シネビアのスーパー8版 -概観-

2006年4月28日 | By muddy orihara | Filed in: フィルム.


CInevia おもて
続いて、シネビアのスーパー8版です。こちらは、GK-FILMSの商品だとパッケージとかカートリッジに書いてあります。レトロのサイトには「弊社オリジナル」と書いてありますが、レトロの名前はどこにも書いてありません。こちらは共同開発品ではないのでしょう。 (「カートリッジにロゴとURLが書いてあります」、レトロからご指摘頂きました。たしかにそうだ!書いていないのはパッケージだけでした)
カートリッジのノッチは、「デイライト仕様」の「ASA40」でした。並べて写真を撮っているのは、コダクローム40です。コダクローム40に刻まれている色温度設定用のノッチはシネビアにはありませんから「デイライトタイプ」です。


コダクローム40とCINEVIAノッチ

そして、感度設定用のノッチの長さはコダクローム40と同じですから、ASA40の感度設定だと分かります。
コダクローム40とシネビアノッチの感度は同じ

ところが、パッケージには感度設定が40/50と書いてあります。
スーパー8の感度表記の慣習から見れば、この表記は、 40・・・デイライト時 50・・・タングステン時という意味なんですが、このフィルムはデイライトタイプですからそんな意味であるはずはありません。どういう表記なんでしょうか?わかりません。

勝手な想像ですけど、「ノッチがASA40になっているけど、フィルム自体はASA50だよ」と言うつもりなのかしら?また、ベルビア自体の実効感度が低い、と言う事も手伝って「商品自体はASA50のふれこみだけど、実効感度はたとえばASA40ぐらいだよ」と言う意味なのかも知れません。どちらにせよ、ASA40で適正にもし撮れるのであれば、ほとんどすべてのスーパー8カメラで問題なく撮影できるフィルムである可能性も出て来ます。ともあれ、撮影して現像上がってみないとわかりませんね。ちなみに、ASA50と言う設定はスーパー8の規格にはありません。

フィルターについてはこう書かれています。In order to shoot with daylight film material, the camera must be set to the “artificial light”setting.「デイライトフィルムで撮影するためには、カメラは「人工灯」のセッティングにしなくちゃいけない」てな意味でしょう。デイライトフィルムを使うときには内蔵フィルターを外す必要があります。具体的にはフィルター切り替えを「人工灯」側にすることになるわけです。デイライトで撮影するのに人工灯のセッティング?なんだか間違ってない?てな気分にもなりますが、これでいいのです。 あと、パッケージ裏にはこれは現像代が込みではないよと書いてあります。海外では別途現像してくれるところがあるのでしょうか。ちょっと調べてみます。

ちなみに、レトロが販売しているGk-films社以外にも、いろんな小型映画機材を扱っているWittner Kinotechnikなどのドイツの会社の他に、米国はSpectra Film & Videoから登場&登場予定です。

あと、カートリッジのシールをはがすと「kodak」の表記があってびっくり。ドイツ国内の話ですけど、コダックは最大のライバル会社である富士写真フイルム社のフィルムを自社のサインが刻印されたカートリッジに入れるのにずっと難色を示していたのです。結局隠せばよし、と話しあいがついたのですかね。黙ってやってて後からコダックに指摘されてリリース中断、なんてことにならなければいいですがと。よけいなお世話か。
シールをはがすとKODAKの刻印


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2 comments on “シネビアのスーパー8版 -概観-

  1. 黒曜石 より:

    マディ様、面白い記事有り難うございます。
    シネビアのスーパー8カートリッジ、コダック社が供給とは面白いですね
    記事を見てシングル8マガジンはどこで生産しているんだろうと思ってしまいました。

  2. hanai より:

    やってみないと判りませんが、シネビア50はTTLスーパー8カメラでフィルターを人工光にしておけば、なんとかデイライトでは正常撮影できるらしいと言う所でしょうか。時間を見て試して見たいと思います。

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