8ミリに最適な水銀電池の代用品を探せ

8mmカメラには、内蔵露出計を動かすために水銀電池が必要な機種があります。

しかし、1995年に日本国内での水銀電池の製造が終了しました。
となると露出がとれなくなる!露出がとれなきゃ撮影なんかできません。さてどうしよう!大丈夫、方法はあります。
というわけで今回のお題は「露出計に水銀電池を使う8mmカメラをどうやって使うか?」 これでございます。

水銀電池が必要なカメラ一例

シングル8&スーパー8カメラで使っている水銀電池はH-DかH-2Dがほとんどです。
思いつくまま、使用電池別に何機種か列記しておきます。

●H-D(MR9)系電池(1.3-1.35V)使用カメラ

 

(H-D:ナショナルM-ID、東芝TH-MC、マロリーPX-13、マロリーRM625R、エバレディE625N、ゼネラルNo.625などは互換電池)

フジカAX100 C100
キヤノンオートズーム814,ズーム518、ズーム318、1218、518シングルなど
ニコン スーパーズーム8X、R8
エルモ8S-40、8S-60、104、106など

海外機はきりがないのでNIZOだけ書いておきます。
NIZO S48、S36、S48-2、S80、S55、S56、 480、560、800、481、561、801、481マクロ、561マクロ、801マクロ

 

●H-2D系電池(2.6-2.7V)使用カメラ

H-2D水銀電池
(H-2D:東芝TH-2MC、ナショナル2MD、マロリーTR-112Rなどが互換電池)

フジカP1、P100(105)、P300、ニューP300、C100、Z1、Z2、Z400
コニカ6-TLシングル(スーパー版は不要)

●H-3D系電池(17.0×21.5mm 3.9V-4.05V)使用カメラ
(H-3D:マロリーTR-113R、PX-25、RPX25、EPX25などと互換)

エルモC-200、C-300など

 

何が問題か?

第一に、同じ形の電池が国内で製造されていないこと。
第二に、H-Dの1.35V、H-2Dの2.6V、H-3Dの4.05Vという電圧の電池が国内で製造されていないこと。

となると、きちんと撮影するための方策は、
1.同じ形の電池を探す、または同じ形にしてしまう。
2.電圧の違いをどうにかする。

の2点に絞られます。

 

ありふれたボタン電池・LR44を使ってみる

もっとも身近な方法は、コンビニでも売っているアルカリ電池LR44(またはLR43)、カメラ店などで売っている酸化銀電池SR44(またはSR43)を使うことです。

SR43酸化銀電池
これは1.5V(1.55V)の電圧のボタン型電池で、H-Dよりも小さいので実験としてアルミ箔を巻いて大きくしてみました。
ボタン電池は裏表でプラス・マイナスの極性をもってますから、セロテープで絶縁ながら慎重にアルミ箔を巻きます。
後述しますが電圧が違う点を除けば、これで一応使うことが出来ます。

さらに発展して、LR44を二個使ってH-2Dの大きさに合わせた電池をこしらえてみました。(注1)

実際に、H-2Dという電池は、H-Dを直列につないでいるだけの電池でして、外側の金属板をむくとH-Dが二つ転がり出て来ます。 先ほどのセロテープ&アルミホイル技でH-2Dの高さに合わせます。なんとも不格好ですがこれでOK。直列につないでますのでおよそ3Vの電圧が出ています。H-2Dの2.6Vより1割強オーバーしてます。


左がH-D水銀電池。右がLR44アルカリ電池です。


LR44を二個直列につなげてセロテープで巻いてみました。右側は高さあわせに使った銀紙です。

全部セットするとこんな感じです。ちょうどH-2Dと同じ大きさ。
くれぐれも、電池の裏表でショートしないように注意。

 

電圧違えば、露出値が違う!

水銀電池を使うカメラは、電池の電圧によって露出値が変わってしまうそうです。さっそくアルミ箔で巻き巻きしたLR44をコニカ6-TLで実験してみます。あいにくH-2Dがないので、元気なH-Dを2つ直列につないで実験してみました。

結果は、LR44電池2個セットの方が、H-D2個セットより1絞りほど大きな値を指しました。現像後の映像を見るとやはり露出不足になっております。どうやら電圧オーバー分だけ適正露出よりも絞り込んでしまっているようです。これではちょっと困ります。(注2)

 

電池アダプターの使用

そんな電圧問題を解決するために、関東カメラサービスから便利な電池アダプターが販売されております。これはH-D型の抜け殻にLR43(44)電池をはめ込んで使うもの。電圧を下げる回路が入っているタイプを使うと露出調整の面倒がなくなります(注3)

MR-9アダプタ

また、H-2D電池の2.6V(2.7V)のアダプターも販売されております。

こちらは電圧変換用の回路が入っていないので、3Vぐらいになってしまいます。

H-3D用のアダプターは販売されていません。これは、H-Dを直列につないだだけのものですので、セロテープ&アルミホイル技でこしらえちゃいます。電圧は4.5V近くになるのでやはり露出値に誤差が出て来るはずですが、試しておりませんのでもしご存じの方がおられたらご報告頂けると幸いです。

ドイツ・VARTA社の電池を使う

先ほど「日本では」H-Dと同じ形の電池が作られていないと書きましたが、ドイツでは互換形状の電池としてこのようなものが製造されています。 (写真)

ドイツ・VARTA社 V625U(LR9)電池 ※製造販売終了!
中身はLR44などと同じくアルカリ電池で、電圧は1.5V。H-Dより一割オーバーしておりますが、形はジャスト。封を開けてカメラにつっこむだけでフィットします。100円程度とお手軽です。安い上にアルミ箔を巻く必要もないので、この電池を使うのが一番手っ取り早くてお勧めです。ウソのH-2DやH-3Dをこしらえるのもこちらの方が楽です。

※2005年追記 2005年夏現在、新宿ヨドバシカメラの電池はファルタ・マイクロバッテリー社の「powerone」レーベルのものになっています。型番がp625u。v625uとの違いは突き詰めてません。


ファルタ・マイクロバッテリー社日本支社
powerone

※製造販売終了!

※2008年追記 2008年6月で、パワーワンブランドでのv625u電池の販売は終了しました。 今後は、共栄産業というカメラ修理業者さんが、ファルタ社の電池の代理店をするそうです。 リパッケージ版の販売は2008年10月からスタートとの事。

※2009年追記

DURACELLの625Aという電池は、これと同様の品です。日本からは入手困難ですが、ドイツでは販売しています。

 

duracell625A.png

Duracell 625A

 

空気亜鉛電池を使う

しかし、これだけ技術が発達している世の中で、なんで同じ形の電池で電圧が同じものが作れないものか?21世紀の世の中にそんなはずはないだろ!と思って探しますと、こんなものがありました。

アメリカ・Wein Products社は、H-Dの同型互換電池・MRB625を製造販売しています。

アメリカ・Wein Products社 MRB625空気亜鉛電池(1.35V)

これは前述のドイツ・VARTA社のV625Uとは異なり、1.35Vの出力を持った空気亜鉛電池です。空気に触れると発電を始める変わった電池で、使わないときはカメラからはずして添付のシールを貼って保存します。シールをしておけば長持ちするのです。日本にもクラシックカメラ店などで輸入・販売されており、2004年1月現在でも入手可能でした。お店により値段の開きがあるようですが、当方は1個580円で購入することができました。

露出調整の必要もなく、そのまま使えるのでずいぶん楽になります。

※2008年追記:
ニコンR8では使えません。なぜなら、電池を直列に二個並べるので、空気穴がふさがってしまうからです。
また、形状が微妙にH-D(MR9)と違うので、うまく接点に触れてくれないところもあります。

補聴器用の空気亜鉛電池PR44を使う

1.4Vの空気亜鉛電池は国内メーカーで製造販売されております。おもにポケットベルや補聴器用として売られているもので、比較的入手は簡単です。H-Dと同型のものはありませんが、SR44(またはLR44)と同じサイズのものはあります。こちらは6つぐらいセットになって800-1000円ぐらいと非常に安価。

 

pr44.jpg

 

PR44は、その型番の通りにLR44やSR44と同じサイズ。空気穴をふさがないように、同様に高さと胴回りを調整してあげれば、使えます。MRB625と同じように、2つ直列使用はNG。

 

追記:ホントに電圧調整は必要なの?

本記事を掲載してから、「電池電圧1.35Vの水銀電池」と「電池電圧1.5Vのアルカリ電池」は、その特性の違いから実使用時にはほぼ同値になるので電圧調整は不要ないしはあまり気にしなくていいのでは、とご指摘をいただきました。

当方が実験したのは手持ちのコニカ6-TLシングルと、ニコンR8の2機種ですが、6-TLではデッドストック水銀電池と空気亜鉛電池MRB625がほぼ同じ絞り値を指し、アルカリ電池LR44とV625Uを使った際は水銀電池の値からおよそ1絞りほど絞った数値を指しておりました。(ニコンR8はMRB625がうまく使えないので比較をしておりません)

となるといただいたご指摘と真逆の結果なのですが、これがなぜなのかはよくわかりません。なにか別のファクターが関わってきているのではないかと思っております。

先日フジカZC1000を修理依頼したところ、半絞りぐらいアンダーになってますけど直します?と修理途中で尋ねられました。20年落ち30年落ちの中古品ですから、素人考えですけど露出やらなにやら、狂ってくることがあってもおかしくないと思います。

一番大事なことは、カメラの露出計がいかれてないかまず調べること!

老朽化の度合いや箇所の違いにより、6-TLすべてが同じ結果を出すかどうかもわかりません。それよりも、本ページで紹介しております代替電池を使用してテスト撮影を行った上での結果を見て、お持ちのカメラにあった電池を選ぶなり、撮影時に手動で補正するなりと方策を選択するのが一番正しいと思います。(2004.8月、2006年4月マディ追記)

 

——-注釈———-

(注1) LR44(1.5V)やVARTA社V625Uなどのアルカリ電池は、電池容量の残量が減少するにつれ電圧低下する性質を持ってます。一方酸化銀電池SR44(1.55V)は、使い切りまで電圧がほぼ一定しています。

しろうと考えでは露出計の代用電池にはSR44(43)の方が適しているといえそうです。

(注2)  この1絞りの差はあたくしがコニカ6-TLを使う上で、まいったなあと感じただけのことでございます。

同様に1.5V電池を使っている方に伺うと、 「露出オーバー気味のカメラだったから好都合」とか、「マニュアル撮影だから、とりあえず針が動けばOK」とか、プラス思考のお声もちらほら聞こえます。つまり、機材の状態や使い方によってはこの露出の違いが問題になるとは限らないのです。

また、ニコンR8も同様に1絞りほど絞りすぎになっておりましたが、露出補正機能が付いてますのでなんの問題もありません。

(注3)  35mmスチルカメラには、H-Dなどの水銀電池をメーターに使った機種がいっぱいあります。中には大電流を要求するタイプのカメラもあり、それらの機種では電圧変換型タイプのアダプターは不具合を起こすことがあるとメーカーの注意書きにありました。  8mmカメラで、そのような不具合を起こす機種があるかどうかはよくわかりません。

(注4)  MBR625電池は小さいボタン電池に丸い輪っかをかぶせてある、土星のような形状をしています。横から見るとずんどうなH-D電池とはまったく形が違います。 この形の違いのためでしょうか、ニコンR8では使えませんでした。

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エクタクローム64Tが使えるカメラはコレだ! その1

スーパー8カートリッジの感度設定仕様
スーパー8カートリッジは上方の切り欠き=ノッチ(notch)によってそのフィルムの感度をカメラに伝える仕組みを最初から持ってます。
カメラの感度設定ピンとか、感度設定用のレバーが、このカートリッジの切り欠き=ノッチがどれぐらい削られているか読み取って自動的にカメラの設定を変えるのです。
ノッチのフォーマット
ノッチは、長い方が高感度です。カートリッジの中央から計ってちょうど1インチの場所からスタートして、0.1インチ刻みで
16/25/40/64/100/160/250/400/640(タングステン時)
10/16/25/40/64/100/160/250/400(デイライト時)
・・・の全9段階あり、2/3段ごとにASA感度が刻まれています。たとえば、0.9インチにわたってごっそり削られている場合は、最高感度のASA640を示します。0.1インチしか削られていない場合は、ASA16です。
ASA125のエクタクローム7240はスーパー8カートリッジの規格にない感度のフィルムだったのですが、この7280はASA64ですから、スーパー8規格に合致したフィルムです。

ASA64対応かどうかカメラをチェック
残念なことに、このASA64の設定を持ったカメラはそれほど多くないのです。このままではきちんとした露出で撮影することが出来ません。まず最初にご自身の所有カメラがASA64の感度設定に対応しているかどうか調べてみましょう。調べ方は簡単です。
1.使用説明書を調べる。
説明書には「仕様」とか「スペック」とか題したページがかならずあります。カメラのレンズとか、全体の大きさとかいっぱい書いてあるところです。ここに、感度設定の仕様が書いてあります。「フィルム感度」などの項目で、「タングステン時」とか「人工灯」とか書いてあるところで、ASA64の設定があるかどうか確認してください。
2.カメラ本体を調べる。
説明書がない場合フィルム室を見てみましょう。感度設定が書かれている機種があります。
ASA64対応カメラ例
当方の手元にあったカメラ本体と説明書を調べてみますと 下記の機種が、ASA64の感度設定を持っているのがわかりました。他にもあるそうなのですが、 マディならびにオオノ隊員が確認できた機種に限定しております。
[CANON]
○1014XL-S
○814XL-S
○1014エレクトロニク
○814エレクトロニク
○オートズーム814
○1218
○512XL
○518SV
○518(ASA.25-160まで対応)
○318(ASA25-160まで対応)
[ELMO]
○106(ASA20/40/64/100/160/250に対応)
○C200(ASA16-400まで対応)
○C300(ASA16-400まで対応だが、初期モデルはASA16-100まで)
○103T(ASA.40/64/100/160/250対応)
○110(ASA.40/64/100/160/250対応)
[NIKON]
NIKON製スーパー8全機種が対応してます
○superzoom8(初代)
○8X
○R8
○R10
[RICOH]
○410Z(初期型はASA64までの対応)
○800Z
[Bauer]
○C2M (ASA10-100まで対応)
[Beaulieu]
○2008
○3008
○4008
○5008
○6008
○7008
○9008
[NIZO]
○481
○561
○801
○801macro
○3048(ASA40-640まで対応)
○4080
○6056(ASA40-640まで対応)
○6080(ASA40-640まで対応)
(NIZOはコンパクトシリーズとインテグラルシリーズ除き全機種対応と聞いていますが未確認)
[Leicina]
○Special
そもそも露出計は合っているのか?チェック
70年代中頃以降にリリースされた中型機以下の機種は、例外はありますがASA40と160の設定だけを装備していることが多いです。そして、これらのカメラはASA64のカートリッジをASA40と誤認する可能性が高いです。ASA40と64のズレは、絞りにして2/3段。 感度設定のないカメラではこの2/3のズレを何かしらの方法で「調整」して撮影する必要があります。
しかし、これはあくまでもカメラの露出機構がちゃんと動いている場合の話です。多くのカメラは、20年から30年以上の中古品です。露出機構にガタが来ている可能性は大いにあります。普段から使っているカメラで狙ったとおりの画面の色や明るさが表現できているのならば、一応はそのカメラはちゃんと動いていると考えるとして、「どうも予想より明るかったり暗かったり変だ」と感じているのならば、まずは露出計の異常をチェックしましょう。
ASA64非対応カメラでの撮影法
ASA64に対応していないカメラでも、正しい露出で撮影することはできます。
まずは露出機構が正常に動いているとして、
1.露出補正機能付きのカメラを使う。
感度設定があるカメラの次に便利なのがこのタイプでしょう。1/2段か1/3段刻みで上下1段の露出補正が設定できるカメラがあります。もともとは意図的にアンダー&オーバー気味の撮影をするための機能ですが、これは使えます。2/3段分アンダーで撮影するように設定するだけでいいのです。ただ、他のフィルムを使うときには戻しておくことを忘れずに。
手元にあった説明書ではこれぐらいしか見あたりませんでしたが、もっと種類はあるはずです。
[CHINON]
△パシフィック 12SVR DirectSound…40/160*(1/3段ずつ上下1段露出補正可能)
△パシフィック200/8XL
△60AFXL…40/160*(1/2段ずつ上下2段露出補正可能)
△805S DirectSound…40/160*(1/3段ずつ上下1段露出補正可能)
△806SM DirectSound…40/160*(1/3段ずつ上下1段露出補正可能)
[ELMO](これだけ記憶で書いてます)
△612R…40/160(1/3段ずつ露出補正ダイヤルで調整可)
△1018R…40/160(1/3段ずつ露出補正ダイヤルで調整可
[Sankyo]
△CME1100
△CME444
△CME666
[Beaulieu]
△1028XL60…無段階で上下1段露出補正可能
2.マニュアル露出調節のできるカメラを使う。
これは、露出の手動調整機能があるカメラならできます。2/3段オーバー気味にずれるのですから、カメラの内蔵露出計で撮影前にシャッターを半押しするなどして被写体の露出を計り、指針が指した露出値から2/3絞っちゃえばいいのです。
マニュアル露出調節機能のついたスーパー8カメラはたくさんあります。
もちろん、単体の露出計を使っている方はフィルム感度設定だけ変えればいつもと同じように撮影できます。
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協力:オオノ隊員

いたずらには使えない「カセット8ムービー」

野村トーイ「カセット8ムービー」
カセット8ムービー
超小型で気軽に持ち運べる映写機はないでしょうか?
町なかの、たてものの壁にアレな映像を映写してぱっと逃げる、そんないたずらをしたいなあと。まるでピンポンダッシュみたいなたわいもないいたずらですが、これに適した機材がないかなあと探してます。
持ち運びの映写機といえば、今までに8mm玩具の「くるくるてれび」や「ミニクル」を取り上げていますが、あれらは、あくまでものぞいている人一人が楽しめるもので、「持ち出し可能な映写機」というよりは、それこそipodの第五世代や、オリンパスのeye-trekなどに近いでしょう。あくまでお子様一人用の玩具でしかない、と思います。
でも、おもちゃでいいから小さい映写機ってないものか、追撃して探していたらこんなものを見つけました。
これは、今はなき野村トーイ社製の「カセット8ムービー」です。今までに紹介した8mm玩具よりも一回りぐらい古い商品。
写真にあるのは、8mmフィルムが収められているカセットだけで、映写時は小型の映写機である「カセット8」本体にはめ込んで使います。これは電球で映写するタイプですが、使っているのは「豆電球に毛の生えたようなもの」で、大きく上映はできません。くるくるてれびなどと違い、フィルム送りは手動です。クランクを回す必要があります。
ポータブル映写機として使えるかどうか?なのですが、結果から言えばこれは「もっとも不適切な映写機システム」です。
まず、豆電球の光量が小さいのは言うまでもないでしょうが、フィルムの走行方向が逆、という決定的な不具合があります。
このフィルムは、画面サイズやパーフォレーションこそ、シングル/スーパー8規格ですが、走行方向がまるっきり逆なのです。
 ですから、カセットに入っていたフィルム、「宇宙怪獣キングギドラ」(『三大怪獣地上最大の決戦』1964年)と『変身忍者嵐』(同名TV番組。1972年)を、通常の映写機用のリールに巻き取って試しに映写をしてみたら、
目の前で、破壊された町並みがもとの姿に戻って行っちゃいました。
いろんなカセットがあったようだ
これでは、使い道がありません。本体を入手するのはやめました。
さて、そんなこんなでいろいろと昔の8mm玩具について調べていたら、意外なものにぶつかりました。
長くなるのでまた次回に。

国内現像で一ヶ月かかるの?エクタ64T

先週末、エクタクローム64TをヨドバシカメラAKIBA店に現像依頼してきました。
DPEカウンターの係の人が言うのには「海外現像のため一ヶ月ほどかかります」とのこと。 そんなはずないのですが、と言ったらケイジェイイメージングの4月現在サービス表を 見せてくれました。

そこには「8ミリ、16ミリ現像 1-2ヶ月」と書かれていました。
海外現像のフィルムもナニもかも一緒くたにしているのか・・・ ずいぶんざっくりしたアナウンスだ。

ちょうど一週間たちますが、現像終了の連絡はありません。 国内現像となっても、あまり使い勝手が改善されないのでしょうか? そうだとしたら残念であります。

さて、ケイジェイイメージングを経由するとどれほど期間がかかるのか、 とにかく待ってみようと思います。

コダクローム40の日本での現像依頼は7月15日まで

kma464p_front_bighttp://wwwjp.kodak.com/JP/ja/motion/news/mar06/20060327.shtml

3月27日のコダック株式会社の発表によると
コダクローム40のスーパー8の現像がスイス・ローザンヌで8月1日に終了するにつれて、
日本国内での現像依頼を、2006年7月15日までにすべしとのことです。

続きを読む コダクローム40の日本での現像依頼は7月15日まで

これはダブル8カメラだ! シネコダック60

CINEKODAK60

写真のカメラは、オオノ隊員がお持ちのダブル8カメラ「シネコダック60」。

オオノ隊員さんの解説によると、
> 世界初の8mmカメラは、1932年(昭和7年)に発売された「シネコダック20」。
> シネコダック60は、レンズ固定式だった20をレンズ交換式に改良した、いわばセカンドエディション。
> 日本では昭和10年頃に登場後、10年以上も販売されていた人気機種でした。
> かれこれもう60-70年ぐらい前に製造された機械なのですが、作りの良さは絶品です。
とのこと。

でっかいスプロケットが目立つこのカメラは、きちんと作られた機械が持っている美しさのようなものがあります。

ダブル8(レギュラー8)の見分け方

ダブル8/レギュラー8カメラがスーパー8やシングル8と一緒くたに「8mm」としてヤフオクにもいっぱい出品されてます。
もちろん、ダブル8(レギュラー8)は、マスではないですがフィルムも製造・ミニラボで現像が出来ますので使うことは可能ですがかなりコスト高です。
そして何よりも、シングル/スーパー8で映像をこしらえたい方には無用でございます。映像作家の山崎幹夫さんのブログ「山崎幹夫の映像制作ノート」でも指摘されてますが、うっかりすると間違えて買っちゃうかも知れません。
と言うわけで、ダブル8(レギュラー8)カメラとシングル&スーパー8カメラを簡単に見分ける方法を思いつくまままとめてみました。

マディ折原の思いつきだけのラフ原稿に、おなじみオオノ隊員さんのツッコミ入りの記事でお送りします。

●2-3本の撮影レンズがカメラ前面の回転板に取り付けられている。

→ほとんどダブル8カメラです。
例外は、
1.16(35)mmカメラと間違えている(ベル&ハウエル、BOLEX他多数)
2.ダブルスーパー8である。(BOLEX、PATHE)

●撮影レンズから見て左側面にゼンマイを巻くような大きなつまみが付いている。

→ほとんどダブル8カメラです。

[オオノ隊員]
スーパー8でぜんまい巻のものはロシア製のクオーツとベルハウエルパーペ
チュアルがありますが,フィルム装填の関係で,撮影レンズから見て右側面に巻
き上げハンドルが付いています。つまり,撮影レンズから見てぜんまい巻き上げ
ハンドルが右側面に付いていればスーパー8,左側面に付いていればレギュラー
8と言えるでしょう。

というわけで例外は、
1.16(35)mmカメラと間違えている
2.ロシア製のクオーツと、
ベル&ハウエルパーペチュアルは、スーパー8のゼンマイ駆動。

 

写真だけで判断するのは避けた方がいいのですが、やむを得ない場合のチェックポイントはこんなところです。

●本体に「SUPER8」とか「SINGLE8」とか書いていない→ダブル8の可能性高いですが、書いていないスーパー8機もあります。

●カメラの後方にふたがあり、そこに何かを入れられるようになっている。

→99.9%スーパー8カメラです。

●出品カメラの写真に、フィルムを入れるところが開けてあったとして、

・フィルム室の中央にカセットテープデッキの巻き取り軸のようなものがひと
つだけある →100%スーパー8カメラです。

・軸がふたつあって、平行ではなくてどちらかがレンズ側に寄っている
→ほとんどダブル8カメラです。
例外は、
1.16(35)mmカメラである
2.ダブルスーパー8である

●軸がふたつあって、平行に並んでいる。
・シングル8と書いてある→100%シングル8です

・シングル8とは書いていない→ダブル8です。

[オオノ隊員より]
●丸形あるいは角形の窓が撮影レンズから見て
ボディ右側に付いている→シングル8
左側に付いている→スーパー8。

●こま速度ダイヤルに16という数字があり18という数字がない。 →レギュラー8である。
例外はPATHEのDS8とロシア製25フィート巻DS8撮影機。

と言ったところでまとめてみました。ご参考下さいませ。

あたくしはダブル8は使いませんので、一台も持ってませんが、
かっこいいのが多いんですよね・・・カメラも映写機も。

リモコンで撮影してみよう! 1コマ撮影出来ないカメラで1コマ撮影?!

札幌にある「8mm専門店バンザイ」では、1コマ撮り機能のないカメラに差し込むと1コマ撮りが出来るようになってしまう便利なアタッチメントを販売しています。

サイトには「詳しい中身は問い合わせてください」と記載されているだけですので、中身はよくわかりません。
写真を見る限りでは、リモコン端子に差し込むプラグが、真っ黒けの本体BOXとコードでつながっているだけのシンプルな代物のようです。きっと、この黒い箱の中身がヒミツなのでしょう。

対応機種は、この二台です。

フジカシングル8 ZXM500
フジカシングル8 ZM800

これら2機種は、1コマ撮り機能を持っているZX550とZ850の前機種に当たり、
○電磁レリーズの機構を持っている
○リモコン撮影が可能

と言うカメラです。

これら2機種は、ZX550やZ850に比べて中古流通量が格段に多いので、容易に入手できます。1コマ撮影を望む方は要チェックかも知れません。

————————————-
さて、ひとしきり書きましたのでリモコン撮影ネタはお休みですが、

オオノ隊員さんから「ニコンR8&R10の特殊コネクタリモコンについてのレポートを」、と言われています。
でも、あんなへんてこなコネクタ、何がどうつながっているのか全然わかりませーん。

どなたかご存じの方いらっしゃいますか?

byマディ折原

おもしろい映像を作るには、8mmでも16mmでもDVでもHDVでもAVCHDでもPCでもMacでもAMIGAでもVRでも何でも使いましょう!とマディ折原が提案するサイト