「スーパー8カメラ」カテゴリーアーカイブ

スーパー8カメラでバルブ撮影をする-カメラ選びNIZO編-

バルブ撮影機能を持ってるスーパー8機種は全部海外機なのですが、シングル-8がたった2機種なのに対して、

NIZO(ニッツオ)、EUMIG(オイミッヒ)、BAUER(バウアー)、LEICINA(ライキナ)
と、数社がリリースしています。

この中で、当ブログでもおなじみのNIZOには特にバリエーションが多く、とにかくバルブ撮影機能を持ってる機種を無作為に上げると…

S480
S560
S800

S481
S561
S801

S481マクロ
S561マクロ
S801マクロ

professional

と、全部で10機種見つかる。
さらにこのうち、以下の7機種には、オートマチックバルブ撮影機能が搭載されてる。

S481
S561
S801

S481マクロ
S561マクロ
S801マクロ

professional

オートマチックバルブ撮影機能というのは、露光値が一定の量になると、自動で次のコマを撮影し始めるというもの。(これなくても十分バルブ撮影の醍醐味は楽しめますが念のため)

ebayで”nizo”で検索すると、結構な数のNIZOカメラが引っかかる。
アメリカでもいっぱいあるけど、お膝元のドイツのebayで検索するとぐっと増える。
しかもお値段もちょっぴりお安く。バルブ撮影に興味ある方は、レッツ検索。

エルモ スーパー8サウンド1012S-XLマクロ

エルモ スーパー8サウンド1012S-XLマクロ

elmo_1012.jpg

 

OVERVIEW

200フィート長尺カートリッジフィルムが使える日本最初のカメラ。エルモ後期の人気高級機の一台です。レンズは、7.5~75ミリの10倍ズーム。8mmにはすんごく珍しくF値可変式になっています。広角7.5ミリでは明るさF1.2で、75ミリの最望速時にはF1.8となります。

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エルモ スーパー8サウンド612S-XLマクロ

エルモ スーパー8サウンド612S-XLマクロ

OVERVIEW

1012S-XLの弟カメラ。発売も同時で、基本的にはレンズ以外は変わりません。レンズはF1.2、8.5~51ミリの6倍ズーム。8.5ミリの広角側でやるワイドマクロ。フォーカスフリー(FF機構)に切替えると、ズーム域は8.5~15ミリの範囲に制限されます。2速度のパワーズーム式で、H(約5秒)とL(約10秒)の選択切替が可能、もちろん手動ズーム操作もできます。

なぜかエルモは10倍ズーム機種と6倍ズーム機種で兄弟を作りますね。これがキヤノンだと10倍と8倍。あと5倍。メーカーの考え方の違いですね。1012S-XLと違いこっちはいじったことがありません。
(1997,2002マディ)

SPEC

発売 エルモ社 1978年1月発売
レンズ  エルモズーム 12群15枚構成F1.2・8.5~51ミリ、6倍ズーム マクロ切替付、フォーカスフリー付、電動ズーム式、手動ズーム可能
ファインダー  一眼レフ式、視度調節可能、絞数値・絞切り・フィルム在否・走行確認・録音確認表示付、アイピースシャッター付
焦点調節  スプリットイメージ式距離計
露出調節  内測式(TTL)CdS露出計による完全自動絞(サーボEE)、手動絞・EEロック・絞切可能  
撮影コマ数   1.18.24コマ

特徴/オプションなど
 録音方式 磁気録音方式、自動録音(ALC)付特長 200フィートカートリッジ使用可能、フォーカスフリー機構内蔵、アクションマイク付属、画音同時フェード・補助入力回路・セルフタイマー内蔵、サウンドモニター・リモコン可能、バッテリーチェッカー・フィルムカウンター内蔵
電源は単3電池6本

大きさ 238X247X70ミリ 1550グラム

定価 本体138000円 アクションマイク10500円、レンズフード1000円、アイカップ500円、ハードキャリングケース5500円

 (C)1997,2002 Muddy Orihara All rights reserved. 

エルモ スーパー 612R

エルモ スーパー 612R

OVERVIEW

レンズ機構以外は同じなので、1018Rの解説を参照して下さい。機能豊富で、結構楽しいです。レンズのコーティングはちょっと黄色です。
あと、絞りが2枚羽根なのでフレアが出るとはっきり三角形になるのが照れくさいような気が。(1997,2002マディ)
(協力:オオノ隊員)

update:絞りを2枚羽根に修正。(情報:オオノ隊員)

使い勝手など

重くてでかく、無骨。ボタン等は重いですが大きさがあるので使いにくくはないです。残念ながら本機の特徴の一つであるシャッター開角度調整はを使ったことがないのです。色と解像感は独特のもので、印象に残るものがあります。
価格がものすごく高かったせいか、市場に出てくることが稀なレア機種。

SPEC

発売 エルモ社 1977年3月
レンズ  エルモズームF1.2・7~42ミリ、6倍ズーム、マクロ切替付 2段変速電動ズーム式、手動ズーム可能
ファインダー  一眼レフ式、視度調節可能、絞数値・シャッター開角量・露出過不足・同時録音・フィルム走行・終了表示付
焦点調節  スプリットイメージ式距離計
露出調節  内測式(TTL)CdS露出計による自動絞(EE)、手動絞可能、EE補正可能
撮影コマ数   
1.6.18.24コマ、スローモーション(54コマ)

特徴/オプションなど
 マクロ(超接写)撮影可能、シャッター開角度調節・自動オーバーラップ撮影・パルス式同時録音・ストロポ同調可能、インターバルタイマー・タイプAフィルター・フィルムカウンター・バッテリーチェッカー内蔵

大きさ 240x140x86ミリ 1900グラム。

定価 本体215000円 セット226500円

 (C)1997,2002 Muddy Orihara All rights reserved.

ローライ SL82

Rollei SL82

sl82_side01.jpg

 

OVERVIEW

ローライの8mmにはあまり大型の物はありませんが、これはその中でもより小さい物。
レンズはシュナイダーのcinevar。f:1.8、9-36mmの4倍電動/手動ズームです。暖色系のコーティングで、撮影済みのフィルムはとても豊かな色を出します。

撮影コマ数は18.24に加えて、ケーブルレリーズを使用した1コマ撮影。レリーズはシャッターボタンにある穴の上の方「.」の印がある方に指すと1コマ撮影。「l」の印の方に指すと連続撮影が可能です。

フォーカスは目測式。これはかなり使い勝手がよくて、ピンが来ているかはずれているかちゃんと目視できます。他の8mmカメラでもこうあってほしいなあと思います。

露出はTTL。手動調整はできませんがEEロックボタンがあります。

ファインダー内には露出値、フィルム走行シグナルがあります。

sl82_front01.jpg

使い勝手など

ころころでっぷりとしたカタチはなんとも愛らしい感じですが、レンズ周りはかちっとしてます。単三電池3本しか使わないので、使用時も重くありません。フォーカスがファインダ全面でわかるのは、慣れるとすぐ撮影できるのでいい感じです。
濃厚に色が載ってくるレンズは、華やかなシーンにはぴったりかなと思います。逆にクールな撮影にはあまり向きません。
機能はあまり付いてませんから、お散歩撮影にぴったりかと。

sl82_side02.jpg

 

SPEC

発売
[レンズ]
[ファインダー]  一眼レフ式、視度調節可能、絞り数値、フィルム走行マーク付き
[焦点調節]  目測式
[露出調節]  TTLによる自動絞り。EEロック可能。 
[撮影コマ数] 1.18.24コマ
[特徴・オプションなど]
[大きさ]
[定価]

 (C)2005 Muddy Orihara All rights reserved.

 

NIZO 2056/4080,4056/6080,6056サウンドシリーズ

NIZO 2056/4080,4056/6080,6056 Sound series

nizo6080.jpg

 

OVERVIEW

現在はスーパー8サウンドカートリッジが製造中止となったので、録音面での機能は生かせなくなってしまいましたが、それを差し引いても、ニッツオの撮影機は価値があるといえるでしょう。 レンズはすべてシュナイダーマクロバリオゴンです。(写真は6080モデル)

さらに、すべての機種がウルトラワイドアタッチメントを使用して、超広角撮影が可能となり、ショルダーストックという肩当てが内蔵され、撮影時に引き出して、 撮影者の肩に当てて、安定化を図る仕掛けが加えられました。

NIZO 2056サウンド

昭和52年(1977年)頃発売になった、ニッツオのサウンドカメラ第1号機。 ニッツオの特徴であるアルミのシルバーボディを受け継ぎ、前傾した持ちやすい折り畳み式グリップとなりました。三脚穴はボディ底部になりました。

駆動音も静かです。

25こま毎秒はPAL規格のテレシネ用です。16 2/3というのはPAL規格の簡易テレシネ用です。すなわち3枚羽根シャッターの通常の8ミリ映写機では、16 2/3こま映写時に1秒間50回の明滅が発生することになり、PAL規格のビデオカメラでそのままフリッカーを 出さずに録画できるのです。(あくまで簡易型で、本来は25こま撮影によるべきでしょう)
NTSC規格の日本国内ではあまり意味がありませんが、少なくとも殆 どのスーパー8機はこのような点も真面目に作られていた機種が多かったということを知るべきでしょう。シングル8サウンドはすべて18こま毎秒でしか撮影できず、 しかもサイレントマガジンを装填すると、フィルムがヘッド部を通行しないため殆どの機種が、20こま毎秒撮影になってしまうといういい加減なものでした。

この撮影機を輸入販売していた大沢商会が倒産した時、あるカメラ屋で65,000円 で売られているのを見たことがあります。

NIZO 4080、4056

特徴:前記Nizo 2056サウンドのグレードアップ機が4056で、レンズを F1.4 7-80mmの11.4倍ズームにした機種が4080です。国内では4056の方は発売されなかった模様です。

また6倍ズーム機の4048もあったようですが資料がありませんので割愛します。

ボディデザインは全く同じですが、ブラックボディとなりました。電子回路は一新され、さらに駆動音が小さくなり、54こま高速度撮影が可能になり、また自動オーバーラップも可能になりました。

従来、ニッツオの撮影機は上部にアクセサリー等を取り付けることが一切できませんでしたが、この機種からマイク等を取り付けることが可能となりました。

昭和54年(1979年)頃発売

レンズ:F1.4 7-80mm 広角マクロ付き11.4倍ズーム
フィルター径:67mm
こま数:9,16 2/3,18,24,25,54こま毎秒及び1こま撮影 自動オーバーラップ撮影可能
他は2056サウンドに同じ
価格:465,000円
質量:1,840g(4056は1,610g)

NIZO 6080、6056

nizo6080_01.jpg

特徴:前記4080、4056のグレードアップ機 自動オーバーラップの長さが2段階に切り替えられるようになり、多重撮影が可能となりました。また200フィートカートリッジも使用可能となり、その時は電動による全巻巻き戻しが可能です。

シャッターボタンが、ボディにも装備され、操作性が向上しました。

昭和56年(1981年)頃発売になりましたが、ニッツオを輸入していた大沢商会は倒産してしまいました。

ベルテックス等が6080を輸入しています。

6080本体の他、専用大型アルミトランク、蛇腹式トリックフードや各種マスクがセットになって30万円台で売られていたと思います。

もし大沢商会が輸入していたら5~60万円になっていたことでしょう。

6056の中古品が一度ヒカリカメラに出たことがあったので、6056の方もいくらか入っていたのでしょう。

質量:6056 1,840g 6080 2,060g
使用感など

SPEC

発売 独ブラウンニッツオ 昭和52年(1977年)頃発売
レンズ  F1.4 7-56mm 広角マクロ付き8倍ズーム 電動ズーミング速度2段階切り替え
フィルター径:52mm  
ファインダー   
焦点調節  スプリットイメージ
露出調節  露光:TTL式自動及び手動絞り EEロック 逆光補正可能 プラスマイナス1 
絞りの微調整可能 フェーディング可能  
撮影コマ数 9,16と2/3,18,24,25,36こま毎秒及び1こま撮影
内蔵インターバルタイマーにより2秒、5秒、15秒間隔で自動1こま撮影可能  

特徴・オプションなど
 シャッター開角度200度 電磁レリース リモコン可能 単3型ニカド電池6本 外部電源使用可能
 
大きさ 1,650g
定価 380,000円(ベルテックス扱い)

 (C)1997,2002 Agent Ohno ,muddy orihara All rights reserved.

 

NIZO S800,S560,S480(S801マクロ, S561マクロ, S481マクロ)

NIZO S800,S560,S480 (S801, S561, S481)

 

nizo481_01.jpg

 

写真はNIZO 481マクロ

OVERVIEW

30年近く前に発売になった、確かニッツオスーパー8機としては第2世代 のサイレントシリーズ。アルミ製の上品なシルバーボディ、折り畳み式グリップ(ただし撮影時にはグリップを起こす必要がある。)、最望遠の焦点距離に0を付けた数字が製品名になっています。

つまり、800なら80mm、560なら56mm、480なら48mmということです。

54こま高速度撮影、長時間自動露光、自動オーバーラップ、パルス式同時録音 (480は除く)が可能です。

自動オーバーラップ装置の操作性は抜群で、ボタン1つの操作で完全なオーバーラップが可能です。巻き戻し量は63こまとなっています。

残念ながら、いずれも水銀電池MR9を使用するため、現在では使用が困難となっていますが、MR9は店によっては現在でも手に入りますし、アダプターもあるので(ただし、電圧が若干異なるのでマニュアル微調整が必要と思われる)なんとか使用可能だと思います。

いずれも露出計用に水銀電池MR9(H-D)を使用しますが、現在では水銀電池が製造販売されていませんので、代用電池が必要になります。(→参照:水銀電池の代わりを探して8mmカメラを使おう

駆動音は小さく、走行速度も安定しています。

レンズはシュナイダーバリオゴンで、当時としては画期的な小ささでした。私はS800しか知らないのですが、発色は若干地味ながらも重厚な感じで、大変気に入っています。ただ、レンズ枚数が多いのに、当時はまだマルチコーティングが一般的で無かったため、レンズ透過率が低く、通常のF1.8クラスのレンズより1絞りくらい暗い感じです。

電動はズームボタンを普通に押すと低速ズーム、強く押すと高速ズームという画期的な操作性を実現しています。手動ズーミングは、ねじ込み式の長いズームレバーを使うようになっており、操作性は抜群。ズームレバーは革ケースにポケットが付いていて、撮影機携帯時には取り外してそこに差し込むようになっています。

なお、昭和49年(1974年)頃にはこれらはシュナイダーマクロバリオゴンを搭載したNIZO 801マクロ、561マクロ、481マクロにモデルチェンジしましたが、国内では801マクロだけが販売されていたような気がします。
801マクロは1980年代になっても製造が続けられ、ニッツオ最後の高級サイレント撮影機となりました。(オオノ隊員)

走行音は独特の「きゅっきゅきゅきゅ」と言う感じ。撮影時にグリップを起こす必要があるというのは、グリップが電池ボックスになっており起こした状態でないと本体の電源接点と接続されないために動かないと言うことです。のちのNIZOプロフェッショナルやサウンド機種ではこの点は改良されておりますが三脚固定が主眼になる方にとっては気になるポイントかもしれません。
(マディ)

映画「白い町で」(1983年スイス=ポルトガル アラン・タネール監督 日本版ビデオ廃盤)にNIZOが登場すると書きましたが、当方の記憶違いでございまして、正しくは「AGFA MICROFLEX200」とのご指摘をいただきました。デレク・ジャーマン作品とどうやら混同していたようでございます。ここに訂正させて頂きます。(協力:アレクシッチ様)

SPEC

発売 独ブラウンニッツオ
レンズ  S800:F1.8 7-80mm 11.4倍ズーム 速度2段階切り替え電動ズーム フィルター径62mm
S560:F1.8 7-56mm 8倍ズーム 速度2段階切り替え電動ズーム フィルター径49mm
S480:F1.8 8-48mm 6.5倍ズーム 速度2段階切り替え電動ズーム フィルター径49mm
ファインダー  一眼レフ式、視点調節可能、絞数値・露出過不足警告・フィルム給送・終了予告・終了警告・録音レベル・フーテージ表示付
焦点調節  スプリットイメージ
露出調節  TTL式自動及び手動絞り
撮影コマ数 18,24,54こま毎秒及び1こま撮影 長時間自動露光可能(タイム撮影のように任意の時間で1こま撮影するのは困難。あくまで、自動的な長時間露光撮影)  任意の時間で、手動で長時間露光することも、インターバルタイマーを組み合わせた長時間露光も可能。

特徴
オプションなど

電磁式レリース、リモコン撮影可能、ケーブルレリースも使用可能 ストロボ接点あり
シャッター開角度:レバーによる無段階可変式 1/2にロック可能 自動オーバーラップ可能
パルス式同時録音可能 ジェネレーターを内蔵しており、1こま1パルス及び4こま1パルスの両方の1Khz変調波パルスを出力可能(S480はパルス式同時録音不可)
単3電池6本 ニカド電池、外部電源使用可能、要水銀電池MR9 2個または代用電池

大きさ S800:1,500g S560、S480:1,300g
定価 S800:295,000円 S560:245,000円 S480:215,000円

(C)1997, 2002, 2008 Agent Ohno ,muddy orihara All rights reserved.

 

NIZO インテグラル シリーズ

NIZO INTEGRAL series 

nizointegral6_01.jpg

 

OVERVIEW

機能を絞り込んで軽量化、コンパクト化を図ったサウンドカメラシリーズで、ズーム倍率毎に、インテグラル5、6、7、10がありました。(写真はインテグラル6。マイク部が破損したジャンクです)

ボディデザインは前述のNizo 4080等に似ていますが、低価格化のため、プラスチックボディになり、グリップも固定になっています。しかし、あまり安っぽく見えないところが立派です。
デザイン上の特徴は操作スイッチがフェードボタンを除いてすべてスライドスイッチになっているということです。しかもボディ側面に一列に並びベルト状になっています。そのため何か操作をすると、このベルト状の部分に段が付き、一目で分かります。つまり、操作をした後のスイッチの戻し忘れを防ぐデザインなのです。
手動絞り装置までスライドスイッチで操作するのですが、これは使いにくくて閉口します。

nizo_intgral6.JPG

またグリップ内にマイクロフォンを内蔵しており、そこからマイクを引き出してすぐ撮影できると言うことを売りにしていました。このマイクは取り外し式で、別売アダプターに連結するとハンドマイクになります。折り畳み式の小型スタンドもついています。

デザイン的、操作性は素晴らしいのですが、これが逆にアダとなってしまいました。例えば、この特殊マイクは、プラグもコネクターも使わずに、直接グリップ内で接点とつながるタイプのため振動に弱く、撮影機をパンしただけで、接続不良による雑音を出したりすることになってしまいました。(製品によるのかも知れませんが)
今は同時録音はできないので、まあ心配することはないわけですが。

レンズはすべてシュナイダーマクロバリオゴンです。私は10しか知りませんが、なかなか重厚な良い発色だと思います。同じシュナイダーでもボリューに付いているシュナイダーオプチバロンのように黄色みがかることはありません。
広角マクロ付き、ウルトラワイドアタッチメントも使用可能です。

駆動音は極めて静かで私の知る限り、一番静かです。これに簡単な手製ブリンプでもかぶせれば無音シネカメラになるでしょう。

また、低価格モデルのため、他のニッツオと比べて、手動ズームやシャッタートリガー等の操作感が若干劣ります。(オオノ隊員)

使用感など

本機種は、そんな中でも安価に販売されていた機種。とりあえずシリーズ中でも安価なインテグラル6をさわってみました。
コストダウンがなされていて、シャッタートリガーが重い上にスイッチが入ったかどうかわかりにくいです。また、フォーカスリングが重く、結構力が要ります。これは調整が可能かどうかはわかりません。ボディのプラスチックはつや消しのいい感じですが、これは塗装なのでアルコール系の溶剤で拭くとつやつやの地肌が出てきますのでご注意。(うっかりやってしまいました)

NIZOのサウンド機はどれも消音の工夫が効いています。これはサウンドフィルムなき現在でも、ポータブルのデジタルレコーダーや従来のテレコで現場音を録音並びに芝居の同録をするのには、最適のシリーズのひとつだと思われます。この機種は、そんな同時録音を重視した製作を行う際の選択肢として十分あると思います。その若干の使いにくさには慣れが必要かと思います。(2002マディ)

SPEC

発売 独ブラウンニッツオ 昭和56年(1981年)頃の発売
レンズ  5:F1.2 8-40mm 6:F1.2 7.5-45mm 7:F1.2 7-50mm 10:F1.4 7-70mm 電動ズーミングは速度可変不可  
ファインダー   
焦点調節  スプリットイメージ
露出調節  TTL式自動及び手動絞り 逆光補正可能 フェーディング可能  
撮影コマ数 18,24こま毎秒及び1こま撮影 電磁レリース リモコン撮影可能 内蔵インターバルタイマーにより5秒、15秒間隔で自動1こま撮影が可能 ストロボ接点あり  
電源・特徴
オプションなど

 アルカリ単3電池4本 ニカド電池使用可能 サウンドカートリッジで同時録音をする時は別にアルカリ006p9V電池1個も必要
 
大きさ 5,6,7;1,300g 10;1,480g 
定価 大沢商会倒産後にカメラ屋さんやベルテックスが輸入して販売するようになったので今一はっきりしませんが、おおむね10万円台だったと思います。ベルテックスが輸入していたインテグラル10は120,000円でした。 

 (C)1997,2002 Agent Ohno ,muddy orihara All rights reserved.

 

NIZO 156Macro

NIZO 156Macro

nizo156m_01.jpg

 

OVERVIEW

私はカタログでしか見たことが無く、国内販売もされなかったのではと思いますが、軽量コンパクト、美しいデザインと、素晴らしそうな撮影機なので紹介します。実は私が欲しい撮影機なのです。

1978年the German Stiftung Warentestで「Good」の栄誉に輝いた唯一のスーパー8撮影機とのことです。

8倍ズームとある程度の機能を備えながら、本体ははがき大の大きさで、質量は830gと軽量。8ミリシネカメラならではの軽快性、速写性を備えながら、クオリティアップを図った、正当に進化したスーパー8撮影機と言えるでしょう。

デザインはサイレント機のS480、560、800と似たアルミ製のボディ、折り畳み式グリップです。カタログに三脚穴のことは書いてありませんので、グリップを折り畳んだ状態で三脚に取り付けられるかは分かりません。

また水銀電池を使用しないので安心です。(オオノ隊員)

NIZOのコンパクトシリーズ最高級機。この大きさでこのレンズ倍率やコマ数のバリエーションを持っているものはなかなかありません。巻き戻しやフェー ド関係の機構はいっさい搭載されておりませんが、その効果を求めないのであれば、かなり強力な機種だと思われます。残念ながら私もさわったことがありませ ん。(マディ)

nizo156m_02.jpg

 

使用感など

というわけで、NIZO156マクロを買いました。
日本では販売してなかったため国内流通在庫はほとんどなく、ドイツの中古カメラ店から買いました。

小型の割には肉厚のアルミボディで、かなりしっかりした構造のようです。
NIZO晩年の設計ですので、グリップを折り曲げた状態でも駆動します。ちょうつがいの内側に電線が走っているようです。
三脚の穴は、本体下部に大小ふたつ、グリップ底部に小一つ、グリップ中間にも小ひとつあります。
グリップを後ろに折るとファインダーをふさいでしまうので、途中でぶらんぶらんさせないといけません。
振動が伝わる恐れがあるので、グリップを折ってアニメ撮影するのは避けたほうが無難でしょう。また、アイピースシャッターもありません。

露出計の針は、1.8 2 2.8 5.6 11 22の数値に加えて、4 8 16の絞り値の目盛りも切ってあります。
露出補正ボタンがありまして、+1できますから逆光補正用でしょう。

駆動音は、肉厚アルミのためか、押し殺したような音です。
36こま撮影ではさすがに音が大きくなりますが、それでも控えめな方です。

グリップを握った感じがとてもいいです。実にしっくりきます。
このカメラは手持ち撮影が向いているでしょう。見やすいファインダーとスプリットイメージ、片手で入れられる電源スイッチなども含めて、あきらかに速写 性を重視した設計でしょう。デザインで賞を取ったこともあるというのはなるほど、手にとってすぐに使えるあたりのこなれた設計にもあるのでしょう。
というわけで、最近はよく持ち歩くカメラになっております。
説明書は8か国語です。
シュナイダーのレンズスペック表も同様になっていました。(2003 マディ折原)

SPEC

発売 独ブラウンニッツオ 
レンズ  F1.8 7-56mmシュナイダーマクロバリオゴン 広角マクロ付き8倍ズーム
別売ウルトラワイドIアタッチメントで超広角撮影可能 電動ズーミングは速度可変不可  
ファインダー  一眼レフ式、視点調節可能、絞数値・露出過不足警告・フィルム給送・終了予告・終了警告・録音レベル・フーテージ表示付  
焦点調節  スプリットイメージ
露出調節  TTL式自動及び手動絞り 逆光補正可能 フェーディング不可
撮影コマ数 9,18,24,36こま毎秒及び1こま撮影 自動1こま撮影可能 設定速度は1秒間に5こま、1秒間に1こま、5秒間に1こまの3段階

特徴・オプションなど
単3電池4本使用

大きさ 830グラム(電池込)  
定価 日本未発売

 (C)1997,2002,2003 Agent Ohno ,muddy orihara All rights reserved

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サンキョウサウンドXL-620

Sankyo Sound XL-620

 

OVERVIEW

XL-600Sの改良型として昭和54年(1979年)4月に発売されました。

ボディはさらに小型化されて折り畳み式グリップとなったほか、従来にない、数々の新機能を盛り込んだ、サンキョウサウンドの集大成的な傑作撮影機となりました。

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