ビネガーシンドロームその4 富士フイルム乾燥剤「KEEPWELL」

フィルム

KEEPWELLは生産終了されています。今は別の商品が出ています。

すでに劣化し始めたフィルムを、今後どうやって保存すればいいのか?
いろいろ探ってみたところ、富士フイルムから発売されてる乾燥剤「keepwell」キープウエルにぶち当たりました。
これは、調湿シートというカテゴリで湿度を30-40%に保つ機能を持ったお薬です。

用途は、写真フィルム、プリント、ビデオテープ、フロッピーディスク、CDディスク、カメラ、レンズなどの長期保存とあります。

単純にガンガン乾燥させるだけでなく、湿度を適度に調節する機能を持ってるのでありますね。TACフィルムのベストな湿度はコダックの先日のレポートに寄れば30-40%。それ以上湿っぽいとビネガーシンドロームを起こしやすくなり、またうんと乾燥した状態だと薬剤の方に悪影響があるのだそうです。

さらに、湿度調節だけではなく酢酸ガスを吸収する作用もあるそうです。

http://fujifilm.jp/business/broadcastcinema/mpfilm/related/keepwell/qanda.html

一袋にシートが5枚入っていてシート一枚は4つに切り分けられます。

袋のウラには、16mmだったら1枚で30.5メートルが4缶と書いてあります。
8ミリは16ミリ2本分として60メートル、200フィートのフィルムが4缶に一枚の計算で使えるのでしょう。逆に計算すれば、200ftの作品一つの缶にシート1/4切れでOKということでしょう。

また、このシートは薄いのでLPLやチェリーのプラスチックケースの中にも入れられそうです。

早速これをタップリ導入してみました。シート5枚入りで735円。2年か3年使えるというので、もしかしたらコストパフォーマンスもそんなに悪くないのかもしれません。

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