本ブログの英語サイドに、スペインの方から貴重な情報をいただきました。
Ignacio Benedetiさん・・・イグナシオ・ベネデティって読めばいいかな?イグナシオはまあ間違いないですね。スペイン語だし。
で、このイグナシオさん、ZC-1000でCineviaを使ったらやっぱりトラブルを起こしたそうで、そのトラブルの原因を推測して送ってきてくれたのです。
厚いフィルムなのに長すぎると言うのです。12m巻ではなくて11m巻が適当であろうと。なぜなら、60年代に売られていたTACベースの厚いフィルムを使ったAGFACHROMEのシングル8が11m巻だったからだ、と言うことなのです。
なるほど!短くしてみろ、と言うのですね。1つの解決策かも知れません。これからたびたび仮説として取り上げさせていただきます。ありがとうございます。
そして、このメールには当方にとってはもう一つ大きなありがとうが含まれていました。
それは、AGFAのシングル8の存在の裏付け情報!
やっぱりAGFAでシングル8フィルムはリリースされていたんですね。そしてこれは11m巻という中途半端なモノだったと。
一気に裏付け取れちゃいました。あとは画が見たいなあ。アグファ大好きなんですよ。ざらざらしたあの独特の青。あの青がなあ・・・。コダックとも富士とも全然違う・・・。見たいなあ。
ちなみに、イグナシオさんは「Takにもこの情報は送った」と結んでます。Takとはレトロさん=神山隆彦さんですね。検討してるのかな?
さらにおまけ。イグナシオさんはHosukeFilmさんのお友達のようで、サイトにお写真が載ってます。
それをみればなんとまあでっかい・・・友達だ。ZC-1000が小さく見えます。
HosukeFilmさんのブログはうまそうなモノがバンバン出てくるので、見ていると腹が減ります。
テレシネマシンの完成はいつなんだろう。
コメント
マガジンに入る容量と安定走行する容量には差があるということですね。間歇走行し、ループが必要な映画フィルムでは考えられることです。フジカシングル8P1のフィルムカウンターの赤点がTACベースフィルムの適正容量を物語っているのかも知れませんね。
図書館で小型映画をながめていたらアグファの記事がありました
玄光社 小型映画 昭和40年7月号
「特集アメリカのカメラショウ アイペックスより 世界のシングル8スーパー8の新鋭機を探る」より
シングル8フィルムはフジ、さくら、アグファの3種が揃う
??????????????????????
さて今回のアイペックスショウにおいて、シングル8フィルム及びそのカートリッジシステムに対して、
強い関心が示され、賞賛されたことについてはすでに述べた。
その具体的な現れとして、富士フィイムにつづいて、小西六から、さくらシングル8フィルムを、ヨーロッパのアグファ社から、アグファシングル8が、新たに発表された。
このアグファ、さくらの両シングル8フィルムは、富士のシングル8用カセットを使用するもので、全く同種類のものである。ただフィルムベース自体は、まだ富士フィルムの開発したマイラーベースを使っておらず、そのため尺数の点で10フィートほど短くなっている。
これはフジシングル8が、極めて薄いマイラーベースを基にカセットを設計しているためで、早晩、後続2社もマイラーベースにふみきるのではないだろうか。
またフィルムの種類は、従来どおりのカラー、モノクロが揃えられることは考えられる。
??????????????????????
(マイラーベース・・・・当時はポリエスターベースをそう呼んでいたみたいです)