もうかれこれ17年も前になるのですね。
福居ショウジンの『ピノキオ√964』が中野武蔵野ホールで上映されたのは。
本作、ロボトミー手術されてセックス専用のダッチハズバンドに改造された男を巡るお話でございました。
ずいぶんとハードコアなネタがしばらくぶりに見られるぞ!と喜びいさんで見に行ったものでございます。石井聰亙『狂い咲きサンダーロード』的なものを渇望してたもんでございまして。
これ、当時横浜シネマ現像所(現:ヨコシネDIA)が売り出してたレーザーによるサウンドトラック焼き込み技術を採用した映画でして、16mm光学トラックながらもステレオのいい音で上映出来る、という宣伝がされていました。体感、とかライブ感とかのキーワードにさらに期待ふくらまして見に行ったですよ。
いやー、つらい映画であります。肉体的に。
かぶりつきで見るもんじゃないです。山盛りのゲロを吐いてるシーンで耳つんざく爆音が流れ続けるってしろもんでございまして・・・。
映画に体が負けたのはこの時が最初で最後だった気がいたします。
ビデオは今は亡きアポロン製。買ってますけど見てません。
やっぱり、こいつは福居ショウジンがわざわざ仕掛けた音響設備の爆音で体験したいものであります。
シネマボカンでの上映はどうなるのか?
それ次第ではこのビデオはもう捨ててもいいわけですので。
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