フィルム文化の会シンポねた『スーパー16の新型カメラってなんだ』

「フィルム文化を存続させる会2」の司会を務めていた映画評論家の大久保賢一さんは、16mmも好きなんですよと、シンポジウムの最後の最後にちらっちらっと付け加えるようにおっしゃってました。
また、『世界はときどき美しい』の撮影監督・芦澤明子さんに新型のスーパー16カメラについて質問をされていました。

ちょっとそれが気にかかっていました。

 

[スーパー16って何]


スーパー16は16mmフィルムの拡張版のフィルムフォーマットです。16mmの基本画角はスタンダードサイズ。んで、その横幅を本来サウンドトラックが入るところまで撮影画角を横に長く広げたフォーマットです。35mmで撮影するよりもコストも感材費が抑えられるので、日本映画でもいっぱい使われてます。つまり、スーパー16の横長画面で撮影しておいて、35mmにブローアップするのです。今はフィルムの性能がいいので、これでOKなのですね。

 

[最新鋭のスーパー16カメラ、アリフレックス416はかっちょいい]


Inter BEE 2006に出品されて注目された。そのスーパー16フォーマット専用のカメラの名前はARRIFLEX 416。ご存じアリフレックス。

http://www.arri.com

カッコイイ。映画のカメラって、昔のみたいにマガジンが丸いの2つついてるのもいいですけど、最近の丸いの一個だけのカメラも好き。

と言うわけで、紹介文を読んでみます。
The ARRIFLEX 416 is a lightweight modern Super 16 film camera with a 35-style viewfinder and an amazingly low sound level similar to that of the ARRICAM. Its speed is variable from 1 to 75 fps, and its mirror shutter can be manually adjusted from 45 to 180 degrees. A completely new lightweight ergonomic design, integrated electronic accessories and compatibility with the same lenses and accessories used by its 35 mm siblings make the 416 the most powerful, flexible and portable Super 16 camera ever built.

小さいですね。16SR3の25%小さくしたそうです。重さは5.5kg。ENGカメラと同じぐらいですね。だから手のひらに乗せるのはちと大げさと思いますけど。
フレームレートは1?75fps(コマ/秒)まで可変。シャッター開角度も45度?180度の間で数ステップで可変。
ごちゃっとついているのは、ビデオアシストへの出力とかシンクロ用の端子でしょう。
かっこいいですね。ほしいわ。ねだんは…。

英語のカタログがダウンロードできますので、ご興味のある方は。
http://www.arri.com/infodown/cam/broch/416_e.pdf

あたくしはカタログでがまんでーす。

[世界最小最軽量のかわいいスーパー16mmカメラ a-cam]


最近話題のスーパー16カメラはアリフレックス416だけではありません。
以前ちらっと書きましたが、多分世界最小のスーパー16カメラであるa-cam。こいつにご注目を。
鉄アレイみたいなくびれた形をしてます。ぐいっとにぎれるサイズです。重さは980グラム。軽い!小さい!なんだかカタチがひょうきん!
メーカーはスウェーデンのIkonoscope社。日本の代理店は有限会社シュートフィルムズ。お値段は997,500円から。また、代理店社長さんの陽気なブログがありますのでそちらもご参照あれ。

[東京8ミリシネ倶楽部上映会にスーパー16用映写機が登場!]


フィルム文化を存続させる会と同じ日に、羽田では「素人による8ミリ映画の部屋」松田さんが代表を務める東京8ミリシネ倶楽部の上映会も行われました。
あたくし、もう急いでそっちに駆けつけたのですが上映会はすでに終わっていて残念。
おまけに、この日は名古屋からスーパー16作品が、スーパー16専用に改造された映写機と共にやってきていたのです。これが見られなくてさらに残念。無念。

通例、スーパー16をそのまんま上映フォーマットにはしないんだそうですね。なぜなら本来音を入れるところまで撮影しちゃっているから、音が入れられないフィルムになっちゃってる、ってわけだそうです。

となると、この方はさてどうやったんだ?
すっかり酔っぱらって伺うのを忘れましたのでまた今度伺っておきましょう。

工夫によってはスーパー16も映写フォーマットとして使えるのだ、と感心したのでございました。

[そして16mmの危機が] 

大久保賢一さんが16mm、と最後の最後で付け加えるようにしてまで口に出したのは、実は16mmが8mmよりも遙かに今後が心配なフォーマットだ、と言う危惧があってのことなのかも知れません。

16mmの場合は、フィルムの消費とかだけでなく、すでに作られた作品についての問題も大きくあって・・・。 おっと、これはもうあたくしの範囲を超えます。 

コメント

  1. naritaya より:

    こんばんは。
    自分がコメントしていいのかと思いつつ。
    上映会での名古屋の方のスーパー16はテスト撮影されたフィルムでサイレントでした。本撮影の作品ではどうされているのかは私もお聞きするのを忘れました。

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