ずっと以前から行きたかった、8mmワークショップにお邪魔しました。
8mmのいろんな事にいろんなカタチでがんばってるタカトオさん仕切りで、山崎幹夫さんが講師をされるこのワークショップは、撮影・現像・編集・上映、まさに最初から最後まで体験できる場。
テテナール社のCOLORTEC E-6キットでの現像は、なるほどこう仕上がるのか・・・と、初めて自家現像フィルムをまとめて拝見して感心いたしました。
というのも、シングル-8のR25NはホントはE-6現像処方ではないからですね。
E-6でもしっかり画が出ますが、あくまで互換処方です。
ですから、ちと絵柄が違います。
今回は、露出オーバーのフィルムが多かったのでよく分かりませんでしたが、
適正露出のフィルムを見た限りでは、細部まで描写されているのにもかかわらずなんか富士フィルムの純正処理とは異なる印象でした。
色は濃いめなんですがくせがない、そんな感じです。
しかし、自家現像ってのは魅力です。
撮影したその日に見られる、というのもそうですが、
それよりも、現像作業を通じて8mmがメディアである以前に「もの」であるのを感じられると言うところです。
ビデオの場合、アナログのVHSやHi8だろうが、DVやHDVのデジタルだろうが、手で持って目で見て、何が記録されているか判読することは不可能です。
ところが、フィルムはそうではない。
今、ここに現れる画・映像。
自分が手を直接下すことが出来る、コントロールが出来るという感じ。
参加者は大半が今回初めて8mmカメラを手にする方ばかりでした。
その一方で自家現像は、ベテランの方にも8mmのおもしろさを再認識出来る刺激になるだろうと思いました。
残念ながら私は現像があがったフィルムを編集している段階でお邪魔したので、
その現像行程を拝見することが出来ませんでした。
次の機会には是非現像から参加してみたいと思いました。
TETENAL社のCOLORTEC E-6キットの日本国内販売:近代インターナショナル
http://www.kindai-inc.co.jp/
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