フィルム文化を存続させる会2回目-上映会のかんそう文-

11月24日金曜日、駿河台のアテネ・フランセ文化センターにて、午後2時半から、フィルム文化を存続させる会の2回目のイベントが開催されました。

今回は、前半の上映プログラムは全部消化できたのでかんそう文を書きます。

1発目の香川まさひと監督『青春』。
香川まさひとさんといえば、『バスクリンナイト』を思い出します。この短編『青春』は、くすくす笑って観てました。一挙手一投足、ものすごくいい間で全部楽しかったです。うふふ。

2発目は手塚眞監督の『HIGH-SCHOOL-TERROR』。
手塚さんのブログには『学校の怪談』先駆けとありますが、シンポジウムでは『お茶の子博士のHORROR THEATER』の原形であると語ってました。
ちなみに、『お茶の子?』は1981?82年放送のテレビ番組『もんもんドラエティ』のワンコーナー。手塚さん扮する”お茶の子博士”が、『世にも奇妙な物語』のタモリよろしく毎週登場し、自作の8mmホラー短編映画を紹介し放映してました。殺人鬼や不気味な化け物が、8mmの荒々しい映像を伴ってお茶の間の団らんにしれっと侵入してくる暴力性と異質感によい子たちは度肝を抜かれたものでした。

お茶の子の一本の倍の尺がありますが、映像的アイディアもその倍ちゃんと入ってるのですね。ホラー短編として成立してて、さらにそれを外側から観てる感じの入れ子構造。この立ち位置というか視線のバランスみたいなのは、その後の手塚さんのホラー作品でもたまーに見えたりしますけど、短編ならではの軽やかなまとまり感がとても気持ちよかったです。(ホラーできもちいいと言うのもどうかしてますが)

3発目は、『0×0』風間志織監督。
実はあたくしPFFの切り抜きを採っているのですが、残ってる奴でもっとも古いのはこの作品が上映された年の奴だったと思います。
当時あたくしが夢想していた映画に似た手触りがあったと言うのがすごく驚きでございます。あたくしは作っていないので誰も比較も対照もできないのでここで書く価値はないのでこの程度でやめておきます。
しかし1つだけ。風間さんとは年が余り変わらないのですが、感じるところがときどきあ、同じ!と思うのはやっぱり似たものを見て育ってきたと言うことなのでしょうかねえ?

4発目は、『この道はいつか来た道』浅野秀二監督作品。
浅野さんは以前お会いしたこともあり、あの方がこれをこしらえていたのか!と驚きの体験がひとつ。・・・ってさらに個人的な話してどうする。
どんどんやばい方に転がっていってしまうスラップスティックコメディなんですけど、経路がまっすぐでなかったりとか、ころころとキャラが動いたりとかして、細部についてはどうも予測を裏切ってくれるのが楽しい楽しい。
報道が絡んでくるところがあるのですが、これの受け取られ方とかがものすごくパーソナルなものになってます。実際そうなんですけど、これを大きな映像フォーマットでやるとかなりすかすかに見えたりして嘘付きにくかったりします。でも、戯画として画の中にちゃんとサイズそろえて収まってる感じがしました。これも8mmと言うメディアの特性なんだろうなあと思ったりしました。

フィルムの映写は、山崎幹夫さん。山崎さんは上映担当されるときはすごく寡黙です。

上映後は休憩時間をはさんでシンポジウムなのですが、その中身はたぶん長くなるのでまた続きで。

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