9月7日、PFF上映の合間に松屋銀座で行われてる世界の中古カメラ市におじゃま。

こういうところで売ってるカメラってお高いんですよねきっと。ワタシにはとてもとても。
ということで狙いは…かわうそ商店さんが出店されてるので覗いてみることです。

かわうそ商店は、北海道で各種フィルムのオンラインストアを営んでる会社です。デパートのカメラ市的な場によく、出展されます。コダックや富士などメジャーどころだけではなく、世界中のフィルムを取り扱ってるのがポイント。
んで、8ミリ映画用や16ミリ映画用のフィルムも扱ってるのです。
さて、この松屋のカメラ市では…見事にショーケースに並んでますね♪

左端の丸い缶は長巻きの35ミリフィルムですね。
真ん中が16ミリフィルム100フィートですね。青いのが普通のFOMAPAN R100で、違いはシングルパーフォレーションとダブルパーフォレーション。フィルムの片側にだけパーフォレーションがあるのがシングルパーフォレーション。ダブルパーフォレーションは左右両方にパーフォレーションがあります。
なんでこんなのがあるかというと、ダブルパーフォレーションは、左右にフィルム掻き落とし爪が装備されてるカメラがあるからです。この手のカメラにシングルパーフォレーションのフィルムをいれるとまともに走らずに、フィルムがバリバリになるんでしょうね。
さて、右端にある2つが8ミリカメラ用。
2x8mmと書いてあるのがダブル8フィルムですね。 この場合、8mmは旧規格の8㎜フィルムの意味で、それが2ラインあるよということで16ミリ幅のフィルム…ダブル8フィルムとなりますね。
DSって書いてあるのは、Double Super8の頭文字でDS。 これは、新型規格の8ミリ=スーパー8が2ラインあるから、ダブルのスーパー8ですよ…とDouble Super8。
ということで、ダブル8含めて8ミリフィルムは日本国内で入手できる状態なのであります。
ややこしい上にさらに混乱させるダブル幅フィルムの件
かわうそ商店さんのサイトでは、FOMAPAN R100のダブル幅の8ミリフィルム商品のうち、DN8って書かれたものがありますが、これが日本でよく言うところのダブル8です。
Double Normal 8略してDN8ですね。
1965年より前の8ミリといえば…8ミリ映写フィルムのサイズ規格は1つだったので、単に「8mm」です。
ところが、パーフォレーションを小さくして画面を大きくした「Super8」が登場したので、それまでの規格との区別をしないといけなくなりました。
そこで悲しいことに、国や地域ごとに違いが生まれちゃったんですよ。
Super8に対して…
Normal8…ヨーロッパなど
Standard8…イギリスなど
Regular8…アメリカ、日本など
いずれも、新型が「SUPER」なので、「普通です」「標準ですよ」「普通のですよ」ってな意味。
ここでややこしくなるのが「ダブル8」って表現で、これって富士フイルムが作ったのが「シングル-8」なので、それに対しての「ダブル8」って…こっちは撮影用フィルムの幅のことなのよね。
コメント