フリッカーなしテレシネ、今度は大成功でしょう!

テレシネ


パナソニックのAG-DVX100Aをまた借りる事ができましたので、前回ぱっとしなかったテレシネ実験の再挑戦です。
結果から申します。これは大成功と言っていいでしょう!前回のやり方が間違っていたのですね。

機材は前回とまったく一緒。
映写機・・・フジカスコープSD25ステレオクオーツコンピュータ
カメラ・・・パナソニック AG-DVX100A


映写機はクオーツロックモードで18fps。つまり、18fps作品を上映するごく当たり前の設定です。
カメラ側は、30P(30フレームのプログレッシブ)の撮影モードを選んで、メニューからシャッターをSYNCRO SCANモードに切り替え。前回は24Pと24PAの撮影モードだったのですが、いやーこれが間違いの元でした。前回は、シンクロスキャンモードの設定がよくわからなかったのです。だって、数時間しか借りられなかったんだもの!説明書読んでる時間もなかったんだもの!


簡易テレシネのセオリー通り、壁に貼った白い紙に向けて映写した画面にカメラを向けます。それだけでDVX100AのSYNCRO SCAN機能が規則的な明滅を読み取り、フリッカーが消えるシャッタースピードを自動的に探しだし、シンクロしてくれます。もともと、こういう機能なんです。テレビやPCの画面を撮影するときに、フリッカーが出ないように勝手にシンクロしてくれる機能なんですよ。
ちなみにシンクロしたのは、シャッタースピード1/53.6秒。前後少しいじっても、液晶ファインダ上はあまり変わりませんでした。


5本ぐらいテスト撮影して一回だけやや微妙なフリッカーが残る場合がありましたが、シャッター羽根改造機や20fpsまで回転数を上げたテレシネでもたまに見かける程度の軽微なものです。そのうち映像も上げる予定です。


簡易テレシネする場合の、フリッカー問題の解決方法としてかなり有力と思います。20fpsに上げてやる場合より手間も機械も少なくてすみますし。


お手元にDVX100A、100B、HDX200がございましたらトライしてみてくださいませ。たぶん、満足行くものになると思います。


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コメント

  1. 山崎幹夫 より:

    1/53.6秒でしたか。昨年、早稲田芸術学校に出張講師をしたさい、このカメラがあったので、その場にあったエルモGS1200で18コマ/秒映写して試したみたところ、1/54.1秒でフリッカーが消えました。マディさんはフジSD25ですから、1/53.6秒が正解のようですね。

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