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映写 Archive

8ミリ映画をインスタント写真に焼く実験

  • Posted by: muddy orihara
  • 2010年8月 6日 00:47
  • 映写
8ミリ映画をインスタント写真に焼く実験出来ました。

elmoalbum01.jpg
オオノ隊員から説明書コピーを頂き、
は☆なさんにM-56映写機を貸していただき、
ある方から生産終了したフォトラマFI-800GTフィルムを譲っていただき、
nakanoさんからNDフィルタを譲っていただき、
ようやくであります。

800gt02.jpg
フィルムカートリッジの感度設定でっぱりを削って、

800magazine_cut.jpg
映写機にNDフィルタ貼り付けて、

ndfilter01.jpg

ndfilter02.jpg
準備完了。

間欠映写される映画のコマをストップボタンで一時停止して、
PRINTボタンを押すと、

がたっ

とインスタントフィルムが、出てきます。


elmoalbum.jpg

んでしばらくすると、写真のように像が浮かび上がってきます。
DSC00484.jpg
青いですね。なんか色温度がずれてる感じであります。
DSC00480.jpg
間にゼラチンフィルタが入れられるので、ここで調整出来るでしょう。
ともあれ、解像度的にはどうやってもこんなものなのでイイ仕上がりです。

ちなみに写真は私の甥ッ子。もう中学生であります。

改めまして、ご協力いただきました方々に感謝であります。

さて、これを見せびらかしにいこう。

ELMO GS-1200 XENONの交換電球?

ドイツの小型映画機材ショップ、wittner-kinotechnikのサイトで、エルモGS-1200クセノンの互換電球らしきものが売り出されています。

http://www.wittner-kinotechnik.de/katalog/05_licht/a_lampen.php#4160

写真は16mm映写機の16-CL XENON用の電球と一緒なのであんまり参考になりません。
これがどれほどしっかり使えるものなのか、この数行の記事ではわかりません。

GS-1200用のクセノン電球は在庫切れて数年経ってます。上映能力が高い、高価なこの映写機を死蔵されてる方も結構いるかと。
ご興味ある方は問い合わせてみてはいかがでしょうか。

下北沢ラ・カメラ 山崎幹夫&山田勇男上映会 HDの期待は?!

山崎幹夫&山田勇男の上映会にお邪魔。場所はおなじみ下北沢のラ・カメラ。

HDVによる新作『クラゲと亀裂』の期待と、それをHDプロジェクタで上映するというテクニカルな好奇心とあいまって、興味深い上映会でございました。
lacamera012010.jpg


見たのはCプログラム。ラインナップ一覧と違って実際の上映の順番は、

山田勇男『彼方』1993年/8mm/20分
山田勇男『檸檬』1999年/8mm/12分
山崎幹夫『8ミリシューター論理狼』1998年/8mm/3分
山崎幹夫『8ミリシューターDQNオヤヂ』2003年/8mm/3分
山崎幹夫『8ミリシューター処刑宣告』2007年/8mm/3分
山崎幹夫『見捨てるほどのワタシはありや?』1993年/VTR/17分
山崎幹夫『クラゲと亀裂』2010年/HDV/15分(新作初公開)

8ミリフィルム作品を最初に上映し、最後の二作がビデオプロジェクタでの上映で、『クラゲと亀裂』のみ16:9になるのでスクリーンの黒紙によるマスクをはずす作業を経て映写となってます。

lacamera0220102.JPG

8ミリの映写はELMO GS-1200。HDビデオプロジェクタは型番チェック忘れましたが、察するにEPSONのEMP-TW2000ではないかと思います。違ってたらご指摘くださいませ。

映写後にお客さんが今日の映写はきれいだったとご指摘されてました。
私は『檸檬』の色が印象的でありました。一方『彼方』では酔ってしまいました。XLカメラのスローシャッターでぶんぶん振りまわした映像を見ると私気持ち悪くなるのです。(というわけで飲み会参加せずに退散)

さて、『クラゲと亀裂』はフィールドワークで集めた建造物のひび割れ、亀裂にクラゲが割り込んできた作品。すっとぼけてて面白かったです。

カメラはひび割れ物件にズームで寄っていきます。氏のズームは、かたつむりが目玉を伸ばすようなぬめーっとした生き物感があって好きなのですが、今回それが希薄なのが残念。時々カメラのオートズームのかちっとした感じが出てきちゃう。
これは機材の限界でマニュアルズームできるカメラの方がよかったのか、単に習熟されてないというだけなのかとかいろいろ考える。

スクリーンに映写された映像は、スチルのデジカメで撮った写真を印刷したときに感じる違和感を少し覚えました。
ポスターやDVDジャケットの印刷物では、元になるのがデジカメ素材と銀塩写真素材ではずいぶんと仕上がりの感じが違います。
デジタル素材の場合、どこかのっぺりぼやっとしてるところとしっかりとした精細感が共存しますがそんな感じです。圧縮フォーマットだからなのでしょうかねえ。

しかし、HDの高密度な精細さというのはびっくりであります。
また、16:9いいっすね。どこか私鉄の駅前ロータリーを撮ったなんてことない映像すら印象的で。これはプロジェクタで見せるときの利点ですね。

同じプロジェクタでアナログビデオカメラ時代(多分Hi8)のSDの映像も見せてましたが、ジッターや盛大なスミアとか、割とすぐに飽和しちゃう空の明るさとか、10年~20年前の映像の気分だなと思いながら、実際は当時のビデオプロジェクタではもっと走査線見えまくりのざっとした映写効果だったと思い出すに、家庭用HDVカメラと家庭用HDプロジェクタの活用は大変面白かったです。

本日24日が最終日。17時30分からの回が最終回。

lacamera032010.JPG

しかし、餃子の王将はあいかわらず人気でありますなあ。

 

学研映写機まだ買えないトホホ

  • Posted by: muddy orihara
  • 2008年4月25日 01:49
  • 映写
うーむ、学研の8ミリ映写機がまだ手に入らないです。

仕事場の近くには何軒か本屋さんがあり、大人の科学マガジンや大人の科学製品版の新作はいつも置いてあるので心配してなかったのですが・・・

というわけでまだ買えない。
通販で買うのもアリなんですが、本屋さんの店頭でとても目立つ、しかも新商品として

8ミリ映写機
!!!!!って書いてあるのを見たいのでありまして、
それはプロパガンダなわけでありまして。

それが見られないことには意味がない。通販やネットは、あくまでも対象に対して向かっていかないとアクセスできませんし、まったく不用意に他のものと等価値に並んでいる状態を醸し出せるのは
やっぱり現実の世界の圧倒的な情報量にはかないませんです。

というわけで、こうなったら意地でも店頭で見かけるまで買わない。

あと、本屋さんで聞いてみよう。ごくふつうに「いつ入荷しますか?」って。

これ、すごく大事。


 

エルモ、8月に映写機用ベルト販売と修理を終了

  • Posted by: muddy orihara
  • 2008年3月22日 04:40
  • 映写

エルモのサイトに、映写機のベルト販売と修理を今年8月で終了する旨、さらっと書いてありました。

http://www.elmo.co.jp/support/order/8mm.html

トップの「重要なお知らせ」には何も書いてありません。
私は先日、GS-1200のベルトを買ったばかりなので、ちと拍子抜けな感じであります。

富士フイルムは、ウレタンコードを改造したベルトを売ってますが、
先日買ったGS-1200のベルトは規格通りのものでした。

お手持ちのエルモの映写機のベルトが心配な方、このタイミングで予備を仕込んでおいたら
いかがでありましょうか?

学研の「大人の科学」から8mm映写機登場!

  • Posted by: muddy orihara
  • 2008年3月 8日 23:10
  • 映写

学研「大人の科学」がまたまたやってくれました。

昨年2007年3月29日に「大人の科学マガジン」Vol.15として、紙フィルム用の映写機をリリース。
従前から、ピンホールカメラやらステレオカメラやらを出していた大人の科学マガジンですので、おおっ!という感じでございました。

そうなるとこちらも期待しちゃうわけで、次は何くりだすかなーなんて期待しておりましたら、今度は「大人の科学 製品版」のシリーズから8mm映写機をリリースするとのこと。

期待していながらも、いやーびっくりであります。新型映写機って何年ぶりでしょうか。

映写機は、高輝度LEDを積んだ、手回し式タイプ。
シングル8/スーパー8/ダブル8の兼用型だそうです。8mm全盛期にも何台かリリースされていた簡易型の映写機でありますが、何はともあれ新型で新品、というのは最高に喜ばしいことであります。

手回しは手回しで、これはおもしろいものなのであります。

発売は2008年4月24日。お値段は7980円予定との事。

http://otonanokagaku.net/mailmag/vol104_product1.html
http://otonanokagaku.net/

GS-1200の前部アームと再生ヘッド周りをチェック

GS-1200の前部アームをチェック。

小さいモーターコントロール用基盤を外し、3つのネジで留まっているモーターを外すとすぐにギアが見える。

gs1200frontmotor.jpg

gs1200frontmotor1.jpg

gs1200frontmotor2.jpg
 『素人による8ミリ映画の部屋』では、このギアが割れて走行不良を起こした事例が紹介されているが、これにはアーム側、モーター側のギアにもひび割れはない。
 というわけで、よくわからない。元に戻す前に駆動してみたが、モーター自体は動くし、止まってしまうこともない。
 ただ、モーターの回転の力が弱いように感じた。回転してるモーターを指で(キケン!)割と簡単に止めることができてしまう。

 GS-1200のモーターの力ってこんなに軽かったか?
元気のいいGS-1200では、前部アームの軸(リールを付けるところ)を親指と人差し指でつまんで、簡単にストップさせることなんか出来なかったような気がするのだけど・・・

フィルムを掛けると止まるのは、すごーく力が弱くなってるせいなのかも知れないです。


 一方、音のトラブル。これはもうすぐにわかりました。雑誌smallformatで指摘していたのと同じです。
gs1200hiraki.jpg

 この緑色のバーは、フィルムをヘッドに押しつける役割を果たすのですが、これの力が不十分でした。上映中に試しに押しつけてみると、音が再生されました。


 ただ、指で押さえている限りでは音はケロケロで途切れがち。不安定です。
 一定の力で押さえなくてはダメでしょう。また、ローラーの劣化も気になります。ヘッドの具合はチェックしませんでしたがやや怪しいようであります。





ELMO GS-1200 STEREOの音声トラブルと走行トラブルの例と対処例

 前回どっかに載ってたよな?と記憶に引っかかっていた”エルモGS-1200の音トラブルの対処策”記事は、毎度おなじみのドイツの隔月小型映画雑誌『smallformat』に掲載されていました。

smallformatgs1200.jpgsmallformat2007.jpg
 smallformat2007年**号より

 取り上げているのは、音声のフラッター問題です。
 原因は、ある特定の樹脂製の部品のひび割れだそうです。割れて押さえ付けが適切でなくなるために音ムラが起きると分析し、板金を使った修理法を紹介しています。

 先日来の巻き取りリールが動かなくなるトラブルについて、松田さんが事例を報告されています。トラブルの原因はベルトでもモーター本体でもなく、ギア。ナイロン製のギアがこれまた経年劣化で割れてしまう、との事。
 松田さんは金属加工や機械製作のプロフェッショナルですので、旋盤回してギアを作っています。希望者には製造販売するそうです。

 素人による8ミリ映画の部屋
http://www.h4.dion.ne.jp/~s8mmeiga/
→工房雑記帳の4にGS-1200の修理記事があります。



 さて次は上記の音トラブルの箇所、巻き取りのギアの箇所について、ワタシ手持ちのGS-1200を精査してみることにします。



GS-1200を開けてチェックしてみる

GS-1200の中身を見たことはありません。ベルトを付け替える前にまずGS-1200のケースウラを開けてみました。

ネジ二つで止まってるだけですから、すぐにはずれます。
スピーカーのケーブルが本体底面の基盤に刺さってますので、まずこれを引っこ抜きます。

スピーカーがついてるケースの裏には、何か薬品がはじけたような跡があります。
・・・いやな予感。コンデンサがはじけてるのかなあ・・・
gs1200caseura.jpg

というわけで基盤を見ると、なんだかずいぶんと痛んでいる気配が。

gs1200kiban.jpg

 
ぱっと見た目、パターンが浮いちゃってますし、レギュレータがパワートランジスタ錆びてます。

(3月3日追記:これはパワートランジスタとのご指摘を、弘史左衛門殿からいただきました)

gs1200regulator.jpg 
半田付けしたところがなんか妙な具合です。これ大丈夫なのかしら。

gs1200kiban02.jpg 

どうやらそもそもこのGS-1200はかなりガタ来てた程度の悪い中古だったんですね。
うーむ大失敗であります。

気を取り直して、本題のベルト周りをチェック。

メインベルトは粉吹いたみたいに真っ白になっていますがピンと張っていますし、ちゃんと機能を果たしていそうではあります。
gs1200mainbelt.jpg


前部と後部のアームをチェック。アームのカバーのネジを開けてみます。
ベルトのギザギザがギアにかみ合って動いている構造なのですね。
しかしこの構造だと冷たかろうがスリップすることはないでしょうから、動かなくなる理由は別にあるのでしょう。
そもそもすこしゆるみがあるようです。このせいで回らないのか?ともあれここは簡単に取り替えられそうです。

というわけで、ざっと見終えてケースを閉じて再動作チェック。
やっぱり前部アームの回転が時々止まりますね。逆転出来ません。巻き戻しレバーを引き出した場合には途中で止まらずに動くので、モーターやギア、ベルトの問題ではないのでは?とも思えます。回路カンケイなのかしら?

さて、閉じてみてそういえばサウンドフィルムを上映してないことに気づきます。
試しに2トラックモノラル・・・つまりメイントラックもサブトラックも同じ音が入ってるフィルムを掛けてみますが・・・

げ、全然音でない。組み立てるときにスピーカーのケーブルを指し間違えた?
いや、確認してもちゃんと刺さっています。
参ったなあ・・・こいつはやっかいであります。

んんん・・・そういえば、古くなったGS-1200の音再生トラブルについては、わりと最近どこかで対処法を読んだような・・・ちょっと調べます。





GS-1200の交換ベルト到着

エルモに注文してたGS-1200ステレオのベルトが届きました。

gs1200belt.jpg


届く一日前にエルモから電話が来て、なんだろなーと思って出たところ、
「ST-180のベルトとGS-1200のベルトをごっちゃに注文されてますがよろしいですか?」という確認の電話でした。

あらら。
ワタクシうっかりしてST-180のベルトとGS-1200のベルトを混ぜて注文しちゃってたんです。
大間違い。ご迷惑かけちゃった。

しかし、わざわざ確認してきてくれたエルモさんの気配り感謝。
で、その確認の翌日には届いたのでさらにうれしい限りです。

前後のアーム用ベルトはギザギザの奴なんですね。中に芯も入ってるらしくこれは滅多なことでは切れそうにありません。

一方メインベルトはエルモの担当の人が「メインのベルトはゴム製なので傷みやすいんです・・・」とおっしゃるように、断面がくさび型をした、摩擦でプーリーに食い込んでドライブするタイプのベルトです。
これも中に芯が入ってそうで、よくあるゴムだけのベルトに比べれば遙かに丈夫そうであります。
きっと、エルモさんが言われる"痛みやすさ”はあくまでギザギザ付きの奴と比較しての事なのでありましょう。

 という風になんだか曖昧な書き方しているのでおわかりかと思いますが、GS-1200はまだ開けたことがないので、どんな構造なのかまったく知らないんです。

 週末仕事の合間に、換装にトライしてみようと思います。

GS-1200をしばいて復帰させる

  • Posted by: muddy orihara
  • 2008年2月 1日 23:25
  • 修理 | 映写

ワタシの持ってるエルモGS-1200ステレオは昨年からほとんど動かなくなっておりました。
順転逆転共に動かない上に、しばらくするとモーターからはバチバチバチッとスパークしてるようなもの凄い音が出てくるのです。
別の映写機ですが、目の前で爆発炎上した経験があるので、またドカーンと行くかもと、おっかなくて使えないのです。

ところが、先日「どうせ使えねーんだったら爆発しても同じだ」と思って、電源入れてほったらかしにしたところ、
けたたましく鳴っていたノイズは次第に消え、巻き取り軸がかすかに回転し始めたのです。

こいつはいけるかも?と思ってスイッチガチャガチャやったり、順転と逆転を繰り返してみたり、軸を指で逆回転させてみたりしたところ、かなりいいところまで機能が回復してきました。

もう少し、手を入れてみるつもりであります。
人間と一緒で機械もリハビリが必要なのですかねえ。

[冬は映写機のベルトもグリスも固くなる]
 東京8ミリシネマ倶楽部の岡本さんや八尾さんに伺ったところ、巻き取りが動かない場合は、まずベルトの異常を考えるべし、とのこと。

 冬場はベルトのゴムが低温で固まってる可能性があり、滑ってしまって力を伝えられない事があると。また、巻かれたカタチで固まっていると回転もぎくしゃくするから速度が安定しない、と言うことも。

 同様に、歯車やプーリーに塗ってある潤滑油も固くなってることが考えられるとのこと。
 いずれにせよ、映写機のモーターは動いてるのにうまく走ってくれない場合、暖機運転をしてみるのは有効な手であると言うことでありましょう。

 ワタシは、怖くて電源入れてなかったのが失敗であります。
しかし、バリバリと言う音はなぜ鳴りやんだんですかねえ。昔持ってたステレオがやっぱりバリバリ鳴って、しばらく聞いてると落ち着くなんてのがありましたが、あれと似てるんですかなあ。

[エルモの映写機ベルトは販売されてます]

 フジカスコープ映写機のベルトは何台もおかしくなりましたが、エルモの映写機では初めてであります。
 そんなわけですっかり忘れてましたが、エルモ社のサイトでは映写機駆動用のベルトを販売しているのでございます。

http://www.elmo.co.jp/support/order/8mm_belt.html

 しかし、質実剛健なGS-1200ですが老朽化に伴う故障が他のユーザーさんからも聞こえてきます。

 東京8ミリシネマ倶楽部の松田さんは、そんなGS-1200の部品の一部を、注文に応じて製造してくれます。

素人による8ミリ映画の部屋
http://www.h4.dion.ne.jp/~s8mmeiga/
(部品と機材・・・のコーナーです)

 確か、海外では音声ヘッドまわりのパーツを自作販売してる人がいたはずです。

 GS-1200は大きめの会場での上映会には欠かせない上に、ステレオ録再や大リール映写可能など利点が多い機種です。長く使えるような工夫がなされることは良いことだと思われます。

 

8ミリ鑑定団、その後の経過について マーク300映写機のこと

  • Posted by: muddy orihara
  • 2007年1月15日 02:31
  • 映写


12月上旬に、8ミリの大先輩がた3名をお連れして、とある方から大量な機材を引き取って参りました。

その8mmの大先輩な「8ミリ鑑定団」のお一人、「素人による8ミリ映画の部屋」の松田さんから、エルモGS-1200のマーク300映写ランプ改造版が仕上がった、と言うご連絡を頂きました。

そもそも、マーク300ってなんだ。

MARC300とは、すごく明るい映写用電球です。
クセノンよりも明るく、発色がハロゲンランプに近いアークランプの一種なのです。しかし特殊な電源が必要で、おまけに寿命が短いという欠点があり、カスタム機以外では国産の8mm映写機には採用されなかったものです。(海外にはあるようです)

この場合の「カスタム機」というのは、富士フイルムの上映会で使われた「フジカスコープSH300(SH30の改造版?未確認です)」、エルモの上映会で使われたカスタム(GS1200ベース?)映写機などのこと。
そういう大きなイベントでしばしば使われていたので、マーク300は特殊なものにしては、結構見られていたしその存在も知られていたそうです。

というわけで、電気の知識があって金属加工の腕に覚えのある方は、映写機を改造してマーク300を組み込んで使っていたのだそうです。


今回、完成したのはエルモGS-1200をベースにした映写機。この映写機は、1月27日に行われる東京8ミリシネ倶楽部の上映会で使われるとのことですので、ご興味ある方は是非。

ただ、マーク300ってもう生産終了しているのですよね・・・。

フジカスコープSH30入手!さてパルスの実験だ!

  • Posted by: muddy orihara
  • 2006年11月12日 14:55
  • 映写

sh30_01.jpg

 

 ずっと入手したかった機種です。目的は「正確なアフレコのため」。

あたくしの身近にはフジカスコープSD25や20がなかったので、
「画と音のシンクロ精度をできるだけ高く、しかもよい音質で録音する」ために、こんな方法を採っていました。

1.編集後のフィルムを、まずはテレシネ。最終ダビングに使う映写機と同一のものを使うこと。(この場合はエルモGS-1200でした)

2.テレシネしたビデオを見ながら、MTR(マルチトラックレコーダ)でアフレコ録音。SEと音楽も加えます。

この場合、各機材の走行ズレをできる限り少なくするために、数分単位で区切って録音していきます。

3.カセットテープの音声データを、アフレコのガイドに使ったビデオテープにダビング。
4.完成したビデオテープから、今度はフィルムにダビングしていきます。


手間ばっかりかかるように思えるでしょうが、「ビデオ映像」というガイドがしっかりあるので失敗が少なく、効率が良かったです。

ただ、この方法でも不確定要素が入ってくるところがあります。それは最後のビデオ→フィルムのダビング時。

ビデオの画とフィルムの画の動きがぴったり合うように、速度調整つまみをコントロールすれば大きくずれることはないんですけど、

もう少しオートマチックにしたいなあと。
カットごとにぴったりと録音したいなあと。

いろいろ調べてみたところ、パルスシンクロというのがあるらしいと分かったわけです。音と映像をシンクロさせる機構が。

そんなこんなをしている内に、上記のアフレコ用ビデオのトラックから音を出して上映をする場合が勃発。よりいい音で掛けたい、とカントクが要望したためです。

この時はビデオ画面を見ながら速度調整つまみを上映中ずっとコントロール。そんなにはずれないものなんですけど、大変な緊張を強いられました。
できればそんな緊張はしたくなかったし、させたくもないと。(けど、今でもこれ有効な手段ですのでトライする価値ありですよ)

となると、やっぱりあの「パルス同調」を導入してみたくなる。

パルスシンク上映は、手塚眞『MOMENT』で知りました。『MOMENT』はオープンリールテープとのシンクロ上映でした。ただ、あたくしの身近にあったエルモGS-1200ではなく、フジカスコープSH30を使用したもの。

エルモGS-1200ステレオも「フィルマチックサウンド」というシステムでパルス同調ができるのですがいろいろ試したところ、こちらの狙いには向かないシステムなのと、一部機材が大変に入手困難だったので断念しました。

となると残された手は、フジカパルスシンクシステムだなあと。ずっと思っていたのでございます。

しかし、今となってはやや用途が変わってきました。その用途とは?

長くなるので以下次回に。

  sh30_02.jpg

16mmマグネストライパーを自作する力強い人

  • Posted by: muddy orihara
  • 2006年10月25日 20:47
  • 映写

 日本では、今現在16mmのマグネストライプをしてくれる業者はありません。おまけに、リバーサルで撮るのは16mmの需要から考えればやっぱりマイナー。
 また、プリント用フィルムのペースはPET製(つまりシングル8と同種)がメインになってきているので、マグネストライプするのはきわめて困難です。

 ですから、[16mmリバーサルフィルム撮影→マグネストライプ録音]
という完パケシステムを実現するのは、いろいろと難しいのです。

 しかし、そんな中でも16mm磁気録音作品を作っている人がいるのですから驚きます。たとえば、下記にご紹介する方は、16mm用マグネストライパーを自作して映画をこしらえています。

THE CINEMA CLUB
http://www.geocities.jp/acetatefilm/

 16mmだけでなく、8mmのマグネストライパーもこしらえて、お使いのご様子です。そして、他の方の作品にもストライプをされているようです。

 どうやら、ホンナストライパーで知られる本名さんの試作品があったようですが、それにしてもこれだけのものを「オール特注」して作り上げる・・・これは大変な熱意だと思います。

 そこには、「必要なものがなければつくる!そして映画つくる!」という態度が感じられます。 きっと目の前に岩があればぶち壊してでも進む方なのでしょう。
 もう、自分で全部ケリつける意志の力と技術力。力強いですね。前向きですね。
ふにゃふにゃのあたくしは、もうただただ感服するばかりでございます。

 というわけで、上記サイトの方のように、あたくしも前向きになろうと奮起してみようかなあと思ったりしています。(←すごく弱気だ)

16mm用磁気録音映写機・エルモ16AAR到着

  • Posted by: muddy orihara
  • 2006年10月25日 02:42
  • 映写

 


16mmは、光学録音が一般的ですので、磁気録音式はあまり一般的ではありません。
ですので、磁気録音機能を持った映写機は、とても少ないです。種類も少なければ台数も少ないのです。

そんな数少ない中から、エルモ16AARという磁気録音可能な機種をチョイスして導入。

なんで今時磁気録音?
もうこれは簡単。磁気録音とリバーサルフィルムの組み合わせだとずいぶん安くできるからです。

もちろん、磁気録音をするためにはフィルムがマグネストライプされていなくてはなりませんが、今現在国内でマグネストライプサービスを行っている会社はありません。

そもそも、磁気録音されたフィルムも持っていませんのでチェックのしようがありません。通常上映は大丈夫なのですけどねえ・・・。

フィルムとビデオはどっちが長期保存に向く?

  • Posted by: muddy orihara
  • 2006年6月 5日 04:40
  • 映写

10年ぐらい前に撮ったHi8作品をデッキに掛けたところ、どうもうまく再生ができません。ほんの数分は保つのですが、画がすぐにノイズだらけになり破綻してしまいます。ヘッドクリーニングすると一瞬直るのですが、すぐにダメになってしまいます。

調べてみると、テープは全部ME。メタルの蒸着テープですね。MPテープは問題なかったです。画質がいいと聞いたので、カメラ用にはMEテープを使っていたのが徒になりました・・・。
カメラは、ソニーのCCD-V800でした。1991年に買ったこれは、数年前いきなりノイズだらけ映像を吐き出すようになったので廃棄しています。当家には8mmデッキしか残ってません。

いつ完全に再生不能になるかと心配なので、テープは全部DVDに録画して、廃棄してしまいました。しかし、DVD-Rは色素を使ったメディア。こいつもまた経年劣化します。おまけに今度はデジタルデータ。欠落するとやっかいです。これも近年中には何らかのカタチでバックアップを取らないといけないでしょう。

バックアップのバックアップを取り続ける・・・。血を吐きながら続ける悲しいマラソンですねこれ。

一方、フィルムは結構がんばります。ダブル8時代のフィルムは、ベース自体が歪んだものも見かけますが、多くは劣悪な保存状況によるものもあり、きちんとしてあればかなり保ちます。モノクロ映像は40年ほど前のものでも十分に鮮度高く見ることが出来ます。フィルムベースは、TAC(トリアセテート)ベースだと酢酸化の危険性がありますが、PETベースにはそれが起きません。一様にフィルムが酸っぱくなるわけではないのです。

もちろん、フィルムには褪色が起こります。現像したその場から劣化は始まります。しかし、褪色したからと言って、すぐに再生不能になるのではありません。 色が次第になくなっていくのです。

フィルムもビデオメディアも、物ですから痛んでいくのには間違いが無く、劣化の方向性が違うのですね。どっちが優位とか言う気はありません。ただ、それぞれの特徴が違うのです。


でも、十年後の2016年、DVカメラやDVデッキってどうなんだろうか?またはDVテープってどうなっているのだろうか?
そのときであっても、いえ、根拠はまったくないのですが、何となく8mm映写機は動きそうな気がするのです・・・。

 
梅雨の時期を前に、保存が心配になってきたマディでございました。

いたずらには使えない「カセット8ムービー」

  • Posted by: muddy orihara
  • 2006年4月17日 02:40
  • 映写

野村トーイ「カセット8ムービー」
カセット8ムービー


超小型で気軽に持ち運べる映写機はないでしょうか?
町なかの、たてものの壁にアレな映像を映写してぱっと逃げる、そんないたずらをしたいなあと。まるでピンポンダッシュみたいなたわいもないいたずらですが、これに適した機材がないかなあと探してます。

持ち運びの映写機といえば、今までに8mm玩具の「くるくるてれび」や「ミニクル」を取り上げていますが、あれらは、あくまでものぞいている人一人が楽しめるもので、「持ち出し可能な映写機」というよりは、それこそipodの第五世代や、オリンパスのeye-trekなどに近いでしょう。あくまでお子様一人用の玩具でしかない、と思います。

でも、おもちゃでいいから小さい映写機ってないものか、追撃して探していたらこんなものを見つけました。

これは、今はなき野村トーイ社製の「カセット8ムービー」です。今までに紹介した8mm玩具よりも一回りぐらい古い商品。

写真にあるのは、8mmフィルムが収められているカセットだけで、映写時は小型の映写機である「カセット8」本体にはめ込んで使います。これは電球で映写するタイプですが、使っているのは「豆電球に毛の生えたようなもの」で、大きく上映はできません。くるくるてれびなどと違い、フィルム送りは手動です。クランクを回す必要があります。

ポータブル映写機として使えるかどうか?なのですが、結果から言えばこれは「もっとも不適切な映写機システム」です。

まず、豆電球の光量が小さいのは言うまでもないでしょうが、フィルムの走行方向が逆、という決定的な不具合があります。
このフィルムは、画面サイズやパーフォレーションこそ、シングル/スーパー8規格ですが、走行方向がまるっきり逆なのです。
 ですから、カセットに入っていたフィルム、「宇宙怪獣キングギドラ」(『三大怪獣地上最大の決戦』1964年)と『変身忍者嵐』(同名TV番組。1972年)を、通常の映写機用のリールに巻き取って試しに映写をしてみたら、

目の前で、破壊された町並みがもとの姿に戻って行っちゃいました。

いろんなカセットがあったようだ


これでは、使い道がありません。本体を入手するのはやめました。
さて、そんなこんなでいろいろと昔の8mm玩具について調べていたら、意外なものにぶつかりました。
長くなるのでまた次回に。

8mm携帯プレーヤーその2 バンダイ ミニクル

  • Posted by: muddy orihara
  • 2006年3月16日 13:17
  • 映写

約10年頃前にも8ミリフィルムを使ったポータブル・プレーヤーがリリースされていたのとの事です!
オオノ隊員さんから、バンダイ製の「カセットプレーヤー ミニクル」という映像玩具の情報を寄せて頂きました。

minikuru.JPG


見た目はソニーのハンディカムにそっくり。

カートリッジはこちらです。収録作品は『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1995)。

minikurufilm.JPG

他には『ビーファイターカブト』や『セーラームーン』などのヒーローものやアニメ作品のタイトルがずらっとリリースされていたようです。

「くるくるてれび」は約20年ほど前の商品ですが、「ミニクル」は10年ほど前。
探せば新品に近いものが入手できると思います。

「くるくるてれび」と大きく違うのは、カートリッジの大きさです。くるくるてれびは直径10センチほどのカートリッジにフィルムが入ってますが、「ミニクル」のカートリッジは数センチほど。

カートリッジが簡単に分解出来るかどうかはまだ未確認ですが、短めの作品を見せるのなら「ミニクル」がよいかもしれません。

「くるくるてれび」にしろ「ミニクル」にしろ、フィルムのあたまとおしりをつなげて無限上映出来るメカニズム。
なんか面白い作品が出来そうな予感があります。

8mm作品を「くるくるてれび」でおそとに持ちだそう その1

  • Posted by: muddy orihara
  • 2006年3月 7日 12:02
  • 映写

究極のポータブル・ムービー・プレーヤー!

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進化するビデオ映像は、おうちにあるPCやTVモニターに居座るだけでなく、どんどんおんもに飛び出て行ってます。
それらは、ipodやPSPのように映像プレーヤー機能を持ったポータブルの機械に寄ってなされています。

さて、融通が利く(超アナログ的にね!)フィルムメディアではどうでしょうか。
実は、8mmでも屋外で再生したい、持ち運んで人に見せたい、と言う要求に応えられる機材があります。

それは、80年代初頭に一斉を風靡した映像玩具「くるくるてれび」です。

 

「くるくるてれび」箱のウラ面
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ポピーから発売されたこのおもちゃは、1分程度の特撮・アニメ作品のハイライトシーン8mmフィルムが入ったカートリッジを、くるくるてれび本体に装填して見る、と言うものです。映写ランプがないので大変に軽快ですが、明るいところで見る必要があります。ビデオが家庭に入り込んできた直後のヒット商品でした。

基本的には、「映写ランプと巻き取りリールのない映写機」です。モーターとクロー、接眼レンズで構成された本体は原始的な映写機です。そこに、フィルムが入れられた、円盤状の透明プラスチック・カートリッジをはめ込んで見るのです。
このカートリッジの中に入っているフィルムは、れっきとした8mmフィルムです。

ここがキモです。
早い話、ねじ止めをはずして自前のフィルムをループにして入れれば、自分の作品のくるくるてれびカートリッジが完成するのです。
単三電池があれば、闇夜でもない限りどこでも再生可能です。これぞ究極のポータブル・ムービー・プレーヤー。
また、映写画面ではなくフィルムをレンズで拡大して見るわけですから、非常にクリアな映像で見られるという利点があります。

肝心のこの機械はとっくの昔に生産は終了しています。ですが、結構長期間販売されていたので、ちょっと探せば入手可能です。有名ネットオークションなどでもよく出品されています。手頃な価格であればとりあえず1セット入手して、短編無声映画を見せるツールとして使ってみるのはいかがでしょうか。

なお、富士写真フイルムからは現像後の50ftサービスリールをそのまま入れて、屋外で見る手動式のビュアーも販売されていました。

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