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露出計用水銀電池の代替品-共栄産業のV625U・LR9-
- 2009年9月24日 02:12
- 撮影
ファルタ・マイクロバッテリー社の日本支社で、この水銀電池代替品の取り扱いはすでに終了しています。
その代わりに、時計修理が本業の共栄産業株式会社が、日本国内で流通させています。
これはヨドバシカメラ西口本店のカメラ用品売り場1Fで見つけたモノ。
電池自体は、VARTA(ファルタ)がドイツで製造しているモノです。つまり、今まで流通していたモノと同じモノです。
(ドイツではVARTAが流通させているんですがねえ…)
ファルタ・マイクロバッテリー社が流通させていたときは105円というとってもリーズナブルなお値段でしたが、共栄産業のは420円とうーむ、結構なお値段になってしまっています。
正直いいますと、電池でこの値段はちょっとつらいですね。これならば2個100円でコンビニでも買えるSR44やLR44に銀紙とビニールテープで加工した方がよさそうであります。
加工の仕方が分からない方はこちらを参考ください。
VARTA社電池の新代理店・共栄産業に聞く・・・v625u小売10月開始
http://www.muddyfilm.net/2008/09/vartav625u10.html
VARTA社の水銀電池代用電池は、共栄産業株式会社が日本代理店に
http://www.muddyfilm.net/2008/09/varta.html
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猫8ミリ撮影in谷中霊園 -仲良し猫と撮影失敗の巻-
猫を撮りに谷中へおじゃま。
谷中は墓場だらけで猫だらけです。一番大きい墓地の谷中霊園には、いっぱい猫がひなたぼっこしてます。
誰かが手入れしているのか、毛並みも顔もきちんと手入れが行き届いた猫です。
これは、カメラを向けたら寄って来た、この日で一番なつっこい2匹。ぺろぺろと毛繕いをカメラ前ではじめました。
しかし、のんびりと動く被写体の表情が変わるのを待つとつい長回ししてしまい、あえなくフィルムエンド。
撮り方考え直さないと。
[ELMO 8S-600のTrouble]
比較的軽めのELMO 8S-600をしばらくぶりに稼働。
上記のように、あえなくフィルムエンド…だと思ってたのですが、実はカメラトラブルでした。
撮影中にプレッシャープレートが浮いてしまい、クローがパーフォレーションに噛まずに空回りし始めたのですね。
8S-600のプレッシャープレートを押さえつけるのはフィルム室のドアについた金具ですが、これが少しゆるくなっていたようです。
バネの力が戻るように、少し手前に曲げて実験してみると、今度は大丈夫。(曲げすぎるとフィルムを押しつけ過ぎてしまい、これはこれで駄目です)
音でフィルムエンドかどうか確認するクセがあるので、失敗しちゃいました。
しかし、猫と8ミリ、相性いいものであります。
ぺろぺろ。
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NIZO S481でバルブ撮影結果...キレイなフィルムが出来た
- 2009年7月29日 02:56
- 撮影
NIZOの481や561、801にはとても汎用性の高いバルブ撮影機能が搭載されてます。
シングル-8のZ800やZC-1000よりずっとかんたんで、フェード用のオレンジのレバーを一番手前まで傾けるだけ。
下の写真だと、右側の「B」の位置までスライドさせます。これでシャッターが開きっぱなしになるのです。
この機能、一コマ撮りでも普通の動画撮影でもどっちでも使えます。
となると、こんな使い方が出来ます。
■任意の時間だけ、1コマを長時間露光可能。
1.一コマ撮りモードに切り替えて、フェードレバーを引く
→シャッターボタン押すまでずーっと長時間露光
2.シャッターボタンを押す
→一コマだけ送られて、次のコマの露光開始。
これの繰り返し。
で、それで撮ったコマがこれ。街頭と車のライトの、光跡が流れてキレイ。
この使い方は、スチルカメラのバルブ撮影気分ですね。
■インターバルタイマーと組み合わせた自動長時間露光
本機にはインターバルタイマーが組み込まれていますので、シャッターボタン押す代わりに、タイマーで自動に長時間露光させることも可能。
たとえば、夜空の星の光跡とか撮るのでしたら、タイマー仕掛けて寝ちゃえばいい、というわけ。
ただし、これもの凄く電池喰うそうなので、外部電源使った方がいいと聞いたことがあります。
■ある一定の露光値でシャッターを自動的に切る長時間露光
コレ、文字で書くとわかりにくいです。
出来るだけ簡単に説明すると…明るさが一定量たまるまでシャッター開け続けて、一定量になるとフィルムが送られる、というしかけです。
どういう構造か知りませんが、たぶん露出計にたまった電荷が一定量を超えるとなんかの信号が送られて、次のコマに送られるのでしょう。
ですので、これは明るい場所でこのモードに設定すると、猛烈な勢いで一コマ撮影しはじめます。
逆に、真っ暗な場所ですとえんえんとシャッターが開いてる状態で、次のコマにいつまで経ってもフィルムが送られません。
試しに、こんなショットを撮ってみました。地下鉄の構内です。ほどよく薄暗いので、動画として成立しながらもすごくスローシャッターで、画がぶれて撮られた動画になってます。
明るさに左右されるのでコントロール難しいですが、このテストショット以外でも面白い画が撮れたりしてます。暗いところで撮影者が動かなければ延々とスチル写真の長時間露光と同様ですし…。
トリッキーな側面だけをピックアップしましたが、本来NIZOは質実剛健で使いやすいスーパー8カメラ。
こんな遊びもできる、楽しいカメラであります。
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スーパー8にDOFアダプタ(被写界深度アダプタ)採用のテスト映像
しかし、余計な物は写って欲しくない!という風に画面の隅々までこだわりたい時があります。
私も、NDフィルタ重ねて付けたりいろいろしましたが、
どうも満足行くところまでぼけてくれない。
DOFアダプターは、35mm映画用レンズや35mmスチルレンズの被写界深度の浅さを利用して、
映画風のボケ足を作ろうという趣旨の元開発されてます。
小型ビデオカメラで映画作品を撮影するときばっかりかと思ったら、こうやって8mmで使ってる人もいる。
この映像はあくまでテストだと思いますが、
やっぱり見せるところと見せないところがコントロールできる、というのは望ましい事だろうと今更ながらに思うわけであります。
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VARTA社電池の新代理店・共栄産業に聞く・・・v625u小売10月開始
ということで、共栄産業さんにお電話して聞きました。
v625uについては、一般小売用の出荷をしてるそうであります。
取り扱い店は、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、東急ハンズなど。
(全店舗ではないそうであります)
ただ、この10月からはリパッケージで400円ぐらいでの販売になるそうです。
4倍の値段と考えるか、はたまたたかだか400円と考えるか。
ダントツで安いのは、やっぱりLR44などのアルカリボタン電池をアルミ箔とビニールテープで絶縁&大きさ合わせする方法ですが、この手間を省く場合には十分手が届く金額でありましょう。
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VARTA社の水銀電池代用電池は、共栄産業株式会社が日本代理店に
VARTAの日本代理店に問い合わせてみたところ、2008年6月でパワーワンブランドのv625u電池は販売終了したとのことです。
今現在は共栄産業株式会社が日本総代理店として本商品を扱っているそうです。
時計の修理・販売業者さんですね。
協栄産業株式会社
http://www.kyoeico.com/
同社サイトにはファルタ・マイクロバッテリーの総代理店という表記の他に、フラッシュで電池の紹介がなされていました。
都内に何件かお店も持ってるそうなので、次は小売りしてるかどうか調べてみます。
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水銀電池の代替電池が在庫切れ?でも大丈夫
かつての水銀電池と同じカタチで、そのままカメラに入れて使える、しかも一個105円と安い代替用電池、ドイツ・VARTA社(powerone)のv625u(p625u)。
つい先日まであたり前のように販売してたのでチェックしてませんでしたが、今日新宿西口ヨドバシカメラのカメラ館に行ったところ、ものがない。
店員さんに聞いたところ、
「ああ、あの105円の奴でしょ。数ヶ月前から入って来てないんです」
とのこと。
製造中止かどうかはわかりませんでした。
一応、ファルタ・マイクロバッテリー社日本支社のサイトのOEM商品一覧には、この商品はまだ載ってますね。
http://www2.varta-microbattery.com/en/mb_data/documents/data_sheets/DS4626.PDF
(OEMカタログには載ってるので、「発注あれば作る」のかしらん?)
(一方、市販電池のブランドpoweroneでは載ってません)
海外では市中在庫がまだあるようで、特段この電池についてとやかく言われてはいないようです。
ちと気になります。でも、大丈夫であります。
このv625u電池の利点は同じカタチという点でありまして、中身が同じだけどもう少し小さいアルカリボタン電池ならばコンビニでも当たり前に売ってるので、アルミホイルとセロテープで大きさだけ合わせれば、同じように使えるようになるのであります。
水銀電池の代わりを探して8mmカメラを使おう
http://www.muddyfilm.net/2006/04/8mm-2.html
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ローアングルで撮るためにはアングルファインダ
- 2007年2月 1日 23:56
- 撮影
日曜日に、東京8ミリシネ倶楽部の上映会に行って参りました。そこで、山崎幹夫さんの『表面科学の路地』(2006)を見ました。この作品には、地をはうようなローアングルでのカットがあります。どうやって撮ったのでしょうか?
そもそも、地をはうようなアングルでの撮影や、ずーっと上を見っぱなしの撮影は、大変です。
ビデオカメラだとファインダや液晶モニタをくるりと回して確認しながら撮影出来ますけど、シングル8やスーパー8カメラではそんな機構を持ってないので、撮影は無理な姿勢を強いられるのです。
しかし、撮りたいものは撮りたい。
そんなときに役立つのがアングルファインダ。90度角度を曲げて覗き込むことが出来るようにするアタッチメントです。
8mmカメラ用に用意されたものはなく、各カメラメーカーの一眼レフカメラ用に用意された製品を流用することになるのですが、一部の8mmカメラではそのまま付けられるのです。そしてそれはたいていメーカーの高級機種ですね。
[フジカ ZC-1000の場合]
フジカZC-1000には、富士フイルムが昔出していた35mmフィルム用一眼レフカメラ用のアングルファインダがそのまま装着出来ます。これは、ZC-1000の説明書にも書かれています。
加えてなぜか、ニコンのアングルファインダまで付きます。なぜかニコンとフジカでこんなところが同一規格なんですね。
使えるのはニコンアングルファインダDR3。ファインダにアイカップがついていることもあり、上記のフジカ製品より見やすいです。
[キヤノンの場合]
さて、キヤノンからも一眼レフ用にアングルファインダがリリースされています。
1014XL-Sに、”キヤノンアングルファインダーB”という型番のものが取り付けられると聞いたので、他の機種ではどうなのか調べてみたのですがちょっとよく分からなくなりました。
月刊『小型映画』1982年10月号に、
キヤノンのカメラでは、
1014エレクトロニク
814エレクトロニク
1014XL-S
814XL-S
とあるのですが、814エレクトロニクは、アングルファインダを付けられるような形状ではなく、また実際にネジ切りがなされていませんでした(オオノ隊員様ご報告有り難うございます)。
また、当方所有の1014エレクトロニクには一見取り付けられそうなんですが、こちらもネジ切りがされていません。
1014XL-Sはネジが切られていたので、これは取り付けが可能だと思われます。
814XL-Sは手持ちがありませんので分かりません。
オオノ隊員さんからのご報告によると、1014エレクトロニクのアクセサリとしてアングルファインダBがラインナップされていたとのことです。ところが当方手持ちの機種では付かない。
1014エレクトロニクは、細かい仕様が異なる個体も存在するのですが、そのたぐいなのでしょうか。
いずれにせよ、アングルファインダを導入するときは手持ちの個体に取り付けられるかどうか確認が必要だとわかりました。
[撮影時の留意点]
なお、アングルファインダ使用時は逆入光させてしまう危険性が増します。撮影時にはしっかりと光が漏れ込まないように注意が必要かと存じます。
しかし、そもそも『表面科学の路地』の超ローアングル撮影はどうやって行われたのでしょうね?うっかり聞きそこねました。
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キネコのこと
- 2006年9月13日 03:03
- 撮影
キネコは、テレシネの逆。ビデオ映像をフィルムに変換すること。具体的にはモニター画面の撮影・・・管面撮影をすることです。
テレビの黎明期はビデオテープがうんと高かったために、番組の保存はこのキネコによって行われてました。それ専用のカメラもありました。というかそれがKinescope recorderと呼ばれていたので、キネコなんて呼ぶのですね。
さて、ことはそんな古い話ではなくても今のハリウッド映画の多くが、ビデオ→フィルムの変換をしてます。そうでもなければCGなんか映画に使えません。ですから、近い将来まではテレシネと手を取って発展していく映画技術であります。
もっとも、映画館での上映もすべてDLPやらSXRDやらになっていったらプリント焼かなくなりますね。どんどんHD撮影になってる日本の状況を見るに、そんな時もわりと早めに来るのかしらとひとしきり。
さて、カナダにある8mm・16mmモノクロフィルムの現像所「Black & White Film Factory」は、最近キネコのサービスを始めたそうです。それもスーパー8に。画期的なサービスですね。どうやって使うのがいいのでしょうかねえ。
そもそも、ココはモノクロの現像に関しては定評ある現像所ですから、ちと覗いてみるだけでもいいかも知れません。取り急ぎご案内まで。
ご家庭でのキネコはちと工夫が必要です。
普通の8mmカメラですと、テレビ画面の走査スピードの関係でフリッカーが走ったりします。それを防ぐためには、シャッタースピードが遅い=シャッター開角度が広いカメラを使うとうまくいくことがあります。具体的にはXLタイプカメラ、と言う奴ですね。70年代中頃以降はこの手がごろごろしているのでさほど困りませんです。
問題はテレビ画面の発色の補正ですね。
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8mmの同時録音撮影 その2 音のズレ
同時録音撮影の問題点の一つが「カメラノイズ」。そしてもうひとつの問題が「音のズレ」です。
これは、8mmカメラと8mm映写機が、わりといい加減なスピードで回転しているために起きます。
どんなに正確に走行するテープレコーダで録っても、カメラと映写機がちゃらんぽらんに動いてますから、テープとフィルムを頭出ししてせーの!でスタートしても、画と音は次第にずれてしまうのです。
なんとかなるかな?と思って、フィルムを見ながらカセットテープに音を入れても、なんだか全然あわないやーと。人様に聞くと、同じような失敗経験があるようですね。一度は通る道、てなわけでしょう。
安定したカメラ・録音機・映写機を組み合わせる
完全に速度が安定したカメラと映写機、録音機材を組み合わせて使えば、ずれないはずです。クオーツロックのカメラ、たとえばBEAULIEUの6008PRO、7008PRO、9008PROで撮影しながらDATやMDで録音、編集リーレコ時にフジカスコープSD20かSD25を使う。この組み合わせでいいところまで追い込めるはず・・・。ボリューは持っておりませんので、試した事はありません。
フジカスコープSD20とSD25は、「1200ftで数コマの誤差」の宣伝文句はちと眉唾だとしても、GS-1200などのFGサーボ機と比べても安定性が高いです。
レコーディングエディターの使用経験はないので全然わかりません。GOKOのRM-8008とか、画面見えにくくてリップあわせが全然できそうもない気がするのですが・・・
パルス同調
オオノ隊員さんのご協力を戴きいろいろと紹介しているのがパルス同調システム。
たとえ映写機やカメラがちゃらんぽらんであろうと関係ありません。最終的に音と画の動きがシンクロすればいいわけです。カメラや映写機の動きがやや曖昧ならば、その曖昧な動きそのものを音声と一緒に一本の音声テープといっしょに記録しちゃえば狂わないじゃないか、開き直って考案されたのがパルス同調。映写の際に、そのちゃらんぽらんな走行の記録である信号のタイミングを読み取って、そのまま映写機を駆動できれば、音声と画はシンクロしますと言うしかけ。
外部から電気信号で映写機をコントロールできる、と言う点では、映写時やアフレコ時にいろいろな可能性が考えられます。劇場上映用のDTSシステムだって、シンクロですからねえ。
手塚眞の『MOMENT』は、6mmのオープンテープを使ったパルスシンクシステムで上映会をよくやっておりました。映写機はフジカスコープSH30。映画に使われた曲はほぼ全曲(一瞬だけ既製楽曲)映画用に製作された劇伴でしたし、いい音で聞いて欲しいと言う作家の願いが、この複雑怪奇なシステムを採用させたのでしょう。ただ、機材の不調や不備に備えて、音声トラックにも音は入ってました。
音を調整してなんとかあわせちゃおう
編集後のフィルムをテレシネして、それをもとにMAをする場合、PCを使うとイイ感じになるのでは?ソフトによっては音声スピードを変えても音程変わらないなんて芸当が朝飯前だったりします。使ったことがないので断言できませんが、きっと作業効率は別次元なんでしょう。
当方はテープでこしらえてました。カセットMTRと言う奴です。走行スピードが調節できるデッキを送り出しに使いながら、ダビングしてリップシンク取ってました。きっちりあわせても、スピード早くすれば音は高くなるし、遅くすりゃ低くなると。ダビングを繰り返しますから音質も下がります。基本的に音と画がシンクロしていない状態でやるので、ズレが大きくならないように、カセットテープをたくさん用意して、5分刻みぐらいで音をまとめていくのです。
このめんどくささたるや・・・やっぱり、PCでの編集は別次元の快適さだろうと思います。きっとそうです。
ちなみに、こんなめんどくさい事を黙々とやってくれたのが大学の先輩でして、業務用の録音機材メーカーに就職しました。こっちはアフレコ素材を録り終えたあとは、先輩にMA作業させて高いびき。それも作品のたんびに。ひどい後輩です。
一番最近の8mmは・・・アフレコ用スタジオに持ち込んじゃいましたから、ずいぶん楽で・・・。
って、結局ちゃんとした作品こしらえる時のMAは、今までずーっと人任せなんですよあたくし。
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ニコン8Xに指を切られて痛ててて。
- 2006年6月 1日 02:06
- 撮影
以前ちらっと書いた、ニコンスーパーズーム8Xの改造の件。
ニコンの初代スーパー8カメラ「スーパーズーム8」と、この「スーパーズーム8X」の二機種は似た構造で(つーか、改良版だ)、どちらもシャッター羽根が外部から触れやすくなっているのです。
これは、バルブ撮影というか、超スローシャッターカメラを作るのに好都合だ、と聞きました。
ネタ元はおなじみfilmshooting。
具体的には、カメラの横っちょをぶった切ると穴が空いてるので銘板をぶち破ればシャッターの円盤に直接さわれるようになるよ。で、これを指で押さえれば撮影スピードはおもうのまま、と書いてあります。
そいつは簡単でよいなと、あたくしもトライ。ちょっと奥になりますがシャッター羽根を露出する事に成功。
これって、撮影レンズの一番フィルム側に思いっきり外光を当てちゃってるよなあ・・・とか思いながらも、せっかくですので電池を入れてシャッター回して、さていよいよと指でもってこの鋭利な円盤を押さえて・・・
痛てえ。
いててててててて。
これって、超鋭利な円盤のこぎりで指切ってるのと同じだあ!
というわけで、ぱっくりと割れてしまいました。(写真では閉じちゃってるけど)このあと流血。
ダメぢゃん!
まあ、ちゃんと改造するとスローシャッターカメラが出来るそうです。原理はそのとおりだけど、サイトをそのまんま信じちゃったあたくしがおバカだったと言うことです。
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8mmの同時録音撮影 その1 カメラノイズ
8ミリで同時録音撮影するのは、今も昔もちょっと大変。
ポイントを二つ、「音のズレ」と「カメラノイズ」に絞ってちょっと考えてみます。
静かなカメラを選ぶ?NIZOのサウンドカメラは段違いだ?
まず絶対的に音漏れの少ないカメラを使うという手があります。これには、NIZOのサウンドカメラにかなうものはおそらくないでしょう。8mmカメラの走行音に慣れている人ほど驚きます。
今現在、当方の手元にはNIZO6080があります。これは200ftカートリッジ用に上部が開閉するようになっているので、NIZO4080ら50ft専用機と比べるとほんの少々音が大きいような気がしますが、耳慣れた1014XL-Sなどと比べても段違いの静かさです。
付属品のマットボックスを付けた、ちょっとえらそうな写真しか撮ってませんでした
普通町中で撮影していると、シャッターがスタートすると誰かが振り向きますよね。
このカメラではそれがありません。屋外ではシャッター音は雑踏に紛れて全然聞こえません。
200ftカートリッジなら全巻巻き戻し可能、ややコントラスト堅めですけど発色よいレンズ、各種特殊撮影機能と安定した走行などなど、NIZOならではの使い勝手の良さなどなど実用向きカメラ。
でかいのが難点ですが、学生時代にこいつがあったらさぞかし楽だったろうな・・・ああ・・・おっと、遠い目に。当然の事、ガキが買えるような値段ではございませんでした。
オオノ隊員さん曰く、エルモのサウンドカメラもかなり静音化には注意が払われているとのこと。当方、1012S-XLなどはさわった程度ですしよくわかりません。皆様のご意見をお待ちしたいと思います。
一般的に言って、同じメーカーの商品群では、サイレントカメラよりサウンドカメラの方が、走行音が漏れないようになってる、と考えてイイでしょう。
さて、シングル8。シングル8カメラは薄型なせいでしょうか、サウンドカメラでも総じて走行音が大きめなのが残念です。それでも、サウンドのPシリーズになると少し小さめで、P500や最終機種であるP400あたりは結構がんばっています。一方、サウンドのZシリーズは、音漏れ大きいですね。それでもカメラ自体がでかい方がやや音が漏れない印象があるので、Z850とかZX550あたりを選ぶとイイかも知れません。
どうやって静かにするか
音が静かなカメラを選ぶのではなくて、今使っている愛器をどうやって黙らせるか。これはもう何かを被して、遮音するしかありません。
試しにタオルとか被せてみると全くダメな事に気がつきます。ジャケットみたいなものをこしらえたりしてもなかなか完全には消せません。
当方は屋内で同録をした時には、カメラにその辺に会った毛布・・・知人の家だったので万年床からはぎ取って・・・で巻いちゃいました。確かZC1000でしたか。露出をいじる必要ないのでこれでよしと。
しかし、レンズからも音は漏れるのです。レンズは隠せませんから、後は音を拾わないようにマイクをうまくさばくのです。その場その場でしのいでいけばいいのですから。
というわけで、録音のスタッフがいるような場合には、なんとかなります。ひとりでこれ全部やろうとすると大変なのです。ひとりで制作する場合は静かなカメラを選ぶのも1つの手です。
さて、順番が逆になりましたが、今現在8mmのサウンドフィルムは製造販売されていません。ですから、録音機材を別に用意する必要があります。編集時に、音と画を合わせていく作業がまず必要になるのですが、これがちょいと難物でして。つまり、「音のズレ」の問題が。
以下次回。
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スーパー8巻戻し機ewa-S8Bは使えるか
- 2006年5月22日 02:20
- 撮影
完パケがビデオメディアだったり、16mm以上のフィルムフォーマットにブローアップする予定ならば、特に「巻き戻し」撮影機能は必要ではないかもしれません。
しかし 8mmメディアで完成させる予定でしたら、巻き戻ししての撮影は必要になってくることがあります。
また、 多重露光は思いがけないイメージをもたらしてくれることがあります。
今回は、カメラの機能に頼らないでスーパー8カートリッジの巻き戻しができる機材のご紹介です。
スーパー8カメラの巻き戻し機能外観
スーパー8カメラに搭載されている巻き戻し機構は大きく分けて二つ。巻き取りスプールから巻き戻すか、巻き戻さないかのどちらかです。
巻き取りスプールから巻き戻さないタイプの巻き戻しは、有名なニコンR10やキヤノン1014エレクトロニクなど、いろんな機種に搭載されております。
これは、スーパー8カートリッジの中の空間をうまく利用したメカニズムです。具体的には撮影時にクローで掻き落としたフィルムを巻き取らないでおいて、カートリッジのすきまにたるませておくのです。こうすると本来逆転しない巻き取り軸を動かす必要は皆無です。あとはフィルムを逆送させればOK。
しかし、 カートリッジの隙間にも限界があるので、最大で100コマ程度しか巻き戻せないという制限が生まれます。
これらの機能はサイレントカートリッジでも可能です。
もう一つは、巻き取り軸を操作するタイプ。これはサウンドカートリッジが必要になります。サウンドカートリッジは逆転防止のストッパーが解除されるような構造になっていますが、これを利用した物です。また、 200ftカートリッジを利用した巻き戻しメカもありますが、これはもともと200ftカートリッジが全巻巻き戻し可能な構造のためです。
どちらにせよ、200ftカートリッジはおろか、50ftサウンドカートリッジもない現在は後者のテクニックはなにかしらの改造でもほどこさないと実現はかなり困難です。
スーパー8カートリッジ巻き戻し器 ewa-S8B
こと巻き戻しに関しては、スーパー8カメラはオートマチックになっている機種がほとんどのために、自由に巻き戻しできるというふれこみのシングル8よりオーバーラップなどのテクニックはらくちんに出来ます。しかし、自動はいやじゃーという方や、もともと巻き戻し機能がないカメラユーザーの方のためにこんな器具が販売されておりました。
ドイツ製のスーパー8カートリッジ巻き戻し器、ewa-S8Bです。
これは以前、今はなき東京八重洲口のヒカリカメラがドイツから輸入販売していたもので50ftのサイレントスーパー8カートリッジ、サウンドカートリッジの両方を任意の長さで巻き戻すことができるという便利な機材です。
表側には、1から15まで刻まれた巻き戻しダイヤルと、サウンドカートリッジとサイレントカートリッジの切り替えレバー。
裏側には、巻き戻し量の目安表が載っています。
ためしにカートリッジをセットしてみるとこんな風になります。差し込み口から奥は、中にビロード状の布が貼り付けてあり、光が入らないようになっています。カートリッジ左側に見えるのは、カートリッジを向かって右側にぎゅーっと押しつけている板です。
先ほどの巻き戻しダイヤルの内側には、パーフォレーションに対応した歯車状になっていて、これがフィルムにかみ合って直接的にフィルムを上下させるという仕組みです。
さて巻き戻してみよう
さて、サイレントスーパー8カートリッジは構造上、巻き戻しができないと言われております。これは本当でしょうか?
確かにサイレントカートリッジは、その回転軸をさわってみてもわかるように、逆には回りません。これは、内部に「逆走行防止爪」があるからです。
しかし、それではこの実験は終わりです。意を決して思い切り逆回転させると、イヤな手応えとともに、軸が回り始めました。中の爪が曲がるか折れてしまったのですね。
この状態にしてから、巻き戻し機に掛けます。あとは任意の長さを目安表を見ながら巻き戻せばいいのです。
しかし、実際にやってみると巻き戻し途中でダイヤルが回らなくなるポイントがあります。巻き取り側のリールでフィルムがきつく巻かれている状態になってしまったのでしょう。こうなったら一旦ダイヤルをそのままに、全体をぽんぽんと手のひらなどで軽く叩きます。すると中のフィルムがほぐれ気味になってまた巻き戻すことができるようになりました。
何回か試すとそのたびに巻き戻せる状態が異なります。フィルムのほどけ具合によってはその頻度や回数も異なってきますので、よほど慎重に巻き戻しを行わないとあっという間にフィルムが動かなくなってパーフォレーションを破いてしまいます。
少しでも巻き取りダイヤルが重くなったら、ぽんぽんするかダイヤルを逆転の逆転(つまり正転側)に回せと説明書きにあったのをきちんと読んでおくべきでした。
というわけで、パーフォレーションを破いてしまったのです。
ちゃんと使えば便利な道具でしょうが、かなり危険が伴うのでこの手の機材が日本で製造販売されなかったのがよくわかります。
その後、ドイツからいつも貴重な情報をくださっている方から、この手のグッズは何社からも出ていたと情報をいただきました。いずれにせよ、入手されることがありましたら使用には細心のご注意を。
資料協力:8mmFILM大百科
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昔書いた8mm映画マニュアル発見
- 2006年5月11日 19:23
- 撮影
紙くずをつっこんでおいた箱の奥底から、昔に書いた8mm映画マニュアルを発見。大学で日干しになっていたので黄色くなってます。
元々は、自分が所属していたサークルの後輩用に書いたもの。
一部分を抜粋して、なぜかひどく投げやりな口調で書き直したものは、今は無きniftyserveの映像制作フォーラム(FMVMAKER)に載っけておりました。それのおおもとです。
テキストも残ってます。せっかくですのでこれも載っけちゃおうかと思ってます。エクタクローム160Aが無くなる前ですから状況が随分変わってきていますので、まんまは使えませんけどねえ。
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シングル8規格のフィルム感度と設定について

スーパー8では感度設定の問題がいろいろとあったりしますが、シングル8では どうなのでしょうか? そもそもフィルムの種類が少ないから問題ない?
なにかに役立つかも知れませんからまとめておきます。
シングル8規格のフィルム感度
シングル8規格ではASA感度設定を15段階用意してあります。
ASA16/20/25/32/40/50/64/80/100/125/160/200/250/320/400
なんと細かいことに、1/3段ずつの刻みになっています。
ですが、シングル8で実際に発売されたフィルム感度はカラー・モノクロ取り混ぜて、
ASA25
ASA50
ASA200
この3種類だけです。( デュープ用フィルムなど業務用は除いてあります)
現存しているのはASA25と200の2種類のみです。
ともあれこの細かい設定値が、スーパー8と同様に カートリッジに刻まれているのです。
フィルムの感度設定は全3カ所もある
シングル8カートリッジの規格上の感度設定箇所は カートリッジのウラ面に2カ所、前面に1カ所の合計3カ所もあります。
まずはウラをごらんください。
左からASA25(フジクロームR25アフレコ)、ASA50(ネオパンR50)、ASA200(フジクロームRT200N)です。ASA50のフィルムは現在発売されていません。
○を書いてあるところが、感度設定部です。
ひとつはカートリッジ裏面上部の円弧状の溝。
もうひとつは送り出し口近くのまっすぐな溝。
円弧が長い方が感度が高くなります。規格上は円弧の長さではなくて フィルムの送り出し軸を中心にした、角度の大小で決定されます。4度ごとに1/3段ずつ増減する設定です。
まっすぐな溝は溝の下端から、フィルム送り出し口までの長さで感度設定をします。
カートリッジ前面から見てみましょう。
同じく左からASA25、50、200です。
でっぱりがあります。このでっぱりと、マガジンの裏側表面からの距離の大小によって感度が設定されます。 こちらはウラ側からの距離が大きいほど感度が低いのです。
0.75mmで1/3段づつ増減します。たとえば、ASA25とASA50の差は、絞り計算で1段(=1/3×3)ですから0.75mm×3=2.25mm。2.25mmほど位置がずれていることになります。
カメラ側の設定について?円弧型ノッチを読み取るカメラ
カメラ側を見てみましょう。
カートリッジには3カ所も感度設定が用意されていますが、円弧型ノッチを読み取るタイプが圧倒的に多いです。
キヤノン518SV
対応する感度は、ASA25,50,100,200。
コニカ3-TL
コニカ6-TL
規格のASA10?400すべてに対応するコニカ3-TL、6-TLなどは、円弧状切り欠きに連動するレバーの移動距離がものすごく長くなってます。
円弧で設定するタイプは後期のものになると移動式のレバーではなくてボタン型になります。
写真はフジカP500サウンド。
カートリッジ前面のでっぱりを読み取るタイプのカメラ
でっぱりで感度を設定するカメラには、キヤノン518やフジカAX100、C100、ZX250、エルモ8S-60、8S-40T、8S-600、8S-800ほかがあります。
エルモ8S-60。赤いポッチが感度感知用レバーです。
フジカAX100。
フジカC100。ASA25と50のみ対応。
エルモ8S-600。
手元の資料では、ウラ面フィルム送り出し部そばの溝を 読み取るタイプの物は見あたりませんでした。
シングル8感度設定のまとめと活用法
スーパー8に比べて、フィルムの感度の種類が少ないので、ほとんどすべてのカメラにおいて、富士写真フイルムがリリースしているシングル8フィルムであるR25NとRT200Nをきちんと使うことができます。しかし、たった一機種、RT200Nで問題が起きるカメラがあります。その、あきらかに問題が出るカメラは、
フジカC100。
このカメラはASA25と50の設定しか持たされてないので、フジクロームRT200NをASA50と認知してしまい、2段も露出オーバーとなってしまうのです。コスト削減のためと言われていますが、よくわかりません。
本機種リリース当時はまだASA200のカラーフィルムはリリースされていないにしても、モノクロのフジネオパンR200は販売されておりましたので、ユーザーも誤用してしまったのではないかと思うのですがね。
一応、高感度フィルム対策として、カメラ内部にも「高感度フィルムネオパンR200で日中撮影するばあいは専用のND4フィルターをご利用ください」とあります。
シングル8カメラではC100を除いて、現行のフィルムで問題がでるものはないのです。年代順に一応検証してみると、シングル8誕生当初にリリースされた機種は、シングル8規格通りのぞろっとASA10?400に渡る感度設定全部を持っているものがあるので、初期のカメラだから高感度フィルムに対応していない、という一部スーパー8カメラに見られるようなことはありません。
それから数年後のフジカZ600などがリリースされる段階では、レバー式の感度設定機構を持っていますがASA25、50、100、200、400だけとなり、中間の設定は飛ばされました。これからもわかるように、 わりと早い時期に感度設定は整理されているのです。しかしやはり現行フィルムを使う上では問題はありません。
その後はさらに簡素化されて、富士写真フィルム製のシングル8カメラでは感度設定がボタンになっているものが多くなります。ただ、最終機種のフジカP400サウンドオートフォーカス(1981年)でさえも、ASA25、50、200の設定は装備されていましたので、やはりR25NやRT200Nを使えないカメラはほとんどない、という事になります。
しかし、富士写真フイルム以外で、一部ショップが独自にスチル用フィルムを加工してシングル8カートリッジに詰めて売っているフィルムなどでは事情が異なります。
最近、富士写真フイルムのスチル用リバーサルフィルム「ベルビア(ASA50 デイライトタイプ)」を裁断鑽孔して8mmに仕上げてシングル8カートリッジに詰めた商品が出ておりますが、「カートリッジ全面のでっぱりで感度設定するタイプのカメラ」では、感度設定がきちんとできません。
というのは、もともとASA25仕様のカートリッジを使っていて、円弧部分しかASA50設定に刻み直されていないからです。前面のポッチはASA25設定のままになっているので、ポッチを読み取るカメラではASA25と読み取ってしまい、1段ほど露出オーバーになるはずです。実際には、ベルビアの実効感度はやや低いので1段まるまるオーバーにはなりませんが、それにしても、です。前面のポッチの位置は、ASA25とASA50では2.25mmほどずれているので、この部分をなんとか補正してあげれば、上記のカメラでも使えないことはないと思うのですが、実験しておりませんので明言は避けておきます。
また、すべてのカメラに共通していえることは、露出がきちんと計測されているかどうかを確認することを最優先にしなくてはいけない、という事です。保管状況や使用頻度の差こそあれ、一様に中古品です。その中には正しい露出値を指さなくなったカメラもあります。
補正だの調整だのは、すべて現行できちんと撮影できるかどうか、それが確かめられてから考える事です。ましてや入手したばっかりのカメラでいきなり制作の現場に臨むのはあまりに無謀です。たとえば、劇映画の場合は、カメラの不良でもういっぺんスタッフキャストを全部集め直すという大変な無駄を生み、労力を消費してしまいます。そんな事にならないように、まずは1本テストフィルムを撮りましょう。テストフィルムをけちってはいけません。
テストに問題があれば、修理や改造、カートリッジの感度設定をうまく利用して露出補正をしてみたりする、と言う段取りで臨むのが肝要だと思います。
(C)2005 Muddy Orihara All Rights Reserved.
協力:オオノ隊員
参考資料:「シングル-8読本」富士写真フイルム宣伝部 シングル-8グループ刊
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水銀電池の代わりを探して8mmカメラを使おう
- 2006年4月21日 01:35
- 撮影
8mmカメラの一部には、内蔵露出計を動かすために水銀電池が必要な機種があります。
しかし、1995年に日本国内での水銀電池の製造が終了しました。
となると露出がとれなくなる!露出がとれなきゃ撮影なんかできません。さてどうしよう!
というわけで今回のお題は「露出計に水銀電池を使う8mmカメラをどうやって使うか?」 これでございます。
水銀電池が必要なカメラ一例
シングル8&スーパー8カメラで使っている水銀電池はH-DかH-2Dがほとんどです。
思いつくまま、使用電池別に何機種か列記しておきます。
●H-D(MR9)系電池(1.3-1.35V)使用カメラ

(H-D:ナショナルM-ID、東芝TH-MC、マロリーPX-13、マロリーRM625R、エバレディE625N、ゼネラルNo.625などは互換電池)
フジカAX100 C100
キヤノンオートズーム814,ズーム518、ズーム318、1218、518シングルなど
ニコン スーパーズーム8X、R8
エルモ8S-40、8S-60、104、106など
海外機はきりがないのでNIZOだけ書いておきます。
NIZO S48、S36、S48-2、S80、S55、S56、 480、560、800、481、561、801、481マクロ、561マクロ、801マクロ
●H-2D系電池(2.6-2.7V)使用カメラ
(H-2D:東芝TH-2MC、ナショナル2MD、マロリーTR-112Rなどが互換電池)
フジカP1、P100(105)、P300、ニューP300、C100、Z1、Z2、Z400
コニカ6-TLシングル(スーパー版は不要)
●H-3D系電池(17.0×21.5mm 3.9V-4.05V)使用カメラ
(H-3D:マロリーTR-113R、PX-25、RPX25、EPX25などと互換)
エルモC-200、C-300など
何が問題か?
第一に、同じ形の電池が国内で製造されていないこと。
第二に、H-Dの1.35V、H-2Dの2.6V、H-3Dの4.05Vという電圧の電池が国内で製造されていないこと。
となると、きちんと撮影するための方策は、
1.同じ形の電池を探す、または同じ形にしてしまう。
2.電圧の違いをどうにかする。
の2点に絞られます。
ありふれたボタン電池・LR44を使ってみる
もっとも身近な方法は、コンビニでも売っているアルカリ電池LR44(またはLR43)、カメラ店などで売っている酸化銀電池SR44(またはSR43)を使うことです。
これは1.5V(1.55V)の電圧のボタン型電池で、H-Dよりも小さいので実験としてアルミ箔を巻いて大きくしてみました。
ボタン電池は裏表でプラス・マイナスの極性をもってますから、セロテープで絶縁ながら慎重にアルミ箔を巻きます。
後述しますが電圧が違う点を除けば、これで一応使うことが出来ます。
さらに発展して、LR44を二個使ってH-2Dの大きさに合わせた電池をこしらえてみました。(注1)
実際に、H-2Dという電池は、H-Dを直列につないでいるだけの電池でして、外側の金属板をむくとH-Dが二つ転がり出て来ます。 先ほどのセロテープ&アルミホイル技でH-2Dの高さに合わせます。なんとも不格好ですがこれでOK。直列につないでますのでおよそ3Vの電圧が出ています。H-2Dの2.6Vより1割強オーバーしてます。

LR44を二個直列につなげてセロテープで巻いてみました。右側は高さあわせに使った銀紙です。
全部セットするとこんな感じです。ちょうどH-2Dと同じ大きさ。
くれぐれも、電池の裏表でショートしないように注意。
電圧違えば、露出値が違う!
水銀電池を使うカメラは、電池の電圧によって露出値が変わってしまうそうです。さっそくアルミ箔で巻き巻きしたLR44をコニカ6-TLで実験してみます。あいにくH-2Dがないので、元気なH-Dを2つ直列につないで実験してみました。
結果は、LR44電池2個セットの方が、H-D2個セットより1絞りほど大きな値を指しました。現像後の映像を見るとやはり露出不足になっております。どうやら電圧オーバー分だけ適正露出よりも絞り込んでしまっているようです。これではちょっと困ります。(注2)
電池アダプターの使用
そんな電圧問題を解決するために、関東カメラサービスから便利な電池アダプターが販売されております。これはH-D型の抜け殻にLR43(44)電池をはめ込んで使うもの。電圧を下げる回路が入っているタイプを使うと露出調整の面倒がなくなります(注3)
また、H-2D電池の2.6V(2.7V)のアダプターも販売されております。
こちらは電圧変換用の回路が入っていないので、3Vぐらいになってしまいます。
H-3D用のアダプターは販売されていません。これは、H-Dを直列につないだだけのものですので、セロテープ&アルミホイル技でこしらえちゃいます。電圧は4.5V近くになるのでやはり露出値に誤差が出て来るはずですが、試しておりませんのでもしご存じの方がおられたらご報告頂けると幸いです。
ドイツ・VARTA社の電池を使う
先ほど「日本では」H-Dと同じ形の電池が作られていないと書きましたが、ドイツでは互換形状の電池としてこのようなものが製造されています。 (写真)
ドイツ・VARTA社 V625U(LR9)電池 ※製造販売終了!
中身はLR44などと同じくアルカリ電池で、電圧は1.5V。H-Dより一割オーバーしておりますが、形はジャスト。封を開けてカメラにつっこむだけでフィットします。100円程度とお手軽です。安い上にアルミ箔を巻く必要もないので、この電池を使うのが一番手っ取り早くてお勧めです。ウソのH-2DやH-3Dをこしらえるのもこちらの方が楽です。
※2005年追記 2005年夏現在、新宿ヨドバシカメラの電池はファルタ・マイクロバッテリー社の「powerone」レーベルのものになっています。型番がp625u。v625uとの違いは突き詰めてません。
※製造販売終了!
※2008年追記 2008年6月で、パワーワンブランドでのv625u電池の販売は終了しました。 今後は、共栄産業というカメラ修理業者さんが、ファルタ社の電池の代理店をするそうです。 リパッケージ版の販売は2008年10月からスタートとの事。
※2009年追記
DURACELLの625Aという電池は、これと同様の品です。日本からは入手困難ですが、ドイツでは販売しています。
空気亜鉛電池を使う
しかし、これだけ技術が発達している世の中で、なんで同じ形の電池で電圧が同じものが作れないものか?21世紀の世の中にそんなはずはないだろ!と思って探しますと、こんなものがありました。
アメリカ・Wein Products社は、H-Dの同型互換電池・MRB625を製造販売しています。
アメリカ・Wein Products社 MRB625空気亜鉛電池(1.35V)
これは前述のドイツ・VARTA社のV625Uとは異なり、1.35Vの出力を持った空気亜鉛電池です。空気に触れると発電を始める変わった電池で、使わないときはカメラからはずして添付のシールを貼って保存します。シールをしておけば長持ちするのです。日本にもクラシックカメラ店などで輸入・販売されており、2004年1月現在でも入手可能でした。お店により値段の開きがあるようですが、当方は1個580円で購入することができました。
露出調整の必要もなく、そのまま使えるのでずいぶん楽になります。
※2008年追記:
ニコンR8では使えません。なぜなら、電池を直列に二個並べるので、空気穴がふさがってしまうからです。
また、形状が微妙にH-D(MR9)と違うので、うまく接点に触れてくれないところもあります。
補聴器用の空気亜鉛電池PR44を使う
1.4Vの空気亜鉛電池は国内メーカーで製造販売されております。おもにポケットベルや補聴器用として売られているもので、比較的入手は簡単です。H-Dと同型のものはありませんが、SR44(またはLR44)と同じサイズのものはあります。こちらは6つぐらいセットになって800-1000円ぐらいと非常に安価。
PR44は、その型番の通りにLR44やSR44と同じサイズ。空気穴をふさがないように、同様に高さと胴回りを調整してあげれば、使えます。MRB625と同じように、2つ直列使用はNG。
追記:ホントに電圧調整は必要なの?
本記事を掲載してから、「電池電圧1.35Vの水銀電池」と「電池電圧1.5Vのアルカリ電池」は、その特性の違いから実使用時にはほぼ同値になるので電圧調整は不要ないしはあまり気にしなくていいのでは、とご指摘をいただきました。
当方が実験したのは手持ちのコニカ6-TLシングルと、ニコンR8の2機種ですが、6-TLではデッドストック水銀電池と空気亜鉛電池MRB625がほぼ同じ絞り値を指し、アルカリ電池LR44とV625Uを使った際は水銀電池の値からおよそ1絞りほど絞った数値を指しておりました。(ニコンR8はMRB625がうまく使えないので比較をしておりません)
となるといただいたご指摘と真逆の結果なのですが、これがなぜなのかはよくわかりません。なにか別のファクターが関わってきているのではないかと思っております。
先日フジカZC1000を修理依頼したところ、半絞りぐらいアンダーになってますけど直します?と修理途中で尋ねられました。20年落ち30年落ちの中古品ですから、素人考えですけど露出やらなにやら、狂ってくることがあってもおかしくないと思います。
一番大事なことは、カメラの露出計がいかれてないかまず調べること!
老朽化の度合いや箇所の違いにより、6-TLすべてが同じ結果を出すかどうかもわかりません。それよりも、本ページで紹介しております代替電池を使用してテスト撮影を行った上での結果を見て、お持ちのカメラにあった電池を選ぶなり、撮影時に手動で補正するなりと方策を選択するのが一番正しいと思います。(2004.8月、2006年4月マディ追記)
-------注釈----------
(注1) LR44(1.5V)やVARTA社V625Uなどのアルカリ電池は、電池容量の残量が減少するにつれ電圧低下する性質を持ってます。一方酸化銀電池SR44(1.55V)は、使い切りまで電圧がほぼ一定しています。
しろうと考えでは露出計の代用電池にはSR44(43)の方が適しているといえそうです。
(注2) この1絞りの差はあたくしがコニカ6-TLを使う上で、まいったなあと感じただけのことでございます。
同様に1.5V電池を使っている方に伺うと、 「露出オーバー気味のカメラだったから好都合」とか、「マニュアル撮影だから、とりあえず針が動けばOK」とか、プラス思考のお声もちらほら聞こえます。つまり、機材の状態や使い方によってはこの露出の違いが問題になるとは限らないのです。
また、ニコンR8も同様に1絞りほど絞りすぎになっておりましたが、露出補正機能が付いてますのでなんの問題もありません。
(注3) 35mmスチルカメラには、H-Dなどの水銀電池をメーターに使った機種がいっぱいあります。中には大電流を要求するタイプのカメラもあり、それらの機種では電圧変換型タイプのアダプターは不具合を起こすことがあるとメーカーの注意書きにありました。 8mmカメラで、そのような不具合を起こす機種があるかどうかはよくわかりません。
(注4) MBR625電池は小さいボタン電池に丸い輪っかをかぶせてある、土星のような形状をしています。横から見るとずんどうなH-D電池とはまったく形が違います。 この形の違いのためでしょうか、ニコンR8では使えませんでした。
(C)2004 2005 2009 Muddy Orihara All Rights Reserved.
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リモコンで撮影してみよう! 1コマ撮影出来ないカメラで1コマ撮影?!
札幌にある「8mm専門店バンザイ」では、1コマ撮り機能のないカメラに差し込むと1コマ撮りが出来るようになってしまう便利なアタッチメントを販売しています。
サイトには「詳しい中身は問い合わせてください」と記載されているだけですので、中身はよくわかりません。
写真を見る限りでは、リモコン端子に差し込むプラグが、真っ黒けの本体BOXとコードでつながっているだけのシンプルな代物のようです。きっと、この黒い箱の中身がヒミツなのでしょう。
対応機種は、この二台です。
フジカシングル8 ZXM500
フジカシングル8 ZM800
これら2機種は、1コマ撮り機能を持っているZX550とZ850の前機種に当たり、
○電磁レリーズの機構を持っている
○リモコン撮影が可能
と言うカメラです。
これら2機種は、ZX550やZ850に比べて中古流通量が格段に多いので、容易に入手できます。1コマ撮影を望む方は要チェックかも知れません。
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さて、ひとしきり書きましたのでリモコン撮影ネタはお休みですが、
オオノ隊員さんから「ニコンR8&R10の特殊コネクタリモコンについてのレポートを」、と言われています。
でも、あんなへんてこなコネクタ、何がどうつながっているのか全然わかりませーん。
どなたかご存じの方いらっしゃいますか?
byマディ折原
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リモコン撮影をしてみよう! 超簡単なリモコンの製作
リモコン撮影をしてみよう! リモコンの製作
先日買ったケーブルとスイッチでちゃんとリモコン駆動するのがわかったので、今度はケースに入れてリモコンを作ってみましょう。すごく簡単です。
せっかく安く作るのですから、ケースはタダ!0円!徹底して安く参りましょう。
この丸いものは、ガチャガチャの殻です。最近は日本全国で入手しやすいし、基本的にゴミになるものですし、廃物利用でちょうどいいでしょう。
用意する道具は、
カッター
はんだごて&はんだ
千枚通しとかドライバー
セロテープ
これだけ。はんだごてとはんだは、最近は100円ショップのダイソーでも売ってます。
殻を二つのパーツに分けます。
それぞれ穴が空いてるので、千枚通しとかドライバーとかつっこんでぐりぐりぐりと
穴を大きくします。カッターで広げちゃってもいいでしょう。
スイッチは、ねじ止めできるようになっているのでねじをはずして、先ほど開けた穴につっこんでみてねじ止め。
さて、半田付けする前にもう半球側にケーブルを通して、脱落防止用に結び目をこしらえておきます。不意に引っ張っても大丈夫なようにです。
半田付けです。被覆を剥くと、白いケーブルとその周りの電線がのふたつに分かれています。それぞれを必要な分だけ、お互いに混じらないようにネジります。
スイッチには二つある接点があるので、それぞれ電線をねじ込んでからはんだごてで固定。余ったケーブルは少し切り取っておきます。
念のためにハンダ付けしたそれぞれの端子をテープで絶縁しました。
なんとなくユーモラスに仕上がりました。漫画に出てくる爆弾みたい。
さっそくフジカシングル8 ZM800に突っ込んでRUNしてみました。
まんまるなので持ちにくいかなと思いましたが、あたくしの手にジャストフィット。
まずは本リモコンケーブルを正しい場所に挿入。その後にシャッターボタンを押してRUNLOCKにしてしまいます。で、レリーズを押せばきもちよくしゃーっと動きだし、シャッターから指を話すとピタっと止まります。
さて、これはZM800の話。他のカメラだとどうなるのか?
試しに先日「素人による8ミリ映画の部屋」の松田さんにお借りしたフジカシングル8ZX250では・・・スタートは同じ感じですが、止まるときにゆっくり減速して止まる感じです。
これは、シャッター(レリーズ)の機構の違いによるものです。
以下次回。
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リモコン撮影をしてみよう!
カメラから離れて、撮影スタート・ストップする場合に便利なのが、レリーズやリモコンスイッチです。
レリーズは、スチル写真撮影ではカメラブレを避けるためによく使われています。8mmカメラでも、このケーブルレリーズが利用できるものが数多くあります。また、このレリーズがないと1コマ撮影出来ない機種も数台あります。(フジカP500サウンドなど)
ケーブルレリーズが機械的にシャッターを押す、いわばシャッターボタンをケーブルでもって延長したような機械的な構造を持つのに対して、「リモコンスイッチ」は完全に「電気的」なものです。
カメラに「REMOTE」とか「R.C」とか書いてあればリモコン対応です。本ブログのガイドに「リモコン撮影」とか「リモートコントロール」とか書いてあるカメラがそれに当たります。
さて、リモコンスイッチ。カメラの説明書を見てもちゃんと書いてないので不安になりますが、一部の機種以外は、実はほとんどのカメラで共通の構造を持ってます。
これは買うとなんだか1200円ぐらいからします。しかし、こんなものは先ほどのレリーズと違ってあっという間に工作できちゃいますし、材料費もそんなにかかりません。
リモコン穴は、何となく共通のフォーマットになっています。これは2.5mm径のモノラルプラグと電線、そしてスイッチがつなげられているだけのものです。
2.5mmのプラグは、ipodなどで使われる3.5mmのミニプラグよりさらに小さいミニミニプラグ。
この小さいプラグは、秋葉原で有名な部品屋の千石電商さんで買いました。
ついでに、最初からケーブルに取り付けられているのを買って来ちゃいました。1.5mのケーブル付きで200円。そして小さい押しボタンスイッチが73円。
はい、300円以内で出来ちゃいます。
カッターで被膜をむいて、それぞれねじってスイッチに取り付ければ終わり。ショートするとダメなので、なんでもいいですから絶縁します。電気工事用のビニールテープでもいいですし、手許になければセロハンテープでもいいです。
とにかく、接続がきちんと出来ていて、両方のケーブルが絶対に触れないようになっていれば原理的にはOK。 ホントはハンダ付けして、きちんと絶縁してケースに入れて使わないとダメですが、とりあえず試しに二三回引っ張ってみて大丈夫そうなら実験してみましょう。
リモコン穴につっこんでみましょう。リモコン撮影のセッティングはカメラそれぞれで多少違いがあります。
一例として、フジカのカメラの使い方を。
まず、リモコンスイッチを差し込んで、その後にシャッターボタンをランロックしておく。そしてリモコンのスイッチを押すとしゃーっと動き始めます。Z800は、レリーズレバーを「RC」の位置に回す必要があります。
また、フジカZ850やZX550は例外中の例外。
この2機種は、リモコンスイッチがないと1コマ撮影が出来ません。
と言うわけで、リモコン撮影についてでした・・・まだ続きます。
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