バンダイが1990年代に発売していた、小型8mmフィルムソフト&携帯用映写機「ミニクル」です。
ずっと前にも紹介しましたが、実物を手にしましたので改めてご紹介。

これが、フィルムマガジンです。ポピーから出ていた「くるくるてれび」に比べるとずいぶん小さいです。
スーパー8風のローディングですね。フィルムの頭とおしりが接合されてるので、エンドレスで再生できます。
また、フィルムのパーフォレーション部分が透明になってるのが見て取れるかと思います。
これは、リバーサルフィルムではなくて、ネガフィルムから反転プリントされたフィルムなのでしょう。

これが、ミニクルの本体。
ソニーのパスポートサイズハンディカムあたりのデザインによく似ています。
かわいらしいお子様向けのサイズですので、手の小さめの私でもかなり窮屈です。

フィルムをセットするとこんな感じです。
ファインダーを覗いて、PLAYボタンを押すと、ガーガーとフィルムが回ります。
くるくるてれびより、視野が狭い気がします。

フィルムを見るための光は、この撮影レンズ風のレンズではなく、その多くを本体サイドから採ります。
ですから、本体側部をしっかり覆ってしまうと、暗くてよくわからなくなります。
では、このレンズは何のためかと言いますと、ビデオカメラごっこがのためなのですね。
フィルムマガジンを外して、レバーを切り替えるとビデオカメラっぽく、覗いたものが見えるようになります。
ミニクルは、フィルムソフトプレーヤーであり、ビデオカメラ風のおもちゃであるのです。
フィルムマガジンは、2個セットで販売されていました。ですから、当家にはアンパンマンが上下巻それぞれ1本ずつあります。
つまり、予備があるわけなので、ばらしてみたくなりました。
本体は日本製ですが、マガジンは中国製です。しかも、マガジンには英国のパテント番号が刻まれています。1994年には中国か日本かそのあたりで8mm用のプリンターが動いていたのですね。
そのプリント作業はまだやってるのですかねえ。
コメント
現行商品で「アンパンマンくるくるムービー」があるので、どこかで8ミリのプリンターが動いているかも知れないと期待してしまいます。
しかし、今はアニメ自体フィルムを使いませんので、昔作った在庫品をさばいているだけかも知れません。