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録音 Archive
富士フイルム シングル8のアフレコ仕上げ再開
昨日問い合わせたところ、
6月1日受付再開で、アフレコ仕上げサービス復活とのことであります。
-------------------以下引用------------------------------------
日頃は富士フイルム製品をご愛用賜り、厚く御礼申しあげます。
弊社ホームページにお問合せいただいた件につき、ご返事申しあげます。
「8mmフィルムアフレコ処理」については、昨年7月より仕上げに必要な磁性体
の塗布工程不具合により、同処理の一時停止をご案内させていただいておりました
が、このたび同処理につきまして、復旧作業完了に伴い処理を再開させていただくこと
となりましたのでご案内させていただきます。
1.対象製品 8mmフィルム現像(アフレコ処理)
2.受付再開日 平成21年6月1日(月)注文分より
アフレコ処理につきましては、長らくの間処理ができず、ご迷惑をお掛けいたしま
して誠に申し訳ございませんでした。
今後とも、これまでと同様のご愛顧をよろしくお願い申しあげます。
-----------------------引用終わり--------------------------------
昨年7月から今までにアフレコ仕上げでお願いしてた分はどうなるのかは、
聞いてません。
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エルモのスーパー8フィルム磁気帯貼り機改造
- 2009年4月14日 02:47
- 録音
松田さんたちの上映会でマグネストライプのデモンストレーションをされた大沢さんが持ち込んだエルモのマグネストライパー。
ずいぶん改造されています。ワタシが見て一番改良してる点は、接着剤を出すボトルが、染みだし方式ではなくて回転ドラム方式になってること。
当方無改造の同型機を持ってますが、染みだしで接着剤を出していくと、ムラが出来るのであります。
という以前に、ワタシのマシンはそこが壊れていて液がだだ漏れになります。
このときは、エクタクローム64Tと、その専用溶剤でマグネ貼り実験を。
仕事に一段落付いてきたので、またこちらに邁進しますかね。
改造機の全容。
接着液を出すところ。銀色の部分がドラムであります。
これは無改造のジャンク品。ワタシの私物です。
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シングル-8にマグネコーティング出来る英国の業者EVT Magnetics社
- 2009年1月31日 16:24
- 録音
もちろんメイン、サブトラック両方。さらに、スーパー8にもやります。
料金は、50ftロールあたり4ポンド強ぐらいなので、500~600円程度(レートは変動します)。
しかし、この会社、サイトありませんので検索してもほとんどネット上に出てきません。
そんな会社ですからカード支払いNG。
知人が、富士フイルムのマグネコーティング機械の復活を待ちきれずにここに依頼したところ、無事にフィルムが戻って来たと、写真を送ってきてくれた。
富士の純正アフレコ仕上げと、スーパー8映画ソフト、それからEVT社仕上げの比較写真になってる。
富士の純正アフレコ仕上げと比較して、
◎メイントラックが端っこぎりぎりいっぱいまで塗られている
◎サブトラックの幅がやや太く、パーフォレーションそばまで塗られている
という特徴があります。つまり、両方とも太めです。
この違いは何か影響あるものなのか。まだ録音してないということで現時点では分かりません。
ですが、そもそもこのEVTマグネティックス社、現在も製造されてるスーパー8の映画ソフト(DVDソフトと同じように、8mmフィルムで製造されてる販売用映像ソフト)のサウンドトラック部分を担当してますので、その技術にそんなに問題はないのではないか、と思います。
知人が今度は録音再生チェックをして、レポートしてくれるとのこと。
それでOKなようでしたら、改めてコンタクトとって見ることに致します。
なお、おなじみレトロさんも最近はこちらのお店を紹介するそうです。レトロさんのサイトにはいまだにシングル8のマグネストライプを請け負うように書かれてますが、取引してた業者さんが辞めちゃったそうで、今は受け付けてない、とのこと。
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1月24日 東京8ミリシネ倶楽部定例上映会ではマグネストライプ実験実施
1月24日(土曜日)は、東京8ミリシネ倶楽部の定例会。
今回は上映会に加えて、マグネストライプ実験研究というおまけ企画を行います。
スーパー8フィルムに音声録音用の磁気トラックを貼り付けるのは、機材と材料があれば一般家庭内で十分可能です。
ただ、結構コツとツボどころがあるそうで、すぐにしっかりしたストライプが出来ないそうです。
というわけで、今回はマグネ貼りのベテランの方に手ほどきしていただきつつ、
新たに仕入れた磁気テープと新しい接着剤でのコツどころを見いだしていこう、という実験の会であります。
機材は、その手練れの方が改造したエルモマグネチックストライパー。
(↑これは私所有のジャンク品・未改造のエルモマグネチックストライパー)
磁気テープ貼り機としては、ホンナストライパーと並んでポピュラーな機種でしょう。
磁気テープは先日ドイツから輸入したもの。メイントラックもサブトラックも両方あります。
(↑0.8mm幅のメイントラック用)
(↑0.45mm幅のサブトラック用)
エクタクローム64Tとコダクローム40はベースの加工がちょっと異なるそうで、
今回はエクタクローム64T用の接着剤にて、エクタ64Tに音声トラックを貼ります。
これら新しい接着剤と、初めて使う磁気テープ、接着剤が貼り付くのにかかる時間とかかっちり固まる時間とかきっと違うでしょうね。その辺を実験して探っていくわけです。
とにかくやってみて、それから研鑽していくという第一歩であります。
実験と挑戦、であります。
会員の方でなくてもT8CCの上映会には参加できます。詳しくは主催者の松田さんのサイト「素人による8ミリ映画の世界」のイベント告知をご覧下さい。
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シングル8にマグネストライプ出来る業者あり
- 2008年12月 5日 03:43
- 録音
という噂は数年前から聞いてましたが、
ようやく裏取れました。
2008年12月5日現在、下記の業者ではシングル8にマグネストライプ出来ます。
Chris Filmtechnik GmbH
Frühlingstrasse 67 85386 Eching b. München
Tel. / Fax: +49 (0)89 319 4130
ここ。ただしメイントラックだけ。
ドイツの知人に聞いてもらったところ、
○シングル8のポリエスターベースにマグネストライプできる。
ただしメイントラックのみ
○サブトラックがストライプ出来ないのは、機械の故障や技術的な問題ではなく、サブトラック用の磁気テープが不足しているからだ。
○磁気テープは、アセテートフィルム(・・・つまりスーパー8)用と違うので流用できない。
とのこと。料金その他は聞けてません。
もう一件、ドイツではシングル-8にマグネストライプできる業者がありました。過去形なのは数年前にやめちゃった、というのがわかったからです。ここは、機械の故障のためやめてしまい、また同時にオーダーが少なかったので機械を修理する気はない、との事。
そして、知人には継続してドイツ国内を調べてもらっています。
どうやらまだやってたところがあるようなのです。
それらが今どうなっているのか、ここがポイントであります。
しかし、日本に一台かそこらしか残って無くてそれがぶっ壊れてる状態であり、一方ドイツには何カ所か近年まで動いてた&動いてるストライプマシンがある、というのも何とも妙な話であります。
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富士フイルムイメージング 昨年12月にマグネ設備オーバーホール実施
- 2008年1月 8日 01:44
- 録音
片都会
シングル8の磁気帯塗布機のオーバーホール実施
情報ソースは、富士フイルムのお問い合わせ窓口。
オーバーホールの結果はどうだったのか、という事についてはサイト上ではふれられていないです。
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GS-1200用クオーツ・パルスシンクロ制御用ユニット!
- 2006年11月26日 04:55
- 録音
先週の日曜日に、一部だけ機材を引き取ってきております。
重くて大きいものが多かった自作機材の中で、ごくごく小さいものがありましたので1つだけ持ってきました。
本体には「エルモGS-1200用シンクロボックス」と書いてあります。
エルモGS-1200用シンクロボックス?
本体前には「QUARTZ」って書いてあります。その横には「スタート」「ストップ」って
ボタンが付いてます。
裏側には、RCAピンのIN-OUTがあって、説明書きで「DATのPHONE出力につないで」と書いてある。
本体から出たDINの6ピンケーブルは、エルモ方式(エルモフィルマチックサウンド)のパルス同調用の端子と同じ。他には電源すらいらない。
これはもしかして・・・!!!!!
さっそく我が家にある、ぶっ壊れたGS-1200の背面に6ピンケーブルを差し込んで、映写制御用のスイッチを「ESS」に切り替え。電源入れてFORWARDボタンを押してスタンバイ。
いざ、QUARTZスタートボタンを押すと、
カタカタカタカタ・・・
小気味よく、オンボロ映写機が動き出しました。
これ、使えそうですよ!
当家のGS-1200はぶっ壊れているのでこれ以上は検証出来ないのですが、いい傾向です。
今後いろいろと問題になるであろう8mmの音声問題にも一つの解決策を提示することになるかも知れませんです。あー、ちゃんと動くGS-1200で検証がしてみたい。
[これが何の役に立つのか?]
ぶっちゃけていいますと、こいつがちゃんと動けば、
◎マグネ録音時の精度があがります。
◎いい音で上映できます。
◎マグネストライプにトラブルがあっても、これで音を出すことができます。
(うまく動けばマグネストライプなくても大丈夫かも。実際には手動での調整が多少必要になるはずですが)
GS-1200は、おそらく今後も上映会のたびに活躍する映写機です。それのツールとしてこんなものがある、というのは1つの福音ではあります。
まずはこれがどんな状態のGS-1200でも等しくつかえるようなものなのかの確認。そして使い勝手の確認をしたいと思います。それが済んだら・・・次のステップですね。
ちょっとはしょりすぎましたので、ご興味のある方はこの辺をご参照くださいませ。
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マグネストライプはどうなる3?海外から買うと?
- 2006年8月 7日 03:29
- 録音
海外から買うとどれくらいになるのか、たとえばおなじみWittner Kinotechnikの値段表を見ると・・・
http://www.wittner-kinotechnik.de/katalog/03_verbr/d_s8mm.php
ORWOの製品だと、メイントラック・サブトラック用ともに12.85ユーロ。
ユーロは結構動きますが、仮に147円ぐらいだとして計算すると、マグネのメイントラック・サブトラック用共に約2200円。アグファのF5テープだと少し高いようです。接着剤が2100円ぐらいです。
もちろん、これは本体価格ですし、これに税金やら運賃やらいっぱいかかってきますが、まあそんなに手のでない金額ではないようです。
ただ、これもいつまで供給されるのかが少し心配です。
いえ、調査不足ですので、これが危機に瀕しているかどうかもわかりません。
ところで、富士写真フイルムの現像サービス終了後には、富士が使っていたマグネストライプ機器はどうなるのでしょうかね?
うんと巨大なモノならともかく、どこかの業者がさくっと入手して継続活用できるようになるモノであれば、うれしいですね。
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マグネストライプはどうなる2?買えるマグネ材料?
- 2006年8月 1日 22:45
- 録音
コメントありがとうございます。
ホンナパーフェクトストライパーに前期型と後期型があるのは、忘れていたような最初から知らなかったようなどっちか分かりませんが、とりあえず後期型で慣れれば名前の通りに「パーフェクト」に近い作業も出来る、と言う事のようです。
そして、肝心のマグネテープと接着剤ですが、今でもちゃんと入手できます。
マグネのテープはメイントラックのみ。サブトラックの商品も入手できるようですが、とりあえずメインのみ。
両方ともドイツ製。
あたくしの薄給ではレトロさんの値段ではとても買えませんので別方面から調達・・・さっそくガンガン使いたいのですが、肝心のエルモマグネチックストライパー8S8が故障してます。以前オオノ隊員さんから、エルモのストライパーはトルクが弱めなので、一気に長尺をやらないで細かくやるとよい、と言ったようなアドバイスを戴いてますが、このままだと実験も出来ません。さてどうしよう。
[マグネのスゴイサイト・・・THE CINEMA CLUB]
THE CINEMA CLUBというサイトの主催の方は、マグネストライプ機器の写真を何個も掲載されておられます。なんと16mm用のマグネストライプ用機械まで開発されておられます。8mm用ホンナストライパーも展示されております。
16mm映写では、光学録音が当たり前です。プリント1本辺りのコストが高くなり、また製造期間もかかる磁気録音はあまりメジャーでなかったです。
そんな中でも、16mm映写機で磁気録音機能を持ったモノがあります。8mm映写機の磁気録音機能に比べると随分シンプルなモノですが、録音はできます。しかし録音可能な機種は少なくて、またあまり見かけないところを見ると台数も少ないのではないかと思います。
16mmを自分でちゃんと使ったのはかれこれ...14年も前ですから昨今の状況はちと疎いです。
8mm同様、16mmをめぐる状況もかなり厳しいモノがあると思います。20世紀末には、16mmの大口消費のひとつであった、テレビアニメーションが一気にデジタル化していったせいで、使用量がうんと減ったようですし。先日、秋葉原のジャンク屋さんと雑談しておりましたら、「某アニメプロダクションからでっかいカメラを引き取って来た」と教えてくれました。多分ミッチェルだと思いますが、まだ持っていたのかと少々驚きましたです。それぐらいにデジタルへの切替は素早かったですしね。
ちょっと脱線しました。16mmの音の問題は、8mmとはちょっと事情が違うのでいずれまた。
”8mmフィルムで完パケしたい場合”という今回のお題に立ち返りましょう。
マグネストライプをしてくれる業者に頼むか、はたまたマグネストライパーを買ってやるか。
とにかく、フィルムでの上映を安定して、便利に行えるように作品を完成させるためには、録音方式は磁気録音を採用するのがいいわけです。
でも、ストライパーをみんな買いましょうとお勧めしているわけではありません。
ストライパー自体の中古流通量が少ないので、ごく限られた人のソリューションでありましょう。
さて、もっと一般的に音の問題をどう片づけるか?またちょっと考えましょう。
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マグネストライプをどうしよう
- 2006年7月27日 00:42
- 録音
シングル8が終わると・・・なんとメーカー純正によるマグネストライプ・サービスというものが全世界ですべて終わってしまう事になります。大げさですが。
海外のフィルムメーカーからシングル8が注目されているのは、メーカーの富士写真フイルムがフィルムの販売から現像・録音に関わるまで一貫して面倒を見ていた安心感、これも大きいようです。しかしそれも終わってしまいます。
さて、シングル8亡き後、フィルムでサウンド作品を作るのはどうしたらいいでしょう。以前パルスシンクのことはちょくちょく書きましたが、必要機材を集めるのが結構大変なので、多くの人に対して有効な手ではありません。やっぱり、何かの手段でマグネストライプ・マグネコーティングするのがグッドな手でしょう。
ひとつは、スーパー8を使う方法。スーパー8ならば、「原理的には」簡単にマグネストライプが出来ます。
この「原理的」って言うのは、スーパー8のフィルムはは接着剤が使える素材なので、細いカセットテープみたいなのを磁気帯を接着すれば(または磁気素材を溶剤で塗布するマグネコーティング方式)ほい、一丁上がりって言う意味です。
実際に、家庭用のマグネストライプ機は何種類かリリースされていました。
あたくしが持っているのは、エルモのストライパー。でも壊れていて接着剤がどばあーっと漏れてしまいます。直せばいいのですけど、今のところ使えてませんので具合はよく分かりません。
海外製品では、BOLEXのものをちょっと触ったことがあります。ものすごく重厚な作りで、1トラックオンリーのようでしたが、がっちりとストライプ出来ていて好感が持てます。
国産でもっとも安心できるものと言えば「ホンナストライパー!」とベテランの方はおっしゃいます。
これは、本名さんがいろんなストライパーを研究しつくした上で開発・リリースしたもので、構造自体はとてもプリミティブなのですが、しっかりとした精度で磁気帯を貼れるそうです。
雑誌『月刊 小型映画』(玄光社・1982年10月廃刊)でずっと広告が出ていたので、70年代終わり辺りからの号をお持ちの方は参考にしてみて下さい。
今こそ!必要なマシンですのでお持ちの方は活用して頂きたいなと思っている次第でございます。
シングル8のポリエスターベースのマグネストライプは難しいですね。というのは、PETには接着剤が効かないからです。薬品に溶けないんですよ。
なので、接合やマグネストライプをするときは、超音波接合/融着、つまり熱で溶かしてくっつけるのですね。
富士写真フイルムがマグネストライプをやめた後、シングル8のマグネストライプを依頼できるところ・・・あたくしは実際にお願いしたこともないので単なる情報だけですが、以前調べたらドイツに2カ所あったんですが、一カ所はやめてるようです。となると1カ所しかないので、こちらをご紹介。
Chris Filmtechnik GmbH
Frühlingstrasse 67 85386 Eching b. München
Tel. / Fax: +49 (0)89 319 4130
ごらんの通りURLじゃなくって電話とファックス番号だけ。ドイツ語をしゃべれる方はさておき、ドイツ語のファックスでのやりとり必須でしょう。うーん、かなり手強いですなあ。
以下近日中に。
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8mmの同時録音撮影 その2 音のズレ
同時録音撮影の問題点の一つが「カメラノイズ」。そしてもうひとつの問題が「音のズレ」です。
これは、8mmカメラと8mm映写機が、わりといい加減なスピードで回転しているために起きます。
どんなに正確に走行するテープレコーダで録っても、カメラと映写機がちゃらんぽらんに動いてますから、テープとフィルムを頭出ししてせーの!でスタートしても、画と音は次第にずれてしまうのです。
なんとかなるかな?と思って、フィルムを見ながらカセットテープに音を入れても、なんだか全然あわないやーと。人様に聞くと、同じような失敗経験があるようですね。一度は通る道、てなわけでしょう。
安定したカメラ・録音機・映写機を組み合わせる
完全に速度が安定したカメラと映写機、録音機材を組み合わせて使えば、ずれないはずです。クオーツロックのカメラ、たとえばBEAULIEUの6008PRO、7008PRO、9008PROで撮影しながらDATやMDで録音、編集リーレコ時にフジカスコープSD20かSD25を使う。この組み合わせでいいところまで追い込めるはず・・・。ボリューは持っておりませんので、試した事はありません。
フジカスコープSD20とSD25は、「1200ftで数コマの誤差」の宣伝文句はちと眉唾だとしても、GS-1200などのFGサーボ機と比べても安定性が高いです。
レコーディングエディターの使用経験はないので全然わかりません。GOKOのRM-8008とか、画面見えにくくてリップあわせが全然できそうもない気がするのですが・・・
パルス同調
オオノ隊員さんのご協力を戴きいろいろと紹介しているのがパルス同調システム。
たとえ映写機やカメラがちゃらんぽらんであろうと関係ありません。最終的に音と画の動きがシンクロすればいいわけです。カメラや映写機の動きがやや曖昧ならば、その曖昧な動きそのものを音声と一緒に一本の音声テープといっしょに記録しちゃえば狂わないじゃないか、開き直って考案されたのがパルス同調。映写の際に、そのちゃらんぽらんな走行の記録である信号のタイミングを読み取って、そのまま映写機を駆動できれば、音声と画はシンクロしますと言うしかけ。
外部から電気信号で映写機をコントロールできる、と言う点では、映写時やアフレコ時にいろいろな可能性が考えられます。劇場上映用のDTSシステムだって、シンクロですからねえ。
手塚眞の『MOMENT』は、6mmのオープンテープを使ったパルスシンクシステムで上映会をよくやっておりました。映写機はフジカスコープSH30。映画に使われた曲はほぼ全曲(一瞬だけ既製楽曲)映画用に製作された劇伴でしたし、いい音で聞いて欲しいと言う作家の願いが、この複雑怪奇なシステムを採用させたのでしょう。ただ、機材の不調や不備に備えて、音声トラックにも音は入ってました。
音を調整してなんとかあわせちゃおう
編集後のフィルムをテレシネして、それをもとにMAをする場合、PCを使うとイイ感じになるのでは?ソフトによっては音声スピードを変えても音程変わらないなんて芸当が朝飯前だったりします。使ったことがないので断言できませんが、きっと作業効率は別次元なんでしょう。
当方はテープでこしらえてました。カセットMTRと言う奴です。走行スピードが調節できるデッキを送り出しに使いながら、ダビングしてリップシンク取ってました。きっちりあわせても、スピード早くすれば音は高くなるし、遅くすりゃ低くなると。ダビングを繰り返しますから音質も下がります。基本的に音と画がシンクロしていない状態でやるので、ズレが大きくならないように、カセットテープをたくさん用意して、5分刻みぐらいで音をまとめていくのです。
このめんどくささたるや・・・やっぱり、PCでの編集は別次元の快適さだろうと思います。きっとそうです。
ちなみに、こんなめんどくさい事を黙々とやってくれたのが大学の先輩でして、業務用の録音機材メーカーに就職しました。こっちはアフレコ素材を録り終えたあとは、先輩にMA作業させて高いびき。それも作品のたんびに。ひどい後輩です。
一番最近の8mmは・・・アフレコ用スタジオに持ち込んじゃいましたから、ずいぶん楽で・・・。
って、結局ちゃんとした作品こしらえる時のMAは、今までずーっと人任せなんですよあたくし。
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8mmの同時録音撮影 その1 カメラノイズ
8ミリで同時録音撮影するのは、今も昔もちょっと大変。
ポイントを二つ、「音のズレ」と「カメラノイズ」に絞ってちょっと考えてみます。
静かなカメラを選ぶ?NIZOのサウンドカメラは段違いだ?
まず絶対的に音漏れの少ないカメラを使うという手があります。これには、NIZOのサウンドカメラにかなうものはおそらくないでしょう。8mmカメラの走行音に慣れている人ほど驚きます。
今現在、当方の手元にはNIZO6080があります。これは200ftカートリッジ用に上部が開閉するようになっているので、NIZO4080ら50ft専用機と比べるとほんの少々音が大きいような気がしますが、耳慣れた1014XL-Sなどと比べても段違いの静かさです。
付属品のマットボックスを付けた、ちょっとえらそうな写真しか撮ってませんでした
普通町中で撮影していると、シャッターがスタートすると誰かが振り向きますよね。
このカメラではそれがありません。屋外ではシャッター音は雑踏に紛れて全然聞こえません。
200ftカートリッジなら全巻巻き戻し可能、ややコントラスト堅めですけど発色よいレンズ、各種特殊撮影機能と安定した走行などなど、NIZOならではの使い勝手の良さなどなど実用向きカメラ。
でかいのが難点ですが、学生時代にこいつがあったらさぞかし楽だったろうな・・・ああ・・・おっと、遠い目に。当然の事、ガキが買えるような値段ではございませんでした。
オオノ隊員さん曰く、エルモのサウンドカメラもかなり静音化には注意が払われているとのこと。当方、1012S-XLなどはさわった程度ですしよくわかりません。皆様のご意見をお待ちしたいと思います。
一般的に言って、同じメーカーの商品群では、サイレントカメラよりサウンドカメラの方が、走行音が漏れないようになってる、と考えてイイでしょう。
さて、シングル8。シングル8カメラは薄型なせいでしょうか、サウンドカメラでも総じて走行音が大きめなのが残念です。それでも、サウンドのPシリーズになると少し小さめで、P500や最終機種であるP400あたりは結構がんばっています。一方、サウンドのZシリーズは、音漏れ大きいですね。それでもカメラ自体がでかい方がやや音が漏れない印象があるので、Z850とかZX550あたりを選ぶとイイかも知れません。
どうやって静かにするか
音が静かなカメラを選ぶのではなくて、今使っている愛器をどうやって黙らせるか。これはもう何かを被して、遮音するしかありません。
試しにタオルとか被せてみると全くダメな事に気がつきます。ジャケットみたいなものをこしらえたりしてもなかなか完全には消せません。
当方は屋内で同録をした時には、カメラにその辺に会った毛布・・・知人の家だったので万年床からはぎ取って・・・で巻いちゃいました。確かZC1000でしたか。露出をいじる必要ないのでこれでよしと。
しかし、レンズからも音は漏れるのです。レンズは隠せませんから、後は音を拾わないようにマイクをうまくさばくのです。その場その場でしのいでいけばいいのですから。
というわけで、録音のスタッフがいるような場合には、なんとかなります。ひとりでこれ全部やろうとすると大変なのです。ひとりで制作する場合は静かなカメラを選ぶのも1つの手です。
さて、順番が逆になりましたが、今現在8mmのサウンドフィルムは製造販売されていません。ですから、録音機材を別に用意する必要があります。編集時に、音と画を合わせていく作業がまず必要になるのですが、これがちょいと難物でして。つまり、「音のズレ」の問題が。
以下次回。
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エルモフィルマチックサウンド パルス同調
- 2006年5月24日 12:24
- 録音
前回の富士写真フイルム社の「フジカパルスシンクシステム」に続いて、エルモ社の「エルモフィルマチックサウンド」方式のご紹介を、オオノ隊員さんにいただきました。エルモが日本でもっとも最初にパルス同調システムを世に出したのですから、こちらから先に紹介すべきでしたね。
写真は当方所有のDR-1。
エルモGPデラックスは昭和44年(1969年)に発売になった日本初のパルス式映写機です。
テープレコーダーの音声トラックとは別に、パルストラックを設け、ここに映写機を制御する信号(パルス)を録音します。
この信号によって、テープレコーダーの速度に、映写機が追従して同調します。
パルスはフィルム1こまに対し1パルスで、ちょうど、テープに目に見えないパーフォレーションをあけるようなものです。
テープレコーダーの速度が速くなれば映写機の速度も上がり、テープレコーダーの速度が遅くなれば、映写機の速度も遅くなって、両者が同調するのです。
タイムコードによる同期と違って、スタートがずれれば、そのままずっとずれてしまいますし、映写中に何らかのトラブル、一瞬画像が流れたような場合、そこからずれてしまいます。
しかし、以前は、放送用のフィルムでも、シネテープによる同期走行で放送されていたことを思えば、(パルス式と同様の欠点がある)充分実用的な方式です。
ではエルモGPデラックスでパルス同調をする方法です。
別売のパルス同調用のアクセサリーが必要になります。
シンクロサウンドA-1
筒上の機械で、基本的にはモノラルのオープンテープレコーダーに取り付けて使用します。
ハーフトラックの磁気ヘッドを備えており、テープの走行経路の途中に取り付けます。(ユニバーサルスタンドを使用する)
映写機とはコード1本で接続完了です。
これにより、モノラルテープレコーダーが、2トラックテープレコーダーとして使用できることになります。
テープレコーダーのヘッドで音声の録音再生を行い、シンクロサウンドA-1のヘッドで、パルスの録音再生を行うのです。
したがって、テープは片道走行となり、往復使用はできなくなります。
まず、映写機を走行させて、SA-1でテープにパルスを録音します。
後はそのパルスを再生して、映写機をコントロールしながら、音声の録音再生を行います。
パルスを録音するときは、映写機のスピードコントロールノブを定位置(18こま毎秒)に合わせておきます。
18こまから前後に相当ずれても、そのまま同調しますが24こままでは同調しないようです。
フィルム1こまに対し、1パルスで制御していますので、画面と音声の同調は完全です。
シンクロサウンドSA-1
上記A?1の改良型で、磁気ヘッドが、4トラックオープンテープレコーダーの第4トラックの位置用に設けられたものです。したがって、モノラルオープンテープレコーダーにも使用できます。
4トラック2チャンネルのオープンデッキに取り付ければ、音声をステレオ録音再生することが可能になりました。
4トラック4チャンネルのオープンデッキに取り付ければ、音声用には3チャンネルが使用できるようになります。
フィルマチックサウンドSR-1
専用のカセットテープレコーダーで、コード1本で映写機と接続するだけで、パルス同調が可能となります。
2トラックですが、1トラックはパルスに利用するため、音声はモノラルになります。 シンクロナイザーR?1を併用すれば,フィルマチックサウンドSR?1が発売になった以降に製造されたエルモST1200後期型及びST1200D、ST1200HD磁気録音映写機と同調させることが出来ます。
フィルマチックサウンドDR-1
同じく専用のカセットテープレコーダーです。同調映写用としてももちろん使用できますが、主な用途は同時録音用で小型軽量にできています。
シンクロナイザーR?1は使用できませんので、SR-1のようにエルモST1200系の磁気録音映写機と同調させることは出来ません。
シンクロサウンドD-1
オープンテープレコーダーに取り付けて使用します。
この機械は磁気ヘッドを備えていません。回転ドラムを備えており、この部分にテープを通します。
テープレコーダーのテープが走行すると、ドラムが回転し、それとともにパルスが発生します。テープが19cmあるいは9.5cm進む毎に18パルスを発生するようになっています。テープ速度はスイッチで切り替えます。
テープにパルスを録音しないので、テープがすべて音声のために使用できるという利点があります。
つまり、4トラック4チャンネルのテープデッキを使用すれば、4チャンネルでの音声の録音再生が可能になるのです。
その反面、テープ走行によるドラムの回転でパルスを発生させているため、テープのスリップや、伸縮等の変化で、同調に誤差が出る可能性があります。
またD?1は映写機との接続ジャックが2つ設けられており、一度に2台の映写機を同時に同調できます。
また、ミニジャックのパルス入出力端子も設けられています。
これを利用すれば、テープレコーダーの任意のトラックをパルス録音再生用として利用できます。
カセットMTRも利用できるわけです。
パルスジェネレーターPG?1
電源同期の18こま毎秒のパルスを発生し、映写機を電源同期させることができます。50Hz用と60Hz用があります。内部を開けて半田付けができれば、周波数変換も可能です。
D?1と同様に、2台の映写機をコントロールでき、パルス録音再生用のミニジャックも備えています。
以上がエルモGPデラックスで利用できる、パルス関係機材です。
エルモの同調機材は、どれでも、映写機とはコード一本の接続で済み、また、1つの機材で目的が実行できるのが特長です。
なお、現在は安価なマルチトラックレコーダーが多数、販売されているので、D?1かPG?1のミニジャックを利用してパルスを録音する方法が最も合理的だと思われます。
また、GPデラックスのほか、GPハイデラックス、SP-A、SPデラックス、SPハイデラックス、GS1200シリーズでも上記アクセサリーが使用可能です。
8ミリ発展普及委員会会長のオオノ隊員
(C)2006 Agent Ono All Rights Reserved.
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フジカパルスシンクシステムについて
- 2006年5月19日 10:09
- 録音
8mmの音声方式として、
フィルムの磁気帯に録音再生する「磁気式」や既製の映画ソフトで使われている再生専用「光学式」の二つはよく見かけます。これらはどちらも、フィルム上に映像と音声が記録されているもの。
それと別の発想で、映像はフィルム、音声はカセットテープやオープンリールなどが担当して、何かのメカや信号を使って映写機と音声機器の間を取り持って同調=シンクロさせると言う方法があります。
考え方は、現在の劇場用のDTSシステムの始祖に当たるようなもの。
その中に、電気のパルス信号で音声機器と映写機を同調コントロールするパルス同調システムと言うのがございます。
日本のメーカーだけでも富士、エルモ、キヤノン、コパル方式と4種類がございます。一部相互乗り入れが出来るのですが、基本的には全方式がバラバラです。その中で有名な富士写真フイルムのシステム「フジカパルスシンクシステム」について、オオノ隊員さんにご紹介頂きました。
エルモの数年後に登場したのがフジカパルシンクシステムで、これはなかなか優れたシステムでした。
エルモと異なり、複数の装置を組み合わせ、接続も複雑になっているのですが、そのかわり、いろいろな応用が利くようになっています。
フジカパルスシンクシステムの映写機
フジカスコープMX70が初めてのフジカパルスシンクシステムに対応した映写機でした。後に普及型としてMX50が、磁気録音映写機としてフジカスコープサウンドSH30が発売になりました。
次の同調用アクセサリーを利用してパルス同調を行います。
パルスシンクコントローラー
文字通り、パルスシンクロをコントロールする装置です。
映写機とはコード1本で接続します。MX70の場合はボディ底部に取り付けシューがあり、直接取り付けることができ、映写機と一体化しますが、他のパルス映写機にはシューがないので、一体化はできません。
このコントローラーを用いて、以下のことが可能です。
1.マルチトラックレコーダーを利用して同調映写が可能(1つのトラックをパルストラックに使用)
2.フジカパルスシンクコーダー(専用の小型カセットテープレコーダー)を接続して、同調映写が可能(音声はモノラル)
3.パルスシンクボックスとオープンテープレコーダーを利用して同調映写が可能(4トラック2チャンネルステレオテープレコーダーを使用すればステレオでの録音再生が可能)
1.マルチトラックレコーダーとの同調
このコントローラーにはパルス入出力のピンジャックが付いており、マルチトラックレコーダーの1つのトラックに直接映写機発信パルスを録音することが可能です。
つまり、映写機を走行させ、走行に伴って発信するパルスをレコーダーに録音し、今度はレコーダーに録音されたパルスを再生して、そのパルスによって映写機の速度をコントロールします。
フジカパルスはエルモやキヤノンと異なり、変調パルスを使用しているので、雑音の影響を受けにくくなっています。従って、このパルス入力用のピンジャックに、エルモやキヤノンのパルスを入力しても、映写機は作動しません。
しかし、エルモやキヤノン用には、別に単純パルス用のミニジャックが設けられており、これを利用することによって、同調が可能です。
また、パルスシンクコントローラーには同調の状況を示す、インジケーターが設けられています。
同調しているときは、指針が中央で静止していますが、レコーダーの速度が速くなるに従って指針が右に、遅くなると左に移動します。
指針が、最右端、あるいは最左端まで到達した時点で、映像と音声が1こまずれたことになるのです。
そして、インジケーターの横には、SLOW、FASTボタンが設けられており、同調がずれたときに簡単に修正することができ、修正量もインジケーターのふれで確認できるのです。
しかも、このインジケーターと修正ボタンは、内部から照明されており、映写時にも確認しやすくなっているという心配りです。
なお、このインジケーターと修正ボタンは、エルモGS1200にも内蔵されました。
GS1200の場合はインジケーターに近くにパイロットランプが付いていて照明しますが、内部から照明されているフジカの方が一歩上を行っています。
2.パルスシンクコーダーとの同調
専用カセットテープレコーダー、フジカパルスシンクコーダーを接続できます。
パルスシンクコーダーは1/2トラックに音声を、1/4トラックにパルスを録音するように作られています。音声トラックとパルストラックの間には1/4トラック分の空白があり、クロストークを防いでいます。(エルモの専用カセットテレコも同じ)
同調映写の場合は、パルスシンクコーダーのDINジャックとパルスシンクコントローラーのDIN入力ジャックとをコードで接続します。
映写機から発生するパルスを録音する場合は、パルスシンクコントローラーのDIN出力ジャックと接続します。
パルスシンクコーダーは単3電池5本で作動しますが、パルスシンクコントローラーにはDC7.5V出力ジャックが設けられており、このジャックから電源の供給を受けることができます。
つまり、パルスシンクコントローラーはパルスシンクコーダー用のACアダプターにもなるわけです。この辺りはなかなかよく考えられていると思います。
3.パルスシンクボックスとオープンテープレコーダーを利用して同調映写
パルスシンクコーダーの代わりに、パルスシンクボックスを接続することができ、オープンテープレコーダーとの同調が可能となります。
パルスシンクボックスは、4トラックオープンテープレコーダーの第4トラックに相当する部分にパルスを録音再生することができる、録音ヘッドと、テープの走行によって回転し、1回転で18パルスを発生するドラムの両方を備えています。
つまり、エルモの同調機器であるSA?1とD?1の両方の機能を備えています。
したがって、
モノラルオープンテープレコーダーを利用したモノラル音声同調、
4トラック2チャンネルオープンテープレコーダーを利用してステレオ音声同調、
4トラック4チャンネルオープンテープレコーダーを利用して3チャンネル音声同調(第4トラックをパルストラックとして利用する場合)、
4チャンネル音声同調(パルスを録音せず、ドラムの回転でパルスを発生させる場合)
が可能となります。
録音するパルスは映写機を走行させて発生させる、映写機発信パルスのほか、ドラムの回転によるパルス、すなわち、オープンテープの一定の走行量に対応するパルスを録音することも可能で、これはエルモでは通常できない利点です。(コードを自作すれば可能)
また、このパルスシンクボックスはDINプラグのほか、ミニジャックも備えており、パルスシンクコントローラーの単純パルス用のミニジャックと接続することにより、エルモやキヤノンのパルスでも同調が可能となります。
フジカパルスシンクシステムならではの利点
以上述べたように、フジカパルスシンクシステムは複数の機器を組み合わせるようになっており、さらに作業毎にコードを接続し直す必要があるため、エルモのパルスシステムに比べて、操作が複雑になっています。
しかしながら、エルモが融通の利かないシステム構成になってしまったのに対し、フジカパルスシンクシステムは次に述べるように、非常に応用範囲が広いシステムとして完成されています。
1.フジカパルスシンクコーダーで録音されたパルスをマルチトラックレコーダー
や、オープンテープレコーダーに録音することが可能です。これによって、同時録音された音声をカセットテープから移すことができ、音声編集に利用できます。
パルスシンクコーダーのDINジャックと、パルスシンクコントローラーのDIN入力ジャックとをつなぐと、ピン出力ジャックと、DIN出力ジャックからパルスを出力することができ、マルチトラックレコーダーの任意のトラックや、パルスシンクボックスを併用してオープンテープレコーダーの第4トラックにパルスを録音することができます。
エルモのシステムでこれをやろうとすると、パルスヘッドの他にパルスコードユニットという、このため専用のアクセサリーが別に必要となります。
エルモは結線の容易さを重視していたため、こういったリレコーディング関係が不自由になっています。
2.エルモやキヤノンの単純パルスをフジカパルスシンクシステム用の変調パルス に変換することが可能です。
シンクコントローラーのミニジャックにこれらの単純パルスを入力して映写機を作動させると、DIN出力ジャックと、ピン出力ジャックからフジカパルスシンクシステムの変調パルスが出力されますので、パルスの変換が可能です。
3.パルスシンクコントローラーをじゅずつなぎにして、複数の映写機を完全に同調走行させることが可能です。
パルスシンクコントローラーの出力ジャックを2台目のシンクコントローラーの入力ジャックにつなぎ、その出力ジャックをまた次の入力ジャックにつなぐと言うことを繰り返すことにより、複数の映写機を完全同調走行させることができるのです。
これはフジカパルスシンクシステムだけの特長です。
エルモはD?1かPG?1を利用した場合、2台の映写機を作動できますが、これではいかにも中途半端です。しかも3台以上の台数の映写機を作動させるのは非常に困難です。
以上述べたように、フジカパルスシンクシステムはエルモ、キヤノンと比べて最も完成されたシステムだと断言できます。
MX70とMX50の場合、24こま毎秒まで同調しますが、同調範囲ぎりぎりのようで、もうちょっと余裕が欲しかったところです。
SH30の場合は、18こま前後、20こま以上までは同調するようですが24こま毎秒では同調しません。
しかし、手動によって24こまでも同調させることは可能です。
映写機をパルスモードにせずに走行させ、シンクコントローラーにパルスを入力すると、コントローラーの同調インジケーターが同調状況を示します。
つまり、映写機の速度に比べて、音声が速い場合は、インジケーターの針が右側に、音声が遅い場合は針が左側にずれて行きます。
これを見ながら、映写機の速度調整ノブ、あるいはレコーダーのピッチコントロールを調整して常にインジケーターの針が中央にあるように調整すれば画音同調が可能です。
これを利用すれば、24こま毎秒で作動するサウンドカメラが1機種もないシングル8システムでも、24こま毎秒で同時録音することが可能です。
フジカZ800、あるいはZC1000でアフレコフィルムを使用してパルスシンクシステムで24こま毎秒で同時録音します。
フジカスコープサウンドSH30を利用してパルスシンクコントローラーのインジケーターの針の振れを見ながら、映写機のスピードノブを調整して同調映写しながらサウンドトラックに録音すれば良いのです。
このZ800とパルスシンクシステムを発売した頃がシングル8システムの絶頂期だといえるでしょう。(すでにZC1000も発表されていた)
しかし、その後、シングル8システムは没落の一途をたどり、評価に値する機種は絶無となり、パルスシンクシステムも真っ先に廃止されてしまいます。
(SD20やSD25映写機はパルス同調が可能となっていますが、今まで述べたパルスシンクシステムではなく、すでに作られたパルステープで同調映写が可能というだけのものであって、新たにパルステープは作成できず、同調インジケーターもありません。)
自社の8ミリコンテストの作品も「パルスシンクシステムのものは応募不可、マグネ録音に限る」との徹底ぶりには驚きます。
勿論、その後もエルモやキヤノンは自社のコンテストにはパルスシステムのものも認めていました。
8ミリ発展普及委員会会長のオオノ隊員
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