Fujica Single-8 Z450
Overview
Z400をTTL測光化して電動ズーム搭載した改良機・・・ではなくて、実はZ400より前に発売されている機種です。
レンズはF1.8、8.5mm?34mm。電動ズームはおなじみシーソー式スイッチになっています。Z450以前の電動ズーム搭載機にはZ600がありますが、あちらは手動ズームがころころローラー式。Z450の手動ズームは、撮影レンズのところにあるズームリングを回すタイプ。最短撮影距離は1メートルなのは吉。
ファインダーは一眼レフ式で、スプリットイメージ搭載。視野内にはEE絞数値、露出過不足表示があります。EE機構はTTL。
手動絞調節はできないのが最大の難点。そのかわりEE補正装置で、2倍、4倍の露出補正とEEロック機構があります
シャッター開角度調節と巻戻し機構は、他のZシリーズとほぼ同じですが、ファインダー内でフェード量を確認できないので注意。電源は単3電池4本、バッテリーチェッカーもあります。
Impression
露出調節が出来ないのが最大のネックですが、それ以外は何か作品を製作する上で最低限必要な用件を満たしているカメラと言われます。使いやすいですよ。
Spec
メーカー:富士写真フイルム 1970年6月発売
レンズ:フジノンズームF1.8・8.5-34ミリ、10群13枚構成。4倍電動・手動ズーム可能
ファインダー:一眼レフ式、視度調節可能、絞数値表示付
フォーカス合わせ機構:スプリットイメージ式
露出:内測式(TTL)シリコン光電素子によるEE、EEロック、EE補正可能
フィルム感度設定:ASA25・50・100・200・400
撮影速度:1・18・24コマ・SM(スローモーション・約36コマ)
特長・オプションなど:シャッター開角度調節・フィルム巻戻し可能、リモコン可能、フィルムカウンター・バッテリーチェッカー内蔵
大きさ/定価:
65x166x209mm 1060g/48500円
写真協力:hanai
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