スプライシングテープはどうなる2 穴無ロール篇

たくさんのコメントありがとうございます。

これは、は☆なさんのご指摘にもあった、BOLEXのもの。ぱっと見ると華奢ですが、実際は金属の固まりでえらくずっしりしてます。しっかし素っ気ないデザイン。
(製造はとっくの昔に終わってるので、上記BOLEX本社リンクには情報はありません)

ちょいと古いので黄色くなってますが、これが穴なしテープ。スプライシング、なかなか正確だと思います。

で、この無鑽孔型のテープのBOLEX純正ものは入手が困難だと思います。

その代わりに、アメリカのChambless Cine Equipmentのカタログに載っている、Neutapeが使えるようです。

Neutapeは、Neumade社スプライサー用のテープですが、CIRBOLEXにも使えると書いてありますのでこいつがぴったりでしょう。一個2ドル強というお値段。ただしこれは10m巻。

ちなみにこのChamblessさん、長らく日本のお客さんに親しまれているお店です。日本のお店にない品物もいっぱいあるのでチャレンジしてみては?以上宣伝終わり。

[Neutaperの秘密・・・実は日本製だ!]

さて、イキナリさらっと書いてますが”Neutape”って何じゃ、って感じですよね。これは、アメリカのNeumade社がリリースしていた”Neutaper”ブランドのスプライサー専用のスプライシングテープのブランド名です。

Neumade社は、劇場用映画の上映関係小物をいっぱい扱っている会社さんで、同社の70mm、35mm、16mmなどの業務用がほとんどなんですが、8mm用のスプライシングテープも売ってます。

そして、今回調べてわかったのですが、実はこのNEUTAPERというスプライサー、実は日本製でした。16mm以上をやってる方にはおなじみの、東京精機製作所のOEMでした!おまけに上記のNeutapeも東京精機のOEM!8mm版テープは受注生産なのが残念ですが、日本国内でやりとり出来るのは福音!

※東京精機製作所による8mm、16mmのスプライシングテープの製造は終了しています(2014年9月現在追記)

BOLEXユーザーの方、そしてオオノ隊員さんご指摘の「キングらくらくスプライサー」 ユーザーの方、富士のスプライシングテープの終了後にはちょいと試してみる価値はありそうです。

 

 [穴なしテープスプライサーはゲットできるのか?]

テープだけあってもしょうがないですね。スプライサーも入手しなくてはならないです。BOLEXは上記の通りに生産が終わってます。中古品を入手すべきでありましょう。

しかし、新品入手の手段、あります。

イタリアのCIRというプロフェッショナル用映画機器メーカーさんは、35mmや16mm用に加えて、SUPER8用のスプライサーを2種類、カタログに載せています。とりあえず新品は購入できます。

考え方がプロ用なのでものすごくいかついです。あたくしは、8mm版はいじったことはないですが、16mm版はシネヴィスでいじらせてもらったことがあります。

16mm版は非常にがっちりした出来のものです。また、メンテナンス用部品とか調整とかもしやすくなっているようで、これ一台あれば一生もの、という感じです。写真で見る限り、8mm版も立派ですので、きっとガッチリとしたスプライスができるのではないかと思います。

毎度おなじみ、ドイツのWittner Kinotechnikでは、139ユーロの簡易版と、プロ用とほぼ同じ構造を持ってると思われるSpecialの625ユーロの物が売られてます。
後者の値段はさすがプロ用!って感じです。

 

[パッチテープスプライサーの可能性]
もし富士のスプライシングテープが無くなってしまい、お手軽にスプライシングしたいのであれば、二束三文で流通しているパッチテープ用スプライサー、という手もあります。

パッチテープスプライサーは構造が簡単なので、山ほどリリースされていました。全部フォローするのは不可能です・・・当方も今では一台も持ち合わせてませんし・・・ちょっと勉強しないといい手が浮かびません。

以下、情報が集まり次第。

コダクローム使い切れましたか?

コダックが日本国内受付の〆切日だよ、とアナウンスしていた7月15日からおよそ10日過ぎました。

みなさん、コダクロームをきちんと使い切れました?

映像制作のシーズンである夏休み。
これを待たずして現像受付締め切っちゃったんですから使い切れていないだろうなあと勝手に思っております。

あたくし?あたくしも初夏ぐらいからちょっとバッタバタしていて完成できませんでした。残念。

せっかく撮り終えて現像できれば映画完成なのに滑り込みでNG!と言う残念無念の方もおられるかも知れませんね。

そんな方にはK-14が残されているわけです。

これは、米Dwayne’s Photo Service社の、コダクロームのムービーフィルム専用の現像所の事。
純正処方ではないので仕上がりにやや違いが出るとのことでしたが、そんなことも言ってられないですね。

この現像所は最近、エクタクローム64Tの現像も始めてます。現像代はたったの9ドル
どう考えても日本の半分以下ですよね。びっくり。(何とかならないかなあ、2500円は高すぎますよ)

もちろん送料はかかるのですが、5本ぐらいまとめて送るのであれば、国内現像を依頼するよりも早く仕上がります。
また、国際郵便での返送指定によって、おうちのポストに届くのでカメラ屋さんにいく手間も、バス代も電車賃もかからないと来てます。カードのない学生さんでも郵便局で支払えるのでとっても便利。

フィルムはなぜか全世界的に最安値レベルな日本で買いましょう。そして撮影終わったら海外に現像出す。そうすれば一番安い上に、なんとお近くのカメラ屋さんに現像を出すよりも早くて楽ちん。

海を渡る長距離運搬のための事故の危険性もあります。ちなみに当方は今までスイスに直送していたコダクロームではフィルムが届かないなどのトラブルはないです。それでもトラブルの可能性はゼロにはなりません。しかし、そんなリスクよりも利便性を優先!経済性を優先!と事故の危険性を承知でトライできる方は、トライする価値、あると思います。おまけに悪い評判も耳にしないので、検討の価値、アリだと思います。

先日書いた記事で「ヨーロッパでの現像期間の延長の噂アリ」って件、ご質問頂いたのでちょっと調べてみたのですが、裏が取れませんでした。 ホントかどうか分かりません。

 

マグネストライプをどうしよう

シングル8が終わると・・・なんとメーカー純正によるマグネストライプ・サービスというものが全世界ですべて終わってしまう事になります。大げさですが。

海外のフィルムメーカーからシングル8が注目されているのは、メーカーの富士写真フイルムがフィルムの販売から現像・録音に関わるまで一貫して面倒を見ていた安心感、これも大きいようです。しかしそれも終わってしまいます。

さて、シングル8亡き後、フィルムでサウンド作品を作るのはどうしたらいいでしょう。以前パルスシンクのことはちょくちょく書きましたが、必要機材を集めるのが結構大変なので、多くの人に対して有効な手ではありません。やっぱり、何かの手段でマグネストライプ・マグネコーティングするのがグッドな手でしょう。

ひとつは、スーパー8を使う方法。スーパー8ならば、「原理的には」簡単にマグネストライプが出来ます。
この「原理的」って言うのは、スーパー8のフィルムはは接着剤が使える素材なので、細いカセットテープみたいなのを磁気帯を接着すれば(または磁気素材を溶剤で塗布するマグネコーティング方式)ほい、一丁上がりって言う意味です。

実際に、家庭用のマグネストライプ機は何種類かリリースされていました。
あたくしが持っているのは、エルモのストライパー。でも壊れていて接着剤がどばあーっと漏れてしまいます。直せばいいのですけど、今のところ使えてませんので具合はよく分かりません。


海外製品では、BOLEXのものをちょっと触ったことがあります。ものすごく重厚な作りで、1トラックオンリーのようでしたが、がっちりとストライプ出来ていて好感が持てます。

国産でもっとも安心できるものと言えば「ホンナストライパー!」とベテランの方はおっしゃいます。
これは、本名さんがいろんなストライパーを研究しつくした上で開発・リリースしたもので、構造自体はとてもプリミティブなのですが、しっかりとした精度で磁気帯を貼れるそうです。
雑誌『月刊 小型映画』(玄光社・1982年10月廃刊)でずっと広告が出ていたので、70年代終わり辺りからの号をお持ちの方は参考にしてみて下さい。
今こそ!必要なマシンですのでお持ちの方は活用して頂きたいなと思っている次第でございます。

シングル8のポリエスターベースのマグネストライプは難しいですね。というのは、PETには接着剤が効かないからです。薬品に溶けないんですよ。
なので、接合やマグネストライプをするときは、超音波接合/融着、つまり熱で溶かしてくっつけるのですね。

富士写真フイルムがマグネストライプをやめた後、シングル8のマグネストライプを依頼できるところ・・・あたくしは実際にお願いしたこともないので単なる情報だけですが、以前調べたらドイツに2カ所あったんですが、一カ所はやめてるようです。となると1カ所しかないので、こちらをご紹介。

Chris Filmtechnik GmbH 
Frühlingstrasse 67  85386 Eching b. München 
  Tel. / Fax: +49 (0)89 319 4130

ごらんの通りURLじゃなくって電話とファックス番号だけ。ドイツ語をしゃべれる方はさておき、ドイツ語のファックスでのやりとり必須でしょう。うーん、かなり手強いですなあ。 

以下近日中に。

スプライシングテープはどうなるのか

富士写真フイルムがシングル8をやめるとなると・・・スプライシングテープはどうなるのでしょう。



今のところ、これについては何も発表されていません。
いたずらに不安を煽る気はないですが、シングル8フィルムの製造販売現像サービスを終わらせるのですから、とてもスプライシングテープだけ続けるとは思えないのです。今までも何度も在庫が枯渇したことがありましたし。

テレシネ前提の人にとっては、さほど問題のあることではないかも知れませんが、それでもまったく使えない、となると不便です。フィルムをまとめることさえ出来なくなってしまうのですから。

[LPLスプライサーはゴミになるか]

海外を見渡してみても、ロールタイプの鑽孔済みスプライシングテープは見あたりません。逆に、海外から富士のロールテープはどうやったら購入できるかと質問が来るぐらいなので、穴あきのロールテープはないのではないかと思ってます。

オオノ隊員さんからご報告を数例いただきました。「ERNO  MODEL S-80」 や、「REVUE LUXUS 8126」などのスプライサーが、「穴あきロールテープ」を使用するスプライサーだとのことです。穴あきテープ自体の現存については未確認です。

 


というわけで、もし富士のロールテープの供給が終われば、LPLの1トラック用スプライサーとステレオスプライサー、そして富士のスプライサーは一気にゴミになってしまいます。

海外で多いのは、パッチテープのスプライサー。
パッチテープとは、絆創膏のようなものです。パーフォレーションが開いたテープを台紙からはがしながらフィルムを接合していきます。

今では日本でほとんど流通していないせいか、パッチテープが忘れられているようです。 国産で捜すとなると、一番見つけやすいのがLPLのスプライサーでしょうが、華奢で精度が怪しく、好きではありません。


穴あきロールテープは、穴の跡がテープ裏ののりに付いてしまうことが多く、それを嫌う人もいます。かくいうあたくしもそれでして。
パッチテープには、そんな問題はありません。パッチテープの問題は、そのコストです。安くありません。

ちなみに、お写真はLPLで販売されていた、HUDSON PHOTOGRAPHIC製のレギュラー8用のパッチテープ。スーパー8用もありましたが。100円とずいぶん安いですが、新宿の「カメラのドイ」廃業セールで買ったからです。

海外にも、ロールテープスプライサーは存在します。でもぱっと見渡す限りでは、穴なしのロールテープを使って、後から開けるタイプの物。この手の物は16mm以上ではごくありふれてますが、不勉強なことにあたくしは、穴なしテープを使う日本製のスーパー8/シングル8用スプライサーを使ったことはありません。
しかし、海外でもあまり種類がありません。やっぱりパッチテープ用スプライサーの方が遙かに種類が多いです。

以下次回。

フィルム文化を存続させる会のブログが登場

5月に東京・中野で集まって行われた最初のミーティングから、このようなブログが立ち上がってきました。

「フィルム文化を存続させる会」
http://filmmover.exblog.jp/

 ここでようやくネット上で集まるところが用意されたことになりますね。フィルムでの制作が今後も続いていけばいいと思う方は、ご興味のある方は、早速リンク先の「発足にあたって」を読まれるとよろしいかと思います。

 時に、邦画の「HD撮影のキネコ起こし劇場用映画の画質」ってぱっと見ただけであービデオだって分かってしまう感じがあるのですが、アレってもう少しうまく出来ないものですかねえといつも思ってます。

あと、ビデオの解像度は上がりますが、ラチチュードってあがらないものですかねえ。

 

ダブルスーパー8カメラ Quarz Zoom 2×8 C-3

8mmフィルムのフォーマットの中でもマイナーな、ダブルスーパー8。16mm幅のフィルムに、スーパー8/シングル8規格のパーフォレーションが空いていて、撮影後は真ん中で分断すればスーパー8フィルム同様になります。このフィルムはスプール巻ですから、規格上は巻き戻し制限とか存在しません。
カメラはあたくしが確認した限りでは、エルモで1機種、パテで3機種、ボレックスで1機種、キヤノンで1機種・・・そしてソビエトから2機種出ていただけという代物。他にありましたらおしえてください。

当方が導入したのは、このソビエト製のQuarzブランド2機種のカメラのうち、4倍ズームレンズを持った「C-3」の方。このダブルスーパー8カメラは、旧共産圏で多く流通していた25ft×2のもの。
100ft×2と比べて、カメラが小振りで済みます。

この小さい25ft巻フィルムは・・・実は現行商品です。
チェコのFOMA Bohemia社のFOMAPAN R100というモノクロフィルムは、35mmスチル版は日本で売られていたこともあるようですが、これの8mm版が存在するのです。おそらく、こいつは世界一安い8mmフィルムだろうと思います。

カメラは、ロシアから送られてきた物。評判の悪い業者だったのですが案の上ひどいものでした。箱はぶっ壊れて、ツマミについてるフィルム感度設定目盛板がはがれているので、このままでは使えません。いちいち露出計と照らし合わせながらやらないと・・・忙しいのにぃ!

もちっと時間に余裕が出来たら、ご報告いたします。しかし、このカメラのマイクロプリズムのキレはちょっと特筆すべきですね。フォーカス結構合わせやすいわ。

ベルビアの8mm版の撮影テスト開始したつもり


 

ここのところ、東京の週末は薄暗い曇天がデフォルトで、気が付くと雨が降り出す典型的な梅雨もよう。
おかげで、全然回せてません。
しかし8mmをめぐる状況はいろいろせっぱつまってます。やることをやっておかないと・・・あーもう!忙しいのに!・・・とだだをこねていてもしょうがないので、雲の切れ間を見て着手したのはVelviaのテスト撮影です。
何回も本ブログで書いていますのでご存じかと思いますが、元々8mm用ではない富士写真フイルムのスチル用フィルム「ベルビア ASA50 デイライト」を切って穴開けて、8mm用マガジンに詰めて販売している商品があるのです。ドイツアメリカ、日本にそれぞれ、独自のパッケージがあります。

ところが、元々8mm用ではないフィルムですから、使用に際してはいろいろと解決しないとならない問題があるのです。

Velviaの問題は、まずはその感度です。
このフィルムはASA50と銘打ってますが、リリースされた15年ほど前にはアンダー絵柄がもてはやされた事もあり、実効感度が低めに設定されてます。これはメーカーの富士写真フイルムも認めてる事です。ですから、ASA50にカメラ側をセットして撮影すると、上がった画像はアンダーになってしまいます。

あたくしは、GK-FILMSとレトロがこしらえたシングル8版の映像を見せてもらったことがあります。現像もレトロでした。

まず1つは、Z800/ASA50設定で撮影したもの。これはよく色がのっていましたがやっぱりアンダーだなあと思われるカットが散見されます。もう1つはAX100で撮影された、つまりASA25設定になっているフィルム。これは、ぱっと見てわかるほどに全体的にオーバー気味でした。

だから、ASA50以下でASA25よりは上の感度、つまり実効感度はASA32かASA40ではないかと推定できます。あとはどっちかと言えばどっちなのかい、という精査をしつつ、果たしてシングル8/スーパー8カメラではどうやって使えばいいのか?それを考えてみます。

そんなわけで、今回のテストはお題がたっぷり。メインはシングル8カメラでの使い勝手です。

 

【シングル8カメラ用商品のテスト】

お題は大きく二つ。

レトロXで起きたトラブルの追試
 つまり、フィルムベースの質と厚さの違うフィルムであってもシングル8カメラで安心して使えるかどうか。

○感度のチェック

前回はフィルムエンドで撮れなかったエルモ8S-600も参入。これは自動的にASA25で撮影するので、感度設定のテストも兼ねています。(最近レトロで出しているvelviaのシングル8版はASA25の設定になっているとのことですが、あたくしのはASA50設定でした)

エルモが登場した代わりに518SVが退場。この時期のキヤノン機の持病である露出計不動のためです。せっかくですから人気小型機のP2やAX100か、タマ数の膨大なZXM500あたりを追加してテストしようかどうか検討中。

しかしこのテストって、露出調節までやるので大変にめんどくさいです。ホントならばやりたくありません。サードパーティのメーカーさんが、フィルム開発時のテスト結果情報を公開してくれればこんな手間は掛からないのですが・・・。

と、サードパーティメーカーの一つであるレトロのサイトを読むと、「現存するすべてのシングル8機でテストした」「安心して使えます」と書いてあります。

これはすごい。全機種撮影テストした結果が存在するのですね。そんなものがあるのだったら、是非その現像後の画像を公開していただきたい物です。これは大変にユーザーの得になります。

その画像写真があればレトロのサイトにある「良好な結果」という言葉の意味も明確になります。
上記のAX100のフィルムはレトロが持ってきたテストリールでした。ベルビアは、R25Nに比べるとラチチュードが広く、オーバー気味でも階調を保って描写できます。だから「ハイキーな絵柄」だけどキレイだなあと思って見ていました。そしてその映写画像が露出オーバーなのはレトロさんも認めてました。
ということは、レトロの「良好な結果」の意味するところは、イコール「オーバー気味」なのかなあと考えられるのです。「良好」という表現は好みや意図によってとらえ方が異なります。果たして何がどういう状態だったから「良好」なのか、お写真が公開されれればすぐに分かることです。

あ、でも「安心して使える」けどその後に「大切な撮影はテスト撮影」って書いてあります。「大切じゃない撮影」ってのは存在しないと思うので、つまるところ要テスト撮影になります。
全機種での撮影結果が見られれば、「良好」がどんな状態かも一目で分かるし、たとえばそれが撮影意図とずれるものであれば、ユーザー側で調整すればいい事。その商品の性能のホントのところが伝われば、本当の「安心」を招くと思います。

また、あたくし個人的には、フジカZS400の画が見てみたいです。不勉強故にいまだに見たことも触ったこともない機種ですが、あたくしは最低でも2台は現存するのを確認していますし、これで撮った絵柄が見てみたいです。
 
ともあれ、今は一枚も公開されていないので、こんなテストをひーこら言いながらやるしかありません。もうちょっと気持ちよく使えるようなサービスにならないかなあ・・・。

 

【スーパー8カメラ用商品のテスト】

キヤノン1014XL-Sは、スーパー8版ベルビアのチェックに用意しました。
上記のASA50設定とASA25設定の結果を比べると、ベルビア50DはASA40に近いような気がします。これを確かめましょう。

シングル8ではASA40の設定がありませんので、スーパー8カメラでの撮影がよりしっくり行く可能性があります。実際に海外のサイトでも、スーパー8版の撮影結果は良好な報告が多いです。そして、フィルムベースの問題は起こるはずが無いです。
これら2点から、ベルビアはスーパー8に使うのがよいと言う仮説をあたくしは持っております。
こんなのも、撮影してみれば分かることですね。ASA40といえばコダクローム40。風前の灯火状態ですがこいつも同時に回して比較してます。

しかし、これがもしちゃんとASA40ジャストで使えるフィルムだとしたら、ものすごく皮肉ですね。富士写真フイルムの商品だけが、デイライト設定を持つすべてのスーパー8カメラで使えるかも知れないと言うことが。
しかし、このASA50のベルビアは、すでに富士写真フイルムが製造を終了していますから、そんな皮肉も長続きしませんねえ。
レトロのサイトではフィルムを「責任を持って」作り続けるとありますので、フィルムそのものを継続製造してくれるように富士写真フイルムに交渉しているのでしょうかねえ?

というわけで始めたのですが、すぐに降り出す大雨。中断しちゃいました。今週末にまた出来るのかどうか?コダクロームとの比較は諦めざるを得ないのか?どうもせっぱ詰まった状況でのテストです。仕事も忙しいしできるのかオレ?

続く!

ZC-1000で出来ることをスーパー8でやるには?

ZC-1000で出来ることをスーパー8でやるには?

フラッグシップ機でそのメディア全体の特長を語るのは、ちょっと偏ったものになるかも知れません。しかし、シングル8フォーマットの可能性を引き出すという事に果敢にチャレンジしたカメラは、正直言って他にはありません。
実用的な中型機や、ハンディな小型機についてはまた別途語りますので、果たしてこの超重装備カメラが、映像制作にもたらす恩恵というのをどれだけスーパー8で補完できるかを考えてみようと思います。

○ハイスピード撮影
72fpsのハイスピード撮影が可能、というのはシングル8のカートリッジの構造がシンプルなために実現できる、と言ったようなふれこみでした。
しかし、これは結果的にウソになってます。スーパー8機ではBeaulieu4008シリーズで80fpsを実現してますし、以前ご紹介した計測用のハイスピードカメラではスーパー8カートリッジを使いながらも300fpsまで可能です。

結論:ハイスピード撮影が必要ならば、スーパー8カメラで代用可能です。


○巻き戻し
ZC-1000以外の富士写真フイルム製シングル8カメラは、お世辞にも使いやすい巻き戻し機構とは言えません。エルモ機やキヤノン機、そして最初期に作られたコニカ機の方が感覚的にとらえやすいです。ただ、フジカ製シングル8機の巻き戻し機構はフィルムに傷を付ける心配が少ないのが特長です。壊れにくいのも良いです。
 さて、ZC-1000のデジタルカウンタ付き電動巻き戻し機構に対応できるのは、スーパー8の機構上限界があります。

 サウンドカートリッジや200ftカートリッジがあった頃には、NIZOのサウンド機やBeaulieuで可能だった巻き戻しテクニックもあるのですが、無い物ねだりをしてもしょうがありません。
 スーパー8のサウンドカートリッジのパテントはコダックがオープンにしてないはずですので、デッドコピーを作るわけにもいきません。

結論:自由気ままな巻き戻しについては、ZC-1000に勝るものはない

 

○バルブ撮影
世界中のスーパー8カメラを網羅しているわけではございませんので(結構がんばっているのですけど)これが唯一とは言いにくいのですが、バルブ撮影についてはZC-1000やZ800を上回るものがあります。
それは、ライキナスペシャル。別売りの撮影コントローラーを使うと、指定した通りのバルブ撮影が可能になります。ZC-1000とZ800のフルマニュアルコントロールより随分システムアップされた機構です。

また、コントロールは難しいのですが欧州のスーパー8機には、決められた露光量になるまでシャッターを開け続けると言う機能を持ったものがあります。NIZOの481や561、801など。微妙に機能が違いますが、オイミッヒにもバウアーにも似たようなものがあります。

結論:
どうしてもスーパー8でバルブ撮影が、と言う方は超高級機であるライキナスペシャルを狙う。しかしコントローラーが必要なので容易に買えるというものではない。NIZOなどに搭載されている機能はシングル8カメラには皆無。いろいろ撮って工夫していく楽しみがシングル8全般にあまり提供されていなかったのは残念な話です。


○レンズ交換
 超望遠映像撮影などで活躍するレンズ交換機能。
 ZC-1000のレンズ交換では、純正の5.5mm広角レンズと7.5-75mm10倍ズームレンズの取り替えが一番多い機会でしょう。Cマウントレンズで8mm用に使えるのは意外に少ないですし。
Cマウントでレンズ交換出来るスーパー8カメラは、Beaulieuの一連のシリーズが有名でそのほかとなると・・・無いに等しいです。
ですから、ZC-1000かBeaulieuか、となります。

 しかしZC-1000のレンズは、あんまり汎用性がありません。他機種に付けようとするとぶつかってしまったりします。逆は可能だったりしますが。

結論:レンズの互換性でZC-1000にやや問題があるが、他のレンズを付けるという点では互角かと。

当方の結論として、ZC-1000の持つ機能それぞれを凌駕するものを持っているカメラもあるが、全部の機能を兼ね備えているカメラがないので、何台か必要になる、と言うところでしょうか。

本ブログに珍しく、あえて乱暴なまとめ方をしてみました。
ツッコミ大歓迎です。

 

平凡ポンチと涼宮ハルヒが8mmな理由は?

コミックIKKI連載のコミック『平凡ポンチ』単行本完結記念でなぜか上映会を行うそうです。
しかもなぜか松尾スズキとトークショー。

ぱらぱらと流し読みした程度なので中身にはさわれません。でも、ビデオでハメ撮り未遂みたいなネタを読んだ記憶がかすかに・・・全然間違いかも知れません。

このフライヤーはあたくしの家の近くの本屋さんにつるしてあった物。
フライヤーにはしっかりとフジカシングル8 Z800とおぼしきカメラが描かれております。胸ポケットにはR25Nとおぼしきマガジンが覗いてます。

・・・なぜ?

春スタートの話題作アニメといえば『涼宮ハルヒの憂鬱』。書店のライトノベル売り場では2?3年前から棚を押さえているシリーズ物のアニメ化。
イキナリ話題をかっさらったのは、作画クオリティの高さを誇る京都アニメーションが手がけているというだけではなく、放送第一回目が番外篇になってるというトリッキーさ。その番外篇の中身が、シネカリばんばんの高校の文化祭用の自主特撮映画ノリ作品、と来てます。ご多分に漏れず、あたくしもこの手のは中学の時にこしらえてます。

・・・しかしなぜ?

ぱっとこの夏に見かけたコミック/アニメ関係作品のキーワードとして「8mm」があります。なぜでしょう?

理由はあたくしは知りません。でも、何かあるに違いないのです。こんなタイミングで、何かが8mmというものに動かされているのですね。

 

 

ヨーロッパ限定でコダクローム現像延長の噂

さて、ドイツからしばらくぶりに入ってきたニュース。

どうやら、スイス・ローザンヌのコダクローム現像の終了がちょいと延長されたらしい、との事。
とは言うもののたかだか一ヶ月程度。2006年9月30日までだ、とのことです。

日本やアメリカでは、K-14への転送がなされているようですし(一部情報のみで100%かどうかは不明)、この一ヶ月の延長はあくまでヨーロッパ限定の話のようです。

というわけで、日本に住む我々には直接利益に結びつく話ではございませんが、まあ、こういうのも利用する方法があるものでして・・・。