FUJICA ZC1000に広角レンズを付けてみよう+α[夏休み自由研究]

カメラ

ZC1000はシングル-8では唯一のCマウント式レンズ交換型カメラ。でも、純正のレンズは広角側が7.5mmなので惜しい。もう少し引いて撮りたいので、広角レンズをいろいろ探ってみようという試みです。

以前も何回かCマウントレンズ交換テストはやってますが、
その辺のCマウントレンズをZC1000に付けるその1
CマウントレンズをZC-1000につけるその2
Cマウント広角レンズはどうかな?

どうも純正を超える使い勝手が得られてません。なので、ついでに35ミリスチルカメラレンズや、Beaulieuのレンズや16ミリのレンズも試してみました。

Schneider Optivaron 6-66mm f1.8 シュナイダーオプチバロン 6-66mm f1.8

Beaulieuのキットレンズです。レンズ横に2本くっついてるのは、ズーム用のモーターと露出調整用のモーター。これが邪魔になって、ZC1000に取りつけるときに、シャッターボタンにぶつかります。
Beaulieuでは、シャッターボタンをはずして取りつけるようになってるナゾ設計なのですが、ZC1000の場合はさらに、外部グリップをつけたままだとつけられないのでいろいろと面倒。

しかも、ねじ込み終わるとレンズが中途半端な位置になる。とても使いにくい。

なぜかフォーカスがわかりにくい気がするです。

また、レグロマチックのモーターが噛んでるので、絞りがギアにからんで、オーバーランして動かしにくいのが難点。つまり、全然使い勝手が良くないです。あんまりZC1000と使う利点が見当たらないなあ。やっぱりBeaulieu用レンズよねえ。


FUJINON EBC 7.5-75mm f1.8

ZC1000の純正キットレンズ。ばら売りもされていました。
純正故の慣れた使い勝手。フォーカスもキリッと判りやすい。
Beaulieuもこれで使った方が良いかもしれないなあと、修理途中のBeaulieuを横目で見る・・・


Zoom NIKKOR 35-70mm+ Nikon Cマウントアダプター

NIKONのフィルム35ミリスチルカメラ用のレンズに、NIKONのCマウントアダプターをつけて撮影。
このCマウントアダプターは、Cマウントの16ミリカメラにNIKONのレンズを流用するのに重宝されてた奴ですね。

この銀のボタンを押すと絞り開放になるのが便利なのですが、かなりの望遠レンズになってるわりにはフォーカス合わせにくい気がする。またオーバーインフ気味。ちょっと残念。


FUJINON EBC 5.5mm

ZC1000純正オプションの広角レンズ。

広角ですので、タイトル撮影ならぬ足下撮影です。
純正ですし長いこと使い慣れたレンズで、普通に撮れます。


Cine-NIKKOR 25mm f2.2 Cine-NIKKOR 10mm f2.2

Bolexの3本ターレット16ミリカメラとセットで国内では良く販売されてたCマウントレンズ。25mmの方はまあ普通に撮れますが、どうもフォーカスがわかりにくい。10mmはなぜか0.5mあたりでフォーカスが遠景にあう。なんかあやしい。それともワタシがなんか間違ってるかも。

10mmはあわせて無限大でも撮っておく。


FUJINON 4mm

3CCDビデオカメラ用のレンズ。驚異の4mm。
タイトル撮影ではない、完全に足下撮影。

このレンズはなんかオーバーインフ気味ですが、
フォーカスはキリッと判るし操作しやすいから意外に撮りやすいです。

FUJINON 2.8mm


2.8mmまで行くと何を撮っても湾曲してパースペクティブが強調された異様な絵柄。まるで実相寺昭雄カントク回のウルトラセブン「第四惑星の悪夢」。ですがファインダではケラレてない。きっと撮れるはずと思いつつタイトル撮影・・・タイトルが遠い・・・下半身まるごと写っちゃいます・・・
こちらもオーバーインフですがフォーカスはキリッと判るので撮りやすいです。

使い勝手だけで言えば、2.8mm、4mmの超広角レンズはなかなか悪くありません。さて、現像に出してみましょう。仕上がりはどんな具合か。カメラの具合があやしいのでちょっと心配でありますが・・・

コメント

  1. 大野正和 より:

    シネニッコール10mmF1.8をかつて持っていましたが,なぜかフォーカス目盛りは同じような状況でした。映りもあまりよくないし,売ってしまいましたが。

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