Overview
スーパー8陣営のサウンド化に対抗してAXM100とともに出てきたサウンド機第一弾。
レンズはf1.2の9.7-26mmの広角マクロ付き2.7倍ズームレンズ。一眼レフ式ですが、フォーカスは目測式。相変わらず低ズーム倍率のXLタイプによくある、外測式EEでシャッター開角度220度。露出調節はないですが、かろうじてEEロックがあります。 タイプAフィルター内蔵で、タングステンフィルムを屋外使用時にも外付けフィルターいらずです。
撮影速度はサウンドカートリッジのときに標準の18コマ、サイレントフィルム使用時には前代未聞の20コマとなります。
ファインダーの中には、露出不足警告、サウンドインジケーター、フィルム終了警告、バッテリーチェックの確認用のインジケータがあります。駆動電源は単3電池4本。
Impression
AXM100とレンズが違うのと、EEロックがついているぐらいの違いです。サイレントカートリッジ使用時には撮影速度が20コマになってしまうという欠点はこの機種にもあります。ということはサウンドカートリッジなき現在において、使い道は20コマ撮影用特殊カメラでしょうか?
メインのカメラとして作品製作に使うのにはいろいろと制限がありますが、安価に入手できるので少々乱暴な撮影に使う事も出来ますね。
Spec
メーカー:富士写真フイルム 1976年9月
レンズ:フジノンMAZF1.2・9.7?26ミリ、2.7倍ズーム、マクロ切替可能、手動ズーム式 11群13枚構成
ファインダー:
一眼レフ式 視度調節可能、露出不足警告・フィルム終了警告・録音確認・バッテリーチェック表示付
フォーカス合わせ機構:目測式
露出:外測式完全自動絞(サーボEE) EEロック付
フィルム感度設定
撮影速度:18コマ(サイレントカートリッジ使用時は20コマ)
特長・オプションなど:
ライトバランシングフィルタ?内蔵、サウンドモニター可能、フィルムカウンター内蔵、マクロ撮影可能
大きさ/定価:
185x55x175mm 1020g/66300円、ケース3000円、レンズフード1500円、ハンドストラップ300円、アイカップ200円
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