月刊小型映画、紙の劣化に耐えきれず

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玄光社のsmall movie magazine、その名も月刊小型映画。
最終号の1982年頃のはさておき、雑誌創刊頃の昭和30年代前半のアタリがぼろぼろと風化してきた。部屋中が古本屋みたいな匂いになり始めたので、やむなく裁断しておんぼろscansnapでpdf化。

はやりの自炊って奴であります。

regular-8時代の本なので、知らない機材やカメラ、レンズの情報山盛りであります。
今欲しいのは、ダブル8フィルムを両断するカッター。小さいのを持っていますが不正確きわまりないので、広告写真に載ってるがっしりしたのが(ライリー製)欲しいなあと。今まで中古でもまったく見たことありません。

それにしても臭い!暑い!部屋中が風化した紙の細かいチリで汚れまくった。

Polavisionポラビジョンのテレシネ方法?

ポラビジョンフィルムをテレシネしたいのですけど、と言う質問がやってきました。

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ポラビジョンは言ってみれば”ポラロイド写真のスーパー8版”。現像に出さなくても専用映写機に掛けると現像出来てすぐに見られるというスゴイ規格。

1977年に颯爽と登場したのですけど、全然売れなくてものすごいスピードで無くなっちゃった。
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 フィルムはカートリッジに入ったままで、専用映写機に掛けるのが前提になってるのですけど、カートリッジの中に入ってるフィルムそのものは、現像後はスーパー8フィルムとほぼ同じに扱えるので、フィルムを引っ張り出して普通のリールに巻き取って映写機に掛ければ、あとはテレシネはスーパー8/シングル-8と同様に出来るのであります。
せっかくのカートリッジを台無しにするのは気が引けますけど、簡易的にはこんな方法があるかな、と。

YouTubeで、フィルムをカートリッジから引っ張り出すHowToビデオが公開されてたので参考までに。

 

ところで、ポラビジョンのビュアー(専用映写機)って、どなたかお持ちだったりします?

スーパー8フィルムに磁気テープ貼ってアフレコその2-失敗と対策-

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エルモマグネチックストライパーで磁気テープを貼り付けて一応成功したつもりが、2週間経ったらはがれしまった。これの対応策を考えてみた。そしてすでにその問題を解決した先駆者に、改造して最強に仕立て上げられたエルモマグネチックストライパーを見せていただいた。そのご報告ですよ。

エルモマグネチックストライパーで磁気テープを貼り付けたその後。貼り付けて一週間後に映写したところOK。いい感じ…だったのですが、念のため二週間後にアフレコテストしようと映写機に掛けたところ、
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なにぃ?ぼろぼろと磁気テープがはがれてきてしまう。

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映写機の中にもこんなにたまってる。いやーん。大失敗だわこれ。

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なんとかしないと。この状況についてfacebook他に書いたところ、いろいろな人から
同様の失敗談が寄せられた。皆さん結構体験されてるご様子で、なるほど、エルモマグネチックストライパーがあんまり活用されない理由はこのあたりかしら。

原因を考えてみる。推測の範囲ですけど。

貼り付ける磁気テープの劣化…これはない。デッドストックじゃない新品を使っている
貼り付ける接着液が間違ってる…これもない。コダクローム40用のものを使用。
十分に接着液が乾燥してない…これもない。

接着液が十分に塗られていない…可能性あり。
フィルムが汚れていて接着液が載らない…可能性あり。

いろいろな先駆者に聞く限り、エルモマグネチックストライパーの問題点は、
1.磁気テープが適切な場所に貼られない
2.モーターのトルクが弱いために巻き取れない
3.接着液のノズルが適切に接着液を磁気テープに塗れていない
4.現行販売されている磁気テープリールを取り付けられない

この4点ぐらいに集約されそうだ。
逆に言えば、これらの点を改善すれば、使えそうだ。

というわけで、身近なマグネストライプの達人の大沢さんに教えを請うたところ、こんな改造版のエルモマグネチックストライパー8S8を持参して下さった。

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大沢氏はホンナパーフェクトストライパーではレギュラー8フィルムは磁気ストライプ出来ないので、この改造エルモ機を使っているとのこと。つまり、ここまで改造すれば貼れるのだ。早速改造ポイントを見てみよう。

ここが改造ポイント。
1.磁気テープが適切な位置に貼られない

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これに対応するために、フィルムドラムに溝が切ってありました。元々はやや摩擦の強い樹脂製の円盤ですが、それに溝を掘ってもらったとのこと。当然8mm幅のフィルムがはまるようになっています。

2.モーターのトルクが弱いために巻き取れない
ここは無改造だそうですが、ベルトが伸びないように普段ははずしているとのこと。ベルトは大抵伸びちゃってるか切れてるので、映写機同様にウレタンコードを買ってきて修理すればよろしいです。

3.接着液のノズルが適切に接着液を磁気テープに塗れていない
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元々のパーツは撤去して、ホンナパーフェクトストライパーの部品を移植したそうです。
35mフィルムケースのようなポリエチレン製の半透明容器が、接着剤タンクになっています。その中に、中心に回転するように軸が通ったアルミ製の円筒が入っています。
磁気テープの走行により、半分ぐらい接着液に浸されたアルミ円筒は接着液を巻き上げながら回転します。それによりぬれぬれになった円筒に触れた磁気テープは十分に接着液を塗布される、と言う仕組みになっているのです。
ちなみに、当家が活用してる巨大ストライパーも同様の構造になってます。こちらはアルミじゃなくてなんかの樹脂のようなもので円筒は出来てますが。

4.現行販売されている磁気テープリールを取り付けられない
ココも大改造ポイント。
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ここについては、おなじみ8ミリの知恵袋、オオノ隊員さんから貴重な助言を頂いていました。日曜大工に使うような金属のアングル部品と、ねじとバネでアダプターを自作する方法を持っていると。

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大沢さん改造機は、木の切れ端二枚を追加したのみで他は元々のパーツを流用しています。オレンジ色のスプール抑えの部品をえぐり取ってきて、木ぎれに固定して脱着可能にしてるという方法。
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どちらもよさそうです。後者の方法は、軸の太さがオレンジ色の純正磁気テープスプールと、現行製品とは違うので、部品の交換ないしは太さ調節用のアダプタが追加で必要になると思います。

いずれに
せよ、こういう具合に改造すれば、ちゃんと使えるモノになるということです。

さて、どこから手を付けて参りましょうかねえ!