Velviaの8mm版再テスト-トラブル発生-

およそ10日ぶりの書き込みです。

真夏にテスト再開です。
テストの趣旨は、

シングル8版・・・

[1]本来のシングル8とは厚さも質感も異なるフィルムでちゃんと撮影できるのか?カメラに寄ってはレトロXで起きたように、フィルム走行時のトラブルが起きるのではないか?
[2]とりあえず、当初販売されていたASA50設定での撮影をしてみる・・・現在販売されているASA25設定では露出オーバーになるはずだが、ASA50では露出アンダーになるはず

だったのですが、なんだか露骨なトラブル発生!さて、それはどんなもんかと・・・

テストに使用したカメラは以下になります。

【シングル8】
エルモ8S-600
フジカZ800
フジカZC1000
フジカZX550

使用フィルム:フジクロームR25N、CINEVIA 50D(シングル8版・ASA50設定)

【スーパー8】
キヤノン1014XL-S

使用フィルム:コダクローム40、CINEVIA 50D(スーパー8版・ASA40設定)

計5機種でのテスト。 ほんとは、シングル8に関してはVelviaのASA25設定と50設定両方で撮りたかったのですが、ノッチの調整している時間がなかったので、そのままやりましたです。

[エルモ8S-600]

このカメラだけはほかと違います。CINEVIAというフィルムは、現在販売されているバージョンの前は、フジクロームR25Nのカートリッジのウラ面の円弧状の感度設定ノッチをASA50に削り直したものでした。ところが、エルモのカメラはこの円弧部分でなくてカートリッジ前部のでっぱりの位置によって感度設定をしています。ここはASA25設定のままでしたから、(プラ板でも挟めば調整は可能ですが)エルモ機では従来のCINEVIAでも現在のCINEVIAでも同様にASA25設定で撮影されるのです。

というわけで、ASA25設定での撮影になります。現像後が楽しみですね。

Velviaを装填して撮影しますと、なんだかききなれない大きなノイズを立てます。なんだか突っかかるような音です。
続いて、R25にフィルムを入れ替えると、いつものコトコトという音で撮影されます。

カートリッジの不良なのか、フィルムの厚さや堅さの違いによるモノか全然わかりませんが、何か駆動系に、負担でもかかっているのでしょうか。一台目から心配な結果になりました。

[フジカZ800]

ここからは、VelviaはASA50設定、R25はASA25設定になります。 Z800でも、エルモ8S-600同様にR25Nと走行音が違います。R25Nよりも、明らかに音が大きいですね。

[フジカZC1000]

これも音が違いますね。R25Nに比べるまでもなくいつもと明らかに違って走行音が大きいです。

[フジカZX550]


一番問題なのはこれ。

Velviaで撮影すると音が違うのはもちろんですが、一カット撮るごとに、 カメラが動かなくなってしまいました。
露出計は動いていますがモーターが駆動しないのです。
もちろん、バッテリー容量は問題ないです。

ためしに、フィルムを外してシャッターを押すと、ちゃんと回ります。

もう一度フィルムをセットし直して撮影始めると1カット目は回りますが、なぜかいったんカメラを止めてからもう一度シャッターを押すと動きません。

計三回フィルムを入れ直して、全部同じ結果です。

その後に続いて、R25で撮影をして見ました。こちらはなんの問題もなく、テスト撮影用カットをさらっと撮り終えました。

当方のZX550のモーターがへたっているのかもしれません。しかし、そうだとしてもR25Nとは走行上に何かの違いがあるのは間違いありません。

[1014XL-S]

これのテストは、コダクローム40との比較で行いました。

上記のシングル84機種で起きた、走行音の異常はこのカメラでは起きませんでした。コダクローム40とVelviaとの走行音は変わりません。
やはり、スーパー8と同じフィルムベースを使っているフィルムだから大丈夫なのでしょうか?

【ここまでのまとめ】
どうやら、スーパー8版は安心して使えそうですので次の実験ステップ・・・実使用に行ってみましょう。

一方、シングル8は不安が残ります・・・レトロさん、ほんとに「現存するシングル8全機種でチェック」してます? この走行音のでかさはカメラに無理をさせている気がするのですが・・・

もしかしたら、当方が買ったCINEVIA 50Dシングル8版が、製造工程上に何かのトラブルがあって、フィルム走行に異常を来すようなことになっているのかも知れません。
この可能性のチェックのためには、もう何本か同様のvelviaを詰めたシングル8カートリッジ商品を買ってチェックしなくちゃいけませんね。いったいこのフィルムは安心して使えるのかよ・・・ とほほ・・・。

ホントは、こんなつまらなくてめんどくさいテストなんかしたくないです。Velvia自体、感度の曖昧さという問題はありながらも、画質がよいのはわかっているので、ちゃんと使えるモノであるのならば、(たとえシングル8フィルムと編集することが不可能であっても!)使ってみたいものです。

ホントに全機種で撮影したのであれば、この「走行音」の違いは少なくとも1機種ぐらいでは出てきてよさそうなものなのですが・・・R25NやRT200Nの使用感と異なるのならば、それはしっかりとデータとして記していただきたいのですが、それはユーザー側の甘えですかねえ?理想を求めすぎてますかねえ?

とにかくデータを公表されてないのですから、ユーザーサイ ドでデータを集めるしかありません。

あたくしの家には、あと何種類かシングル8カメラがあります。こうなったら「マディの家に現存するシングル8機種」だけでもチェックしましょう。

って言ったって、ちゃんと使えるシングル8カメラは・・・ホント少ないですよ当家。

もし、このページをお読みの方で、CINEVIAのシングル8版を使った上でお気づきの点がありましたら、コメントをお寄せいただけるとうれしく思います。

カメラの機種によっては相性が起きる、という問題なのかも知れません。もしくは製造上のトラ ブルかも知れません。もしくはそれ以上の問題なのかも知れません。

もし、あたくしが普段R25NやRT200Nで全然問題なく使えているZX550を持って、このVelvia商品を使ってロケに行ったとしたら・・・。
1カット撮影ごとにカートリッジを入れ直さないと撮れないのですから・・・劇映画なら撮影効率ががた落ちで、役者やスタッフに迷惑をかけますね。紀行モノとかドキュメンタリーだったら、肝心のショットを撮り逃す可能性があります。

これは、制作上の大マイナストラブルです。これはいけません。

そんなトラブルを避けるためにも、とにかくデータです、実地試験です。

本当に行われたテストによるデータの蓄積と公開は、きっと、「おもしろい映像制作の一助」になることだろうと思うのです。

さて、お次は他の機種でのテストと、現像後の仕上がりですね。いつになることやら・・・。

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3件のフィードバック

  1. 匿名 より:

    私がZC1000でテスト撮影をしたときは5秒ほどで異常音を立ててフィルムが止まってしまうトラブルがありました。
    また、同じくP100でテストしたときはフィルムが途中で止まったり、入れ直しをすることもなく無事に一本撮り終えることができましたが、カットの終わりの音が負荷が掛かっている感じでした。

  2. 匿名 より:

    補足
    感度設定は25で撮影したところ、とても綺麗に撮れていました。

  3. オオノ隊員 より:

    貴重なリポートありがとうございます。
      これは私の想像ですが,どうもシングル8マガジンというのはそもそも設計上に問題があるのではないかと思っています。昔はよくスーパー8カートリッジに比べてフィルムローディングが単純なので安定走行するみたいな記事を見かけたものですが,単なる想像のような気がします。確かにスーパー8カートリッジの方がカートリッジ内でフィルムが曲がる箇所は多いのですが,もっとも重要なフィルム送り爪,クローの前後,上部ループと下部ループを形成する部分に関してはスーパー8カートリッジ内ではフィルムは90度の角度を保っており,無理のない設計だと思います。それに対してシングル8マガジンはこのループを形成する部分でフィルムが180度近く曲がっており,この点に無理があるのではないかと思うのです。しかも初期のマガジンの上部ループ部分にはガイドローラーも設けられていませんでした。これは後にガイドローラーが設けられるようになり,当初の設計に無理があったと言うことを露呈する形になりました。

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