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Velvia50D Archive
独GKFILM社が新型シネビアスーパー8版の予約開始
新型。フィルムは以前からあるベルビア50のデイライト版なんですが、新型なのです。
フィルムの加工用の装置を入れ替えたというのは以前からGK FILMのサイトでも、シネビアのサイトでも告知されていることでしたが、なななんと、スーパー8マガジンそのものも丸ごと設計し直して、新金型起こして製造しているとの事。曰く、今のスーパー8マガジンはよくない、とか言うことらしくて。
開発途中のお話は、オランダの現像所Super8 Reversal Labのニュースネタで書かれています。
クローゼおじさんはドイツ語しかできないので、ここの若いにーちゃんFrank Bruinsma・・・"フランク ブルインスマ"と読むのかな・・・に翻訳とかお願いしてるカンケイなんだそうですが、
ともあれ、いろんな意味で「新型」なのです。
しかし、ゴットフリート・クローゼおじさん、頑張りすぎでは。
プラスチック成型用の金型ってもの凄く高いはずですが大丈夫なんですかねえ。おじさんは持病も抱えてるし、いろいろ心配でございます。
しかし、今の時代、こーいうおっさん一人いるだけでもずいぶんと局面は変わって見えるから不思議です。
突き詰めると何も変わっていないのかも知れませんが。
GK FILM
http://www.gkfilm.de/
Cinevia
http://www.cinevia.eu/
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Velvia50再登場!
8mmじゃなくて、35mmのスチル写真用フィルムのお話。
ベルビアは、使用されている素材の関係で数年前に製造を終了しています。
現在店頭にあるものは、冷凍保存されている反物状態のフィルム(原反)を加工してリリースしてるものです。
で、その惜しまれて亡くなったVelvia50ですが、先日処方を少し替えてブローニー版再登場。さらにこのたび35mm版もめでたく登場、と言う運びになったというわけです。
http://fic.fujifilm.co.jp/news/article/20071122/01/
ふーん、なんかしらの要望とか要請とか圧力とかがあれば、一旦亡くなりそうになっても復活するんだとびっくりいたしました。
ほしいモノはちゃんと「ほしいです」と伝えた方がいいですね。
言わないと欲しくないんだと思われるんでしょう。
そういえば、今年の頭まではベルビアとシングル-8はまったく同じ状況でした。
それは、両方とも今の原反使い切れば「ハイそれまでよ」と言う状況。
両方とも製造が再開されたところも似ています。
違うところと言えば。
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Cineviaサイト登場!名前は一緒でも全然別のシネビア?!
- 2007年9月 1日 03:52
- Velvia50D
Cinevia professional
http://www.cinevia.eu/
Cineviaプロフェッショナルというシリーズをリリースしていくようです。
商品ラインアップに乗っているのは、
DS8(ダブルスーパー8)フィルム、
16mmフィルム
35mmフィルム。
スーパー8フィルムはまだリリースされていません。
思わせぶりにお姉さんのお写真が貼ってあるだけです。
いずれもVelvia50Dを使った商品のようです。
DS8が50ユーロですから、約8000円ぐらい。
このDS8は100ft版。ひっくり返して200ftですからスーパー8マガジン4本分。
1巻あたりで2000円という計算になります。これは現像代を含みません。
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さて、サイトの頭でご挨拶しているのはゴットフリート・クローゼさん。
ドイツGK-FILM社の方です。
GK-FILMは、レトロさんと一緒にシネビアをリリースした会社。
とはいうもののこのサイトにはレトロさんの事がまったく書いてありませんね。
書いてないと言えば、実はドイツ語版のページで書かれているのに、
英語版のページではうんと大事なことが抜けてます。
それは、Filmotecというパートナー会社について。
他の会社については、たとえば富士フイルムのドイツ法人はようやく生フィルムを売ってくれるようになったとか、S8 Reversal labが現像するよとか、Unsalebleと言う業者がディーラーになるよとか書いてあります。
FilmotecはOWROフィルム(レトロXの元フィルム)をリリースしている会社です。
モノクロフィルムを売ってないのにこの会社がパートナー?なんの役割を果たしているのでしょうか?
実はドイツ語版には説明があります。
"Moderne Beschichtungs-, Schneide- und
ようするに、
Filmotecは機械を入れ直してフィルムカットとかパーフォレーションとかフィルムコーティング(?)を
より高い要望に応えられるようにした、ということを言っています。
なんと、フィルムを切ったりパーフォレーション開けたりと、実際の製造を担当していたのはこの会社だったんですね。
で、そこが新しい機械入れてこれから品質と生産性が良くなりそうだ、と言う話。
これはいい傾向ですね。
しかし、なんでこんな良い情報が英語ページに書いてないのか不思議です。
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Spectraのベルビアフィルムの改善努力-Super 8 Today-より
アメリカのスーパー8専門雑誌”Super 8 Today”の2007年1月&2月号が届きました。
この最新号で、米Spectra Film & Videoが自社で販売しているスーパー8フィルムのマガジンにひと工夫を試みていると報じていましたのざっくりとご紹介します。
米スペクトラ フィルム アンド ビデオ社からは、富士フィルムのベルビア50Dフィルムを詰めたスーパー8マガジンがリリースされています。このフィルムを走行させると振動音が出ることがあり、またフィルムが張り付くようなトラブルが時々起きるので、潤滑剤を加えることにしたと言うことです。フィルムそのものではなくて、マガジンの内部のプラスチック部品にシリコンをスプレーしたとあります。
残念ながら、効果ははっきりとは記されていません。
経験者にチェックしてもらったが大きな相違が生じていることが分かる、と記されているだけで、何かしら改善されたという風に読み取ることは可能ですが、どれだけ具合が良くなったかが分かりません。また、摩擦以外にもフィルム走行トラブルの原因があるかも知れませんので。
レトロさんとドイツGK-FILMSさんによるCINEVIAシリーズにせよ、スペクトラのこの商品にせよ、すっきり使える品物になればよいなあと思います。
なお、記事によれば、同様の処置は今後発売する予定のエクタクローム100D版商品にも施す予定だとのこと。コダックのフィルム出荷を待っている、と言う状態だそうです。
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ドイツとフランスから新型フィルムのニュース
- 2006年12月 6日 23:36
- Velvia50D
ドイツ人の方からまたまた報告あり。
変わったフィルムがリリースされるよ!との事で。
彼がレポートしてくれたのは全部で3種類。
ドイツが二つにフランスが一つ。
お、ついにフランスからも新型サードパーティフィルム登場か?
ドイツには、たびたび紹介しているお店以外にもまだSUPER8フィルムや機材を扱ってる専門店があります。そのうちの一つ、FFR-Film社のサイトからの情報です。
○KAHL UT 17 CHROME Reversal
スーパー8版とダブルスーパー8版。
http://www.ffr-film.de/Katalog/Seiten/Kahl.htm
こいつはデイライトASA40リバーサルフィルムと言うこと。ところが該当するフィルムは富士フイルムにもコダックにも存在しませんから、おそらく間違いなく中身はVelvia 50D。これを実効感度に近いASA40であると表示をしているのだと推測出来ます。
○ASA40デイライトリバーサルフィルム版のシングル-8商品
http://www.ffr-film.de/Katalog/Seiten/Single-8.htm
ASA40のデイライトリバーサルフィルムと言う、上記と同じスペックです。製造元の表記や、ラベルの写真がありませんのでよく分かりませんが、これもおそらくVelvia 50Dなのでしょう。
報告者は、GK-FILMSの表記がないけど・・・と言われてましたが、まあ、これは実際にフィルムの製造(この場合裁断と鑽孔とマガジン詰めの話)は何カ所かでやっているのが分かっていますから、単に違うところから引っ張ってるのでしょう。
○HR1
これは、SUPER8 FRANCEと言う、名前の通りフランスのお店からリリースされる予定のフィルム。
http://www.super8france.com/
HRとは、大体High Resolutionに当たる(もちろん原語はちょっと違いますが)ような意味です。
これも、ASA40デイライトリバーサルフィルムとのことで、加えて「コダック製のフィルムではない」とわざわざ表明しているので、Velvia 50Dなのでございましょう。
ちなみに、このHR1の「1」は、その後乳剤を変えたシリーズが出てくる予定ですよと前ぶりしてます。どっかで聞いたことありますね。読んだことありますねその文句。
というわけで、Velvia 50Dと言うフィルムは、ヨーロッパと北米に新たな8mmフィルム用の素材として採用されてますねえということです。 良いフィルムですし。おそらくレトロさんが非常に力入れて立ち回っているのでしょう。
しかし、フィルム自体はいいのだけど、どうも映像が横揺れするとかそもそも走行しないと言った苦情の声は相変わらず聞こえます。しかもシネビアは不安定だが、WittnerやSpectraが自社ブランドでリリースしているフィルム商品は、撮影した映像が横揺れせずに安定して撮れる、と言うのです。
素材フィルムが同じなのに、他の会社はもっとクオリティの安定した、安心して使えるフィルム商品が供給出来る。あたくしはWittner他の商品を試してませんので断言は避けますが、他の会社が出来るのであれば、レトロさんにも出来るのだろうと想うのであります。
他の商品の状況を耳にすると、もっと切磋琢磨して安定した商品を出して欲しいと要求したくなるわけでございます。
消費者は神様です!とふんぞり返る気は全然無いですが。
最後のSUPER8 FRANCEのHR1ですが、あくまで噂ですけど、マグネストライプ済みで出るかも・・・という・・・あくまで噂ですがそんなことも聞こえてきました。
まあ、噂でしょう。だって、サウンドマガジンのパテントってコダックがまだ解放してないですもん。サイレントのマガジンはオープンだそうですが。
あ、シングル-8のマガジンも確かパテント料不要でしたよね、富士フイルムさん?
ともあれ、もしマグネストライプをして提供ということになると、なんとなく裏舞台が見えて来ませんか?・・・おいおい、噂を信じちゃいけないよオレ。
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Gk-FILMさんがなぜSUPER8版のシネビアを出荷できないか
- 2006年10月19日 10:54
- Velvia50D
レトロさんでも在庫払底したままのスーパー8マガジン版のCineviaですが、諸問題についてfilmshooting.comで9月12日に記事が投稿されています。
ちと旧聞ですがご報告まで。
フォーラム上でGK-FILMさんがやり玉に挙げられていることについて、同サイトの管理人であるAndreas W Andersenさん(以下アンダーセンさん)に、手紙を送ったようですね。
記事は、アンダーセンさんがその手紙をフォーラムに転載したものです。
それによると、GK-FILMはオーダーに応え切れていないのは、35mmの生フィルムからSUPER8フィルムを作るのにはとても手間がかかるためだと。特にカートリッジへのローディングが遅れの主たる理由だと。
また、品質に対する要求がすごく高いのだが、満点のものを求められると困ると言うようなニュアンスがそこココに書かれています。「我々は実業家ではなくて理想主義者だ」とかね。
また、向こうでは問い合わせしても返事がないというクレームがあるらしく、それについてはGK-FILMのゴットフリート・クローゼさんはPCはダメだし英語もダメなので、Super8 Reversal Labのフランク・・・(読めない)がドイツ語以外の問い合わせに対応してもらっているとのことだそうです。密接な協力体制があるようですね。
あと、ゴットフリートさんは慢性的に病院に通わなくてはいけない病にかかってるようですね。サイトを見る限りでは年齢も高そうですし。以前レトロさんからも似たようなことを聞いたことがあります。
[現在はどうなんだろうか]
先日オオノ隊員さんからコメントでご指摘があった、Cineviaの走行上の問題についてはこのstatementの1ヶ月後にユーザーからレポートとしてフォーラム上に出てきています。あたくしの実験結果と同様なことがあるようですね。また、「問題なし」という報告もあるので「ばらつきがある」と考えておいた方がいいでしょう。
さて、これが改善することがあるのか?果たして今はどうなのか?
これについて書くと長くなるので又別途。
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スーパー8版Cineviaの撮影結果
- 2006年9月 4日 00:35
- Velvia50D
さて、スーパー8版です。ちょっと意外な結果が出ました。
最初にキヤノン1014XL-Sでちょっと撮影したときには、シングル8の異音とか突然ストップとかのトラブルが気になっていたせいなのか?それとも単に気づかなかっただけなのかわかりませんが、トラブルがありました。
撮影に使ったのはキヤノン1014XL-Sと、NIZO156マクロ。
その両方で、カット頭の明るさが安定していません。またたく感じになります。
特に、156マクロの方が顕著です。
ぱっと考えると、走行不良による露光ムラが考えられます。前々回で、「フィルムが堅い」という黒曜石さんの書き込みに対応して当方が危惧していた走行の問題、これが起きたのでしょうか?
しかし、スーパー8版シネビアの撮影時には、駆動検証をしてると言う態度で撮影に臨んでいないので、突き詰めた発言はしないでおきます。
のほほんと撮影に臨んだら、ぱらぱらと瞬く絵柄が撮れた、と言うことです。
そしてもう一個忘れてました。シングル8版よりシャープネスが低いです。うっかりして156マクロ撮影時にフィルタを外していない、と言うのが最大の理由なのでしょうけど、1014XL-Sでもあんまりぱっとしません。コダクローム40よりシャープネスが低い・・・と言うか全体的にピンぼけぽいです。
というわけで、スーパー8版は安心できるかと思ったら、もう一度検証が必要なのかも知れませんです。
レトロさんは、GK-FILMSが7月半ばから8月終わりまでお休みしていたせいか、全然入荷してこないスーパー8版に業を煮やして、米国スペクトラからVelviaを詰めたスーパー8版商品「V-50D」を輸入するようですね。こっちは工作精度とかはどうなんだろうか?こちらも検証が・・・。
いやいや、もうぼちぼち検証は飽きました。つーか疲れました。シングル8版の撮影の時もそうですけど、8mmを楽しんでないですね全然。ホント精神衛生上よくないです。いろんなものが最後を迎えようとしている時期ですから、ホントは楽しく行きたいものでございます。
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シングル8版Cineviaの撮影結果
- 2006年9月 3日 19:54
- Velvia50D
ようやくVelviaの50デイライト版をシングル8マガジンに詰めたシネビアCineviaを見ることができました。
うーむ、解像力のあるフィルムですね。色もよし。
解像力があるので、カメラのよしあしが露骨に現れます。ダメレンズはダメに仕上がります。特に、今回は1本のフィルムで撮ったのでもう、カメラの性能テストみたいなものが仕上がりました。
そしてもちろん、撮影時に起きた不具合も写っています。いいフィルムだけに惜しい。
悔やんでもしょうがないですね。
下に撮影結果をまとめます。3日にわたって撮影したので、それぞれ微妙に異なっています。ZC1000に関しては、マニュアル露出ですので外しておきます。
【シングル8版 撮影結果】
------くもり-------
FUJICA Z800
ややアンダー。
ELMO 8S600
・露出がばらばらなので映像がまたたき判読不能
・カット頭に光線引き
・フレームズレあり
------晴れ------
FUJICA Z800
・露骨にアンダー
FUJICA ZX550
・ややアンダー
------くもり------
FUJICA ZX550(2nd)
・ややアンダーだが、許容範囲
FUJICA ZM800
・ややアンダー
・フレームがぐっと下にずれている
・カット頭の光線引きアリ
ELMO 8S40T
・平面性に問題があり、判読不能
フィルムの終端でちょっと撮った程度なので、要再テスト
レンズ曇りがある個体だが露骨に曇った感じになる
【撮影結果の補足とまとめ】
まず露出。このフィルムはASA50設定時代のものだったのですが、やはり総じてアンダーでした。
8S-600はもうダメダメでした。カット頭に盛大な光線引きがあり、また回転速度もおかしかったせいでしょうが、画がまたたいてます。
FUJICA ZX550(1st)では、ぱたりと止まったところ以外は特に画に問題がなさそうでした。露出は他の機種よりはさほどアンダーでもないという感じですが、これはもともとやや明るめのカメラだったからでしょう。ZM800は8S-600ほどではないですが光線引きがあります。もっと目立つのはフレーム全体が下に下がっていると言うことですね。このZM800、こんな感じじゃなかったので、何かしらの影響があるのかと思います。
ZX系のカメラで撮っているときに気づいた、「走行音が低くなっている」、つまりもしかしたら走行速度が落ちているかも、と言う疑惑ですが、それぞれのカットが長くないので、よくわかりませんでした。次のテストでは、この辺も見てみたいと思います。
【現在販売されているCineviaのこと】
上記にあるように、ASA50設定のために露出は全部アンダーでした。ASA25設定になる「8S-600」と「8S-40T」ではちゃんと撮れていませんから評価の対象外です。
しかし今現在販売されているCineviaは、フジクロームR25Nのカートリッジを無改造で使っているので、どんなシングル8カメラでもASA25設定になり ます。
しかし、この新たに買ってきたASA25版というモノですが、パッケージとマガジンに貼られているラベルはASA50のままです。どこにもASA25設定という記述がないので注意が必要です。
これだと単独露出計を使う人はアンダーになっちゃいますよ。
この間応対してくれたレトロのお兄さんは、「Velvia50DはASA35ぐらい」と言ってました。ASA35とはずいぶん中途半端な数字ですが、 ASA35=ASA32+1/6段(オオノ隊員さん、算出ありがとうございました)に相当する感度がホントに正しいのであれば、「単独露出計を使うときは ASA32と40の中間ぐらいに設定してください」とか書いておいてもよさそうなものですがねえ。感度設定は印刷じゃなくてどうやらハンコで押しただけみ たいなので、どうとでも修正可能だと思いますが。
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Cineviaの不具合の原因の推論-コメントより-
- 2006年9月 1日 03:05
- Velvia50D
「シングル8マガジンにコダクローム40を詰めた」モノと、「シングル8マガジンにVelviaを詰めた」モノの使い勝手がどうも違うようだ、と前々回書いてみました。
そうしたら次々と、具体的なコメントを戴きました。
寄せられたのは、不具合を引き起こす原因の推論・仮説です。
ちょっとポイントだけまとめて並べてご紹介いたします。
【みなさんのコメントから抜粋】
は☆なさんのコメントより:
「シネビアには不具合を起こす独自の問題があるのでしょうか?」
は☆なさんのこの質問をきっかけにコメントが次々に届きました。
麻生さんのコメントより:
◎スチルフィルムなので、バッキング層の有無が走行に影響を及ぼしている可能性について
バッキング層とは、映画用フィルムに付いている特殊な層のこと。
目的は大きく分けて二つ。ハレーション防止用と、フィルムの高速運動対応用の二つです。滑りをよくしたり、傷が付かないようにしたり、静電気を押さえたりするような効果をもたらしています。フジクロームR25Nにもこのバッキング層があり、現像時にひっぺがしてます。
参考記事
FUJIFILM RESEARCH & DEVELOPMENT
は☆なさんから寄せられたのは、もともとスチル用フィルムであるベルビアには、映画カメラの中でフィルムをがーっと動かすのに適したバッキング層がないから走行に問題があるのではないか、という推論です。
これが原因かどうかは、ちと調査と検証に時間がかかりそうです。少なくとも、バッキング層のある状態のVelviaを用意するのは困難ですから直接的な実験はできません。
ひとまずその推論を受けて、
オオノ隊員さんのコメントより:
◎同じくスチル用フィルムであるエクタクローム64Tをシングル8カートリッジに詰めてみれば分かる
と言うご提案が寄せられました。これはテストがしやすそうですし、新たな解決策の提案になる可能性があります。
◎スーパー8フィルムより5μmほど厚いので影響があるかもしれない
これは、オオノさんからの推論の続きです。
スーパー8フィルムの厚さはおおかた122μmで、ベルビアは127μm。もちろん全部のスーパー8フィルムが122μmではないのですが、少なくともベルビアは5μmほど厚いようです。
そしてその厚さに関係したことで、
黒曜石さんからのコメント:
◎フィルムが固い感じがする
黒曜石さんの書き込みが届く前に、厚さを調べるためにあたくしも触ってました。厚さはわかりませんが、ねじるときに力が必要な印象を受けました。そしてこの黒曜石さんの書き込み。
この固さがどう影響するかは分かりませんが、スーパー8フィルムはマガジン内でねじられているので、もしかしたら何かの影響が出ているのかも知れません。
補足ですが、こんなものも原因のひとつとして考えられると思います。
◎カメラの故障・老朽化
◎カメラの相性
◎電池の消耗
◎フィルム裁断鑽孔時の問題
◎マガジンの不良・劣化
みなさん、いろいろな情報をありがとうございます。何かこのあたりのことが、現状の改善のネタになるといいなあ、と思っています。
そもそも、既存のフィルムを加工して新たに8mm用マガジンをこしらえるということも、先行きの見えない8mmで今後も楽しみ続けるための1つの「提案」なのですよね。
本日の山崎幹夫の映像制作ノートの記述には、試作品のような状態の製品をさして「お遊び」と表現したのではないかと、「お遊び」についての山崎さんの推論が書かれています。
なるほどそういう意味なのですね。大企業がこしらえている完成した製品に比べれば「お遊びみたいなもの」というニュアンスととらえればいいのではないかと。少なくとも「遊び半分にやってる」という意味ではないのですね。
いずれにせよ、先週末あたくしは現像あがりのフィルムを受け取りながら、もう一本Cineviaを買ってるのです。次の提案がよくなることを願って、まだしばらくは期待を込めて使わせていただくことと致します。
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VelviaのSingle8版4thTest -不具合報告-
- 2006年8月21日 22:11
- Velvia50D
先日の記事には、多くのお声を戴きました。
そして、CINEVIAでの撮影時の不具合を体験された実例をお寄せ頂いております。ありがとうございます。
下に、かいつまんでまとめさせて頂きました。
「匿名」様のコメントより要約:
○ZC-1OO0
・5秒ほどで異常音をたててフィルムが停止した。○P100
・最後まで撮影できたが、カット終わりに負荷が掛かったような音がした
ドイツの知人からのメールを要約:
○P2
・フィルムカウンターが動かない。しかし、カメラとフィルムどちらの問題かまたは両方の問題か分からない。
・入れ直したら復活した。
tetuzin88様からのメールより要約:
下記の三機種での撮影と現像結果をお寄せ頂きました。
まず、この三機ともR25Nでの撮影には問題がないそうです。
【撮影時】
○ELMO 8S-600
・フィルムをしっかり入れたが回らない。
入れ直したら回ったので撮影したが、シングル8フィルムと違う心許ない音がして5秒ほどで停止。
・再度入れ直すと動くが変な感じ。
・逆転撮影はできない。順転に戻すとバリバリとイヤな音を立てて停止。
その後数度試すが回らない。○AX100
・回転音がガタガタと響く。○Z800
・問題ないようだ。【現像上がり】
○8S-600
・コマ数が9コマ程度に落ち込んでいる
・よく回ったと思われるカットもピンボケや真っ黒画面でまったくNG○Z800
・全カット問題なし○AX100
・8S-600の後に撮ったカットは写っていない
・Z800の後に撮影したカットはよく写っている◆まとめ
・Z800とAX100は十分使える。8S-600はダメ。
・きちんと撮れたカットの発色は良い。
というご報告を頂きました。ありがとうございました。
不具合が起きる可能性というのは、
機種に依存するもの、カメラの個体の状態に依存するもの両方があると考えられますが、tetsujin88様のご報告とあたくしのテストを比べるとちょっと差があります。少なくとも重なるZ800、8S-600、AX100については個体差の問題の方が大きいような気も致しますが・・・まだ結論を出すのにはデータが少なすぎます。
tetsujin88様も書かれておりますが、発色は良いとのこと。あたくしもVelvia 50Dと言うフィルムは、やや人工着色的なキライはあるにせよ、ラチチュードも広くてステキなフィルムだと思います。フィルム自体の製造が終了してしまったのが残念なくらいです。
ですから、安心して使えるモノならば使いたいのですが、現状ではやはりカメラテストのためのテストをしなくてはいけないフィルムであることには間違いがないようです。
今回の結論:
テスト記事も4つ目ですので、対処についてだけ2つ結論をまとめておきます。
CINEVIAのシングル8版は、R25NやRT200Nで問題なく撮影出来るカメラであっても、きちんと撮影できるとは限らない。
CINEVIAのシングル8版は、最低1本は自分のカメラで使えるかどうかテスト用に費やす必要がある。
いまだに原因の究明には至りませんが、この2つだけは心得ておきたいと思います。
まだあたくしのフィルムの現像はあがりませんので、このレポートは続けて参ります。
体験談をお持ちの方は、お寄せ頂ければ幸いです。
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Velviaの8mm版再テスト-トラブル発生-
- 2006年8月16日 01:56
- Velvia50D
およそ10日ぶりの書き込みです。
真夏にテスト再開です。
テストの趣旨は、
シングル8版・・・
[1]本来のシングル8とは厚さも質感も異なるフィルムでちゃんと撮影できるのか?カメラに寄ってはレトロXで起きたように、フィルム走行時のトラブルが起きるのではないか?
[2]とりあえず、当初販売されていたASA50設定での撮影をしてみる・・・現在販売されているASA25設定では露出オーバーになるはずだが、ASA50では露出アンダーになるはず。
だったのですが、なんだか露骨なトラブル発生!さて、それはどんなもんかと・・・
テストに使用したカメラは以下になります。
【シングル8】
エルモ8S-600
フジカZ800
フジカZC1000
フジカZX550
使用フィルム:フジクロームR25N、CINEVIA 50D(シングル8版・ASA50設定)
【スーパー8】
キヤノン1014XL-S
使用フィルム:コダクローム40、CINEVIA 50D(スーパー8版・ASA40設定)
計5機種でのテスト。 ほんとは、シングル8に関してはVelviaのASA25設定と50設定両方で撮りたかったのですが、ノッチの調整している時間がなかったので、そのままやりましたです。
[エルモ8S-600]
このカメラだけはほかと違います。CINEVIAというフィルムは、現在販売されているバージョンの前は、フジクロームR25Nのカートリッジのウラ面の円弧状の感度設定ノッチをASA50に削り直したものでした。ところが、エルモのカメラはこの円弧部分でなくてカートリッジ前部のでっぱりの位置によって感度設定をしています。ここはASA25設定のままでしたから、(プラ板でも挟めば調整は可能ですが)エルモ機では従来のCINEVIAでも現在のCINEVIAでも同様にASA25設定で撮影されるのです。
というわけで、ASA25設定での撮影になります。現像後が楽しみですね。
Velviaを装填して撮影しますと、なんだかききなれない大きなノイズを立てます。なんだか突っかかるような音です。
続いて、R25にフィルムを入れ替えると、いつものコトコトという音で撮影されます。
カートリッジの不良なのか、フィルムの厚さや堅さの違いによるモノか全然わかりませんが、何か駆動系に、負担でもかかっているのでしょうか。一台目から心配な結果になりました。
[フジカZ800]
ここからは、VelviaはASA50設定、R25はASA25設定になります。 Z800でも、エルモ8S-600同様にR25Nと走行音が違います。R25Nよりも、明らかに音が大きいですね。
[フジカZC1000]
これも音が違いますね。R25Nに比べるまでもなくいつもと明らかに違って走行音が大きいです。
[フジカZX550]
一番問題なのはこれ。
Velviaで撮影すると音が違うのはもちろんですが、一カット撮るごとに、 カメラが動かなくなってしまいました。
露出計は動いていますがモーターが駆動しないのです。
もちろん、バッテリー容量は問題ないです。
ためしに、フィルムを外してシャッターを押すと、ちゃんと回ります。
もう一度フィルムをセットし直して撮影始めると1カット目は回りますが、なぜかいったんカメラを止めてからもう一度シャッターを押すと動きません。
計三回フィルムを入れ直して、全部同じ結果です。
その後に続いて、R25で撮影をして見ました。こちらはなんの問題もなく、テスト撮影用カットをさらっと撮り終えました。
当方のZX550のモーターがへたっているのかもしれません。しかし、そうだとしてもR25Nとは走行上に何かの違いがあるのは間違いありません。
[1014XL-S]
これのテストは、コダクローム40との比較で行いました。
上記のシングル84機種で起きた、走行音の異常はこのカメラでは起きませんでした。コダクローム40とVelviaとの走行音は変わりません。
やはり、スーパー8と同じフィルムベースを使っているフィルムだから大丈夫なのでしょうか?
【ここまでのまとめ】
どうやら、スーパー8版は安心して使えそうですので次の実験ステップ・・・実使用に行ってみましょう。
一方、シングル8は不安が残ります・・・レトロさん、ほんとに「現存するシングル8全機種でチェック」してます? この走行音のでかさはカメラに無理をさせている気がするのですが・・・
もしかしたら、当方が買ったCINEVIA 50Dシングル8版が、製造工程上に何かのトラブルがあって、フィルム走行に異常を来すようなことになっているのかも知れません。
この可能性のチェックのためには、もう何本か同様のvelviaを詰めたシングル8カートリッジ商品を買ってチェックしなくちゃいけませんね。いったいこのフィルムは安心して使えるのかよ・・・ とほほ・・・。
ホントは、こんなつまらなくてめんどくさいテストなんかしたくないです。Velvia自体、感度の曖昧さという問題はありながらも、画質がよいのはわかっているので、ちゃんと使えるモノであるのならば、(たとえシングル8フィルムと編集することが不可能であっても!)使ってみたいものです。
ホントに全機種で撮影したのであれば、この「走行音」の違いは少なくとも1機種ぐらいでは出てきてよさそうなものなのですが・・・R25NやRT200Nの使用感と異なるのならば、それはしっかりとデータとして記していただきたいのですが、それはユーザー側の甘えですかねえ?理想を求めすぎてますかねえ?
とにかくデータを公表されてないのですから、ユーザーサイ ドでデータを集めるしかありません。
あたくしの家には、あと何種類かシングル8カメラがあります。こうなったら「マディの家に現存するシングル8機種」だけでもチェックしましょう。
って言ったって、ちゃんと使えるシングル8カメラは・・・ホント少ないですよ当家。
もし、このページをお読みの方で、CINEVIAのシングル8版を使った上でお気づきの点がありましたら、コメントをお寄せいただけるとうれしく思います。
カメラの機種によっては相性が起きる、という問題なのかも知れません。もしくは製造上のトラ ブルかも知れません。もしくはそれ以上の問題なのかも知れません。
もし、あたくしが普段R25NやRT200Nで全然問題なく使えているZX550を持って、このVelvia商品を使ってロケに行ったとしたら・・・。
1カット撮影ごとにカートリッジを入れ直さないと撮れないのですから・・・劇映画なら撮影効率ががた落ちで、役者やスタッフに迷惑をかけますね。紀行モノとかドキュメンタリーだったら、肝心のショットを撮り逃す可能性があります。
これは、制作上の大マイナストラブルです。これはいけません。
そんなトラブルを避けるためにも、とにかくデータです、実地試験です。
本当に行われたテストによるデータの蓄積と公開は、きっと、「おもしろい映像制作の一助」になることだろうと思うのです。
さて、お次は他の機種でのテストと、現像後の仕上がりですね。いつになることやら・・・。
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シネビアのスーパー8版 -概観-
- 2006年4月28日 09:28
- Velvia50D
続いて、シネビアのスーパー8版です。こちらは、GK-FILMSの商品だとパッケージとかカートリッジに書いてあります。レトロのサイトには「弊社オリジナル」と書いてありますが、レトロの名前はどこにも書いてありません。こちらは共同開発品ではないのでしょう。 (「カートリッジにロゴとURLが書いてあります」、レトロからご指摘頂きました。たしかにそうだ!書いていないのはパッケージだけでした)
カートリッジのノッチは、「デイライト仕様」の「ASA40」でした。並べて写真を撮っているのは、コダクローム40です。コダクローム40に刻まれている色温度設定用のノッチはシネビアにはありませんから「デイライトタイプ」です。
そして、感度設定用のノッチの長さはコダクローム40と同じですから、ASA40の感度設定だと分かります。
ところが、パッケージには感度設定が40/50と書いてあります。
スーパー8の感度表記の慣習から見れば、この表記は、 40・・・デイライト時 50・・・タングステン時という意味なんですが、このフィルムはデイライトタイプですからそんな意味であるはずはありません。どういう表記なんでしょうか?わかりません。
勝手な想像ですけど、「ノッチがASA40になっているけど、フィルム自体はASA50だよ」と言うつもりなのかしら?また、ベルビア自体の実効感度が低い、と言う事も手伝って「商品自体はASA50のふれこみだけど、実効感度はたとえばASA40ぐらいだよ」と言う意味なのかも知れません。どちらにせよ、ASA40で適正にもし撮れるのであれば、ほとんどすべてのスーパー8カメラで問題なく撮影できるフィルムである可能性も出て来ます。ともあれ、撮影して現像上がってみないとわかりませんね。ちなみに、ASA50と言う設定はスーパー8の規格にはありません。
フィルターについてはこう書かれています。In order to shoot with daylight film material, the camera must be set to the "artificial light"setting.「デイライトフィルムで撮影するためには、カメラは「人工灯」のセッティングにしなくちゃいけない」てな意味でしょう。デイライトフィルムを使うときには内蔵フィルターを外す必要があります。具体的にはフィルター切り替えを「人工灯」側にすることになるわけです。デイライトで撮影するのに人工灯のセッティング?なんだか間違ってない?てな気分にもなりますが、これでいいのです。 あと、パッケージ裏にはこれは現像代が込みではないよと書いてあります。海外では別途現像してくれるところがあるのでしょうか。ちょっと調べてみます。
ちなみに、レトロが販売しているGk-films社以外にも、いろんな小型映画機材を扱っているWittner Kinotechnikなどのドイツの会社の他に、米国はSpectra Film & Videoから登場&登場予定です。
あと、カートリッジのシールをはがすと「kodak」の表記があってびっくり。ドイツ国内の話ですけど、コダックは最大のライバル会社である富士写真フイルム社のフィルムを自社のサインが刻印されたカートリッジに入れるのにずっと難色を示していたのです。結局隠せばよし、と話しあいがついたのですかね。黙ってやってて後からコダックに指摘されてリリース中断、なんてことにならなければいいですがと。よけいなお世話か。
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「シネビア」買いました -概観-
- 2006年4月27日 12:49
- Velvia50D
というわけで、日独合同企画と銘打ったシネビアフィルムを購入。まだ使っていませんので、概観だけアップしておきます。
肝心のフィルムのスペック的な記述ですが、レトロ通販のサイトの説明はなんだかはっきりしないので、当方が分かる範囲で書いてみます。
フィルム自体は、惜しまれつつも2005年製造が終了されたベルビアのASA50デイライト版。35mmスチル用製品に加工する前のフィルム原反を購入して、ドイツで8mm用に裁断して穴空けしてカートリッジに詰めたものとの事。
その共同開発元はドイツのGk-films。スーパー8版は、そのGk-films社とKAHL Film & TV、Wittner Kinotechnikなどのドイツの会社の他に、米国はSpectra Film & Videoから登場&登場予定となっています。
[気になる点]
◎シネビアは「シングル8カートリッジに入ったスーパー8フィルム」
フィルムベースは、スーパー8などと同様でシングル8より1/3程度厚めのアセテート素材を使用してます。この材質でこの厚さのフィルムベースが、映画やスチル問わず「撮影用フィルム」としてはスタンダードなフォーマットでして、シングル8はどちらかと言えば例外的なフォーマットなのですが、ともかくそのシングル8たる由縁には遠いのです。
◎シングル8より厚いフィルムだと不具合の出るシングル8カメラがあるようだ
以前レトロXを使った際に、キヤノン518SVシングルではカット頭にフィルムが浮いたようにフォーカスがズレ、光線引きを起こしました。同様のトラブルを他に518SVだけで2件聞いております。518SVはプレッシャープレートのしっかりした構造のために画止まりがよいのですが、厚いフィルムでは不具合があるのかも知れません。他のカメラでチェックしてはおりませんし、ハイスピード撮影、1コマ撮影などでは何か起きる可能性がないとは言えません。注意と検証が必要なポイントでしょう。
この問題、別途調べてみたいと思います。
◎シングル8フィルムと接合すると、たいていの映写機ではフォーカスズレが起きる
これは、フィルムの厚さが違うのでしょうがない話です。
実験していませんのでたしかなことではないですが、Beaulieuの708ELなどの逆プレッシャーの映写機(つまり、エマルジョンの位置を基準にフィルムを固定するタイプの映写機)ではフォーカスズレが起きない可能性があります。逆プレッシャーの映写機は、安価な国産サイレント機のごく一部と超高級映写機のボリュー708ELやNIZOにあるようです。この辺り、ご存じの方がおられましたら是非情報をお寄せ下さいませ。
◎ベルビアは、実効感度が低いフィルム
スチルでは常識、との事ですね。サイトを検索しても同様の記述がかなり見られます。補正なしで撮影されたテストフィルムはたしかにアンダー気味でした。
◎感度設定が出来ないカメラがある
ASA50と言う感度はすべてのシングル8カメラが対応していますが、このシネビアはASA25のカートリッジの裏面の円弧状の感度設定ノッチをASA50に加工しただけで、カートリッジ前部の出っ張り位置、カートリッジ裏面前部の小さい溝もASA25設定のママです。
ですからカートリッジ前部の出っ張りで感度設定をしているカメラではASA25として読み取ってしまいます、と言うのはレトロ通販のサイトに書いてある通りです。もうちょっと具体的にカメラの機種を挙げて欲しいところですが、書いてないものを求めてもしかたありません。ちょっと調べますと・・・
と言うわけで、お借りしているカメラ含めて手許にあるシングル8で調べると、カートリッジ前部のでっぱりで感度設定するカメラは、キヤノン518、フジカAX100、C100、ZX250、エルモ8S-60、8S-40T、8S-600など。兄弟機である8S-40や8S-30T、8S-30、8S-800なども同様でしょうが確証はございません。
つまりこれらのカメラでは、そのままでは使えない、と言う事ですね。エルモ8S-600で使えないのはちと惜しいですね。
あとは、使ってからご報告と参りましょう。
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Velvia 50Dの8mm画像雑感
- 2006年3月30日 03:05
- Velvia50D
先日、「素人による8ミリ映画の部屋」が主催する「東京8ミリシネ倶楽部」の上映会に行ってきました。
その場で、富士写真フイルムのスライド用フィルム「ベルビア50D」を裁断鑽孔して、シングル8カートリッジに詰めた試作フィルムの映像を見る機会がありました。
平成2年に登場したベルビアを8mmにと言うのは時々耳にする話です。海外の業者では、希望者が持ち込んだフィルム原反をスーパー8カートリッジにするサービスをしていたことがあり、その中でもベルビアは名前が挙がってきておりました。
また、富士写真フイルム内でもベルビア(の乳剤)をシングル8に採用しようか、と実験されたことがあります。1991年頃だったか、コダックがエクタクローム160 TYPEAをやめると発表したのと同時期だったと記憶しています。
ベルビアを8mmに、と言うこれらの動きは、おそらくこのフィルムが、微粒子かつ超硬調なトーンを持つためだと思われます。
見せて頂いた映像は、大変にシャープネスが高いものでした。また、ハイキーな画面では色が白っぽくなるのは当然ながらも、飛んでしまうことなく階調を保って描写をしていました。
色は、ベルビアそのものです。Z800で撮られたため、あの機種ならではのやや地味目な色付けがありますが、藤色が強く立ってくるベルビアならではの派手派手な風味はまさにベルビアです。
フジクロームR25とはまったく違いますし、コダクロームにも似ていません。もちろん現像後はスーパー8フィルムと考えた方がいいのでフジクロームとはまとめられず、かと言ってコダクロームとは色の方向性がかなり違うフィルムですので、こちらもまとめると違和感が生じると思います。
また、残念なことにこのベルビア50Dと言うフィルム自体はすでに生産終了し、在庫限りの商品です。継続して供給されるフィルムではないのです。
リバーサルフィルムではコダックだんぜん優位だった時代の流れを変え、その後富士写真フイルムが次々に性能の高いリバーサルフィルムを生み出すきっかけとなった商品なので少々残念な感じも致します。
しかしそれよりも何よりも試写を見て感じたのは、富士写真フイルムが納得行く価格で最新の乳剤を採用した新しいシングル8用フィルムを出したらいいなと言うことでした。気軽に使える、リーズナブルな現像代でサービス提供してくれるのならばどれほどいいことだろうか、と。
昨今の銀塩業界の事を考えればそんなのはゆめまぼろしの話なのかも知れませんが。
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