下北沢ラ・カメラで行われた『パーソナルフォーカス 2007 番外編』へおじゃま。

personal080112.jpg
時間間違えて遅れていったところ、お客様が多くてけっこうぎうぎう。
ワタシの後から入ってきた人もいたぐらいですので、存じ上げてる顔が多いのではありますが何はともあれ盛況だったのではないでしょうか。

パーソナル・フォーカスは、3分(50ft)の8mmフィルムの応募無審査上映会。
1978年スタートということですから、なんと今年で30周年なのですね。





主催されてるフィルム・メーカーズ・フィールドの歴史も不勉強でよくわからない有様でありますが、パーソナル・フォーカスには累計1000本を超える作品が寄せられてきたというのだけはわかりました。

1000本とはまたずいぶん大変な蓄積でございます。歴史でございます。
フィルム・メーカーズ・フィールドのサイトでも無いかなと思って検索してみたのですがどうも見あたりません。これは歴史の記録としてもったいないですねえ。



◇Reel-1
1. 橋       平田正孝
2. 光の呼吸    齋藤栄美
3. 窓辺の人    大橋勝
4. じゅうだんくん  吉田滋実
5. Asphalt River  新宅謙吾
6. Low power   阿部瞳子
7. ドーロクのスケッチ  万城目純
8. COUNT 1 to 20   川口弘行
9. 瞬息9       水由章
10.帰郷(ききょう)   滄溟舎
11.多刺 〜TATOO〜  古瀬正紀
12.RAiN        堀江武
13.星のカケラ(HAKANA) 高遠瑛

◇Reel-2
14.深・層 Part1      ザ・モンドのすけ
15.おおむね、12才      片山薫
16.彩の輝き(さいのかがやき) ものぐさ会
17.『フジカシングルデート』   村上賢司
18.赤城神社〜毘沙門天    吉本裕美子
19.geography         堀内孝寿
20.東京 8mm/写真/機    前田敏行
21.橋            黒岡洋一
22.思い出の白州      川口肇
23.おしまい駅       戸屋幸子
24.Maru         山本宰
25.まる・さんかく・しかく  中原千代子
26.『福間さんの引越』  櫻井篤史

ワタシは万城目さんの踊りの映像から見てます。
しかし、各地を回るとありますが、次はどこでやるのでしょうね。
元々福岡が拠点のイベントだそうですが、京都、博多、岡山の方以外は東京在住だったりします。

うーむ。これは8mmユーザーの地域分布を反映してるのかしら?それとも全然別なのか。
気になるトコであります。

上映後、交流会という名の飲み会が催されるようでしたが、
その日仕事で朝まで飲んでて気持ち悪かったワタシはご挨拶もほどほどにおいとま。



七里圭が二度と撮らない映画『眠り姫』とエクタクローム160A

nemurihime.jpg
七里圭監督が、2005年に山本直樹のマンガを原作に採った短編『眠り姫』
この短編が新たに長編作品として生まれ変わって、渋谷・ユーロスペースのレイトショーで公開中です。

先日見て参りました。試写会場でいただいたたくさんのプレス資料には、秋から冬にかけての七里さんの新作やら旧作再映やらの情報がいっぱい。お忙しいようです。
その中で、もっとも気になったのは以下の一節。

「こんなねじけた映画を、二度と撮る気にはならないでしょう」

七里さんが自作を称した言葉です。ねじけ?ねじけって?
言葉は知ってますがねじけ・・・なんだろう。

ただ、私にはこの映画すごく変わっていると感じられました。
この映画、人が被写体でないのです。ほとんど人が登場しません。
それでも人間ドラマが展開していきます。
ホントふしぎだなあと感じます。
ですがその不思議な気持ちは、こんなあんまり例のない手法を採った映画に対して、すーっとなじんでいく自分に向かっています。

なんでこんなにすーっと見られるのだろう。しれっとしたユーモアがそこここに見え隠れする、この雰囲気でしょうか。それとも、猛烈な既視感のあるショットがちりばめられているからでしょうか。

二度と撮る気にならないでしょう、と理由は最後までわかりませんでした。
ですが、この感じ他では味わえないものです。

[エクタクローム]

 実は七里さんからいただいた試写状には、すごくそそられる手書きメッセージがあったのです。

それは、「十数年前のエクタクロームを使っています」

エクタクローム!
この場合、エクタクローム160 TYPE Aと言う今は亡きスーパー8用フィルムのことです。

 90年代頭、このフィルムの販売終了がコダックから報じられました。
すると、当時の8mmユーザーの間に波紋が生じました。そして、このフィルムが無くなることによって生じた数々の問題を扱う運動がスタートしました。
 その旗振りをしていたのがイメージフォーラム。そしてその運動のお手伝いをし始めたうちの一人に、当時早稲田大学シネマ研究会にいた大学生・七里圭さんがいました。

 当時七里圭といえば、高校生の時、1985年PFF(ぴあフィルムフェスティバル)に『時を駆ける症状』をひっさげて現れ、一躍注目されたあの男と言う感じでした。

 単に運動のお手伝いをしていただけならば別にどうということはありません。いろいろな事が起きたのです。
 それ故に、エクタクローム160Aと言うフィルムと七里圭との間には、他の8mmフィルムとは全然違う意味合いがあるのです。

 そんなわけで、わざわざ試写状に書かれた「エクタクロームを使ってます」

 その映像と使い具合、16年の年月を経たフィルムがどうなってるのか、
 16年の眠り姫を呼び覚ますのはなぜ?
 
 ご興味のある方はご覧ください。

12月14日まで渋谷・ユーロスペースのレイトショーで公開中です

監督・脚本・撮影 : 七里圭
原作 : 山本直樹
声の出演 : つぐみ 、 西島秀俊 、 山本浩司 、 大友三郎 、 園部貴一


The Last Days of Kodachrome Super8 Movie Film

http://www.leedsfilm.com/2007/liff/film/71135

イギリスのLeeds International Movie Fesと言う映画祭で、掛けられている作品。
というか、本日掛けられた作品。

出品者はアメリカ人。友だちとコダクロームを買いあさったとあります。

ホームムービーの日in世田谷

  • Posted by: muddy orihara
  • 2007年8月14日 14:11
  • 映画

homemov.jpg

8月11日は世界的に「ホームムービーの日」ということでして、三軒茶屋の太子堂区民センターに到着。
会議室には20人程のお客様。

主催は「映像保存再生の会」。
世田谷区とその周辺の映像記録保存を行うNPOだとのことです。

残り一時間足らずだったので、プログラム終盤の『学校火災』『父と娘』『森の中の同窓会』『盂蘭盆』の4作のみ観覧。

最後の最後で写真家の師岡宏次の息子さんという方が飛び入り参加。
東京の街を撮り続けた写真家、そして雑誌『小型映画』の記事、8mmのHOWTO本の執筆者としても知られる小型映画作家でもある師岡氏。その師岡氏が子供や家族を撮り続けたホームムービーのさわりを上映。

途中、ビデオプロジェクターとの入れかえなどでどたばたしたところもありましたが、無事終了。

公開中映画「世界はときどき美しい」と「ポリス インサイドアウト」は8mm撮影作品

  • Posted by: muddy orihara
  • 2007年4月 6日 04:41
  • 映画
 今、8mmフィルムで撮影された劇場用映画が公開中です。それも2本も。

一本は、『世界はときどき美しい』(御法川修監督作品)。
昨年11月のフィルム文化を存続させる会のレポートでもちらっと触れましたが、撮影監督の方が見せてくれた短いフッテージは、とてもはかなくそれでいてみずみずしさにあふれた大変に美しい映像でした。
ほとんどすべての既存8mmフィルム製品を使ったとの事でしたので、8mmフィルム映像の可能性のサンプルとしても見ることができるのではないでしょうか。

東京・渋谷ユーロスペースで公開中。4月7日から名古屋シネマスコーレで公開。
公式サイト:http://www.sekaihatokidoki.com/

もう一本は、『ポリス インサイドアウト』。
これは、ロックバンド・ポリスのメンバーであるスチュアート・コープランドが取りためた膨大なスーパー8フィルムを編集構成した作品です。(qumanos様ありがとうございました)

公式サイト:http://thepolice.jp/indexp.html

両作品とも、もちろん8mmフィルムだけでは成立せずにいっぺんHDにテレシネした上で加工をしてるとのことでした。

8mmは最新の技術と組み合わさる事により、これらの作品のように新しいアプローチを見せてくれています。

8ミリを、上映します?昔の恥は今こそ恥?封印された幻のフィルムを発掘!!一夜限りの特別上映!!”よせばいいのに”

  • Posted by: muddy orihara
  • 2007年3月12日 01:08
  • 映画

映画監督の七里圭さんから、上映会のご案内が届きました。
早稲田大学シネマ研究会のメンバーだったお三方の上映会のご案内です。

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8ミリを、上映します。
御興味のある方は、お越し下さいませ。

消えゆく8ミリフィルム文化を後世に伝えるための連続上映企画?第一弾

?昔の恥は今こそ恥?
封印された幻のフィルムを発掘!!一夜限りの特別上映!!
“よせばいいのに”
  日時: 3月15日(木) 20時30分開映(23時終映予定)
  会場: シネマアートン下北沢 (地図:http://www.cinekita.co.jp/kannai_ac.html)
    
第1部
    『くずれてサンバ』  1981 60分  監督:高城千昭
         <休憩(10分)>
第2部
    『湖底灯』      1985 42分  監督:飯塚裕之
    『時を駆ける症状』  1984 24分  監督:七里圭
    『砂鏡』       1986 11分  監督:飯塚裕之
             
その昔、まだ家庭用ビデオなど普及していない頃、映画が好きで根の暗い若者たちはみな、8ミリカメラを手に、自分なりの「映画なるもの」を作ろうと試みておりました。
今となっては思い出したくない、若気の至りの数々。穴があったら入りたい。考えただけで顔から火が吹き出そう。
そんなものをなぜ今、我々は公衆の面前にわざわざ晒そうというのか?
わかりません。自分で自分たちの行動が、全くわかりません。強いて動機を言うならば、「手の込んだ意地悪」でしょうか。
過日たまたま、長らく行方不明とされていた高城千昭氏の代表作(オリジナルプリント)を七里圭氏が隠し持っていることが判明したため、『これを今、知人同僚の前で上映してやったら、さぞや悶え苦しんでやめてくれと叫ぶであろう』という意地悪心が芽生え、それがいつのまにか、どうせやるならお前の恥も晒せ、だったらお前もだ、というような内ゲバスパイラルに陥った結果、こういう次第になりましたわけで、ございます。
8ミリはネガも無く、プリントはこの世にたった一本しかありません。四半世紀もの時を経て劣化も激しく、それを映写機にかけるということは、まさに損傷覚悟の、これが最後になるかもしれないという、本当に、貴重な機会となります。
2007年。8ミリフィルムもいよいよ生産終了というこの年に、あらためて過去の罪を見つめ直そうというこの催しは、みなさまにとっても、いろいろな意味でのお楽しみを御提供できるかな、などとも、少しだけ思います。
飯塚 拝

会場費は御来場のみなさまのカンパ(お一人様500円)でまかなわれております。よろしくお願いいたします。
七里 拝
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七里さんの『時を駆ける症状』だけ高校時代の作品で、高城さん、飯塚さんの作品は早大シネ研時代のもの。いずれも違わぬ名作ぞろいです。

これは、見逃せないプログラムですね。

こま撮りアニメーション こまねこのチラシ

  • Posted by: muddy orihara
  • 2006年12月20日 04:26
  • 映画

こま撮りをするネコの映画『こまねこ』が公開中、と数日前に書きました。

んで、これは短編映画を公開してた頃に、渋谷シネマライズで配ってたチラシ。
知り合いが持ってたので借りて撮影してみました。 

koma01.jpg

 こまねこのこまちゃんは、女の子です。手にしてる人形が、彼女がこしらえる人形アニメのキャストです。

koma02.jpg

ほら、とってもシングル-8のZ600とかZ700とかZ800とかの雰囲気でしょ?
映写機はフジカスコープM30風でした。

そういえば、日曜日に放送のTBS系『世界ウルルン滞在記』という番組、先日の12/17オンエアは、
大人計画の阿部サダヲがチェコに行って、人形アニメの修行をするというネタでございましたね。

 

こま撮りをするねこの映画『こまねこ』公開中

  • Posted by: muddy orihara
  • 2006年12月14日 14:36
  • 映画

こま撮りをして映画をこしらえる、かわいいねこを描いた映画『こま撮りえいが こまねこ』は、
12月9日より渋谷シネマライズ他全国順次公開予定。

 以前から、渋谷シネマライズで作品上映の前に前座風にかかっていましたので、ごらんになった方はいらっしゃるかと思います。あのオレンジ色のねこがこまねこです。

 こまねこは、こま撮りして作られてますけど、こまねこ本人もこま撮りします。映画公開の前に、ストリーミングで観られるこまねこの第一話「こま撮りするねこ」を観ておくとよろしいかも。

「こまねこ はじめのいっぽ」

 タイトル通り、こまねこが最初に撮影用のぬいぐるみをミシンを使ってコトコトとこしらえるところから、この短編映画ははじまります。
 カメラがとってもシングル8ぽい感じです。Z600とかZ700とかZ800とかそんな感じです。グリップないですけど。
 
 これらの短編を踏まえて、長編の『こま撮りえいが こまねこ』が生まれた、と言うながれになります。
その長編えいが版にも「カメラのれんしゅう」というエピソードがあります。これは、こまねこが撮影中にオバケが出てくるというお話のようです。やっぱり登場するのはとってもシングル-8ぽいカメラ。

 NHKは「プチプチアニメ」と題して国内外問わず、人形アニメ作品をいろいろと放映してますが、その中の「カペリート」というシリーズ作品でも8mmカメラが登場します。

NHKプチプチアニメ
http://www3.nhk.or.jp/anime/petit/

カペリートのフランスのサイト
http://www.cndp.fr/tice/alantenne/capelito/capelito.htm

 カペリートが撮影中にいろんなトラブルにあうみたいなスジだったかしら。お話は覚えてませんけど、カメラはよく覚えてます。もう、誰が観てもすぐわかる独特の形状。あれは間違いなくBAUERの8mmカメラ。
高級カメラのバウアー。森のきのこカペリートは、お金持ちだったようです。

『こまねこ』も『カペリート』も、映画をこしらえる楽しみとかうれしさみたいなのが、画面にしっかり現れている作品です。
今まで8mmで映画をこしえらえることなんか、全然知らなかった人やお子さんにも、楽しく興味を持ってもらえる作品なんだと思いました。

 

Nomos Super-8 Award 2006はゆかいなので見よう!

 

またまたドイツネタ。
Nomos Super-8 Award という映画祭がございます。
5分以内のショートストーリーで、”Super-8 Still Alive!”(スーパー8はまだぴんぴんしてるぜ)ことを表すものあればOKという審査基準。

主催は嘘つきユルゲンが雇われ編集長をやってるschmalfilm誌(英語版だとsmall format誌)の出版社であるSchiele & Schön。
協賛にコダック、Beaulieu Cine-Filmclub InternationalWittner Kinotechnikなどが入ってます。

この映画祭の規模はわからないのですけど、今年は46本のエントリーがあったそうな。
んで、この映像がネットで見られるのです。

http://www.mydiged.de/tick8/tick8.php?

まずはクリックしてみてくださいませ。現れたウィンドウの右側に並んでる文字列がノミネート作品のタイトルになってますので、適当にぽちぽち押して見てみてくださいませ。真ん中の画面に、映像が流れ出します。

出品された46本の作品のジャンルはものの見事にバラバラ。切り紙アニメやらドラマやらコメディやら人形アニメやらなんだか全然統一性ありません。

でも不思議なことに、こんなてんでバラバラな作品群なのに、見ていると同じような気持ちがわき上がってくるのです。
それは、どれもこれも楽しんでこしらえているのが、手に取るように伝わって来ると言うこと。
正直言って技術とかそういうのはこの際度外視。そんなことよりもこれらの作品の本質はどれもがはじめて8mmカメラをいじったときのワクワク感みたいなのにあふれている、と言うこと。

これが実にきもちがいいものです。ホームムービーの醍醐味ってこういうものですよね。
そして、見ていただければすぐにわかりますが、もうひとつ。
ちっこい画面なのですが非常に丁寧にテレシネしてあり、しかもエンコードも丁寧。
ネットのストリーミングという悪条件の中で、できる限り8mmフィルムの質感を伝えようとした努力が感じられるサイトになっています。これはちと見習いたいところです。


あたくしが個人的に気になったのは、"Django im Supermarkt"と言う作品。
タイトルでまずひっかかりましたけど、再生始めたらロゴマークが「放射線状の光が画面中央を中心にクルクルと回る」そしてその中心には「なぜか三角マーク」が。

・・・東宝と東映のロゴマーク?まさかだよね?

そして、映像が始まりますとかわいらしい少年が何人か登場。んで、場面はスーパーマーケットに替わり、レジの向こうの入り口から現れたのは・・・テンガロンハットの少年。
あああ、やっぱり。

これ、『皆殺しのジャンゴ』のジャンゴ(Django)なんだ。

あとは、少年たちで店内でマカロニウエスタンごっこ。バナナを銃に見立て銃撃戦とか、ほほえましい限り。

あたくしがウルトラマンごっこの8mmをずーっと昔にこしらえたのと同じだなあ。

というわけで、なんか和んじゃう上に8mmの元々のたのしさをちゃんと提供してくれているサイトでございますので、ちと元気が足りない方は覗いてみるとよろしいかと。

フィルム文化の会シンポねた『世界はときどき美しい』は全編8mm撮影で美しい!

  • Posted by: muddy orihara
  • 2006年11月28日 19:45
  • 映画

フィルム文化を存続させる会シンポジウムネタ
『世界はときどき美しい』は全編8mm撮影でめちゃくちゃ美しい!

http://www.701-creative.com/tokidoki/

この映画は、全編8mm撮影。
フィルム文化を存続させる会で、ちらっとさわりだけを上映したのですが・・・

いやー、びっくり。

シンポジウムに来られていた撮影監督の芦澤明子さんの言葉に依れば、、
御法川監督の企画にこれは8mmで撮った方がいいと勧めたのはご自身だったそうです。

フィルムは、フジクロームR25Nから、エクタクローム64T(現場ではエクタクローム、とかいわれてませんでしたので、VNFの可能性もあります)、モノクロフィルム、光量の足りないシチュエーションではVISION2を、と言うことで7種類の8mmフィルムをシチュエーションに応じて使用している、とのこと。全部で7種類のフィルムが同居する劇場用映画!前代未聞ですよ。

 見せていただいたのは、ほんのちょっと。青々とした植物の葉っぱをとらえた数ショット。

「これが富士の緑なんです。コダック(エクタクローム)では、また違います」と、芦澤さんの言葉。

 これはフジクロームR25だとよ言われて、ひっくり返るような色の鮮烈さ。そして「手に取ると壊れそうな美しさを表現するために使った」と言われたその画全体が持つ質感が目の玉に訴えてくるもの。

 撮影後にもちろん加工はしているわけですが、逆に言えば加工に耐えるわけです。フィルムで撮影されたものをデジタルで加工した結果、両者のいいとこ取りになっている。よく言われる言い方で言えば、1+1が3と言うか・・・なんか別なイイものを生んでる感じ。

 それは今の時代だから出来る、技術の架け橋ですねえ。

 会場から、8mm用のフィルムスキャナーが欲しい、と言った声がありました。連番の静止画ファイルで吐き出せるようなものが、と。
 技術的には何のハードルもないですよね。手製の機械で、AKIOさんも似たようなことをずっと研究してますし。
 デジタルで加工できる場にフィルムを置くというのは、1+1が3になること以外にも、きっと両者の短所を補完しあうこともあるのだと思うのです。ホラ、単純な話でフィルムの編集とか録音の事とかもね。

 うーん、コレ見ちゃうと、「あー、シングル8死んじゃうのはもったいない!」とホントに思います。
 あーもったいない。もったいない。シングル8もったいないおばけが出ます。 

 誰にでも分かる、美しさとはかなさを持ったこの映像を、あたくしは見ます。そして、是非メーカーさんにも目にして欲しいなあと思う限りでございます。

もらったチラシの上映会の日時とか全部書いてみる1

  • Posted by: muddy orihara
  • 2006年11月26日 22:07
  • 映画

上映会とかイベントでもらったチラシで、どこかに「8mm」とか「8ミリ」とか書いてあったら、連絡先を書いてみることにしました。なんかの役に立つでしょう、きっと。

おまけにチラシ見た感想を書いてみます。まるっきりとんちんかんでしたらコメントで注釈いただければ幸いです。



川口肇映像古典【人造の時間】

日時:2006年12月16日(土)
場所:スペースneo

プログラムA “粒子の眼底” 15:00-16:30
プログラムB “人造の時間” 16:45-18:15
プログラムC “自走する言葉” 18:45-20:20

各プログラムには、それぞれ下記のような一文が添えてありました。

・粒子/ノイズ/プロジェクション、機械の生理。
・自動生成される「現実」の模造品
・語ることによって変質する「物語」、そして「現実」

サイトの説明に寄りますと、長時間露光(スローシャッター)で8ミリフィルムに光を描いたり、再撮影することによって映像の粒子を氾濫させたりと言う技術を使った映像のようです。”電子ノイズに埋もれたビデオ”とありますので、ビデオ映像もあるのだと思います。

詳しくはこちらのサイトをご参照あれ。

川口肇映像個展【人造の時間】


アンダーグラウンド・フィルムの金鉱

場所:大阪 プラネット+1
日時:12/2 12/3 12/4


作家でたどる70年代/80年代?映像のモダン/ポストモダン
中村雅信・中島崇・居田伊佐雄の三作家の60年代末から最近までの作品を上映・紹介。ちらしの裏に並んでる作品の説明を読むかぎりではとてもおもしろそうです。
場所は東京は・・・は終わっちゃったので、大阪プラネット+1。
主催は上記の映画館に加えてイメージリングス。というわけで、URLはイメージリングスにしておきました。

イメージリングス
http://www.imagerings.jp


neoneo座のチラシも入ってました。

12/13の「短編調査団」は地下鉄ネタ。当方鉄道マニアの気はまったくありませんけど、地下鉄って魅力的ですよね。これはどんな感じなんだろう。

記録映画と言うか、ニュース映像は以前仕事で山ほど見たことがあります。

http://www.neoneoza.com


PERSONAL FOCUS 2007

3分間8ミリフィルムフェスティバル Vol.20

パーソナルフォーカス2007 応募作品募集

福岡のフィルム・メーカーズ・フィールドが1978年からずっと行っているイベントのひとつ。3分間または50フィートの8ミリ作品を無審査で上映するものです。

連絡先は、メールか個人宛だけみたいなのですが書いていいのかな。チラシもらった人だけにとか絞ってある可能性もありますね。


小金井市公民館本館主催 市民映画

小金井を8ミリ映画にしてみよう!


だけどどうやって?興味引かれますね。
アナログの手触りを楽しみながら、小金井の風景を8ミリ映画にしてみませんか?という市民講座のひとつだそうですよ。
小金井には友達もいたし、知らぬ場所ではございませぬ。楽しそうです。

第一回(1/13) 「8ミリ映画を観てみよう!」
第二回(1/27) 「8ミリカメラで撮影しよう!」
第三回(2/3)  「撮影した8ミリを現像してみよう!」
第四回(2/10) 「できあがった8ミリ映画を観てみよう!」

で、講師になるのが太田曜さんと水由章さんのお二人。
フィルム文化を存続させる会」でもご活躍のお二人でございます。

URLは書いてませんけど、連絡先が公民館なので書いていいでしょう。

主催・申し込み:小金井市公民館本館 市民講座係
TEL:042-383-1184
FAX:042-387-1226
応募締め切り:1/10

家で眠っている8ミリ機材やフィルムがあれば講座で使用させてください、とあります。

 


Makino Takashi Film Exhibition Vol.5

with Yamauchi Katsura


牧野貴さんという方の、上映会のチラシもいただきました。

おー、音楽担当のうちのひとりがジム・オルークだ。びっくり。今、日本にいるのですねえ。ソニック・ユースしか知らないあたくしにゃそんなこと書く資格ないかも。
前衛的な音楽家って日本好きなのですかね?前、ジョン・ゾーンも高円寺だかに住んでましたよね。ジョン・ゾーンはSM映画好きとのことでしたが、8ミリはどうだったんだろう?暴力的な8ミリ映像は、もしかしたらもしかして、しっくりくるかも知れません、でございます。

立ち返って牧野貴さん。プロフィールを読んだら、ブラザース・クエイに音楽と照明を教わる、とあります。
いやー、ますますわからなくなってきた!?どんな人なんだこの方は。

企画構成は牧野貴さんと、UPLINKの鎌田英嗣さん。
あー、ようやっと存じ上げている方が。ほっとしました。カマダさんその節は大変お世話になりました。また何かやらせてくださいな。

チラシの表側はなんか光が漏れてにじんでいる写真。きっと、きれいな光がいっぱいあるのでしょう。きもちいいかも。

勝手に思いつくこと書き殴ってみました。ここまで書くなよオレ。


牧野貴さんのサイトはこちらのようです。
Makino Takashi Web Site

 

フィルム文化を存続させる会2回目-上映会のかんそう文-

  • Posted by: muddy orihara
  • 2006年11月26日 04:30
  • 映画

11月24日金曜日、駿河台のアテネ・フランセ文化センターにて、午後2時半から、フィルム文化を存続させる会の2回目のイベントが開催されました。

今回は、前半の上映プログラムは全部消化できたのでかんそう文を書きます。

1発目の香川まさひと監督『青春』。
香川まさひとさんといえば、『バスクリンナイト』を思い出します。この短編『青春』は、くすくす笑って観てました。一挙手一投足、ものすごくいい間で全部楽しかったです。うふふ。

2発目は手塚眞監督の『HIGH-SCHOOL-TERROR』。
手塚さんのブログには『学校の怪談』先駆けとありますが、シンポジウムでは『お茶の子博士のHORROR THEATER』の原形であると語ってました。
ちなみに、『お茶の子?』は1981?82年放送のテレビ番組『もんもんドラエティ』のワンコーナー。手塚さん扮する”お茶の子博士”が、『世にも奇妙な物語』のタモリよろしく毎週登場し、自作の8mmホラー短編映画を紹介し放映してました。殺人鬼や不気味な化け物が、8mmの荒々しい映像を伴ってお茶の間の団らんにしれっと侵入してくる暴力性と異質感によい子たちは度肝を抜かれたものでした。

お茶の子の一本の倍の尺がありますが、映像的アイディアもその倍ちゃんと入ってるのですね。ホラー短編として成立してて、さらにそれを外側から観てる感じの入れ子構造。この立ち位置というか視線のバランスみたいなのは、その後の手塚さんのホラー作品でもたまーに見えたりしますけど、短編ならではの軽やかなまとまり感がとても気持ちよかったです。(ホラーできもちいいと言うのもどうかしてますが)

3発目は、『0×0』風間志織監督。
実はあたくしPFFの切り抜きを採っているのですが、残ってる奴でもっとも古いのはこの作品が上映された年の奴だったと思います。
当時あたくしが夢想していた映画に似た手触りがあったと言うのがすごく驚きでございます。あたくしは作っていないので誰も比較も対照もできないのでここで書く価値はないのでこの程度でやめておきます。
しかし1つだけ。風間さんとは年が余り変わらないのですが、感じるところがときどきあ、同じ!と思うのはやっぱり似たものを見て育ってきたと言うことなのでしょうかねえ?

4発目は、『この道はいつか来た道』浅野秀二監督作品。
浅野さんは以前お会いしたこともあり、あの方がこれをこしらえていたのか!と驚きの体験がひとつ。・・・ってさらに個人的な話してどうする。
どんどんやばい方に転がっていってしまうスラップスティックコメディなんですけど、経路がまっすぐでなかったりとか、ころころとキャラが動いたりとかして、細部についてはどうも予測を裏切ってくれるのが楽しい楽しい。
報道が絡んでくるところがあるのですが、これの受け取られ方とかがものすごくパーソナルなものになってます。実際そうなんですけど、これを大きな映像フォーマットでやるとかなりすかすかに見えたりして嘘付きにくかったりします。でも、戯画として画の中にちゃんとサイズそろえて収まってる感じがしました。これも8mmと言うメディアの特性なんだろうなあと思ったりしました。

フィルムの映写は、山崎幹夫さん。山崎さんは上映担当されるときはすごく寡黙です。

上映後は休憩時間をはさんでシンポジウムなのですが、その中身はたぶん長くなるのでまた続きで。

スーパー8で撮られたポスト・パンク・ドキュメンタリー映画”ROUGH CUT & READY DUBBED"

  • Posted by: muddy orihara
  • 2006年11月15日 15:49
  • 映画


パンクと8mmは親和性が高いのでしょうか。

あたくしは、高いんだと思います。

てなわけで一本ご紹介。スーパー8で1978?1981年に渡って、ポスト・パンクのシーンをスーパー8で追っかけたドキュメンタリー映画。

「Rough Cut & Ready Dubbed?ラフ・カット・アンド・レディ・ダブド?」

日本でも公開決定。ナウオンメディア配給、2007年1月20日より東京・渋谷のシアターN渋谷のレイトショーで。

イギリスではすでにMRA Entertainment社より11/4にDVD発売中。

スーパー8撮影、16mmブローアップの映画。

SHAM69とか、Stiff Little Fingersとか有名どころの名前あり、知らぬ名前もちらほらと言った具合。

パンク・ムーブメントを扱った記録映画は最近結構あります。今本棚を見たら「PUNK:ATTITUDE」という結構豪華なDVD-BOXがありました。すっかり忘れてた。

しかし、この「Rough Cut & Ready Dubbed」の撮影媒体は8mmです。スーパー8です。
普通のドキュメンタリーと比べて、カメラマンと被写体との距離感がうんと近い可能性があります。

そもそも追っかけている音楽がPunk。もともと、聴衆とステージの上の存在の距離がうんと近いです。

これはひょっとするとひょっとする、今まで見たことの無いような音楽ドキュメンタリになっているのではないかと期待されます。

制作会社は、Anonymous  Films社。サイトでは日本での公開決定がネタになっているだけで、あんまり本作の中身について書いてありません。

まあ、見るしかないでしょう!あたくしの好きなもの2つがタッグ組んでる映画ですからこれはもう是が非でもです。

【我が国のパンクと8ミリの関係は?】 

そういえば、以前紹介した『REM』の太田達也監督が、最初に注目されたのは、アナーキーの密着自主ドキュメンタリーでした。。このドキュメンタリ映画は、今年頭に発売されたアナーキーのDVDBOXに収録されてますよ。

そして、タイトル見た瞬間になーんも考えずにポチッとなと予約していた石井聰亙のDVDBOX。これ自体が8mmとパンクの塊みたいなもの。

日本では、パンクと8mmがさらに近いような気がしますが・・・関係ありますかねえ?

コダック娘の死・・・映画『虹の女神 Rainbow Song』

  • Posted by: muddy orihara
  • 2006年11月 8日 03:48
  • 映画


熊澤尚人監督作品『虹の女神』を見て参りました。
見ながらいろいろ思ったのでいろいろ書こうと思いました。
が、筋道通った話ができるわけでもないのでやめておきます。

このブログ的な切り口では、 この映画は、「コダクロームを愛した娘の死」を描いた作品と言うことができます。

劇中、上野樹里お手製のシングル8マガジンの姿がちらっと出てきます。 このカットが出るのは、彼女が自主映画を制作しているパートを描いた第三章「コダック娘」。
コダック娘の名前にふさわしく、ビデオで撮らないの?と質問する市原隼人くん相手に、コダクロームの色について一くさり語ってみたりしてます。説き伏せるのではなく、なんとなくフェイドアウトしてしまうあたりに、ははーんリアルだなあと感じさせます。

劇中映画の『THE END OF THE WORLD』は、シングル8マガジンにコダクローム40をハンドロードして使ったと熊澤監督は教えてくれました。  要するに、作品中と全く同じ手法です。

表現されているリアルな人物像を見るに、
作り手側と描かれているキャラの距離が近いなあ、と言う印象が大変強く伝わってきます。
演出も、ケレンを徹底的に省いたもので、まっすぐものを見ている感じです。この手放し感は昨今非常に気恥ずかしいぐらいにすがすがしいです。

【技術のこと】
8mmはブローアップせずに、一旦HDにテレシネあげてからHDで編集、完パケをこしらえてから上映用プリントを起こすという段取りだそうです。
上がった映像は・・・カットによってはビックリするぐらいキレイに上がってます。一部室内シーンでは「これコダクローム40の粒子と違うんじゃない?」というところもありましたが、HD-CAM撮影の本編はたまに明るい方の階調がのっぺりーしてしまっていることと比べると(意図的に色は抑えているようですが)、フィルムのカットの所々のみずみずしさはよいアクセントに仕上がっているなあと思います。

そうそう、テレビスポットで気になっていた上野樹里が使っていたのは、キヤノン310XL。普段のスケッチ的な撮影にはこれを使っていたのですね。
ZC-1000は友達と共同購入。 自室にはキヤノン1014Eか814Eが棚におかれ、映写機はエルモGS-1200。スプライサーはLPLステレオサウンドスプライサー。定番揃いですね。

 【そしてコダクロームの死】
最初に語らないよーと書きましたけど一個だけ。

上野樹里扮する佐藤あおい=コダクロームを愛した娘の死は、映像を志すがためによって引き起こされたものです。

それはコダクロームそのものの死と重なり過ぎます。

いえ、作中ではそんな振りはないのですが。ないのですが。

どうも2時間、違う映画を見ていたような気にさせる作品です。

石井聰亙と長崎俊一の8mm作品のDVD出たぞ。河崎実も出るぞ

  • Posted by: muddy orihara
  • 2006年10月31日 00:10
  • 映画

おととい書いたように、『石井聰亙作品集DVD-BOX 1 ~PUNK YEARS 1976-1983~』
を買いました。10/28発売なのですね。タイトル見た瞬間に、金額も発売日もなーんにも考えずに、

かってやろーじゃんかよ!

って予約したもんで、すっかり忘れていました。

 このDVDBOXには、諸処の理由でなかなかリリース出来なかった『狂い咲きサンダーロード』が収録されているだけぢゃなくて、『高校大パニック』『1/880000の孤独』『突撃!博多愚連隊』と8mm作品が三本入ってる。『高校大パニック』は日活のリメイク版じゃないですよ。

 というわけで、8mmもたっぷり入ってます。
 いやー、最近8mmのDVD化多いのかなあと思ってみてみたら、10/27には長崎俊一『闇打つ心臓』のオリジナル8mm版がリリースされている。こいつはチェックミスでした。
 
 『日本以外全部沈没』の河崎実カントクの8mm特撮作品『エスパレイザー』もDVDになる。とは言ってもこれは竹書房から出る『河崎実大全』と言う本の付録として。カントクから電話があるたんびに繰り返し聞かされるのですけど、もう知ってますからって。つーか、企画段階(ただの飲み会)にあたくしいたでしょ。竹書房の編集者さんに入れ知恵したのはあのときでしょうが。もうすっかり忘れてるんですから・・・。

 こうやって、8mmフィルム作品がDVD化されていくのにはいろいろとワケがあるのでしょうが、富士写真フイルムさんがシングル8を廃絶させようとしている事を知って?シングル8の危機を知って?DVD化?
 そんなことはないでしょう。それじゃ間に合ってないですよ。
 
 もっと別なものが、・・・なんかユングの用語が出て来ましたが呑み込んで・・・、別のモンでみんな動いているのに違いないですよ。

 時に、海外に目を向けたら、ペドロ・アルモドバルがスーパー8時代の作品のDVDを出すんですって。当方にとって、アルモドバルと小型映画フォーマットってののつながりがあんまり分からないんですけど(ふつーに作品見てるだけなので)、これってもしかしたらやっぱり、世界を超えた・・・おっとまた要らぬ用語でまとめようとしている・・・。

いいや、「みんな8mmが好きだ」って事でまとめておきましょう。
だったら見よう。だったら撮ろう。だったら買おう・・・は直接関係ないけど、二次的にそれもアリでしょう。

 というわけで、ちょっとこれ以降、自主映画のDVD化についていろいろリストアップしていこうとも思うアタクシなのです。

 銀色の円盤を墓標にだけはしたくないですけどね。

映画「虹の女神」のTVスポットでZC-1000確認

  • Posted by: muddy orihara
  • 2006年10月13日 16:38
  • 映画

陽気も良くなってきましたので体調も回復してきてます。
そしたら今度は眠くて眠くて。帰宅したら昏睡するように寝込んでいます。

さて、そんな眠い目に、
10月28日公開の劇場用映画『虹の女神』のスポットCMが飛び込んできました。
http://rainbowsong.jp/00_top.html

 この映画は大学の自主映画制作サークルで出会った男女二人を描いた作品。

 スポットでは、市原隼人くんがZC-1000を構えるカットと、上野樹里さんが小さいカメラを構えるカットが写ってます。

 上野樹里さんのカメラはなんだろう?一瞬見かけた限りでは、キヤノン514XLとか310XL、もしくはベル&ハウエルの小型機あたりではないかなと思うのですが・・・よくわかりません。

 この作品自体はHD-CAM撮影ですが、劇中登場する映画、つまり映画サークルの登場人物たちがこしらえる映画は、実際に8mmで制作されています。
 しかも、シングル8マガジンにコダクローム40をハンドロードしてZC-1000で撮られているそうで、面倒な手間がかかっています。プロデューサーの岩井俊二さんが実際に学生時代その方法で映画をこしらえていたからだとの事です。
 熊澤尚人監督からちょこっと聞いた話は、以前こちらの記事に書きましたのでよかったらどうぞ。

 

フィルムに直接色を付けるのにぴったりの方法は

  • Posted by: muddy orihara
  • 2006年10月10日 18:54
  • 映画

 フィルムに直接色を塗りたくるのは、どんな塗料とか染料を使うといいのでしょうかねえ。
 昔トライしたことがあります。細い油性マジックで書いたり、水性のフェルトペンで染めるように塗り込んでみたりとか。

 でも、ベース面に油性ペンは速乾性のために、筆ムラがでてあまりかっこよくない。乳剤面には水溶性の染料で染まるようですが、フィルム全面を染めるのならともかく、細かく描くのにはどうも不向きなような。

 実はこれ、当ブログに頂いた質問。こっちもうまい手を知らないのでどう答えようかな?と答えあぐねておりました。
 んで、土曜日シネヴィスに行ったら、たまたまその質問をしてきた方とばったり。全く初顔合わせなんですが、不思議な偶然というのもあるものですね。
 ブラッケージの本とかに書いてないのかなあと逆に問い掛けたのですがその方曰く、

「ブラッケージは『その塗料(染料?)のために膀胱癌になった』とか言ってるんです」とのこと。
 膀胱癌にはなりたくないですね。 一体何使ってたんだろう。ガクガクブルブル。他の手にしないといけませんなこりゃ。

[なんとなく描けそうなものを妄想してみる]

 漠然とした話ですけど、あたくしがマジックや水性サインペンで描いたように、

○フィルム面に色をこびりつかせるか
○乳剤面を染め上げるか

 大きく分けてこの二つのどっちかの方法ではないかなと思うのです。

 色をこびりつかせるのであれば・・・たとえばクレヨンはどうかなと?
でも、不透明に描けるけど、映写したらすぐに落ちちゃう。もう少し持久力が欲しいですね。
 似たようなものだったらダーマトグラフですかね?編集にも使いますし、フィルムクリーナーでキレイに落ちるので安心して使えますが色数が少なすぎますね。また細かい描写には向かないかも。 なんとなく16mm映画のサウンドリーダーの前ってかんじですし。

 リキテックスみたいな水性アクリル塗料?これは試したことがないです。ただ、結局アクリル樹脂を載っけるワケなので、はがれないかなあ。ある程度の耐久性があるのであればこれは候補かも。

 染める側ですと、食紅(食品用着色料)なんかどうでしょうか。これは染料ですね。フィルム全体の染色には使えそうです。細かく描けるかどうかは水性サインペンの改造とかロットリングのタンクに入れて使ってみるなんていう手があるかも知れません。

 絵画用のカラーインクはどうでしょうか。透き通る画には良いかも知れません。食紅同様に描くためのツールを工夫しないといけないかも知れません。

 ダイロンとかの衣服用の染料はどうなんでしょ。

 そういえば、その昔カラーフィルムがない頃にはダイレクトペインティングした映画フィルムなんてあったんですよね。以前見たことがあります。確かフィルム専用の染料がある、とものの本で読んだことがあります。

[決め手がないので、あとはやるだけかも]

 ・・・材料だけはいろいろ思いつきますが、決め手がありません。多分、このへんはそれぞれに効果とか色の出方の違いがあって、好みで選ぶしかないでしょう。

 読者の方で、お勧めの手法がありましたらお聞かせ頂ければ幸いです。なんとなく、
「ムラ無く透明感が出せるもの」と「しっかりと不透明な線が引けるもの」が欲しい気がします。

 でも、8mmフィルムに描くのイヤだなあ・・・中学校時代にシネカリでアニメ作って相当目悪くしたしなあ・・・。
 そう考えると、シネカリだけで一本こしらえる進藤丈夫「MARK」なんて大したものでございますですね。

そういえば、しんどーさんは最近何してるんだろう。
 

東京8ミリシネ倶楽部の例会にお邪魔してまたーり

  • Posted by: muddy orihara
  • 2006年10月 3日 15:32
  • 映画

 うーむ。長くやってた仕事がようやく一区切り付いたかと思えば、疲れが出たか絶不調。もともと医者通いの身ではありますが、ちと今年は身体がつらい。やっぱり歳かしらねえ。

と、ど頭から弱音で始まるしばらくぶりの記事は、
9月30日土曜日に開催された、東京8ミリシネ倶楽部の例会のことを。

  

 この東京8ミリシネ倶楽部というのは、8ミリ映画作品の上映会です。 

素人による8ミリ映画の部屋」の松田有史さんが代表となって、2004年5月から隔月開催されています。
かれこれ2年となりますね。

[気持ちのいい上映会]
 あたくしは、ときどきお邪魔するのでございます。というのも、なんとも気持ちのよい上映会だからでございます。

 大田区の公民館なのでしょうなねえ、「集会場」と名付けられた、だだっぴろい畳敷きの部屋でやる上映会です。
 畳敷きですからあぐらかくのも可能ですしそのまんま寝っころがるのも自由です。
時にはお菓子ぽりぽりしながら、会員さんが持ってきたフィルムを見ながらあーでもないこーでもないと言い合って楽しむのです。

 おっとっと。「寝っ転がっていい」って気分になるという、ここがポイントなのです。身内でしたらきがねせずに横になりますけど、今日はじめて逢った人の作品が流れていてもOKな雰囲気。そんな雰囲気が流れているのですね。
 とはいうものの、代表の松田さん、幹事の八尾さん、監査の岡本さんはあたくしよりも何十年も前から8ミリで楽しんできた大先輩。いろんなことを教えて頂く身の上でございますので、そうそう失礼なまねは出来ませんです。また、する気にもなりません。
 なんと申しますか、節度のあるリラックスが自然と流れている場。こんな表現でいかがでしょ。
 ここがやっぱり値千金と思うのでございます。

[日本最強(たぶん)の明るい映写機]
 この部屋にはでっかいスクリーンが備わってます。たぶん16mm上映用でしょう。古びてますがけっこう素性のいいものだそうで、しっかりとした映像が楽しめます。

 また、しっかりとした映像が投影出来るのは、代表の松田さんが改造した高輝度メタルハライドランプ版GS-1200映写機を使ってるからでしょう。加えて性能の高い映写レンズを使ってるのでこれまたシャープ。
 16mm映写を意識したサイズのスクリーン一杯に明るい映像が楽しめるのは、日本国内探しても定期開催映写会ではほとんどないでしょうねえ。

[参加はメール一本で]
 なんと言いますか、見学の参加は事実上フリーですよね。ちょいとのぞきのお邪魔するのは全然OK。入場券があるわけでなし、呼び止める係員がいるわけでもナシ。なんつっても普段はお年寄りのカラオケ熱唱の場です。その引き戸を開ければそこに上映会が広がっているという具合なのですから。

 ・・・と書くとなんだか不用心に思われるかも知れませんが、そこはそれ「節度あるリラックス」でございますので、オトナの配慮と懐の深さがある、という事でございますね。

 強いて言えば、飛び込みの上映作品がある場合は、メール一本入れて欲しいなあという程度の事だそうで。なんと行っても18時30分から21時30分までの上映時間なので、2時間の作品持ってこられたらそれで終わりですからねえ。
 とはいえ、あたくしたまに参加してたまーにフィルム飛び込みで持っていったりしてます。「節度」とか書いてますが。

[そしてネタも多い]
 この上映会、直接体験してはおりませんが、雑誌『小型映画』の巻末に載っていたシネサークルの活動にに近いものなのだろうと思ってます。
 シネサークルの方々とは、8ミリ機材やメディアと真っ正面から対峙して来た方々です。
その、長年にわたって8ミリに関わってきた姿は、たとえばサイト「素人による8ミリ映画の部屋」に、いろんな機材の改造や改良などをしている、と言うところからも見て取れると思います。

 そして、そういった目に見えるすんごいものとは別に、なかなか文字で書きにくいような、雑多なノウハウなんかをたくさんお持ちです。

 たとえば、シングル8でスーパーインポーズをきっちり決めたい場合は、レンズを全部閉じて(覗くほうも)フィルムを一辺全部最後まで走らせて、全巻巻き戻してから撮影するといいそうです。フィルムの上下動が少し落ち着くそうです。
 あたくしは初耳のテクニックでした。これは今すぐ使える生きたネタですし、フィルムとカメラがあるだけでOKなテクニックです。

 こういうものは、長年こしらえてきた方々が持つノウハウです。フィルム最後の日が何時来るのか分かりませんけど、最後の最後の日まで使えるネタです。
 だったら、伝えていった方がいいとあたくしは考えるのでございます。また、先達の言葉の端々から突っ込んでいってネタをほじくり返す作業、これはあたくしの楽しみなのでございます。好奇心が満たされるのでございます。

 ですから、この場には楽しんでる人ばかりがいる、というわけなのです。

8ミリフィルム映画祭とフィルム文化を存続させる会に行ってきました感想文

  • Posted by: muddy orihara
  • 2006年9月21日 03:47
  • 映画

9月17日と18日、それぞれ上映会とシンポジウムにおじゃましてきました。


【『夢で逢いましょう』の17日】


17日の「8ミリフィルム映画祭」のプログラムは、植岡喜晴監督の『夢で逢いましょう』を。1984年当時、文芸座ル・ピリエには行けずじまいで、のちになってレンタルビデオ(出ていたんですよ)で見ただけでした。それもずいぶん前のことです。
2年ぐらい前でしたかねえ、手塚眞さんと増井公二さんとお会いすることがありまして、そのときにたまたま『夢逢い』の撮影こぼれ話をいろいろ伺ったんです。それ以降『夢逢い』をもう一度見たいなあと思っていたのでございます。
135分のロングバージョン上映。ところどころ記憶にない映像があるので、ビデオ版より長かったのか、16年以上前の記憶があやふやなのか。今となってはめちゃくちゃ豪華キャストになってしまっていますが、昔見たときは辰巳琢郎や生瀬勝久の印象が全然なかったのです。生瀬さんは全然変わらないですねえ。利重剛はだいぶ体型も・・・まあいいや。

上映後に植岡監督にご挨拶。『眠りの森の吸血鬼』と『WONDER WALL』も見たいのですがとずーずーしいおねだりをしてきました。

【酔ってしまったあたくし・・・18日「フィルム文化を存続させる会」】

18日の「フィルム文化を存続させる会」は最後の上映プログラムから入場しましたです。
トラブルがあったそうで、前のプログラムのエンディング作品であった『いどうだいすき』がずれ込んできて頭の作品となっていました。一本得した!やった!と思ったのもつかの間・・・。

あ、ダメだダメだ。見てられないわ。すっかり酔っちゃいました。車酔い。昼飯の時に呑んだビールがやばかったか。うう、気持ち悪い。昔はこんなこと無かったんですが・・・ずいぶんとヤワになったです。年か。

というわけで、次の『U・O』以降すっかり上の空。だって戻しそうで画面見てられないんだもん。体調の良いときにもう一度機会があればいいなあと。体調万全で参ります。失礼いたしました。

・・・・・・・

8mmを考えるシンポジウムが開催されるよと、へったクソな英文で、本ブログの英語サイドにちらっと書いておき、思いついてonsuper8.orgに取り急ぎお送りしておいたのです。
そうしたらさっくりとサイトにニュース掲載してくれた(filmshootingだと早く対応してくれない)上に、富士写真フィルムとの話し合いはどうだったのか、と食らい付いてきました。しめしめ。

しめしめ、なのですが、まだonsuper8.orgのGillesさんには返事は書いていないのです。先日のシンポジウムはどうまとめたらいいのかなあと考えあぐね、頭の中ぐるぐる回っているだけなのでございます。

シンポジウム終了後に、昼間行雄さんがいらしたので声をかけさせていただきました。昼間さんには、今は亡きNIFTYの映画制作フォーラムでずいぶんお世話になったのです。
すわ10年ぶりの御礼を!と思って突撃したところ、あたくしの口をついて出てきたのは「F'sの新刊はいつ出るのですか」。初対面でイキナリ早く本出してよ、ってんですからずいぶん失礼な話です。

その後もずいぶんつっこんでぐるぐるとずっとおなじことをしゃべっていたような記憶があります。詳細は覚えてませんが。

その後、太田曜さんからは早くコダクロームは現像を出した方がいいよと勧められ、高遠瑛さんからは海外現像所のお話を聞かせていただき、なんとなく落ち着いたつもりだったのですが、その後にイベントの片付けで忙しいミストラル・ジャパンの片山薫さんを捕まえて長々と話したり、原将人監督にとんちんかんな問いかけをしたり・・・

どうも、頭が変な方にぐるぐる回っていて、変でした。いろんな人にご迷惑をかけたような気があります。どうにも変な日になってしまいました。きっとこれは酔っていたのでしょう。いえいえ、『いどうだいすき』の車酔いではなくて、きっと8mmに。

この文章もなんか変だ。寝ます。今朝の五時半。

週末には三つの8mm関連映画祭が行われる

  • Posted by: muddy orihara
  • 2006年9月15日 03:23
  • 映画
週末には三つの8mm関連映画祭が行われるのですよ。

まず一つめ。

9月16日(土)17:00?アテネフランセ
『ルック・オブ・ラブ』プレミア上映会。
『眠りの森の吸血鬼』『WONDER WALL』『夢で逢いましょう』などの8mm作品、
そして、つみきみほ主演の劇場用映画『精霊のささやき』などの植岡喜晴監督の
新作・・・8mm!



植岡監督は関西の方だったので、東京からだとなかなか見ることができなかったのです。一瀬隆重さんなんかは頻繁に東京に出てきてましたけどねえ。

ふたつめ。
9月16日・17日・18日・23日・24日 SPACE NEO(neoneo座)
『8ミリフィルム映画祭』

飛び石長期間の上映イベント。あたくしは二日目の『夢で逢いましょう』を見たいなと
思ってます。上記の植岡監督作品ですね。以前アミューズからビデオで出ていたので
見たことはあるのですけど、やっぱりフィルムで見ておきたいもんです。
何とも不思議な映画なんですが、若き日の辰巳琢郎とか生瀬勝久とか出てきますので、ちと興味のある方は覗いてみては?


三つ目。
9月18日(祝) なかのZERO視聴覚ホール(本館地下2階)
『フィルム文化を存続させる会 上映会&シンポジウム VOL.1』

タイトルにありますけど、上映会とシンポジウムがされるそうです。
シンポジウムに瀬々監督が来るのですなあ。



というわけで、なぜか9月に集結した上映会です。
コダクロームの終わりに引っかけているのかしら?

来年3月はいったいどうなることやら。

ZC1000&コダクローム40撮影の映画『虹の女神』

 ビデオSALON9月号をぱらぱら見ていたら、熊澤尚人監督の写真が載ってた。よく見たらZC-1000を持ってる。

 何やってるんだろうと思ったら岩井俊二プロデュース・熊澤尚人監督の新作映画『虹の女神』のプロモーションの一環で、PFFで何か語っていたそうです。

 PFFでシンポジウムをするとは聞いていたけど、こういうことだったんだなあ。

 ビデオSALONの記事によると、「『虹の女神』劇中劇の「THE END OF THE WORLD」という作品は、コダクローム40をZC1000に詰めて撮られた」との事。  本編は普通に(シネアルタかな?)劇場用フォーマットで撮られていて、中で使われる映画だけがZC-1000で撮られている、と言うことのようです。

 全編ZC-1000ってわけではないんですね。ちょっと拍子抜け。でも、それにしたって気になります。8mmを使った劇場用映画なんてそんなに数はないのですから。
 古くは大林宣彦の『転校生』とかね。最近だと、元々8mmだった『闇打つ心臓 Heart,beating in the dark』とかね。そういえば、『転校生』って、8mmマニアの尾美としのりのアニキ役って中川翔子の亡父である中川勝彦だったような気が・・・

閑話休題。

 しかし、熊澤は随分手間のかかることをやったもんです。学生時代にシングル8のモノクロ現像ものとかはやってたけど、手間の掛かるコダクローム40のハンドロードなんてやってなかったはず。一体どういった風の吹き回し???

 ・・・ああ「岩井俊二が学生時代そうしてたように」と書いてあります。岩井さんはそうしてたのか。

 しかし気になります。どんな感じに仕上がってるのか。今度出会ったら聞いておきたいですね。つーか作品見ろよアタクシ。

 『虹の女神』のサイトのトップには、上野樹里がZC-1000を抱えている写真が貼られています。その持ち方だとやたらと重いよね、ZC-1000。


【これってアセテートフィルムのシングル8マガジン装填だ!】
 

 なんと長い見出し。
 そういえば、ずっと研究しているVelviaのシングル8マガジン商品と、似たようなシチュエーションですよねこれ。
 厚めのアセテートベースフィルムを、本来薄いポリエスターベース用であるはずのシングル8カメラで駆動する、と言う点に於いては同じですよね。

 ふと記憶をたどってみると、「コダクローム40のシングル8マガジンへハンドロード」ってのは実はそんなに珍しいことではなかったです。
 小型映画にもちょくちょく出て来ましたし、誌面以外であたくしも事例を聞いたことがあります。

 そしてさらに思い出すと・・・思い出せません、コダクローム40だと走行トラブルが起きて困った困った!とか・・・全然聞いた記憶がないのです。ないものは思い出せません。

 Velviaと条件的には似たようなモンであるにも関わらず、です。でも結果が違うと言うことは、何か原因があるはず。
 もしかしたら、この比較をすることにトラブルの原因究明の糸口があるのかも知れません。 厚さが違うとか?材質が違うとか?それとも製造上の問題とか?

しっかし、ぱっと答えは出せません。まだデータ不足です。 

 本来ならば、製造販売元であるレトロさんが一番データを持ってるはず。レトロさんも、原因究明をこのポイントからやってみてはいかが?
 「どのシングル8カメラにも安心してお使いになれます」ってホントに胸張って販売出来る品物になったほうが、お客さんもお店にも得になると思うのですがどうでしょ?

 とにかく、今のままだと怖いですモンね。  それにしても、熊澤君の映画はきちんと撮れてるのだろうか?ZC-1000は途中で止まったりしなかったんだろうか?ガーガーとでかい音で走行したりしなかったんだろうか?

8mm撮影のテレビドラマ!

  • Posted by: muddy orihara
  • 2006年5月20日 04:43
  • 映画

放送/業務用としては限界と制限があった8mmですが、今のようにハンディなビデオカメラがない時代では、8mmがもっとも軽快な撮影ツールだったのです。

そんな中、1972年の『スーパースター・8★逃げろ!』は、8mmで撮影されたドラマでした。出演はおひょいさんこと、藤村俊二と、宍戸錠他。

スラップスティックコメディのような番組で、二人が世界中を追っかけ回すと言う仕立て。1972年10月からNTV系で放送されてなんとたった4回で打ち切られた大失敗作として有名です。 

この作品については、プロデューサーの井原高忠氏が自伝『元祖テレビ屋大奮戦!』(文藝春秋1983年 絶版)でさらっと触れています。
さらに、あたくしの手元にあった『小型映画ハイテクニックシリーズ9 映像入門』では、技術的な話が載っていました。放送前の9月に刊行されたこの月刊小型映画の別冊では、撮影風景や使用機材が紹介されています。

記事によると使用されたのは、キヤノン518SVスーパー2台と、814エレクトロニク3台。814エレクトロニクのうち一台はリップシンク用として水晶発振制御に改造されているとのこと。

海外ロケ、しかもハプニングが起きることを想定してマルチカメラでスタンバイしたい、とにかく撮影の機動性を重視したい、もろもろの理由で制作陣は8mmを選んだそうです。

これ以上はないぐらいに実験的な番組でしたが、それもその頃の日本テレビの精神が許したモノでしょう。

フィルム制作だったことが幸いして、本作は全部かどうかは存じませんが素材が現存しているようで、おひょいさんがバラエティに出たときなどに、最近ちらちらと見かける事もあります。

あの8mm映画の続編が35mmで!『闇打つ心臓 Heart,beating in the dark』

4月8日から、長崎俊一監督作品『闇打つ心臓 Heart,beating in the dark』が渋谷シネ・アミューズで公開されます。
 『闇打つ心臓』と言えば、今から24年前の1982年に長崎俊一監督が8mmでこしらえた有名作品。今度公開される『闇打つ心臓 Heart,beating in the dark』はちょうどこの作品の続編に当たるとのこと。もちろんこちらは35mm作品。
 前作に出演していた内藤剛史・室井滋、諏訪太朗が出演して、前作のフッテージも引用されるのだそうです。(諏訪さんは髪型が全然違うはず・・・ですが・・・)

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