1985年だから34年前に期限切れの写真用フィルムをいただいた。8ミリフィルムではこのくらいの大古フィルムをいたずらで撮ってみたりするが、結果はたいてい、ぎりぎり画が出るかどうか・・・なんてぐあい。
だけど、写真用フィルムならどうなんだろう?
こういう100フィートの長巻きフィルムは、パトローネにフィルムローダーという道具を使って詰める準備が必要だ。
でも、空のパトローネも、フィルムローダーも手持ちが無い。
なので、知人成田さんにお願いしてフィルムを詰めてもらうことに。
そんな成田さんから残念なお知らせ。
「フィルムがとんでもなく劣化しててすっぱい匂いがする」
「乳剤が軟化してる」
つまり、
「ダメかも」
さすがにヤバい。
届いた荷物からはすでに異臭が。
封を開ける。

むはー!猛烈な酢酸臭。部屋中が臭え。
急いで換気。
こんなフィルムにもめげずにフィルムを巻いてくれたNさんに感謝。
さて、お試しに1本撮ってみる。
カメラはこれまたいただき物のNIKON FG-20。これまた1980年代のカメラだ。

でも、カメラ構えると猛烈に臭え!フィルムが外まで臭ってくるよ!ファインダ覗くとたまらない!
そんな異臭騒ぎなので36枚とっとと撮り終えて、爆速で現像です。

もたもたしてられないので、手元にあった印画紙現像用のパピトールを20倍希釈して22℃で4分45秒。

見事にまっくろなネガ。現像しすぎのような気が。
そして、パーフォレーションの周りに歪みが生じてる。
これは、8ミリフィルムでもよく見かけるビネガーシンドロームの症状とそっくりの劣化だ。
現像しても臭い。

簡易スキャンして雑に反転してみる・・・
なんとか像は出てるけど・・・上下に光線引きみたいなの出てますね。なんだろう。

全体的にすんごく古い8ミリフィルムを無理矢理現像したのとよく似てる。
こんなもんですね。
結論として、ビネガーシンドロームの症状が出たフィルムは乳剤もあやしいし、フィルムの平面性もあやしい。
何より、臭い!
そして、使ったカメラも現像道具もとにかく匂いが移って大変!
ビネガーシンドロームの症状が出た生フィルムは、
テスト用でさえ、使っちゃダメです。
協力:成田さん
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