NIZOのカメラはアタクシ大好きで、特にサイレントシリーズのS481マクロをメインカメラとしていますです。
S561も持ってるのですが、電源入れるとシャッター押していないのに明日なき暴走をし始めるナゾの故障をしてるので、ホントは修理したいのです。
日本に8ミリカメラ業者ってゼロに等しくなっちゃった
その昔は、シネヴィスでNIZOサイレントシリーズカメラの修理を得意としていましたがずっと前にお辞めになったと記憶してます。
そもそも、日本国内だと8ミリカメラの業者ってどんどん減少して、ほとんどいなくなったのではないかしら。
時々「カメラの修理はどこに依頼できますか?」と質問頂きますが、「アタクシ知る限りはほとんどないですねえ」とお答えするしかない、由々しき状態です。
世界的にスーパー8フィルムの需要が増えてるのに…。
海外のNIZO修理人
海外でも8ミリ関連業者は規模を縮小したり廃業したりしてますが、意外と新しい業者が出てきたりとか新陳代謝があるように思えます(日本国内との比較なので多いように思えるだけかもですが)。
NIZOのカメラは修理している業者(と言っても個人ですが)は限られていますがちょっとはいます。
NIZOのサウンドカメラシリーズの独特すぎる構造と劣化
NIZOのサウンドカメラシリーズは他のメーカーのスーパー8サウンドカメラと比較しても随分と変わった構造です。そして高級機は電装が豊かすぎます。
ワタシも今は1台がかろうじて生き残ってますが、ときどきまるでフィルムを送らなくなるので使うのはためらってるのです。
そう、このNIZOのサウンドシリーズは駆動音を激減させるためにギアを減らしてモーターの動力を駆動ベルトで伝える構造になってるのですって。だから極めて走行音小さいのですが、ベルト周りが経年劣化して…滑っちゃうともうまるで使い物にならないのです。
という具合で、かつて使っていたインテグラル6、4080は随分前に荼毘に付しました。
あと、フィルム駆動音はものすごく小さいですが、絞りのサーボモーターの音がうるさすぎるというヘンテコさなのですよね。ギュギュギュギュ…とうるさくてうるさくて。これが劣化のせいなのか、それとも元々の設計ゆえなのかは存じません。
なぜなら、中を開けてチェックしたことがないからです。
いやウソだ。修理してみようと考えたことはあるのです。NIZOは修理できるカメラとして設計されてますから簡単に側板は外せるのですが、そこに現れるびっしりとした配線と電子部品…
…何も見なかったようにそっと閉じます。できる人はできるんだろうけど、アタクシにはとても無理。
NIZO 6080の修理マニュアル発見
そんな、アタクシには修理不能なのがNIZOサウンドカメラシリーズですが、世の中の人にとっても難しいようで、海外の掲示板でも「修理マニュアルプリーズ」「サービス説明書シルブプレ」とストレートすぎる書き込みが長年書き込まれてきました。
でも、今までBRAUN NIZOのスーパー8カメラのサービスマニュアルは見たことがありませんでした。ついに見つかったようです。
それもよりによって、一番機能てんこ盛りの6080のサービスマニュアルが。
filmkorn.orgですね。こちらは技術も開発力も情報発信力もピカイチの8ミリエンスーのFriedemann Wachsmuth(フリーデマン・ヴァクスムートさん…てなカナカナ表記で良いかな?)おじさんが運営してるサイト。
フリーデマンおじさん(多分アタクシよりお若いでしょうけど)なら、このマニュアルでサクサクっと修理できちゃいそうですが、これをざっと見たところで…やっぱりアタクシにはカメラ修理は怖い。
しかし、この修理関連のネタ、触れざるを得ない事態よね2023年のこの現状を踏まえるに。どの現状?それは追って。
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コメント
私が出した事が有るのは、宮城県の湘南映像サービス、ここは高いけれど直ります。後はご存じ宍映。16mmや35mmだと個人でやっている人はいるようです。杉並にアリフレックス専門修理が有ると聞きました。
湘南映像サービスさんは数ヶ月前に連絡して、もうそろそろ辞めるというようなことを仰っておられましたので寂しい限りです。宍映さんはすっかり忘れておりました。数回ご厄介になってます。杉並のアリフレックス専門修理…調べてみます!