リモコン撮影をしてみよう!シングル-8でインターバル撮影に挑戦!

撮影


シングル-8カメラでインターバル撮影をするためにすることは何?

シングル-8カメラでは、リモコンスイッチを応用したインターバルタイマーの外部ユニットを接続することで、初めてインターバル撮影が出来ます。

スーパー8ではこんな苦労はないんです。なぜなら、インターバルタイマー内蔵のカメラがたくさんあるからです。逆に言うと、シングルー8カメラにはインターバルタイマー撮影機能を搭載してるものはゼロです。ないのです。

さて、前回ちょっと前振りしたリモコン撮影をすると、カメラによって動きが異なるという話についてです。
シングル-8、スーパー8に限らずリモコンボタンを離して、シャッターが止まる際に異なる動きをするのですね。それは…

すぐにかちっと止まる。
だんだんスピードが遅くなって、その後で止まる。。

大きく分けてこの二種類の動きです。

これらは、カメラのシャッターメカニズムの違いによります。
ゆっくりと止まるものは、機械式レリーズを採用しているもの。シャッターメカ自体をぐいっと押し込むことで動かすものです。
かちっと止まるのは、電磁レリーズ(Magnetic Release)方式を採用しているもの。
シャッターボタンが、単なる電気接点としての役割を果たしているだけで、その後は電磁石の働きでシャッターを動作させるものです。

さて、「機能」という観点からすると、こと8mmカメラに於いては機械式レリーズの場合には、制限とか不具合があります。

たとえば、機械式レリーズのカメラでリモコン撮影をすると、最後のコマが白っぽく感光してしまいます。

フジカ純正のオプションとしてリモートコントロールユニットというのが出ていました。これの説明書にはZ700Z800などの機種がかいてありますが、これらのカメラで撮影すると、上記の白コマが発生します。その旨、説明書にも明記されています。
これは、ゆっくり止まるために1コマ辺りの露光時間が長くなっているためです。別に故障ではありません。

この過露光のコマを効果として利用している例も時々見かけますが、不本意ならば編集の時にこれらのコマを削れば済みます。撮影時にほんの気持ち長めに撮っておけばいいでしょう。

さて、機械式レリーズでは実現困難なテクニックがあります。それは、インターバル撮影。
空の雲がものすごい勢いで流れていったり、交差点を行き交う人がすごいスピードでめまぐるしく入れ替わったりする映像を見たことがあるかと思います。
これらは、1秒に18コマや24コマではなく、1秒に1コマとか1分に1コマとか、1時間に1コマとか撮影したものを連続して再生することに寄って得られます。

この撮影をするためには、
○1コマ撮りできるカメラであること

が大前提になります。

カメラは固定されていなければなりませんので、(動かすことも可能ですが)できればカメラに触れたくありません。1コマシャッターを切るたびにカメラを持ってぐいっと重いシャッターを押すのは、どうしてもカメラのブレを生じます。機械式レリーズのカメラで、普通のケーブルレリーズを1コマ撮影用専用のシャッターボタンに接続して撮影できるものがあります。(エルモ8S-600、コニカ6-TLなど)
しかし、一日中カメラに付きっきりで撮影するのであれば別ですが、1分に1コマの作業を延々と続けるのは、精神的にも肉体的にも・・・困難でしょう。

となると、電気式のタイマー、一定のインターバルをおいてシャッターを切ってくれるようなメカを導入したくなります。
すると、インターバルタイマーを利用した撮影が出来るシングル-8カメラは、

○電磁レリーズ式で、リモコンを使って1コマ撮りが出来るカメラであること。

と言う要件を満たすものになります。

シングル8でこれを満たすカメラは、

フジカZC1000(New含む)
フジカZ850
フジカZX550

この三機種しかありません。

もう一回続きます。

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