フジカ シングル-8 Z2

シングル-8カメラ

Fujica Single-8 Z2

Overview

Z1の改良機。

ちょうどZ1の一年後にリリースされたzシリーズ第二弾。主な改良点は、

1.レンズをf1.8の8.5-34mmのおよそ4倍に変更、広角側にシフトしています。
2.スプリットイメージ搭載
3.巻き戻し・開角度調節メカ搭載

のちのZシリーズの基礎機構がこれでそろったことになります。

ズームはローラーを指で転がす手動方式はZ1と変わりません。ファインダーは一眼レフ式で、視野内にはEE絞数値と露出警告があります。
露出はCds外測式でマニュアル調節ができます。Z1同様、露出用には生産終了してしまった水銀電池H-2D型が必要なので、代替電池を使いましょう

Impression

緊急に人から借りて使っただけでそれ以降はあまり使っていませんのでご参考までに。
シングル8の代表機能がだいたい備わっていますが、それぞれの仕上がりのツメがまだ甘く、現時点ではあまり使いやすいカメラとは言えません。
Z1もいっしょですが、露出の目盛りの刻みがおおまか過ぎて、マニュアル調節をしようにも数値が読み取りにくいです。これはある程度露出テストをして、フィルムを観ながら自分なりにつかんでいかないと精密な撮影には使いにくいと思います。
ズームのローラー方式は手慣れ次第でしょう。
もし Z1を買うのであればスプリットイメージと巻き戻し機構付きでZ2の方がよい機種となるでしょうし、それよりもスローモーションが付いているのを重視すればZ400を選ぶでしょう。どこで妥協するかがポイント。なお、Z1同様、グリップをはずすと有線式リモコンとして使えます。


グリップの下にある二本のピンに専用ケーブルを刺すと有線リモコンになります

モーターズームアタッチメントを付けた場合

Spec

メーカー:富士写真フイルム 1966年10月発売

レンズ:フジノンズームF1.8・8.5-34ミリ、手動ズームのみ

ファインダー:一眼レフ式、視度調節可能、絞数値表示付

フォーカス合わせ機構:スプリットイメージ式

露出:Cds外測式EE、マニュアル調節可能 (要H-2D水銀電池または代替品

フィルム感度設定

撮影速度:1・18・24コマ

特長・オプションなど:手動巻き戻し可能、シャッター開角度調整可能、リモコン撮影可能、フィルムカウンター内蔵、グリップ取り外し可能

大きさ/定価:65x166x206mm 1170g/37,500円

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