8ミリ機材DIY情報の新星「時代遅れのおかしなのが好き」

わお!始まったばかりで記事の数こそ少ないですが、

フジカZ800、ZC-1000のバルブ撮影用ユニットの作成
コパルCP55の修理
ZC-1000に使えるCマウントレンズ
フィルム走行トラブルの解決案

などなど、実際に作って、買ってきて試してる濃い口の実用記事が!

でも、「時代遅れのおかしなのが好き」ってブログ名に???なのであります。

確かに昔むかしに発売されたもののなんですが、nyanyanyanさんの書かれてる記事は、その昔のものの「今現在での楽しみ方」を発見開発してるブログなのに、そのブログ名って・・・なんかもったいない。

けど、8ミリをとことん楽しんでやろう、という志(と推察します)には、拍手喝采であります。
ぜひとも面白いネタ、読ませてくださいー。

あ、8ミリ記事だけではございませんですよ。念のため。

時代遅れのおかしなのが好き
http://8mmst.blog20.fc2.com/

デザインで観るNIZOカメラ-The days of Nizo Roses-

ブログの主催者である森宮裕次さんはかつてソニーで、パスポートサイズの8ミリビデオカメラ(CCD-TR55)などのデザインをされていた人とのこと。

で、その方のブログが、こちら。

The days of Nizo and Roses

なんと、”NIZOとバラの日々”と題されたブログでは、NIZOをメインに8mmカメラ、時に電卓などを取り上げて、そのデザインと使い勝手から言及されています。

記事の大半を占めるのは、白バックで丁寧に撮影された写真。自分も持ってるカメラなのに、とてもかっこよく別物のようにおしゃれに見えて来ます。

取り上げられてる8mmカメラは、NIZO4056、S560、S8、S800、そしてキヤノンのCanon1014XL-S、DS-8。

8ミリカメラについて、そのかっこよさから言及している場は日本ではすごく少なくて、その大半は海外。

NIZOのボディをなめるように撮ってる写真を何枚も見ていると、今のカメラってなんでそこかしこに「CMOS」とか「3CCD」とか「×100 Digital Zoom」とか、機能がでかでかと書いてあるのかが逆に不思議になりました。かっこ悪いですよね、あれ。

ファーストインプレッションから持ちたくなる、欲しくなる、使いたくなるキモチにさせる、サイトであります。それはまさに、この方が長年携わっていたお仕事の裏づけがあるからでありましょう。

NIZO S481でバルブ撮影結果…キレイなフィルムが出来た

 

NIZOの481や561、801にはとても汎用性の高いバルブ撮影機能が搭載されてます。

nizo481_01.jpg

シングル-8のZ800やZC-1000よりずっとかんたんで、フェード用のオレンジのレバーを一番手前まで傾けるだけ。
下の写真だと、右側の「B」の位置までスライドさせます。これでシャッターが開きっぱなしになるのです。

nizo481_03.jpg

この機能、一コマ撮りでも普通の動画撮影でもどっちでも使えます。
となると、こんな使い方が出来ます。

■任意の時間だけ、1コマを長時間露光可能。

1.一コマ撮りモードに切り替えて、フェードレバーを引く
→シャッターボタン押すまでずーっと長時間露光

2.シャッターボタンを押す
→一コマだけ送られて、次のコマの露光開始。

これの繰り返し。
で、それで撮ったコマがこれ。街頭と車のライトの、光跡が流れてキレイ。
この使い方は、スチルカメラのバルブ撮影気分ですね。

slowshutter01.jpg

slowshutter02.jpg

 

■インターバルタイマーと組み合わせた自動長時間露光

本機にはインターバルタイマーが組み込まれていますので、シャッターボタン押す代わりに、タイマーで自動に長時間露光させることも可能。

たとえば、夜空の星の光跡とか撮るのでしたら、タイマー仕掛けて寝ちゃえばいい、というわけ。
ただし、これもの凄く電池喰うそうなので、外部電源使った方がいいと聞いたことがあります。

■ある一定の露光値でシャッターを自動的に切る長時間露光

コレ、文字で書くとわかりにくいです。
出来るだけ簡単に説明すると…明るさが一定量たまるまでシャッター開け続けて、一定量になるとフィルムが送られる、というしかけです。

  どういう構造か知りませんが、たぶん露出計にたまった電荷が一定量を超えるとなんかの信号が送られて、次のコマに送られるのでしょう。

ですので、これは明るい場所でこのモードに設定すると、猛烈な勢いで一コマ撮影しはじめます。
逆に、真っ暗な場所ですとえんえんとシャッターが開いてる状態で、次のコマにいつまで経ってもフィルムが送られません。

試しに、こんなショットを撮ってみました。地下鉄の構内です。ほどよく薄暗いので、動画として成立しながらもすごくスローシャッターで、画がぶれて撮られた動画になってます。

 

slowshutter03.jpg

 

明るさに左右されるのでコントロール難しいですが、このテストショット以外でも面白い画が撮れたりしてます。暗いところで撮影者が動かなければ延々とスチル写真の長時間露光と同様ですし…。

 

 

トリッキーな側面だけをピックアップしましたが、本来NIZOは質実剛健で使いやすいスーパー8カメラ。
こんな遊びもできる、楽しいカメラであります。

劣化に強い兼用映写機を探して…ELMO VP-A編

エルモVP-Aです。

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エルモには「VPナントカ」と銘打った、小ぶりで軽量な廉価版映写機シリーズがあります。これはそのひとつです。

こいつの最大の利点は、逆プレッシャー映写機だということ。
通常の映写機は、フィルムベース(フィルムの土台)方向に押さえつけるので、厚さの違うフィルムではフォーカスがずれます。
しかし本機は逆に乳剤面を基準に押さえつけます。

vp_01.jpg

ですから画が現れてる面の位置がいつも固定されるので、フィルムベースの厚さに関係ない映写が出来るという仕掛け。
早い話、シングル-8とスーパー8をつないでもフォーカスが乱れないのです。原理上。
やむなく二種類のフィルムをつないで上映しなくてはならない場合などは役立ちます。

というわけで、可搬性の高さと逆プレッシャーと特長のあるVP-Aですが、
この個体は入手直後はベルトが溶けてぼろぼろ。しかも複雑に延々とベルトが張り巡らされてる構造で、元の姿がさっぱり見当が付きませんでした。

なので、本サイトの写真協力いただいている、は☆なさんから模範修理法を教わって、ベルトを買ってきてしこしこと制作。

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※2012年追記。ここに貼ってあるベルトのかけ方は間違いです。
正しくは
http://8mmforum.film-tech.com/cgi-bin/ubb/ultimatebb.cgi?ubb=get_topic;f=1;t=004699

こちらを参照して下さい。

しばらくぶりにウレタンベルトを買いに渋谷東急ハンズに行きましたが、オレンジ色のベルトがない。
代わりに透明オレンジ色のを買ってみたが、材質が堅くて、うまく曲がらない。
なので、池袋東急ハンズで改めて不透明オレンジ色のベルト見つけて購入。

belt.jpg

 

 


■映写機のベルトについて

もともと映写機ベルトは、V型断面のゴムベルト(Vベルト)が多く、そのVの部分がプーリーの溝にしっかり食い込んで摩擦で力を伝えていきます。そしてゴム製ならば、ある程度は伸び縮みするようになってる。

一方、写真左の、透明ウレタンベルトは硬くほとんど伸びないので、もともとのゴム製Vベルトにり似ていない。

右側の不透明のオレンジ色ベルト(写真が悪いですがもっと鮮やかなオレンジです)は、びにょーんとよく伸びるし、表面もねちねちしてて摩擦十分。断面は円形だからプーリーにがっちり食い込みはしないけど、このねちねち感でプーリーに密着してくれるようです。

なので、これがコストと入手の簡単さで現段階のベストと考えてます。所詮はこれサイレント機種。まったくもって問題ないでしょう。でももっといいのが見つかったら報告します。


 

で、現物あわせで長さ調節。仮につないでみて、はんだごてで溶かして接着していく。
はみでた部分はニッパーや爪きりでちまちま削っていくのがよい。カッターやはさみでは、材質がプリプリ弾力性高いので、刃が逃げてさっぱり切れません。100円均一で爪切り買ってきましょう。

さて、一応の完成をして、駆動させてみる。…がしかし、やたらと動作音がうるさい。ガアアアアアーと鳴ってしまう。
いろいろ調べると、ギアがうまくかんでない。少し浮いてるのだ。(写真の一番大きいギアが噛んでない)

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このギアをしっかりとかみ合わせるためには、赤いリバースボタン(このシリーズ独特の、正転と逆転でギアを入れかえるためのボタン)をぐっと手前に引き続けないといけない。しかしそんなのずーっと続けるのは無理。指痛いもの。

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↑指、痛くなるからいやだ。

しっかし、なんでこんなことになってるのか。その赤いリバースボタンは、ギアを引っ張っている引きスプリングにつながってるのですが、ひょっとしてこのスプリングの力が弱くなって、しっかりギアを引っ張れていない・・・とか?

(試しにスプリングにつながる金属棒を引っ張るとギアは固定される…下写真参照)

 

vp_08_gear.jpg

 

また、駆動ベルトが緩すぎて、しっかりギアを押さえつけられていないのか?
(ベルトを引っ張ると、ギアはしっかりとかみ合います…下写真参照)

vp_03.jpg

というわけで、本機種は構造に問題があるのかどうかさておき、うまく修理できていないので現在放置中。適当な代替えスプリングは見つからないので、まずはベルトの長さを調整して、実験してみたいと思います。

もし本機に興味のある方は、中古を選ぶ際に通常のポイントに加えて特に、

1.逆転と正転がちゃんと動くか
2.ものすごく異音がしないかどうか

これらに注意して、いい品を選ぶといいと思います。

繰り返しになりますが、小さく軽くて持ち運びに便利な上、フィルムの厚さが違ってもピントがずれない(かも)という利点のある本機は、ちょっと気になるのです。

取り急ぎ次の機種の検証にうつりまーす。

 

劣化に強い兼用映写機を探す…ELMO GP-DX編

レギュラー8フィルムを上映したくて、兼用タイプの映写機をずっと探してます。
兼用タイプというのは、
シングル-8/スーパー8
レギュラー8
これら2種類のフィルムフォーマットに対応する映写機のこと。
レギュラー8かけたいだけなら、専用映写機を使えばいいのですが、機種が古くて不勉強なので今回は敬遠しました。

というわけで、ジャンク5台買ってみました。

結果から言えば、
ELMO GP-DX(DELUXE)が×で、
ELMO VP-Aが×で、
FUJICASCOPE M40が×で、
FUJICASCOPE MX70が×で
最後に買ったELMO K-100SM、これが大丈夫でした。
シングル-8&スーパー8と、レギュラー8兼用機探しもひとまずこれで終わり。
しかしずいぶんと遠回りしました。あまり機種選びで金と労力使いたくありませんので、ご参考になればと書いておきます。

エルモGP-Deluxe

まずはベストセラーのエルモGP-DX。
中古で購入当初は何の問題もありませんでしたが、テスト用フィルム映写途中に突然止まってフィルムが燃え出したのです。
調べたところ、GP-DXは一部ベルトやギアでなく、ゴムの円盤が摩擦で動くところがあるのですが、
このゴム円盤が硬くなってしまい、つるつる滑ってしまうのが問題でした。

 

gpdx_02.jpg

さすがに35年ぐらい前のゴム、もうだめであります。

平田弘史さんも同様の劣化に遭遇したそうで、平田氏や「素人による8ミリ映画の部屋」の松田さんは円盤をプーリーに置き換えてます。
しかしこんな改造はワタシはできないので、GP-DXは諦めました。
GPシリーズ、SPシリーズも同様の構造ですので、オークション等で買う場合にはちゃんと駆動するかどうか尋ねるポイントだと思います。
途中からスピードが遅くなってきたり、たどたどしくなったらアウトです。
gpdx_01.jpg

シネヴィスシネマ映画祭 作品募集は7/31まで

8ミリ機材専門店のシネヴィスが開催してる映画祭が、
しばらくぶりに復活。作品の募集をしています。

今回新設された、「8ミリ・1カートリッジ部門」に注目。
名前の通り、スーパー8またはシングル8の1カートリッジ、50フィート
(15.75m)を、無編集で作った作品のみの上映会。

昔から国内はもちろん、海外の上映会でも定番の企画でありまして、
つまりこれが結構おもろいからであります。

作る側に許されるのはカメラ内編集のみなので、一発勝負。
だから製作に集中力を要するのであります。脳内編集も。

また、スーパー8やシングル8のメディア固有の特徴が作品製作の縛りになってる
ので、同時に8ミリに対しての意識付けにもなるわけであります。
そのため、海外では「ストレート8」とか、なんとなくメディア自体のプロパガンダっぽいイベント題つけてたりします。

ショートフィルム部門の応募は今月7月31日まで。
1カートリッジ部門の応募は8月15日までだそうであります。
日が迫ってますので出品される方、急ぎご確認を。

【募集要項】
[1]ショートフィルム部門
2005年以降に8ミリ・16ミリフィルムで自主制作された30分以内の作品が対象。
撮影がフィルムであればテレシネ・ビデオ編集作品でも参加可。

[2]8ミリ・1カートリッジ部門
スーパー8又はシングル8フィルムの1カートリッジ(50ft/15.75m)だけで作られた、切断・接合編集なしの作品が対象。

【応募締切】
[1]ショートフィルム部門   2009年7月31日(金)
[2]8ミリ・1カートリッジ部門   2009年8月15日(土)

募集要項の詳しくはこちらへ
http://www.cineviscinema.jp/submission.html

【イベント日程】2009年9月21日(月・祝),22日(火・祝)
【会場】座・高円寺2 (杉並区立杉並芸術会館)
東京都杉並区高円寺北2-1-2

【主催・お問い合わせ】
シネヴィスシネマ映画祭事務局
http://www.cineviscinema.jp/contact1.html

水銀電池を不要にする改造サービス Spectra Film & Video社

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ベルビア50Dのスーパー8マガジン商品をリリースしてることで、日本でも一部におなじみ、
アメリカのスペクトラフィルムアンドビデオ社が、
露出計用に水銀電池が必要なスーパー8カメラを電池不要にする改造サービスを開始。

時々ebayではNIZOのカメラを水銀電池不要に改造して売ってる業者が出てきますが、
Spectra Film and Videoの場合、ニコン、キヤノン、NIZO(ニッツオ)、ミノルタ、Bolex(ボレックス)が対象になってます。
水銀電池の入っていたところに電子回路を埋め込むようで、電源は駆動用の単三電池と共用になるようです。

お値段は、195ドルとかなり高価です。

水銀電池の代用方法は当ブログでもいろいろと提示してます。
もっと安価に出来る方法がありますので、まずはこちらをご一読のほど。

水銀電池の代わりを探して8mmカメラを使おう

というわけで、この改造サービスはあんまりお勧めしませんが、情報までに。

ご興味ある方は、
http://spectrafilmandvideo.com/Cameras.html