シングル8が無かったら、今の特撮映画はなかったかも

 

「もし、シングル8が無かったらどうなっていたのだろうか?」
確か似たような問いが、6月18日の寄り合いで出て来たように記憶してます。これは、正しく答えることは不可能な質問です。

ですが、、視点をうんと制限して、そして誤解を招くことをおそれずに、

シングル8がなかったら、いま活躍中の映画監督やプロデューサーの多くは存在しない、と言ってみます。

SFやホラーの自主映画をこしらえた作家さん達が、シングル8が選んだ理由はいろいろあると思いますが、やっぱり「特殊撮影」ができるシステムだと思われていたのが大きいと思います。(スーパー8で出来ないという意味ではなく)
そして、そこからシングル8がなかったら、今の特撮映画とかホラー映画とか、そういうジャンルは今もっとお寒い状態になっていたのではないか!と思うのです。

そこで、特撮・ホラー物の自主映画で人気を得たことがあり、また今でもそのマインドをお持ちの人をちょいと挙げてみました。

たとえば、手塚眞。手塚さんの作品は、今関あきよしさんが撮影監督を務めた『MOMENT』(’81)以外はほとんどシングル8です。使っているカメラは、ZXM500やZX550がメインなようですね。PX300、ZM800、P1も時々登場します。ZC-1000は持ってないとのこと。
シングル8がなかったら、東京12チャンネル(現・テレビ東京)のテレビ番組『もんもんドラエティ』のワンコーナーであった『お茶の子博士のホラーシアター』(’81)はなかったでしょう。
毎週3分程度のコーナーでしたが、地下道で殺人鬼はわけもなく人を刺し殺す、怪獣は出てくる、カップルは焼け死ぬ、人体破壊、肉体変容、マッドサイエンティストによる人間爆発、とても今では信じられないようなシーンがお茶の間に展開された、画期的といえばあまりに画期的な作品でございました。

手塚眞の学友であった小中和哉。『地球に落ちてきたくま』は、シングル8でなければ作れない特撮エンターテイメントです。
ご本人に機材の事を伺ったことはないのですが、月刊『小型映画』の末期では時々特撮テクニックの話題で登場しますし、当時のスタッフには現在特機開発をされている方もいます。やはりシングル8には相当助けられていると思います。
小中さんの8mm作品では『いつでも夢を』が忘れられません。橋幸夫と吉永小百合がデュエットした昭和37年の大ヒット曲をバックに、素朴なカップルが町中で小さいミュージカルを繰り広げるという作品なのですが、全編が多重露光の繰り返しで描かれる楽しさとすがすがしさは、ちょっと他に見たことがないきもちよさでした。もちろんシングル8作品です。

きもちよいといえば、『かにゴールキーパー』『日本以外全部沈没』『ヅラ刑事』など、いい湯加減のギャグを連発する、河崎実。
処女作の『フウト』(’77)と『√ウルトラセブン?放浪の果てに?』(’79)はスーパー8作品ですが、以降は全部シングル8作品。
特に『エスパレイザー』(’83)というオリジナルヒーロー特撮作品では、RT200の粒子の粗さを逆用してミニチュアシーンのリアリティがあげる、という策士ぶりを見せます。この作品は文芸座ル・ピリエの自主映画興行記録を破った作品としても記憶に残ります。
カントクのZC-1000は後輩の手に渡っていますが、8mmマインドはそのまんまです。先日8mmカメラを向けたらブルース・リーのまねをし始めましたし・・・当時の映画小僧のマストアイテムですからね、ブルース・リー。というわけで、お写真は当方のNIZO156マクロで撮った数年前のカントク。

上記三人に何かしら関係のある人間として、一瀬隆重。『ウルトラQ NO.29闇が来る!』や、『理想郷伝説』他の8mm作品あり。小中和哉の16mm作品『星空の向こうの国』のプロデュース以降は、プロデューサーの顔の方がメインになってきたようですが。 この方がいなけりゃ今のホラー映画の隆盛はないですよ。

一瀬さんは関西の方。関西といえば、ゼネラルプロダクツ→ガイナックスは忘れられません。有名なところで庵野秀明の『帰ってきたウルトラマン』は、シングル8無しには作れません。
以前、ガイナックスの取締役である武田康廣さんと一緒にCS番組『侵略放送パンドレッタ』の8mm特撮映画特集に出演したことがございます。
どんな文脈だったか忘れましたが、「実はガイナックスにはZC-1000が二台ある。あれで何かやりたいんだよね」と二人しかいない控え室であたくしに語ったことだけを覚えてます。

武田さんがナニを意図していたのか、全然分かりませんが、少なくとも、ZC-1000には何か武田さんに事を起こさせようとする、奮い立たせるような力があった、ということなのでしょう。

特撮とホラーというキーワードでくくってもぱっと思いついただけでも、これぐらい。他にももっともっといますがひとまずこの辺で。また、特撮スタッフまで広げればもう限りないのでしょうねえ。

 

フィルム文化を存続させる会発足のこと

 6月18日日曜日に、あたくしは中野で行われた「フィルム文化を存続させる会」の最初の集会に参加して参りました。
 この会がもたれたきっかけは、シングル8の終焉が発表されたことです。

 会の趣旨としては、ごくごく大まかに言うと、シングル8の存続を近しい目標として、その先にあるフィルムでの映像制作のの未来をフィルムの供給側と需要側ともども考えていこう、というもの。

 この日に出た意見を元に、会の宣言をもっと柔軟で、より明確な力を持ったコトバにするべく、今チェックと改訂がなされているようです。
 ですので、今はその会のナカミについて語りませんが、とりあえず、フィルム映像に興味のある方、つまり本ブログにお越しいただいておられる方は、この「フィルム文化を存続させる会」の事務局を買って出ておられる、映画配給会社ミストラルジャパンさんの代表の水由さんが運営している「水由章のブログ」を要チェックなのでございます。

 まずはそこを読んでみてくださいまし。

 

テレシネを考える[3]8mmのHDテレシネは可能か

知り合いのプロデューサーからしばらくぶりに電話が。

「ある作品で8mm映像を入れたいので、テレシネの方法を教えて欲しい」との事。
「昔やったみたいに、スクリーンに投影してそれをHD-CAMで撮影する、超アナログ方法でやったんですけど画質がいまいちで」

そりゃそうでしょ。それは簡易的なテレシネ方法だからダメだよと。劇場映画用だったらヨコシネDIAに聞いてごらんと答えておきましたが、

「でも、HD-CAMなんですよ。対応してますか」

出先だったので、とりあえず聞いてみなよ渋谷ビデオスタジオのそばだから、と電話切っちゃいましたが、その後にやたらと気がかりになりました。

HDは・・・盲点です。

ヨコシネDIAでは、立て続けて何回か8mmテレシネをしてもらいましたが、それも2年ぐらい前。その後、ヨコシネDIAがどんな機材を入れたか見に行ってませんのでわかりませんです。そもそもシンテルの構造だと画素数は固定のはずなので、そのまんまだったらSD専用テレシネシステムなんじゃないかと。あくまでも、その後ヨコシネDIAさんとは仕事しておりませんので、単なる推測ですよ、推測。

そんな推測から考えはじめたら、あれ、国内で行われている8mmのテレシネサービスってのは、ほとんどがSDにしか対応していないかも!と気になって来ちゃったのです。

話変わりますけど、いいですか?
今、日本ではなかば強引にSD環境が捨てさせられてるんです。
まず、ご家庭の話ですと、SD/NTSCのモニターのもっとも主要な用途は、テレビ放送の視聴なのでしょうが、現在のアナログ放送が終了するのが2011年。アナログ波を残すべきという声もまだありますが、どうなるかはわかりません。

では、HDの環境が満足に揃っているかと言えばまだまだ過程でしょう。
制作サイドから見ますと、業務レベルでは編集スタジオではSDのモニターが廃棄されてHDモニターに入れ替えられつつありますが、HDモニタのリーズナブルな奴って液晶モニターが多く、これの画質がどうもぱっとしないんですよ。財力のあるところは、上級機のCRT物を導入してますけどね。

液晶やプラズマ自体、CRTにかなわないところがあります。新しい技術が古い物を質的に凌駕するのではなくて、コストとか利便性とかそういった点でしか変わっていかないというのが残念です。時代は決してHi-Fiに向かって進んでいるわけではないのです。これは、業務だけの話ではなくて、ご家庭も同じ事です。

さてそして、民生で映像制作する場合のHDフォーマットは果たしてどうなるのかと。HDVなんでしょうか?どうもあの色の鈍い画質や編集勝手の悪さから見て、究極の民生用HDフォーマットというよりも中継ぎっぽいような印象を受けます。そもそも撮影メディアであっても、吐き出した後が考えられていないフォーマットですしね。
じゃあ、吐き出し口として候補に挙がっているディスクメディアはどうなのかと言いますと、一番今安定しているのは、編集後ダウンコンバートしてDVDをこしらえる方法。HDそのまんま登考えると、HDDVD・・・なのかブルーレイなのか・・・と曖昧な状況。

いろんなものが、なし崩しの状態で、HDへ移行をせかされているだけだったりします。需要がどこにあるのかわからないけど、なんとなく「今更SDでもないだろう」という焦りだけで移り変わっていく状況。

まあ、なし崩しはなし崩しとして、前述のプロデューサー氏の要望にあるように、仕事は待ってはくれません。その場その場の要望に、限られた条件であろうとも最良の答えを出していかなけりゃいけません。これはあたくしも似たようなもんです。

8mmをHDにする手だて、何か考えないといけないですね。

 

梅雨の時期は水中カメラで

東京は梅雨入りをして数日。雨模様だと撮影もおっくうです。カメラに水入っちゃうのイヤだし・・・。でも、もうとっととやらないと現像とかフィルムとか終わっちゃうし・・・。
せめて雨でも気にしないで撮れるカメラが・・・防水カメラ?そんなのないですから。だったらもっと専門的に「水中カメラ」使っちゃいましょう水中カメラ。 お写真はhanaiさんご提供。hanaiさんありがとうございます。

EUMIG NAUTICA(オイミッヒ ノーチカ)


 

水中カメラといえばこれ。小さく見えますが意外にがっしりしています。ファインダーを覗かずに撮れるアクションファインダー風のものがついたり、広角アダプターも用意されていたりと本格的に水中での撮影を考えて設計されているようです。あたくしはお店でいじくった程度ですので、この程度しか言えませんけど。比較的最近の発売なのでちゃんと使えるものがあるようです。40メートルの水圧に耐えるというのですから、機密性も優れているのでしょう。
 コダクローム40現像受付締め切り終了は梅雨明け。まあ、K14に送るという手は残されていますが、ぼちぼち最後の夏と考えてもいいでしょう。あいにくこのカメラも感度の融通がききませんから、思い切って使いきってまいりましょう。


フジカマリン8 AX100


シングル8には、単体で水中に持って行けるカメラはありません。その代わり、殻=ハウジングが用意されていました。
 これは、AX100にのマリンパックという殻をかぶせたものです。大きなフィンやグリップなどが用意され、使い勝手がよさそうです。

フジカマリンP2
こちらも同様に、小型カメラの有名機種、P2に殻をかぶせるもの。確か40m耐圧だとのこと。

16mmだとこの手のハウジングは特注扱いばっかり。8mmの場合は数は多くないにせよ、一般商品として発売されてましたから探し出すことも可能でしょう。


 海外のサーフィンものビデオはフィルム撮影が多いです。ビデオカメラですとちょっとしたぶつかりでノイズが走ってしまいます。フィルムは多少の衝撃には耐えますので、こう言う過酷な撮影には向いていると思います。

 梅雨がすぎれば夏。シングル8にとっては残り少ない夏なので、水中カメラをお持ちの方、そして水中撮影をしたいと思っている方、どんな手を使ってでも最後の機会に思いっきり撮ってまいりましょう!

しっかし、ぬれるのイヤだからって水中カメラ持ち出すなんてのは、ゴキブリ退治に核爆弾持ってくるような話ですね!(←言い過ぎ)

テレシネを考える[2]もうちょっと高いテレシネ機

お次はもうちょっと値の張るテレシネ機。

エディターを改造したものと、映写機を改造したもののご紹介。
どちらも、入手が困難ですのでついうっかり大変な値段になってしまいそうですが。

GOKO TC-20
 これは、同社のノンフリッカー型のエディターに、サウンド再生機能と表面鏡、レンズを組み合わせたもの。スクリーン撮影ではないので画の鮮度が高いのと、多面体プリズム採用のためにフリッカーが出ないのが最大の魅力です。

 よいことづくめのようですが、これもまた大きな欠点があります。画面の上下の揺れが激しいのです。
 これは、同社のノンフリッカー型エディターを持っている方にはすぐにわかると思います。動きの精度はあれらとほとんど変わりません。

 構造上、フィルムは間欠運動ではなくて一直線に動いています。これをプリズムの面と頂点の切れ目でうまく画像を切り分けています。シャッターのように真っ黒な画面がもともと生じませんからフリッカーがない、つまりノンフリッカーなのですが、クローでしっかりとコマを止めていないためと、プリズムの回転とのシンクロの具合で、画面が微妙にずれてしまうのです。この構造で精度を上げていくのはなかなか難しいと聞いたことがあります。
 当方も購入しようと思い、サンプル機を使わせて頂いたのですが、どれも似たように画面の上下動があるので断念しました。
 8mmカメラでの再撮影もできますし(1コマごとは無理ですね)、どうにも根本的なところで詰めが甘いのが残念無念です。画面の上下動を気にしない、もしくは逆に利用してやる、と言う方には一考の価値はあるかも知れません。


ELMO トランスビデオ
 これはもっと考え方はシンプル。映写機に簡単なビデオカメラが内蔵されているものです。映写機の映写レンズに当たるところにCCDがはめ込んであり、映像をそのままビデオ映像として引っ張り出せるので、セッティングが不要、通常の映写機が使えれば使える手軽さがポイントです。
 しかしこれまた欠点があります。十数年前のビデオカメラの画質しか出ない、と言うのが最大の欠点。また、再生速度を調整することでフリッカーを消しているタイプなので、録画後に再生スピード調整が必要になります。
 なお、姉妹機としてレギュラー8版、16mm版がリリースされていました。

 TC-20はフィルムから放たれた空中像(エリアル・イメージ)を撮影するもの。というわけで、次回はエリアルイメージのテレシネをご紹介・・・できるか?

テレシネを考える[1]簡易テレシネと市販テレシネ機

テレシネのいい方法はなんでしょかと。ちょーっと考えてみます。
結果から言っちゃうと、当方いろいろとやった中で動きも画像も一番キレイだったのは、ヨコシネDIAにお願いしたシンテル社(元ランク シンテル社)のテレシネ機によるものでした。
しかし、ちょいとお値段が張ります。もっと気軽に、そして日常の制作に使える方法はないものか?本ブログでは、これは最重要課題のひとつでございます。

まず、一番お手軽な方法として「簡易テレシネ」そして、一般市販されていた「テレシネ機」について一くさり。

簡易テレシネも、アフレコ作業とかちょっとした映像の複写にはいいのですが、キレイにやろうとすると結構手間暇かかります。では、一般市販されてる「テレシネ機」なるものの画質はどうかな?

簡易テレシネ
簡易テレシネは、投影した映像をビデオカメラで撮影するもの。何も機械はいらないし、コストがほとんどゼロであることを計算に入れるとリーズナブルな方法です。

しかし、光軸が原理上どうしても映写機とカメラの間で一直線に並びません。並んだら四次元の世界だ。どうやってもやや斜めからとらえた映像になります。解決する方法としては、うんと縦に長い部屋で遠くから映写して撮る方法。こうすれば見かけ上限りなく傾きはゼロに近くなりますが、今度はレンズの問題で画質がやや犠牲になると思われます。

投影するスクリーンは、目が細かくて光沢のない紙などがよいです。映写用のスクリーンは、編み目状やビーズ貼り付けのものがありますが、8mmではその材質が写ってしまうので今ひとつです。プリンタの熱転写印刷用紙がいいとも聞いてます。

ちなみに、上の写真ではふすまに向けて映写してます。いい加減過ぎるよ!

市販のテレシネ機
一般市販されている「テレシネ機」と言うのがあります。一番多いのは半透過スクリーンと表面鏡の組み合わせで出来てる物。横長の箱形で、どっかに曇ったガラス板みたいなものがはめ込んであれば、大抵これです。レンズがはめこんであるものもあります。

半透過スクリーンというのは、思いっきり簡単に言っちゃうと障子紙や磨りガラスみたいなものです。ここに裏から映写機で投影すると、透き通って表側から見ることができます。こいつを撮影するのです。間にスクリーンが入るので「スクリーンプロセス」、後ろから投影するので「リアプロジェクション」などとも言います。
スクリーン裏から見た映像は、左右反転しています。これを正像にするために表面鏡という鏡を使います。これを光軸の45°の位置に配置して、光軸を90°曲げます。

これらテレシネ機ですと、原理上は光軸がずれません。映像に対して真正面から撮影できる・・・のですが、実はこの方式にも越えられない欠点があります。

まず、ホットスポットが起きやすいです。ホットスポットというのは、画像中心部が明るくて周辺の光量が落ちている状態のこと。映写機とスクリーンが近いと起きやすいです。そのためには十分に散光しなくてはなりません。

また、半透過スクリーンは、磨りガラスのようなものだとどうしてもそのざらっとした質感が画面全体に写ってしまいます。原理上しょうがないですね。乳白色のものは心なしかホットスポットが起きやすい気がします。
いずれにせよ、ハイキーの映像はうまく再現できないことがあります。よりざらっとした質感が見えちゃうのです。

簡易テレシネは光軸の問題があり、半透過スクリーンタイプは画質の問題がある。なかなかすっきり行きません。
ただ、テレシネ機は昨今結構な値段で売り買いされているようです。高い買い物ですので、これがあれば完全にきれいに撮れると過度な期待はしない方がいいと思います。

さて、家庭用で出来るテレシネ方法、まだありますがこれは次回以降に。

VISION 200Tの注意・・・昔書いた記事発見

というわけで、AKIOさんの宿題であるVISION200Tのノッチ写真を探して、ハードディスクの中を漁っていたら、こんな書きかけ原稿出て来ましたよ。書いてるぢゃんかオレ。でも、ノッチの写真は見つからず。確認できないので、あくまで参考として読んでくださいませ。間違ってたら指摘して下さいませ。

?転載ここから?

VISION2の200Tの感度設定ノッチの長さは、ASA160と250のあいだぐらい。おまけにこのフィルムは色温度設定用のノッチがありません(カートリッジ下が切り込まれていない)。
となると色温度設定用のピンを持つカメラでは、フィルタが外れて、「ASA160のタングステンネガフィルム」と認識します。色温度設定用のピンを持たないカメラでは、フィルタ解除して使えばいいでしょう。
ASA125/200と言う感度は、スーパー8の規格にありません。大抵のカメラではこのASA125/200のフィルムを、ASA100/160として読み取ります。となると1/3段ずれてます。ですが、ネガフィルムと言うこともあり、感度については神経質にならなくても大丈夫かと思います。

?転載ここまで?

さーて、この記事が間違いでないとしたら、ちょーっと補足が必要でしょう。たとえばASA160以上250以内の設定を持つカメラ・・・キヤノンの後期小中型機に何台かありますがこれはどうなるのか。ASA250?に設定されるのか?160に設定されるのか?どちらか分かりません。
どちらにしても1/3段の違いですので、ネガフィルムですしあまり気にせず使えるのではないかと。

 

VISION200Tについて・・・の予告編

サイト「家庭で出来る高品位テレシネの探求」は、マクロレンズでフィルムを直接撮影するテレシネシステムを研究しているサイトです。ハードウェアの研究はほぼ終わって次は取り込んだ連番ファイルの加工に腐心されているようです。主催者は当ブログにもたびたびコメントをいただくAKIOさん。
そんな研究家肌のAKIOさんから「VISION200Tの注意点を教えてクレい」、とのことです。きっと今度はネガテレシネのシステムでもこさえてくれるのでしょう、期待大です。

実はこのVISION200Tフィルムは、各種設定ノッチがわけわかったようなわかんないような仕様になってます。
まず、ちょっと見ると「表記されている感度とノッチの値は違い」ますし、「タングステンフィルムなのにデイライト設定(つまりノッチがない)だ」とか、一瞬度惑います。ネガフィルムですからラチチュードには余裕があるし、どうせ反転するんだから色温度関係ねーやって事なのかも知れませんが、もう使うときにはちゃんと準備しておかないといけないわけですよ。ホントはコダックのサイトに説明書か何か欲しいですよね。

で、当方は1014XL-Sで露出補正をしながら・・・しながら・・・どうやって使ったんだっけなあ。
全然覚えてません。もう一年以上前で全然覚えてない・・・ボケかしら・・・。
そもそも、今VISION200Tがないのでノッチについてさえ言えることがありませんです。確かノッチを撮影した画像データがどっかにあったはずなので、見つけ次第書きますデスよ。

というわけで、今回は「予告編」とタイトルに付けておきました。

シネヴィスが、新サイト上で海外の現像所の紹介をしています。 以前から世界中の8mm現像所のコスト、対応、仕上がり、現像期間、支払いメソッドについて教えてくれたので、(すんませんねえ、いつも商売のじゃまばっかりで)実際に現像チェックして、よさげなところを絞りこんでるのではないかと思います。こういうのは生きた情報でしょう。

ちなみに、VISION2の8mmは国内現像できます。以前監視カメラの件で紹介した広島の奥田商事さんなのですが、お店の方曰く、作品制作にはちょっと向かないかも・・・と慎重な物言いをされておられます。当方奥田商事さんには電話を一発してそれを聞いただけの事ですので、実際に現像をした記事が載っている「ムエン通信」がよろしいかと。

とりとめが亡くなってきたので色温度設定のトリビアねた。シングル8のタングステンフィルムには、色温度設定用のノッチがあるのですね。あたしゃ全然気が付きませんでした。
ノッチ(notch=切り欠け)ではなくて、正しくは穴です。裏をひっくり返してみると、上の方に穴があるのですぐに分かります。ただ、これを読み取るカメラってあったんだろうかと。 多分ないと思うのですが・・・。

で、こういうのを死んだ情報と言います。

フィルムとビデオはどっちが長期保存に向く?

10年ぐらい前に撮ったHi8作品をデッキに掛けたところ、どうもうまく再生ができません。ほんの数分は保つのですが、画がすぐにノイズだらけになり破綻してしまいます。ヘッドクリーニングすると一瞬直るのですが、すぐにダメになってしまいます。

調べてみると、テープは全部ME。メタルの蒸着テープですね。MPテープは問題なかったです。画質がいいと聞いたので、カメラ用にはMEテープを使っていたのが徒になりました・・・。
カメラは、ソニーのCCD-V800でした。1991年に買ったこれは、数年前いきなりノイズだらけ映像を吐き出すようになったので廃棄しています。当家には8mmデッキしか残ってません。

いつ完全に再生不能になるかと心配なので、テープは全部DVDに録画して、廃棄してしまいました。しかし、DVD-Rは色素を使ったメディア。こいつもまた経年劣化します。おまけに今度はデジタルデータ。欠落するとやっかいです。これも近年中には何らかのカタチでバックアップを取らないといけないでしょう。

バックアップのバックアップを取り続ける・・・。血を吐きながら続ける悲しいマラソンですねこれ。

一方、フィルムは結構がんばります。ダブル8時代のフィルムは、ベース自体が歪んだものも見かけますが、多くは劣悪な保存状況によるものもあり、きちんとしてあればかなり保ちます。モノクロ映像は40年ほど前のものでも十分に鮮度高く見ることが出来ます。フィルムベースは、TAC(トリアセテート)ベースだと酢酸化の危険性がありますが、PETベースにはそれが起きません。一様にフィルムが酸っぱくなるわけではないのです。

もちろん、フィルムには褪色が起こります。現像したその場から劣化は始まります。しかし、褪色したからと言って、すぐに再生不能になるのではありません。 色が次第になくなっていくのです。

フィルムもビデオメディアも、物ですから痛んでいくのには間違いが無く、劣化の方向性が違うのですね。どっちが優位とか言う気はありません。ただ、それぞれの特徴が違うのです。


でも、十年後の2016年、DVカメラやDVデッキってどうなんだろうか?またはDVテープってどうなっているのだろうか?
そのときであっても、いえ、根拠はまったくないのですが、何となく8mm映写機は動きそうな気がするのです・・・。

 
梅雨の時期を前に、保存が心配になってきたマディでございました。

RetroXをFujica Z800で使った時の画像

ドイツから来た連絡にあった「Z800のトラブル」は、ジャミング(フィルムが絡んだりつっかえたりするようなトラブル)などがあった、てな内容でした。
当方がRetroXで遭遇したトラブルはジャミングではなくて、フィルム位置のずれです。
この間は載せませんでしたがFujica Z800で撮った画像も載せておきます。


写真をクリックすると大きな写真が見られます。

 

 

 

 
2つめの画像は、上の画像の26コマ目です。下に次の画が写り込んでますね。前回Canon518SVの記事でも書いたように、当方のZ800はもともと上にずれ気味ですが、さすがにここまでずれません。518SVと違うのは、画像が上下したりしない、ということですかね。

ともかく、もともと画がずれるカメラであるので、差し引いてご覧くださいませ。撮影は518SVの直後。同じフィルムで行っています。
ご参考までに。