ドイツから、オーストラリアから、ヨーロッパから、イギリスから、いろいろとお問い合わせが来ます。不思議とアメリカからは来ません。海外アクセスは米国が一番多いのですけどね。
まめなのはドイツの方。ドイツと言っても、不誠実極まりない『SCHMALFILMS』誌と、それの英語版『small films』の両誌をこしらえているユルゲン編集長からではございません。そもそも、ユルゲン編集長は問い合わせなぞせずに勝手に人の名前使って記事も釣書も書きますし。載せないでくれって頼んでも載せますし。なんだか日本人の名前も飛び出してきてイヤだなあとプンプンなんですプンプン。
まあ、不誠実な人のグチは別の機会に。今回お問い合わせ頂いた方は、ついでにドイツやヨーロッパの8mmの現状をいろいろと教えてくれました。
シングル-8がここしばらくの間ヨーロッパで注目されていたと。そしてそれはマグネストライブが安定して提供されていた事が大きい、そうなのです。ちゃんと最後まで映画がこしらえられるメディアだと重宝がられたと。
うーむ。富士写真フイルムさん、お客さんに「今までありがとうございました」のご挨拶もさることながら、今世界的に大事がられている、自らが生み出したメディアを亡くそうとしている事にちっとは気を払ってはどうかなあ・・・。
あと、レトロXでトラブルがZC1000とZ800で何件か起きたのを聞いてるよ、とも。うーむ。やっぱり厚いアセテートベースのフィルムが通るように、ゲート部分が設計されてないのでしょうか。
ただ面白いことを聞きました。シングル-8のP1には、フッテージカウンタの12mのところに赤い印があるはずだ、と。それはもともと、アセテートベースフィルムのシングル-8がリリースされるはずだった名残だと・・・。
ホントかこれ?
あたくしはP1持ってませんから確認できません。
ホントだったら、少なくともP1だけはベースの厚いフィルムを使えるカメラだと言うことになりますが・・・。
ウソだろぉ?
コメント
>P1の赤い印
シングル8の開発段階のプロトタイプ(?) ラピッド8は
当初アセテートベースでの開発だったようで
初代カメラのP1にはその名残で12mの所に赤印がついていると
カメレレビュー誌のシングル8特集に書かれてあった気がします。
フジフィルムのサイトにもちらっと書かれてありますよ。
http://www.fujifilm.co.jp/history/dai3-06.html
フジのHPではとても紛らわしい書かれ方がされいて、AGFA社は事前に撤退したような印象を受けますが、実際はしばらくの間アセテートベースのシングル8フィルムを発売していました。(よく読むと、「AGFAは発売を見合わせた」とは書いてないですけど)
しかしアセテートフィルムは運びに問題が多発したため評判が悪く、しかもやはりヨーロッパではシングルの需要が低かったのでAGFAもしばらくしてスーパーに切り替えたとのこと。
だからP1に赤印がついているのは「名残」ではなく、発売当初12mのシングル8フィルムが存在したからでしょう。
ebayには時々大昔のフィルムが出品されることがありますが・・・・・・これから毎日,AGFAのシングル8フィルムが出品されていないかチェックすることといたします。それにしても興味深いお話です。