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小型映画1980年12冊拾い読みネタ探し その1超音波スプライサー

小型映画1980年12冊拾い読みネタ探し その1超音波スプライサー

ワタシにはあんまり役立たなかった1980年の12冊でありますが、
ちょこちょこ気になるミニミニ記事があります。


Metallic Splicer & Film Companyという会社から出ていた、
Ultrasonic Film Splicer。

つまり超音波スプライサーは、ポリエスターベースのフィルムを接着できるスプライサー。
テープを貼ってじゃなくて、溶かしてくっつけるタイプ。

通常、ポリエスターベースのフィルムは接着できないと言いますけど、
このように特殊な機材を使うと貼り付けることが出来るのであります。

このスプライサーは、35mm、16mm、8mmの兼用機だったそうであります。

富士フイルムの現像所にも超音波スプライサーがあるそうですので、
(以前現像がストップしたときの一回は、このスプライサーの故障によるもの)
これと同じようなものが他にもあったのか、はたまたこの機種かが、
あったのでありましょう。

ちなみに当時のお値段で約22万円。完全に業務用の機材でありました。

月刊小型映画1980年1月号の小さい小さい記事からのネタでした。

スーパー8用スタインベック編集卓

  • Posted by: muddy orihara
  • 2006年9月 7日 03:25
  • 編集


16mm以上のフィルム制作をしている人にはおなじみの編集卓、Steenbeck。
でも、わざわざ写真出してくるからにはちょいと違います。

実はこれ、8mm版なんです。結構珍品。

8mm版スタインベックは1974年のフォトキナでお目見えしました。
2タイプ用意されていたそうで、ひとつは、18コマ/24コマ、SM走行のSタイプ8mm専用機。もう一つは、Sタイプ8mmと16mm幅のシネテープの同期編集が出来るもの。

写真にある機種は、リールが二つで、ヘッドも一つであることからも考えて、Sタイプ8mm専用マシンだと思われます。なお、のちには8mm幅のテープにS8のパーフォレーション付きのシネテープも発売されました。

この写真は、もうかれこれ10年近く前に練馬の中古映画機材業者さんの倉庫で見せていただいたもの。
それにしても、日本に2台か3台しか入ってきていない貴重な一台。見るのも触るのも初めてで、その後はまったく見かけてません。

ちなみにこの写真は、旧「film club web」に載せていたこともありました。その後ハードディスクは壊れるはデータは復旧できないわであきらめていたのですが、妙なところにバックアップしていたのがひょっこり出てきたのでしばらくぶりに登場。

というわけで、100個目の記事はいつになくのんびりしたネタとなりました。今後もよろしくお願いします。

 

 

スプライシングテープはどうなる2?穴無ロール篇?

  • Posted by: muddy orihara
  • 2006年7月29日 15:29
  • 編集

たくさんのコメントありがとうございます。


これは、は☆なさんのご指摘にもあった、BOLEXのもの。ぱっと見ると華奢ですが、実際は金属の固まりでえらくずっしりしてます。しっかし素っ気ないデザイン。


(製造はとっくの昔に終わってるので、上記BOLEX本社リンクには情報はありません)



ちょいと古いので黄色くなってますが、これが穴なしテープ。スプライシング、なかなか正確だと思います。

で、この無鑽孔型のテープのBOLEX純正ものは入手が困難だと思います。

その代わりに、アメリカのChambless Cine Equipmentのカタログに載っている、Neutapeが使えるようです。

Neutapeは、Neumade社スプライサー用のテープですが、CIRBOLEXにも使えると書いてありますのでこいつがぴったりでしょう。一個2ドル強というお値段。ただしこれは10m巻と短いものなので、まあ、割高にはなりますが・・・(以下ちょっとムフフ)

ちなみにこのChamblessさん、長らく日本のお客さんに親しまれているお店です。日本のお店にない品物もいっぱいあるのでチャレンジしてみては?以上宣伝終わり。

[Neutaperの秘密・・・実は日本製だ!] 

さて、イキナリさらっと書いてますが”Neutape”って何じゃ、って感じですよね。これは、アメリカのNeumade社がリリースしていた”Neutaper”ブランドのスプライサー専用のスプライシングテープのブランド名です。

Neumade社は、劇場用映画の上映関係小物をいっぱい扱っている会社さんで、同社の70mm、35mm、16mmなどの業務用がほとんどなんですが、8mm用のスプライシングテープも売ってます。

そして、今回調べてわかったのですが、実はこのNEUTAPERというスプライサー、実は日本製でした。16mm以上をやってる方にはおなじみの、東京精機製作所のOEMでした!おまけに上記のNeutapeも東京精機のOEM!8mm版テープは受注生産なのが残念ですが、日本国内でやりとり出来るのは福音!

BOLEXユーザーの方、そしてオオノ隊員さんご指摘の「キングらくらくスプライサー」 ユーザーの方、富士のスプライシングテープの終了後にはちょいと試してみる価値はありそうです。

 

 [穴なしテープスプライサーはゲットできるのか?]

テープだけあってもしょうがないですね。スプライサーも入手しなくてはならないです。BOLEXは上記の通りに生産が終わってますのでNGです。

しかし、新品入手の手段、あります。

 イタリアのCIRというプロフェッショナル用映画機器メーカーさんは、35mmや16mm用に加えて、SUPER8用のスプライサーを2種類、カタログに載せています。現在も製造しているかどうかはわかりませんが、とりあえず新品は購入できます。

考え方がプロ用なのでものすごくいかついです。あたくしは、8mm版はいじったことはないですが、16mm版はシネヴィスでいじらせてもらったことがあります。

16mm版は非常にがっちりした出来のものです。また、メンテナンス用部品とか調整とかもしやすくなっているようで、これ一台あれば一生もの、という感じです。写真で見る限り、8mm版も立派ですので、きっとガッチリとしたスプライスができるのではないかと思います。

毎度おなじみ、ドイツのWittner Kinotechnikでは、139ユーロの簡易版と、プロ用とほぼ同じ構造を持ってると思われるSpecialの625ユーロの物が売られてます。
後者の値段はさすがプロ用!って感じです。

 

[パッチテープスプライサーの可能性]
もし富士のスプライシングテープが無くなってしまい、お手軽にスプライシングしたいのであれば、二束三文で流通しているパッチテープ用スプライサー、という手もあります。

パッチテープスプライサーは構造が簡単なので、山ほどリリースされていました。全部フォローするのは不可能です・・・当方も今では一台も持ち合わせてませんし・・・ちょっと勉強しないといい手が浮かびません。

以下、情報が集まり次第。

スプライシングテープはどうなるのか

  • Posted by: muddy orihara
  • 2006年7月23日 15:36
  • 編集

富士写真フイルムがシングル8をやめるとなると・・・スプライシングテープはどうなるのでしょう。


今のところ、これについては何も発表されていません。
いたずらに不安を煽る気はないですが、シングル8フィルムの製造販売現像サービスを終わらせるのですから、とてもスプライシングテープだけ続けるとは思えないのです。今までも何度も在庫が枯渇したことがありましたし。

テレシネ前提の人にとっては、さほど問題のあることではないかも知れませんが、それでもまったく使えない、となると不便です。フィルムをまとめることさえ出来なくなってしまうのですから。


[LPLスプライサーはゴミになるか]

海外を見渡してみても、ロールタイプの鑽孔済みスプライシングテープは見あたりません。逆に、海外から富士のロールテープはどうやったら購入できるかと質問が来るぐらいなので、穴あきのロールテープはないのではないかと思ってます。

オオノ隊員さんからご報告を数例いただきました。「ERNO  MODEL S-80」 や、「REVUE LUXUS 8126」などのスプライサーが、「穴あきロールテープ」を使用するスプライサーだとのことです。穴あきテープ自体の現存については未確認です。

 


というわけで、もし富士のロールテープの供給が終われば、LPLの1トラック用スプライサーとステレオスプライサー、そして富士のスプライサーは一気にゴミになってしまいます。

海外で多いのは、パッチテープのスプライサー。
パッチテープとは、絆創膏のようなものです。パーフォレーションが開いたテープを台紙からはがしながらフィルムを接合していきます。

今では日本でほとんど流通していないせいか、パッチテープが忘れられているようです。 国産で捜すとなると、一番見つけやすいのがLPLのスプライサーでしょうが、華奢で精度が怪しく、好きではありません。


穴あきロールテープは、穴の跡がテープ裏ののりに付いてしまうことが多く、それを嫌う人もいます。かくいうあたくしもそれでして。
パッチテープには、そんな問題はありません。パッチテープの問題は、そのコストです。安くありません。

ちなみに、お写真はLPLで販売されていた、HUDSON PHOTOGRAPHIC製のレギュラー8用のパッチテープ。スーパー8用もありましたが。100円とずいぶん安いですが、新宿の「カメラのドイ」廃業セールで買ったからです。

海外にも、ロールテープスプライサーは存在します。でもぱっと見渡す限りでは、穴なしのロールテープを使って、後から開けるタイプの物。この手の物は16mm以上ではごくありふれてますが、不勉強なことにあたくしは、穴なしテープを使う日本製のスーパー8/シングル8用スプライサーを使ったことはありません。
しかし、海外でもあまり種類がありません。やっぱりパッチテープ用スプライサーの方が遙かに種類が多いです。

以下次回。

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