8ミリフィルム専用現像機で30年前のシングル-8フィルムを現像してみた-その4-

1988年に使用期限切れのシングル-8フィルム「FUJICHROME R25 SOUND」の現像結果は…

ちなみにリールはTAYLOREEL製。

もう一度おさらいしておくと、

テスト状況
・1988年9月に使用期限切れのFUJICHROME R25 Sound
・30年前から開封済み。最長30年間空気に触れてた
・途中まで撮影されていたので、追加撮影した
・追加撮影カメラはFUJICA ZX550 Sound。

チェック項目
・30年前のフィルムを現像したら画が出るか?色が出るか?
・既撮影箇所と、追加撮影した部分で違いが出るか?
・このカメラは今でも同録できるか?

現像薬剤 TETENAL COLORTEC E-6 3-BATH KIT
現像機材 Super8 Daylight Tank(=インスタゲン現像機)
現像手順(予定)
1.ドライウェル 3分
2.ファースト現像 6分
3.水洗 4回
4.カラー現像 4分
5.水洗 4回
6.漂白 4分
7.安定 5分

実際の行程(実際)
1.ドライウェル 4分ぐらいかかった
2.ファースト現像 7分ぐらい/現像液を十分に入れなかった
3.水洗 5回以上
4.カラー現像 4分
5.水洗 4回
6.漂白 4分
7.安定 5分

と言ったぐだぐだな行程で仕上がったのは…

ほのかにピンクだけど、とても透明なフィルム!

30年前に撮影された部分と、2017年4月16日に撮影された部分は、うっすら濃度が異なる
30年前の撮影部分はまったく像が見えない。
追加撮影部分は電車から外を撮ったところ…つまり絞り開放状態で屋外がピーカンで白飛び起こすような露光状況でかろうじて何か写ってるな…と言う程度。

コマを抜いてもまったくわからないため割愛します。

ファースト時で、現像液がタンク内に足りていないことを現像所の所長さんから指摘された。
後から継ぎ足すが、タンクが傾いていたために注いでもあふれてしまう。

そう、インスタゲン現像機は水平なところでないと作業できないのです。ここが最大のミス。

パーフォレーションの上に磁気帯があるのでわかりにくいだろうが、パーフォレーションの間が現像されていないようだ。本来、未露光で黒く残る箇所だが他の箇所も透き通ってしまってるところから考えるに、これは未現像だと考えられそうだ。つまり、現像液が触れてなかったようだ。

拡大してみてみる。マイネッテS-5エディタの画面でわかりにくいが、左側の帯が上記の未現像部分。中央は乳剤面が割れてはがれてしまってるところ。既撮影部分はこのように乳剤が割れてしまってるところが散見された。

指さしている部分から濃度が変わってるのがおわかりいただけただろうか。左側が追加撮影部分だ。

この辺りも、パーフォレーションから上が未現像のまま。(未露光の可能性もないわけではない)

未現像領域が太くなる。普通はここまで黒い部分は画面領域まで食い込んでこない。つまり現像出来てない。

エディタ画面では、はっきりと左側に黒い縦帯が入ってしまう。

うーん、いろいろと失敗しています。
インスタゲン現像機で現像するためには、下記の2点は必須で、

・水平な場所にインスタゲン現像機を置いて作業する
・現像液は十分に、しかも速やかにタンク内に注入し、速やかに排出する

そして、ボトル式の現像タンクとは、攪拌時間とか反応時間とかが違うかも知れない。

薄いピンク色で透き通っちゃったのは、フィルムが古いせいなのかワタシの作業がまずいのか分からない。だから、

・新しいフィルムでテストしてデータをとる

この作業が必要。

当家には1987年から開封済みのフィルムだってあるのだ…

それどころかシングル-8はまだこれだけ手元にあるのさ…ほとんどが90年代のストックで2000年代のフィルムは10本ぐらい。

しかし、この件を書いたところ、トルコから「80年代のフィルムなんてオレにとってはFresh Stockだ!」と少し変わった勇気をくださる人が出てきた。

また、古いフィルムはカラー現像をあきらめてモノクロネガフィルムとして使えばよいと、大西健児さんに以前から示唆頂いてる。やはり80年代のフィルムはもう厳しいのはわかってるのだ。

古いフィルムは用途を考えて楽しみたい。
新しいフィルムは国内外の現像所で適切に処理したい。

まだまだ試すことありそうですが、次回はもっと丁寧にやりましょう。

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