Fujica Single-8 P1
Overview
シングル8カメラの第1号機。マガジンボン!「私にも写せます」と扇千景のコマーシャルで有名。
特に機構的に凝ったところはなにもなく、ホームムービーにもっとも順当なカメラでしょう。
絞調節はCdSの外測式EE。手動調節も固定もできません。露出計駆動用にH-2D水銀電池または代替品が必要。
固定焦点ですのでフォーカスあわせの必要がありません。
ファインダーは透視式なのでハーフミラーを使ったタイプのカメラより明るく見えます。
2倍の純正専用テレコンバーターがあったのですけど、これを付けたときに用いる視野枠と、EEの絞数値が指針で指示されます。
最初の機種ですが、ASA感度は25・50・100・200の4種あり、後に発売されたフィルムも使えます。
撮影速度は、18コマのみ。露出計用のH-2D水銀電池の他、本体駆動に単3電池4本使用。
Impression
記念すべき第一号機。巻き戻し機構のないP100と考えてもらえば正解です。晴れた日中、順光下でふつうに撮影するとごく当たり前にすっきりした絵が撮れます。いじる所ははまったくありませんが、素直な絵が出てくるのでベストセラー機種でした。
Spec
メーカー
富士写真フイルム 1965年4月発売→67年終了
レンズ
フジノンズームF1.8・11.55ミリ
ファインダー
透過実像式、絞数値・露出警告マーク表示
フォーカス合わせ機構
固定焦点のため無し
露出
外測式CdS露出計による完全自動絞(EE) (要H-2D水銀電池または代替品)
フィルム感度設定
ASA25・50・100・200
撮影速度
18コマ
特長・オプションなど
2倍テレコンバータオプションなど。フィルムカウンター内蔵
大きさ/定価
192x106x37mm 530g/16500円
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