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実験映画を観る会Vol.10: 奥山順市特集上映・レクチャー
7月 14 @ 2:00 PM - 6:00 PM
〈実験映画を観る会〉は、フィルムで制作された実験映画をフィルムで上映することをコンセプトにした上映会である。今回の「奥山順市特集上映」は少々変則的な回で、レクチャーが中心である。第一部では、奥山順市による初期映画に関するレクチャー、第二部では、伝説的なパフォーマンス《クロス・プロジェクション》(1994)についてのトークをおこなう。
(奥山氏の体調の都合で、当日になって急に来れなくなる可能性があることを、ご了承ください)
上映作品の詳細なども研究会face book twitter にアップ予定。
●プロフィール
奥山順市(おくやまじゅんいち):
1960年代から一貫してフィルムに着目し、映写のメカニズム、フィルムの物質性、現像のプロセスなど、映画の構造をテーマにした実験映画を制作。映画の本質を追求するその作品は、「映画解体計画」「映画組成計画」「映画発掘計画」という三つの時期に分けられる。主な作品に『切断』(1969)、『No Perforations』(1971)、『LE CINÉMA・映画』『Human Flicker・映画誕生』(1975)、『我が映画旋律』(1980)などがある。 2019年の〈9.5ミリ・ワンマンフィルムフェスティバル〉で、作家活動の引退を宣言した。
●上映プログラム
第一部:レクチャー「奧山順市、初期映画を語る」(80分)
今年の3月にイメージフォーラムのVenueでおこなったレクチャーの再演。
「―〈スタートは、お一人様映画から始まった〉〈Peep show / 覗き活動写真は、今風に言えば“ソロ・シネマ”〉 「キネトスコープ」から始まり「ミュートスコープ」「キノーラ」へと展開する。映画館とは違う、別の映画史だ。遊戯場、家庭が舞台となっており、語られることはなかった。 80分(予定、講演+映像) ※山手線 外回り編(1970/2024)の展示&デモンストレーションもあり。」(イメージフォーラム「映画する人―奧山順市レトロスペクティブ2024」の告知より)
第二部:トーク「《クロス・プロジェクション》再考」(聞き手:西村智弘)(80分)
奥山順市の《クロス・プロジェクション》は、1994年に埼玉県立近代美術館に出展されたインスタ レーション&パフォーマンスである。映写会場と映写室の融合がテーマで、35ミリ映写機1台、16ミリ映写機、8ミリ映写機が3台ずつ、テレビモニター2台、スライド・プロジェクター4台を使い、すべてが一体化したスペクタクルが展開される。奥山のパフォーマンスとしては最大で、高度に複雑な構造をもつが、観た人が少ないため幻の作品になっている。今となっては再現不可能なこの作品を、収録版などを上映しながら再構築する。
●スケジュール
2024年7月14日(日)14:00~
13:45 開場
14:00~15:20 第一部:レクチャー「奧山順市、初期映画を語る」
私家版『ミュートスコープとキノーラ』(まとめ:おうさん、2024)
奥山順市『山手線・外回り編』(1970/2024)
15:20~15:30 休憩
15:30~16:50 第二部「《クロス・プロジェクション》再考」(聞き手:西村智弘)
『奥山順市の部屋――クロス・プロジェクション[収録版]』(1995/2024)
『Jun’ichi Okuyama’s INDEX MOVIE』(2024)ほか
●場所:小金井市中町天神前集会所
〒184-0012 東京都小金井市中町1丁目7-7
(武蔵小金井駅南口から徒歩約14分)
●参加資料代1,000円(当日現金でお支払い下さい)
●参加は予約制です。予約フォームにご記入ください。
▼予約はこちら▼
https://forms.gle/kd7rDhV2m1rYKzJj9
●主催:
日本映像学会 アナログメディア研究会
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https://x.com/analogmedia2022
8ミリフィルム小金井街道プロジェクト
http://shink-tank.cocolog-nifty.com/perforation/
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日本映像学会HP:https://jasias.jp/archives/28784
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