90年代頭にエクタクローム160Aが無くなった時の反応と動きは

 およそ15年程前に、エクタクローム160Aと言うフィルムの国内現像が無くなるアナウンスがされました。

 最近8mmを始めた方にはなじみないですよね。これは、ASA160のスーパー8の高感度タングステンフィルム。


 スーパー8ユーザーにとっては、コダクロームは昼間用、エクタは夜間用みたいな使い分けでしたね。夜間用と言ってもフジクロームRT200より随分と粒状性がよかったです。エクタクローム7240よりも使いやすかった気がします。

 で、この夜間用フィルムが無くなるんだと言うアナウンスがされた際には、けっこう抵抗があったのでございます。

 その中で一番目立ったのは、イメージフォーラムが旗振りになって、フィルム表現を考えるとか、今後の8mm環境を考えるなどの動きを起こしたこと。
 何回もイベントやシンポジウムをやったり、イベント外では署名活動をしたりとかして、新聞やニュース番組の暇ネタとして取り上げられたこともありました。

 あたくしは、そのときは大学生。まさに8mmフィルムを一番消費していた頃です。その頃からシングル/スーパー両刀遣いだったので、エクタが無くなるのは切実な問題です。 そこへ「ある自主映画団体の方」が書名用紙を持ってこられたりとかしたので、もちろん署名しました。

 その頃は、イメージフォーラムが「月刊イメージフォーラム」という教科書大の雑誌を出していて、ほぼ毎号、その活動についての報告が載っていました(たしか1991年の号だったと思います)
 そして、あたくしのところにチラシを持ってきてくれた「とある団体のとある人」の名前がちらほらと出てくるようになりました。そういえばむかし、PFFでも見かけた名前です。ちょっと珍しい名前ですし。

しかし、その人の名前も急激に見かけなくなりました。
というよりも、月刊イメージフォーラムにずっと掲載されていた8mm存続に関する運動の経過記事は誌面にぱったりと現れなくなったのです。
誌面だけではありません。イベントやシンポジウムも無くなりました。

はて?一体あの運動は?どうなったんだろう?
急に何もなくなってしまった、って感じがしたのですよ。お祭りが終わったみたいな感じ。
まあ、あたくしの心情はさておき、何よりも、一体あの運動は何を持ってして終わったのか?いやホントに終わったかどうかもわからないや、と思ったわけです。
もしかしたら誌面に出ていないだけで何か他の事が動いているかも知れない、そして集結しているのであればその結果を是非知りたいと思って、あたくしは他の映画団体が出してたミニコミのページを借りて、記事を書くことにして、その活動のフロントマンであるように見えた人・・・「ある自主映画団体の人」に取材をしてみたのです・・・。

以下そのうちに。

オハイオのSuper8 Todayからまた手紙が届いたよ

アメリカはオハイオで刊行されているスーパー8専門雑誌の出版社からまたまた封書が届きました。
普通の定型サイズ程度の封筒。

この間年間購読のお願いをしたのがもう届いた?
いや、それにしちゃ随分小さいぞ。こんな小さい本だったの?いやーん。

と思って封を開けたら・・・。

「年間購読は、どの号からスタートする?第一号がまだちょっと残ってるのだよ。Chris拝」

とあります。

またまたこんなご連絡をお手紙でわざわざ。メールアドレスもしっかり教えてあるのだけどなあ・・・

まあ、でも手書きのサイン入りの、業者さんからの手紙というのもホントめずらしくなりましたので、これにはなんだか価値があります。
オハイオのクリスさんはきっとこういう心意気で雑誌をこしらえてるのでしょう。ガンバレ、クリスさん。

 

アグファクロームのシングル8は1966年までかな?

 スペインのイグナシオさんから、アグファクロームのシングル8についての続報が届きました。
 それによると、スペインではアグファクロームのシングル8版は1966年に販売されていて、翌年にはスーパー8に切り替えられたとの事です。
 肝心の色の件ですが、今はもうすっかり褪色してしまってますとの事です。褪色性について、コダクロームやフジカラーR25(フジクローム以前の外式フィルム)との比較されてます。

 そして、PETベースのスーパー8フィルムもあったのですね。
PETベースの薄いフィルムは、ハイスピード撮影用フィルムとしてリリースされるよと以前読んだことがあります。(16mmのハイスピードカメラ用フィルムは大抵こうなってます)
 でも、これは一般的用途のフィルムです。厚さは分かりませんが、如何ほどのものだったのでしょう。カメラもフィルムも、スーパー8は豊かすぎてどこまで掘っても底が見えませんです。

 まあ、そんな過去のほじくり返しは、今とのつながりが無い限りはホントに歴史の本をこしらえるのしか役立ちません。
 ここから分かることは、「スーパー8でPETフィルムを使うことは問題がないかもしれない」と言うこと。また逆に、「シングル8のごく初期のカメラでは、ベースの厚いフィルムを使うことをある程度考慮して設計されていたたようだ。しかしそれはごく一時期のものだった」と言うこと。

 

8ミリフィルム映画祭とフィルム文化を存続させる会に行ってきました感想文

9月17日と18日、それぞれ上映会とシンポジウムにおじゃましてきました。


【『夢で逢いましょう』の17日】


17日の「8ミリフィルム映画祭」のプログラムは、植岡喜晴監督の『夢で逢いましょう』を。1984年当時、文芸座ル・ピリエには行けずじまいで、のちになってレンタルビデオ(出ていたんですよ)で見ただけでした。それもずいぶん前のことです。
2年ぐらい前でしたかねえ、手塚眞さんと増井公二さんとお会いすることがありまして、そのときにたまたま『夢逢い』の撮影こぼれ話をいろいろ伺ったんです。それ以降『夢逢い』をもう一度見たいなあと思っていたのでございます。
135分のロングバージョン上映。ところどころ記憶にない映像があるので、ビデオ版より長かったのか、16年以上前の記憶があやふやなのか。今となってはめちゃくちゃ豪華キャストになってしまっていますが、昔見たときは辰巳琢郎や生瀬勝久の印象が全然なかったのです。生瀬さんは全然変わらないですねえ。利重剛はだいぶ体型も・・・まあいいや。

上映後に植岡監督にご挨拶。『眠りの森の吸血鬼』と『WONDER WALL』も見たいのですがとずーずーしいおねだりをしてきました。

【酔ってしまったあたくし・・・18日「フィルム文化を存続させる会」】

18日の「フィルム文化を存続させる会」は最後の上映プログラムから入場しましたです。
トラブルがあったそうで、前のプログラムのエンディング作品であった『いどうだいすき』がずれ込んできて頭の作品となっていました。一本得した!やった!と思ったのもつかの間・・・。

あ、ダメだダメだ。見てられないわ。すっかり酔っちゃいました。車酔い。昼飯の時に呑んだビールがやばかったか。うう、気持ち悪い。昔はこんなこと無かったんですが・・・ずいぶんとヤワになったです。年か。

というわけで、次の『U・O』以降すっかり上の空。だって戻しそうで画面見てられないんだもん。体調の良いときにもう一度機会があればいいなあと。体調万全で参ります。失礼いたしました。

・・・・・・・

8mmを考えるシンポジウムが開催されるよと、へったクソな英文で、本ブログの英語サイドにちらっと書いておき、思いついてonsuper8.orgに取り急ぎお送りしておいたのです。
そうしたらさっくりとサイトにニュース掲載してくれた(filmshootingだと早く対応してくれない)上に、富士写真フィルムとの話し合いはどうだったのか、と食らい付いてきました。しめしめ。

しめしめ、なのですが、まだonsuper8.orgのGillesさんには返事は書いていないのです。先日のシンポジウムはどうまとめたらいいのかなあと考えあぐね、頭の中ぐるぐる回っているだけなのでございます。

シンポジウム終了後に、昼間行雄さんがいらしたので声をかけさせていただきました。昼間さんには、今は亡きNIFTYの映画制作フォーラムでずいぶんお世話になったのです。
すわ10年ぶりの御礼を!と思って突撃したところ、あたくしの口をついて出てきたのは「F’sの新刊はいつ出るのですか」。初対面でイキナリ早く本出してよ、ってんですからずいぶん失礼な話です。

その後もずいぶんつっこんでぐるぐるとずっとおなじことをしゃべっていたような記憶があります。詳細は覚えてませんが。

その後、太田曜さんからは早くコダクロームは現像を出した方がいいよと勧められ、高遠瑛さんからは海外現像所のお話を聞かせていただき、なんとなく落ち着いたつもりだったのですが、その後にイベントの片付けで忙しいミストラル・ジャパンの片山薫さんを捕まえて長々と話したり、原将人監督にとんちんかんな問いかけをしたり・・・

どうも、頭が変な方にぐるぐる回っていて、変でした。いろんな人にご迷惑をかけたような気があります。どうにも変な日になってしまいました。きっとこれは酔っていたのでしょう。いえいえ、『いどうだいすき』の車酔いではなくて、きっと8mmに。

この文章もなんか変だ。寝ます。今朝の五時半。

AGFAのシングル8は11mだったぞ!

本ブログの英語サイドに、スペインの方から貴重な情報をいただきました。

Ignacio Benedetiさん・・・イグナシオ・ベネデティって読めばいいかな?イグナシオはまあ間違いないですね。スペイン語だし。

で、このイグナシオさん、ZC-1000でCineviaを使ったらやっぱりトラブルを起こしたそうで、そのトラブルの原因を推測して送ってきてくれたのです。

厚いフィルムなのに長すぎると言うのです。12m巻ではなくて11m巻が適当であろうと。なぜなら、60年代に売られていたTACベースの厚いフィルムを使ったAGFACHROMEのシングル8が11m巻だったからだ、と言うことなのです。

なるほど!短くしてみろ、と言うのですね。1つの解決策かも知れません。これからたびたび仮説として取り上げさせていただきます。ありがとうございます。

そして、このメールには当方にとってはもう一つ大きなありがとうが含まれていました。
それは、AGFAのシングル8の存在の裏付け情報!

やっぱりAGFAでシングル8フィルムはリリースされていたんですね。そしてこれは11m巻という中途半端なモノだったと。
一気に裏付け取れちゃいました。あとは画が見たいなあ。アグファ大好きなんですよ。ざらざらしたあの独特の青。あの青がなあ・・・。コダックとも富士とも全然違う・・・。見たいなあ。

ちなみに、イグナシオさんは「Takにもこの情報は送った」と結んでます。Takとはレトロさん=神山隆彦さんですね。検討してるのかな?

さらにおまけ。イグナシオさんはHosukeFilmさんのお友達のようで、サイトにお写真が載ってます。
それをみればなんとまあでっかい・・・友達だ。ZC-1000が小さく見えます。
HosukeFilmさんのブログはうまそうなモノがバンバン出てくるので、見ていると腹が減ります。

テレシネマシンの完成はいつなんだろう。

 

アメリカ雑誌「Super8 Today」は気分がいいけどドイツの「smallformat」は気分が悪い

【なんだか気持ちのいい雑誌Super 8 Today】 


アメリカはオハイオ州から手紙が届いてました。
『Super8 Today』という8ミリ映画雑誌の年間購読のご案内。

何日か前に、同雑誌のサイトで年間購読のお願いをしたのに、一向に返信メールが届かないのでおかしいなあ・・・と思っていたら、あらら、手紙ですか。

海外雑誌の定期購読で、この手の対応されるのはずいぶんしばらくぶりです。
「ネットでカード番号送られても、セキュリティ甘いからダメだよー、手紙で送ってくんない?」って言ってる感じがしていいです。それも極東のどこの馬の骨とかわからない奴あてにわざわざオハイオのど田舎(失礼)からですからね。
商売熱心なあたりとても好感が持てます。おまけに、ご挨拶の手紙は手書きサインだし。
きっと、小さい出版社なんでしょう。

表紙のおねーさんの写真がやぼったいのもいい感じです。
中身はきっとアメリカの雑誌特有の、ゆるーい感じでしょう。それでもいいや。気分いいから。

【とっても気分の悪い雑誌smallformatの編集長・ユルゲン】 

現行でリリースされている8mm映画雑誌には、ドイツの「smallformat」(これは英語版。ドイツ語版が元)がありますが、編集長のユルゲンは信頼できない人なのでお勧めしたくないですねえ。

つーのは、以前いろいろといやなことをされてるのですよ、あたくし。
最初のきっかけは、Wittner Kinotecnikの雑誌紹介ページにあたくしの名前を見つけたこと。
その後すぐに、ある人から「海外の雑誌に、マディさんのシングル8カメラガイドが載ってるよ」と見せていただいたらさらにびっくり。

あたかもあたくし寄稿したかのように記名した記事が仕立ててある。(おまけにユルゲンと連名。共同で書いたみたい)。シングル8特集11ページのうち、6ページがあたくしのガイド。ガイドの内容も勝手に編集がされている。広告にはあたくしの名前が入ってる。

いや、なんかあたくしが原稿料もらって書いてるか、善意で寄稿してるかのように読めるですよ。おまけに勝手な改ざんと広告の扱いはいったいどういう訳なのだと。

んで、質問メールを送りはじめたのです。

そしたら答えはこう帰ってきたわけです。
原則これは「引用」であると。

・引用は、出版社に認められた権利で、著作者に連絡する必要はない
・しかし、礼儀としてメールを送った。が、返信がなかったので英語のできない人だと思い、記事にした。

とはいえ、引用と言い張るわりには引用元の表記もないし、著者の許諾無く改ざんしているのは引用とは呼べないとか、これこれの点について引用の通例から外れすぎてないかと追撃していったのですが、都合の悪いことには何度も質問しても一切答えてこない。

挙げ句の果てには、

3000部の部数を誇る雑誌に載せてるのだからサイトアクセス増えていいだろ

と言ってくる始末。

ずいぶん失礼で尊大な人です。

そんなこんなで半年ぐらい攻防してたのですけど、

ユルゲン:上記の確認のメールを送ったのに返事がないのが悪い、

マディ:じゃあ証拠のメールを再送しろ、そんなメールは届いていない

ユルゲン:ハードディスクが壊れてメールが出てこない

もうホントかどうかわからないようなくだらないやりとりになってきて、肝心のことは何度聞いてもだんまりを決め込んでるのでしばらくしてこっちもあきれ果ててやめてたところに、

英語版を出すから喜べ。英文原稿をチェックしろ。よかったら定期購読しろ」とメールが!

うわっ!この人こっちの言ってること何一つとしてわかってないんじゃないのか? 

 

・・・ちなみに送られてきた原稿で、ドイツ語版から修正されたのはたった2カ所。あたくしが寄稿したかのように思われないような体裁にしたこと。あと、引用元の記載。

でも、内容はあいも変わらずこっちの記事の意図と違う風に編集されているし、広告にあたくしの名前を使った件とかは一切説明がない。

だからこう戻しました。

「前回の件で気分が悪いからちゃんと説明してくれるまでは一切協力したくない、大体これは改ざんされているからあたくしの記事ではないので、全文NG。さもなくばあたくしの名前をはずせ」と返しました。

ところが、それについての返事はナシ。

そしてしばらくすると・・・

 

出版されているし。

目次には、

“single-8 THE UNKNOWN GIANTS Juergen Lossau presents some portrait of rare Single-8 cameras with additional commentary by Japanese Single-8 expert Muddy Orihara”(”small format S8/16 issue 1/2006″もくじより引用)

あたくしの名前はずしてないぢゃん。そして説明もなく今度は「追加コメント」になってるし。
ちなみに、ユルゲンはそれぞれのカメラについて、1?2行の基本スペック(電池式とかレンズのサイズとか)を書いてあるだけ。あたくしのコメントは15?30行で例によって使用感から何から全部個人の意見が書いてあります。どこが付加的なコメントなのか。引用文は「主となる論説の従として使う」のが通例ですが、バランスが逆転したままですよこれじゃ。これはドイツ語版の時から指摘してずーっと無視され続けてきたことなんですが、あたかも「あくまでマディのコメントはおまけで追加」なんだよと書いてカバーしようとしてるかのようです。

というわけで、すっかり無視されたあたくしはまたまた慣れない英語の手紙を書き始めました。で、今度は彼が根城にしているFilmshootingの掲示板に書いてみました。

すると・・・「原稿を送ったのに直してこないんだからおまえが何を考えてるのかわからん」と言いだす。

逆ギレかよ。
だから全部NGかあたくしの名前をはずせとちゃんとメールしてるのを無視したのはどっちだっての。
もうユルゲン編集長とは会話が成立しないんですよ。都合の悪いこと全部答えないし、具体的な指示を与えても実行してくれないんだから。

ちなみにfilmshootingの掲示板で彼が勝手に約束していること、いまだに彼は実行してません。

「引用元がレイアウトの女性のミスで落ちてるので、次号では記載する。これは約束だ」と自分で書いてますね。

(この言い方もおかしい。対外的に紙面の責任を持つのは編集長だろう。いくら本業が別にあって雇われ編集長だとしてもゲラチェックさえしてないのか?ミスの責任は社内で解決しろ)

あたくしの記事の再録は英語版第2号に掲載されてますが、現在は第4号まで刊行されてます。
隔月刊ですから4ヶ月も経ってますが。

まさか5月の段階で、第4号まで編集や印刷が済んでいたとは言わせませんよ。

というわけで公開宣言してることを守ってないんだから、

ユルゲン、あんたは自分自身で言った約束でさえ守らない奴!そんな悪い奴はおしりペンペンだ!

って言ってイイですよね?

 

まあいいや。いくら何でもくどすぎましたね。失礼しました。
そもそもの話、彼は最初に送ってきたメールに「あらゆるカメラのことは知っていて、シングル8機のことも全部知ってる」って自己紹介してきてます。だったら自分で書けばいいのにね。

だって、すでに書いてるのですから。 

この出版社ではユルゲンは雑誌だけでなく、それ以前にはカメラや映写機の百科事典のようなものをリリースしているのです。その百科事典のようなもの広告サイトはここに。

http://www.atollmedien.de/

上にはカメラの本。その下には映写機の本の紹介。 こっから情報ひっぱってくればいいのにねえ。

 

 ところで、左上のつるっぱげの人物がエルモで自分を撮ってる写真。見覚えのある方もいるのではないでしょうか?

これ、1998年東京国際レズビアン&ゲイ映画祭のポスターの写真ですね。

パンフ持ってますので表紙だけ採録。

1998年東京国際レズビアン&ゲイ映画祭のパンフ表紙より 

この写真には(C)Kazuyoshi Shimomuraって思い切り著作権クレジット記載されてます。
このクレジットなら、パリ在住の写真家・下村一喜さん。彼の作品だってことですよね。
でもトリミングして色まで変えてますねえ。ご本人は許諾してるのかなあ?もししてなかったとしたら個人の著作物に対する同一性保護の見地から・・・。

あ、これ単なる疑惑です。あたくしのことがあったので、同じように「引用」の名の下においていろいろと悪さしているのではないかと思ってるのでございます。
きっとドイツのユルゲンはパリの下村さんに連絡して許諾を得ているのでしょう。近いですからね。

もう一個おまけに書いておきますと、この百科事典みたいな奴、朝日ソノラマのクラシックカメラ専科シリーズに掲載されてる写真そっくりなものが散見されるとご指摘もあります。それが果たして同じ写真なのか、メーカーがオープンに提供していた広報写真なのか、それとも引用元表記があるのか、もしかしたら朝日ソノラマから写真提供を受けているのかどうかは全くわかりません。

だって、この本高くて買えないんだもん。
レトロさんでも高額で売ってますけど、もともとすんごく高いのですよ。
すごく豪華な本なんでお値段はまあしょうがないかと思います。

そうそう、この百科事典の制作にはレトロさんが協力しています。そして雑誌「smallformat」の日本取材もレトロさんがコーディネートしてますね。ユルゲン編集長を連れて、松田さんの上映会や、富士フイルムイメージングの調布事業所(旧:フジカラーサービスの調布現像所)にやってきたりしてますね。

まあ、とにかく、同じ8mm雑誌をこしらえている人にしてもずいぶん対応が違うもんだなあ、と言う簡単な感想を書きたいがためについここまで書いてしまいましたですよ。

さて、年間購読のお手紙も書いたし、ポストへ行ってこよう。
あ、ちなみにあたくしsmallformatは年間購読してません。わざわざ一冊ずつ買ってるのですよ。

信用できない出版物を出してる会社に、

住所氏名を教えたらどうなるか!?

  怖くて怖くて。 おー怖い。

週末には三つの8mm関連映画祭が行われる

週末には三つの8mm関連映画祭が行われるのですよ。

まず一つめ。

9月16日(土)17:00?アテネフランセ
『ルック・オブ・ラブ』プレミア上映会。
『眠りの森の吸血鬼』『WONDER WALL』『夢で逢いましょう』などの8mm作品、
そして、つみきみほ主演の劇場用映画『精霊のささやき』などの植岡喜晴監督の
新作・・・8mm!

植岡監督は関西の方だったので、東京からだとなかなか見ることができなかったのです。一瀬隆重さんなんかは頻繁に東京に出てきてましたけどねえ。

ふたつめ。
9月16日・17日・18日・23日・24日 SPACE NEO(neoneo座)
『8ミリフィルム映画祭』

飛び石長期間の上映イベント。あたくしは二日目の『夢で逢いましょう』を見たいなと
思ってます。上記の植岡監督作品ですね。以前アミューズからビデオで出ていたので
見たことはあるのですけど、やっぱりフィルムで見ておきたいもんです。
何とも不思議な映画なんですが、若き日の辰巳琢郎とか生瀬勝久とか出てきますので、ちと興味のある方は覗いてみては?

三つ目。
9月18日(祝) なかのZERO視聴覚ホール(本館地下2階)
『フィルム文化を存続させる会 上映会&シンポジウム VOL.1』

タイトルにありますけど、上映会とシンポジウムがされるそうです。
シンポジウムに瀬々監督が来るのですなあ。

というわけで、なぜか9月に集結した上映会です。
コダクロームの終わりに引っかけているのかしら?

来年3月はいったいどうなることやら。

VNFフィルムが全面的に終わりですよ

 スーパー8版が終了するときにすでに言われていたことですが、
VNF(Video News Film)処方の映画用リバーサルフィルムの全面終了のご案内でございます。

 すでに8月16日に発表されていたのですが見落としていました。
こちらをクリックすると、コダックさんのオフィシャル発表のpdfファイルが読めます。(またはダウンロード出来ます) 

 これによると10月1日にこしらえる乳剤が最後の一発だそうです。

 ちなみに、VNFのスーパー8フィルムは、「エクタクローム7240」って奴でしたね。
 まだ育映社が現像業務をやっていたときは、一番コストの低いスーパー8フィルムだったわけで、学生さん達もバンバン使っていましたです。 ただ、ホントはVNF-1処方現像なのにE-6処方で現像していたので、色が違ってたりしました。マゼンタっぽくなるのですよ。

 そういえば、レトロさんのサイトにもその当時はしっかりそのことが書かれていましたね。昔のレトロさんはVNF現像出来る海外の現像所に依頼していたので、「純正処方」を売り文句にしていたのです。
 だからでしょうね、そのE-6処理を「E-6という別の現像処方での日本国内での通常処理や特急現像も可能ですが、色が紫系に傾く傾向にあります。」って書いていたのですね。まあ、その通りですし育映社さんもお客さんにそれはしっかり受付時に確認してました。
 でも、育映社から機材を引き取り、レトロさんが自社で現像するようになってからはE-6で現像すると紫」という表現はキレイさっぱりレトロさんのサイトから消えてます。あれ、どこ消えて行っちゃったんでしょ。
ふしぎですねえ。
 
 まあ、それよりも何よりもコダックの映画用リバーサルフィルムはもうホントに風前の灯火。どんどん無くなっていきますね。スーパー8、そして16mmにも一抹の不安が。

 ネガでの制作、またはビデオとのリンケージももっと考えないといけないのかも知れませんね。

海外からのシングル8ユーザーは全体の5%かな

「フィルム文化を存続させる会」のブログに、富士写真フイルムからの回答の続編が届いたので読みました。
あたくしの気になるのは、海外からの現像依頼が全体の5%ある、ということでございます。

 5%。多いか少ないか。

 ご存じの通り、海外の富士写真フイルム支社・・・というか現地法人ではシングル8フィルムを販売してません。いえ、昔は販売してたんですよ。1980年代のごく初期に販売終了し(ようするに、カメラや映写機の日本の製造終了と同じタイミングです)以後ずっとそのままです。ご存じの通りに現在では、海外の一部のお店さんがシングル8のフィルムを独自に輸入販売していますが、それでも世界各国に何百店もあるというわけではありません。ごくごく限られた状況です。
 そんな状況での5%は、なんとなく多いような印象も受けますがいかがでしょう。
 これはやっぱり、ネットを通じた購入が出来るようになったというのも影響しているでしょう。

 ちなみに、この「5%」という数字は、ちと気になる数字でして。

 本ブログに海外からアクセスしてくる量というのが、大体5?6%なのです。なんとなく、一致するのです。

 ちと自前のデータを公開。これは当ブログにアクセスしてくる言語別/国別順位一覧です。基本的に前半がOSの言語、カッコ内が国別です。

1 日本語
2 英語(U.S.)
3 英語(U.K.)
4 オランダ語
5 フランス語(フランス) 
6 スペイン語(スペイン)
7 オランダ語(ベルギー) 
8 英語(カナダ) 
9 イタリア語(イタリア) 
10 スウェーデン語 
11 デンマーク語 
12 ノルウェー語(ブークモール) 
13 ドイツ語(ドイツ) 
14 韓国語 
15 中国語(台湾) 
16 チェコ語 
17 ポルトガル語(ブラジル) 
18 英語(オーストラリア) 
19 ヘブライ語 
20 トルコ語 
21 中国語(中華人民共和国) 
22 ポルトガル語(ポルトガル)
23 ロシア語 
24 スロベニア語 
25 ギリシャ語 
26 フィンランド語 
27 タイ語 
28 ドイツ語(スイス) 
29 英語(ニュージーランド) 
30 アラビア語(サウジアラビア)
31 ポーランド語 
32 フランス語(ルクセンブルグ)
33 マケドニア語(FYROM) 
34 カタロニア語 
35 フランス語(カナダ)
36 フランス語(スイス)
(以下略)

 こうやって眺めてみると、世界各国の方々にご覧頂いているようで、書いてる方も少しえっへん!な気分でございます。また、意表を突く国からもアクセスされているので面白いです。

 質問をしてくるのは圧倒的にドイツ人です。
 まー、細かいことまでくどくど・・・いえ、微に入り細に渡って、ねちっこ・・・いえいえ、熱心に。熱心にご質問をされてきます。でもZC-1000の精度は旧型と新型では違うのではないか?故障の度合いが違うようだが・・・そんなの聞かれてもわかんないっての!分かっていてもそんなの英語で答えられないです。勘弁してください。

 海外の8mmユーザー達の情報や質問の集まるサイトの一つ「Filmshooting」では、決して少なくない頻度で、シングル8に関わる議題が現れています。

 そんなわけで、今でもシングル8は世界中のみんなのものですし、それが5%ぐらいはこの国の外で愛されているのだなあと言うことだけは、この発表で分かりました。
 
 少し頭の中に置いておきたいなと思う次第でございます。

キネコのこと

キネコは、テレシネの逆。ビデオ映像をフィルムに変換すること。具体的にはモニター画面の撮影・・・管面撮影をすることです。
テレビの黎明期はビデオテープがうんと高かったために、番組の保存はこのキネコによって行われてました。それ専用のカメラもありました。というかそれがKinescope recorderと呼ばれていたので、キネコなんて呼ぶのですね。

さて、ことはそんな古い話ではなくても今のハリウッド映画の多くが、ビデオ→フィルムの変換をしてます。そうでもなければCGなんか映画に使えません。ですから、近い将来まではテレシネと手を取って発展していく映画技術であります。
もっとも、映画館での上映もすべてDLPやらSXRDやらになっていったらプリント焼かなくなりますね。どんどんHD撮影になってる日本の状況を見るに、そんな時もわりと早めに来るのかしらとひとしきり。


さて、カナダにある8mm・16mmモノクロフィルムの現像所「Black & White Film Factory」は、最近キネコのサービスを始めたそうです。それもスーパー8に。画期的なサービスですね。どうやって使うのがいいのでしょうかねえ。

そもそも、ココはモノクロの現像に関しては定評ある現像所ですから、ちと覗いてみるだけでもいいかも知れません。取り急ぎご案内まで。

ご家庭でのキネコはちと工夫が必要です。
普通の8mmカメラですと、テレビ画面の走査スピードの関係でフリッカーが走ったりします。それを防ぐためには、シャッタースピードが遅い=シャッター開角度が広いカメラを使うとうまくいくことがあります。具体的にはXLタイプカメラ、と言う奴ですね。70年代中頃以降はこの手がごろごろしているのでさほど困りませんです。

問題はテレビ画面の発色の補正ですね。