VNFフィルムが全面的に終わりですよ

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 スーパー8版が終了するときにすでに言われていたことですが、
VNF(Video News Film)処方の映画用リバーサルフィルムの全面終了のご案内でございます。

 すでに8月16日に発表されていたのですが見落としていました。
こちらからコダックさんのオフィシャル発表のpdfファイルが読めます。(またはダウンロード出来ます http://www.kodak.com/US/plugins/acrobat/en/motion/newsletters/news/2006/PCN090106_Q.pdf) 

 これによると10月1日にこしらえる乳剤が最後の一発だそうです。

 ちなみに、VNFのスーパー8フィルムは、「エクタクローム7240」って奴でしたね。
 まだ育映社が現像業務をやっていたときは、一番コストの低いスーパー8フィルムだったわけで、学生さん達もバンバン使っていましたです。 ただ、ホントはVNF-1処方現像なのにE-6処方で現像していたので、色が違ってたりしました。マゼンタっぽくなるのですよ。

 そういえば、レトロさんのサイトにもその当時はしっかりそのことが書かれていましたね。昔のレトロさんはVNF現像出来る海外の現像所に依頼していたので、「純正処方」を売り文句にしていたのです。
 だからでしょうね、そのE-6処理を「E-6という別の現像処方での日本国内での通常処理や特急現像も可能ですが、色が紫系に傾く傾向にあります。」って書いていたのですね。まあ、その通りですし育映社さんもお客さんにそれはしっかり受付時に確認してました。
 でも、育映社から機材を引き取り、レトロさんが自社で現像するようになってからはE-6で現像すると紫」という表現はキレイさっぱりレトロさんのサイトから消えてます。あれ、どこ消えて行っちゃったんでしょ。
ふしぎですねえ。

 まあ、それよりも何よりもコダックの映画用リバーサルフィルムはもうホントに風前の灯火。どんどん無くなっていきますね。スーパー8、そして16mmにも一抹の不安が。

 ネガでの制作、またはビデオとのリンケージももっと考えないといけないのかも知れませんね。

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