Overview
30Tの姉妹機。改良点としてはレンズを8.5-34ミリの4倍ズームにしたこと。フォーカス合わせにマイクロスプリットを使用していること。
型番違いの8S-40TBは「ブラックモデル」です。後期にでた機種で、上部のキャリングベルトが省略され、アクセサリーシューが汎用性の高い構造にかえられています。
例によってグリップ取り外し式、逆転撮影可能とこの時期のエルモの定番機構を備えています。
Impression
フォーカス調整機構がついているので、30Tに比べるとこちらの方が使いやすいかもしれません。惜しいのは、こちらも露出調整機能がついていないこと。逆光補正はついています。スーパーインポーズ機構は露出調節機能を使うとより具合がよくなりそうなのに、ちょっと残念な感じです。
ライブで合成のぐあいを見られる希有なカメラです。撮影時のノリを重要視される方には、ちょっと面白いカメラだと思います。
8S-30Tのページにも書きましたが、あたくし的にはかなり好きなカメラで、よく携行しております。グリップが取れるのでじゃまにならない上に、同じくらいの重さのシングル8カメラと比較しても撮影能力と機能がもりだくさんな点。これで露出調整があればねえ。
なお、スーパー8で当該機種にあたるのが204T。
Spec
メーカー
エルモ(1972年4月発売)
レンズ
エルモズームF1.8/9.5?30ミリ、3倍手動ズーム式
ファインダー
一眼レフ、露出アンダー警告、 フィルムエンドサイン、巻き戻しサイン
フォーカス合わせ機構
マイクロプリズム式
露出
cdsEE、外測式、逆光補正付
フィルム感度設定
撮影速度
18fps,逆転撮影可能
特長・オプションなど
テレコンバーター取り付け可能。逆転撮影、巻き戻し可能。タイトル撮影、マクロ撮影、スーパーインポーズ撮影可能
大きさ/定価
150×59.5x125mm/570g
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