フィルムがまだ残っていたので、できる限り撮影してみました。
まず、フジカZX550。
先日の動かなくなった個体とは違います。ZX550は当家に2台あるのです。
先日使ったのは都内某大学の映画サークルOBから長らく借りているものなのですが・・・
(Yくん、もう後輩は使いませんって言うけど、返した方が良いんじゃないの?)
んで、もう一台は正真正銘あたくしの私物です。このように、当家には所有が曖昧なカメラが何台かあります。
ついでに、電池も入れ替えました。前回も新品ですがそれとは違うパッケージを開けて。メーターで1.54V以上出ている奴だけ8本選んで(ま、大抵超えてるんですが)、内4本を待機させていざスタート。
[フジカZX550(2nd)]
さて、今度はどうでしょう。
音はやはり大きく聞こえますが、先日の個体ほどではありません。
で、今回はあっさりクリア。テストの4カットを全部撮り終えちゃいました。
となると、借り物のZX500に問題があるのかも知れません。 ですが結論はここで出しません。
さて、どんどん撮りましょう。
・・・もしかしたらカメラが動かなくなると言うトラブルは、サウンドカメラだから起きるのでしょうか?!と思いつきました。根拠は・・・ありませんが。
(根拠はないです。ただフライホイールがあるし、サイレントカートリッジとサウンドカートリッジの時のテンションの違いの調整とか駆動系にいろいろ難しい問題を実ははらんでいるのではないかと・・・あくまで妄想ですよ、こんなの。)
まあいいや。思いついたことは試してみましょう。さっそく他のサウンドカメラの登場です。
次にご登場は、ZM800。
ZX550がZXM500の改良版ですから、ホントならばZXM500で撮りたいところですが、無いから代わりに。ZM800はZXM500の兄弟機種ですしね。
[フジカZM800]
さて、CINEVIAではやはり音が大きく・・・というかですね、音が低くなりました。モーターが回る音が全体的に低くなってます。その一方で、間欠運動するクロー関係の音がより大きくなってます。
もしかして、これって・・・回転が遅くなってないか・・・そんな気がします・・・気のせいかも知れません。ただ、今まで音が大きくなってる事にばっかり気を取られてましたが、間欠運動の間隔が開いているような気がするのです・・・。
そんなことを思いながらテスト撮影をしていると、最後の4カット目でトラブル発生。
カメラが途中で止まっちゃいました。
シャッター押してるのにも関わらずぱったりと止まりました。もう一度押すと今度は動きますが。
続いてR25で比較撮影。この時は問題なく4カット完走しました。
フジカの同系統サウンドカメラの3台中2台で走行トラブル・・・うーん。 サウンドカメラには何かあるかも知れませんが、結論めいたことは言えません。
さて、次行きましょう。ここからは、単三電池二個しか使わない小型カメラです。この手のカメラの方がより顕著に影響が出るかも知れない・・・あくまでも出るかも知れないですよ。当方カメラの内部をよく知ってるわけではございません。ましてやモーターとか電気とか・・・全然知識ありませんから。
そしてついでに、意地悪なネタを考えました。
1.4V程度の電圧の使い古し電池で駆動してみるのです。ぎりぎりR25Nで撮影出来るのを確かめてから、CINEVIA撮影をしたらどうなるか?
[エルモ8S-40T]
これまた、先日のエルモ8S-600と同じようにCINEVIAのASA25設定での撮影になります。私事ですが、この機種は一時期好んで使ってましたが夜間ほとんど撮影不能になる暗いファインダーに辟易して今はあまり持ち出しません。 ですので、けっこうしばらくぶりの登板なのです。
さて、CINEVIAの駆動音は・・・音が低くなると言うことはありませんが、クローの音が大きくなる気がします。これはやっぱり厚いフィルムのせいなのでしょうかねえ。
1.4Vのヨレヨレ電池に入れ替えて、R25Nで回してみます。あー、R25Nでも音が少しスローになってますね。でも一応回ります。
さて、これでCINEVIAに入れ替えて・・・あはは、全然動きません。これは無意味な実験だ。
[フジカAX100]
お次は富士の小型機。これもASA25設定での撮影になります。ちなみにAX100は海外からの問い合わせが一番多いです。こんなシャッターボタン押すだけのカメラの何について質問してくるのだと思いますよね?でも何だか細かいことをよく尋ねてくるのですよ。海外の人のねちっ・・・熱心さにはホント頭が下がります。特にドイツの方。
先に1.4V電池実験をしてみると・・・R25Nでも回らない!ので、もう少しイキのイイ電池に入れかえ。さて、R25Nでなんとか撮影出来るのを確認してからCINEVIAに入れかえ・・・あはは空回りみたいな音がする。フィルムは全然動いてませんが。このままだとやばそうなのですぐにやめました。
バリバリの電池に入れ替えてCINEVIAとR25N撮影。もともとこのカメラは、音を抑える工夫が何もされていないので盛大に鳴りまくって・・・区別が付きません。
ちょっと生産的ではないので、この意地悪な実験はここでやめました。一つ結論は得られましたからね。
[フジカPX300]
昔よく、かわなかのぶひろさんを見かけることがありましたが、大抵これで撮影していました。きっとかわなかさんのお気に入りなんでしょう。
閑話休題。
走行音の違いはあまり感じられませんでした。
[フジカP2ズーム]
P2ズームやP2は、元来モーターが初速からフル回転で立ち上がる感じではなくて、次第に音が高くなる・・・つまり、だんだんと回転数があがっていくような感じに聞こえるカメラです。
この動き方は他のカメラにはあまり見られない(PX300もちょっと似てますが)動き方なので、どうなるか見ものでしたが、
あっさりとCINEVIAのフィルムエンド。こいつのテストは未遂に終わりました。
【一つの結論】
ここで一つの結論を出しておきましょう。
“CINEVIAは、バリバリ新品の電池でないとまともに撮れない可能性がある。”
これだけは言い切ってもいいでしょう。
そして、CINEVIAを上手に使うためにはいろいろと準備とか心構えが必要そうです。
前回も書きましたが、本撮影の前に自分のカメラでちゃんと撮影出来るかどうかチェック撮影が絶対に必要。R25Nで使えているからOKというわけではなさそうです。
さて、大体コレで手持ちのシングル8カメラも使い果たしましたから、あとは現像に出しましょう。現像後にどんな結果が、出るか。
コメント
なかなかすんなりとは行かないようですね。
ZS-400で使うの不安になって来ました。ただのマガジンポンと違って音声の所にフィルムを回してやらなければいけないですからね。
大学時代、コダクロームをシングルのマガジンに詰め直してZC-1000で使ってる奴が居ましたが、彼からは特に撮影中不具合が起きたという事を聞いていません。
それよりも、割られたカートリッジや切断されたフィルムが現像所へ行くのが問題だったようです。