ASA160のタングステンタイプのスーパー8フィルム登場

ASA160のタングステンタイプのスーパー8フィルムといえば、
エクタクローム160 TYPE A。
ASA40のコダクローム40とともに、スーパー8フィルムの定番商品として長らく販売されていたので、ASA40(25)とASA160(100)にしか対応してないカメラも数多かったのであります。
そんな基本アイテムとも言える、ASA160のフィルムも無くなって早十数年ですが、
ちょっと調べ物をしていたら、フランスの小型映画関連販売会社、”Super8 France”から、
なんとASA160のタングステンタイプフィルムが出てることを発見。

http://www.super8france.com/

SUPER8 FRANCE HR2という商品がそれ。
中身に何のフィルム使ってるかはまったく書いてありません。

ただ、コダックでASA160のタングステンフィルムといえば、スチル用のエクタクローム160Tしかないので、これじゃないかな・・・。
このエクタクローム160Tというスチル用フィルムは、設計が古すぎて粒状性はあんまりぱっとしませんが、これならどんなカメラでも使える高感度フィルムになるかも・・・ということで少し期待であります。 

ソニー製テレシネ機現在もバリバリ稼働中

テレシネが気になる昨今。

江戸川区テレシネボランティアの会
http://www.vc.city.edogawa.tokyo.jp/a/02_dan/group/177.html

江戸川区テレシネボランティアの会という、区民を対象にしたテレシネサービスをしている団体があるのですが、そちらの使ってる機材が少し気になりました。

機材の写真はこちら。HosukeFilm氏のブログを借りてご紹介。
http://d.hatena.ne.jp/HosukeFilm/20070527

中央に見える、オープンテレコみたいな機材、これがソニーが約30年前に業務用にリリースした、テレシネ用の特殊映写機です。

小型映画年鑑1979年版によれば、VPE1000だかVEP2000だかという名前が仮についていたようですが、 最終的な型番は不勉強にして存じません。

このテレシネ機の特徴はフリッカーが出ないこと。
フィルム走行と、シャッターのコントロールが別々になっていて、
1コマあたりの映写のシャッタースピードが可変することによって、フリッカーを消すのです。
カメラ側でシャッター速度を変えて撮るのと似てる・・・ような感じであります。

江戸川区テレシネ・・・の会では、ソニーで本機を開発された尾崎さんという方自ら動かしてるそうです。そういわれれば、何年か前のビデオサロン誌にも登場されて紹介していたような気がします。

区民の人とならおじゃま出来るはずなのですが、そんな巡り合わせがなくて、ずっと見送りなのです。

GS-1200の前部アームと再生ヘッド周りをチェック

GS-1200の前部アームをチェック。

小さいモーターコントロール用基盤を外し、3つのネジで留まっているモーターを外すとすぐにギアが見える。

gs1200frontmotor.jpg

gs1200frontmotor1.jpg

gs1200frontmotor2.jpg
 『素人による8ミリ映画の部屋』では、このギアが割れて走行不良を起こした事例が紹介されているが、これにはアーム側、モーター側のギアにもひび割れはない。
 というわけで、よくわからない。元に戻す前に駆動してみたが、モーター自体は動くし、止まってしまうこともない。
 ただ、モーターの回転の力が弱いように感じた。回転してるモーターを指で(キケン!)割と簡単に止めることができてしまう。

 GS-1200のモーターの力ってこんなに軽かったか?
元気のいいGS-1200では、前部アームの軸(リールを付けるところ)を親指と人差し指でつまんで、簡単にストップさせることなんか出来なかったような気がするのだけど・・・

フィルムを掛けると止まるのは、すごーく力が弱くなってるせいなのかも知れないです。

 一方、音のトラブル。これはもうすぐにわかりました。雑誌smallformatで指摘していたのと同じです。
gs1200hiraki.jpg

 この緑色のバーは、フィルムをヘッドに押しつける役割を果たすのですが、これの力が不十分でした。上映中に試しに押しつけてみると、音が再生されました。

 ただ、指で押さえている限りでは音はケロケロで途切れがち。不安定です。
 一定の力で押さえなくてはダメでしょう。また、ローラーの劣化も気になります。ヘッドの具合はチェックしませんでしたがやや怪しいようであります。

ELMO GS-1200 STEREOの音声トラブルと走行トラブルの例と対処例

 前回どっかに載ってたよな?と記憶に引っかかっていた”エルモGS-1200の音トラブルの対処策”記事は、毎度おなじみのドイツの隔月小型映画雑誌『smallformat』に掲載されていました。

smallformatgs1200.jpgsmallformat2007.jpg
 smallformat2007年**号より

 取り上げているのは、音声のフラッター問題です。
 原因は、ある特定の樹脂製の部品のひび割れだそうです。割れて押さえ付けが適切でなくなるために音ムラが起きると分析し、板金を使った修理法を紹介しています。

 先日来の巻き取りリールが動かなくなるトラブルについて、松田さんが事例を報告されています。トラブルの原因はベルトでもモーター本体でもなく、ギア。ナイロン製のギアがこれまた経年劣化で割れてしまう、との事。
 松田さんは金属加工や機械製作のプロフェッショナルですので、旋盤回してギアを作っています。希望者には製造販売するそうです。

 素人による8ミリ映画の部屋
http://www.h4.dion.ne.jp/~s8mmeiga/
→工房雑記帳の4にGS-1200の修理記事があります。

 さて次は上記の音トラブルの箇所、巻き取りのギアの箇所について、ワタシ手持ちのGS-1200を精査してみることにします。

GS-1200を開けてチェックしてみる

GS-1200の中身を見たことはありません。ベルトを付け替える前にまずGS-1200のケースウラを開けてみました。

ネジ二つで止まってるだけですから、すぐにはずれます。
スピーカーのケーブルが本体底面の基盤に刺さってますので、まずこれを引っこ抜きます。

スピーカーがついてるケースの裏には、何か薬品がはじけたような跡があります。
・・・いやな予感。コンデンサがはじけてるのかなあ・・・
gs1200caseura.jpg

というわけで基盤を見ると、なんだかずいぶんと痛んでいる気配が。

gs1200kiban.jpg

 
ぱっと見た目、パターンが浮いちゃってますし、レギュレータがパワートランジスタ錆びてます。

(3月3日追記:これはパワートランジスタとのご指摘を、弘史左衛門殿からいただきました)

gs1200regulator.jpg 
半田付けしたところがなんか妙な具合です。これ大丈夫なのかしら。

gs1200kiban02.jpg 

どうやらそもそもこのGS-1200はかなりガタ来てた程度の悪い中古だったんですね。
うーむ大失敗であります。

気を取り直して、本題のベルト周りをチェック。

メインベルトは粉吹いたみたいに真っ白になっていますがピンと張っていますし、ちゃんと機能を果たしていそうではあります。
gs1200mainbelt.jpg

前部と後部のアームをチェック。アームのカバーのネジを開けてみます。
ベルトのギザギザがギアにかみ合って動いている構造なのですね。
しかしこの構造だと冷たかろうがスリップすることはないでしょうから、動かなくなる理由は別にあるのでしょう。
そもそもすこしゆるみがあるようです。このせいで回らないのか?ともあれここは簡単に取り替えられそうです。

というわけで、ざっと見終えてケースを閉じて再動作チェック。
やっぱり前部アームの回転が時々止まりますね。逆転出来ません。巻き戻しレバーを引き出した場合には途中で止まらずに動くので、モーターやギア、ベルトの問題ではないのでは?とも思えます。回路カンケイなのかしら?

さて、閉じてみてそういえばサウンドフィルムを上映してないことに気づきます。
試しに2トラックモノラル・・・つまりメイントラックもサブトラックも同じ音が入ってるフィルムを掛けてみますが・・・

げ、全然音でない。組み立てるときにスピーカーのケーブルを指し間違えた?
いや、確認してもちゃんと刺さっています。
参ったなあ・・・こいつはやっかいであります。

んんん・・・そういえば、古くなったGS-1200の音再生トラブルについては、わりと最近どこかで対処法を読んだような・・・ちょっと調べます。

GS-1200の交換ベルト到着

エルモに注文してたGS-1200ステレオのベルトが届きました。

gs1200belt.jpg

届く一日前にエルモから電話が来て、なんだろなーと思って出たところ、
「ST-180のベルトとGS-1200のベルトをごっちゃに注文されてますがよろしいですか?」という確認の電話でした。

あらら。
ワタクシうっかりしてST-180のベルトとGS-1200のベルトを混ぜて注文しちゃってたんです。
大間違い。ご迷惑かけちゃった。

しかし、わざわざ確認してきてくれたエルモさんの気配り感謝。
で、その確認の翌日には届いたのでさらにうれしい限りです。

前後のアーム用ベルトはギザギザの奴なんですね。中に芯も入ってるらしくこれは滅多なことでは切れそうにありません。

一方メインベルトはエルモの担当の人が「メインのベルトはゴム製なので傷みやすいんです・・・」とおっしゃるように、断面がくさび型をした、摩擦でプーリーに食い込んでドライブするタイプのベルトです。
これも中に芯が入ってそうで、よくあるゴムだけのベルトに比べれば遙かに丈夫そうであります。
きっと、エルモさんが言われる”痛みやすさ”はあくまでギザギザ付きの奴と比較しての事なのでありましょう。

 という風になんだか曖昧な書き方しているのでおわかりかと思いますが、GS-1200はまだ開けたことがないので、どんな構造なのかまったく知らないんです。

 週末仕事の合間に、換装にトライしてみようと思います。

GS-1200をしばいて復帰させる

ワタシの持ってるエルモGS-1200ステレオは昨年からほとんど動かなくなっておりました。
順転逆転共に動かない上に、しばらくするとモーターからはバチバチバチッとスパークしてるようなもの凄い音が出てくるのです。
別の映写機ですが、目の前で爆発炎上した経験があるので、またドカーンと行くかもと、おっかなくて使えないのです。

ところが、先日「どうせ使えねーんだったら爆発しても同じだ」と思って、電源入れてほったらかしにしたところ、
けたたましく鳴っていたノイズは次第に消え、巻き取り軸がかすかに回転し始めたのです。

こいつはいけるかも?と思ってスイッチガチャガチャやったり、順転と逆転を繰り返してみたり、軸を指で逆回転させてみたりしたところ、かなりいいところまで機能が回復してきました。

もう少し、手を入れてみるつもりであります。
人間と一緒で機械もリハビリが必要なのですかねえ。

[冬は映写機のベルトもグリスも固くなる]
 東京8ミリシネマ倶楽部の岡本さんや八尾さんに伺ったところ、巻き取りが動かない場合は、まずベルトの異常を考えるべし、とのこと。

 冬場はベルトのゴムが低温で固まってる可能性があり、滑ってしまって力を伝えられない事があると。また、巻かれたカタチで固まっていると回転もぎくしゃくするから速度が安定しない、と言うことも。

 同様に、歯車やプーリーに塗ってある潤滑油も固くなってることが考えられるとのこと。
 いずれにせよ、映写機のモーターは動いてるのにうまく走ってくれない場合、暖機運転をしてみるのは有効な手であると言うことでありましょう。

 ワタシは、怖くて電源入れてなかったのが失敗であります。
しかし、バリバリと言う音はなぜ鳴りやんだんですかねえ。昔持ってたステレオがやっぱりバリバリ鳴って、しばらく聞いてると落ち着くなんてのがありましたが、あれと似てるんですかなあ。

[エルモの映写機ベルトは販売されてます]

 フジカスコープ映写機のベルトは何台もおかしくなりましたが、エルモの映写機では初めてであります。
 そんなわけですっかり忘れてましたが、エルモ社のサイトでは映写機駆動用のベルトを販売しているのでございます。

http://www.elmo.co.jp/support/order/8mm_belt.html

 しかし、質実剛健なGS-1200ですが老朽化に伴う故障が他のユーザーさんからも聞こえてきます。

 東京8ミリシネマ倶楽部の松田さんは、そんなGS-1200の部品の一部を、注文に応じて製造してくれます。

素人による8ミリ映画の部屋
http://www.h4.dion.ne.jp/~s8mmeiga/
(部品と機材・・・のコーナーです)

 確か、海外では音声ヘッドまわりのパーツを自作販売してる人がいたはずです。

 GS-1200は大きめの会場での上映会には欠かせない上に、ステレオ録再や大リール映写可能など利点が多い機種です。長く使えるような工夫がなされることは良いことだと思われます。