レトロXで起きた撮影トラブル

シネビアの書き込みでちょっと書いたレトロXのトラブル。他の方の報告とあたくしの体験とごっちゃにしてました。当方の518SVで起きた問題はこういうモノです。

「カット頭でフレームがずり上がってしまう」

某所で見せてもらったレトロX映像は、堅めのトーンで、粒状性もASA200にしてはなかなかのものでした。

ところがその後、別のところで見せられたレトロXの映像はすごく違和感がありました。画質は変わらないのですが、なぜかフレームが結構上の方にずれていたのです。映写機のフレーム調整つまみをいじると二階建てのような映写画面になりますよね?あんな感じです。
見せてくれた方は、確かZC1000で撮ったはずだがなぜこんなになるかわからないとの事。

高い出費だからなあ・・・と躊躇しながらも、乳剤自体の素性は悪くなさそうだし、まあ試しに撮ってみるかと、何とか自分を納得させてレトロでフィルム買ってきてトライ。

選んだカメラはフジカZC1000、Z800、それにキヤノン518SV。
Z800は一般的シングル8カメラ代表として。ZC1000はこのテストの主役です。そしてゲートの構造が異なる518SV。エルモ8S-600も用意はしていましたが、フィルムエンドしたので出番なし。やっぱり12mしかないと、15mに慣れた勘は却ってダメなもんです!ともかく、都合3カメラでのテストになりました。

結果、
ZC1000・・・(画像検証中につき後日報告)
Z800・・・全体的にぐぐっと画像が上にずれる
518SV・・・カット頭で映像が上にずれてまた戻る

という結果でした。

キヤノン518SVの、カット頭で映像が上にずれてまた戻るところについて、
一番顕著なところを抜き出してみました。 ちなみに、フィルムは無編集無カットです。


当方がカメラテストをするのはいつも同じ被写体です。
ここでカメラを止めて、すぐそばの車を取り始めた時に、もっとも妙なことが起きてます。
 

↑ここから次のカットの境界線がずり上がってきて、

 

↑ここで一番あがりきった状態になってます。だいたい5コマ目ぐらいです。

↑数フレーム後に、元の位置に戻ります。ここで8コマ目ぐらいです。

 これはいったいなんでしょう?ちなみに、このキヤノン518SVはフジクロームR25NやRT200Nでちょくちょく使いますが、こんな画像が出てきたことはありません。
この画像を保存して、しかるべきビュアーで連続コマ再生(スライドショーとか)してみると結構「がくん」と画が動くのが確認できるかと存じます。

映写機の不調も考えられますので、念のためLPLステレオサウンドスプライサーに掛けて、刃の位置を基準に調べてみると、やはり上記のようなコマのところで微妙に(映写画面ではないのでほんとに微妙ですけど)コマの位置がずれているのが確認出来ました。

もしこれが、カメラが動き出したカット頭で起きるトラブルなのであれば、問題がもっとも深刻なのは1コマ撮影時でしょうか。毎回大きなトルクでぐいっと回して、がつんとブレーキをかけるわけですから。
ともかく、普通の18fps撮影において、あたくし所有のカメラ個体の問題か、はたまた機種全体の設計の問題かなんだかわかりませんが、ちょっと変わったトラブルが起きているのですから、使い続けるのにはやっぱり不安が残ります。

また、あたくしのZ800はもともと画像がずり上がってるので、他の機種と混用できない孤高の機種になってます。ただ、518SVがこんな奇妙なずり上がり方をするのを見ると、もしかしたらいつもより多くずりあがってるかも・・・と疑心暗鬼になるので他の映像と比較してみます。

そうそう、肝心のZC1000ですが、1カットだけカットの頭がぽわっと過剰露光(光線漏れ?)を起こしてたのです。うっかり露出いじっちゃったかも知れませんので、機会があればこれは再チャレンジです。

この記事をお読みになっておられる方で、 画のズレを見つけた方はいらっしゃいますでしょうか?

ちなみに、カートリッジの中身のフィルム自体はORWOのUN-54ユニバーサルネガフィルムではないかと海外で言われてますが未確認です。UN-54映画用フィルムはネガなんですけどリバーサル現像も出来るという不思議なモノとのこと。でもASA100ですから、リバーサル現像&増感をしていることになりますが・・・現像のメカニズムはあたくしはよくわからないです。ただ、現像はANDEC Filmtechnikだと伺っております。

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1件の返信

  1. アレクシッチ より:

    スーパー8カメラのアパーチュア部とスーパー8フィルムのプレッシャープレートを各々分解の上組み合わせてみて分ったのですが、この2つの間には、ちょうどフィルムの厚さ分の隙間がつくられて、その間をフィルムが通過しているんですね。全てのシングル8カメラが圧着式のフィルムゲートを採用できたのは、やはり薄くしなやかなシングル8フィルムがあってこその事だったのでしょうか。マディさんの検証記事を読んで、そんなことを思いました。

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