GS-1200を開けてチェックしてみる

エルモGS1200ステレオ映写機 修理

GS-1200の中身を見たことはありません。ベルトを付け替える前にまずGS-1200のケースウラを開けてみました。

ネジ二つで止まってるだけですから、すぐにはずれます。
スピーカーのケーブルが本体底面の基盤に刺さってますので、まずこれを引っこ抜きます。

スピーカーがついてるケースの裏には、何か薬品がはじけたような跡があります。
・・・いやな予感。コンデンサがはじけてるのかなあ・・・

というわけで基盤を見ると、なんだかずいぶんと痛んでいる気配が。

 
ぱっと見た目、パターンが浮いちゃってますし、レギュレータがパワートランジスタ錆びてます。

(3月3日追記:これはパワートランジスタとのご指摘を、弘史左衛門殿からいただきました)

 
半田付けしたところがなんか妙な具合です。これ大丈夫なのかしら。

 

どうやらそもそもこのGS-1200はかなりガタ来てた程度の悪い中古だったんですね。
うーむ大失敗であります。

気を取り直して、本題のベルト周りをチェック。

メインベルトは粉吹いたみたいに真っ白になっていますがピンと張っていますし、ちゃんと機能を果たしていそうではあります。

前部と後部のアームをチェック。アームのカバーのネジを開けてみます。
ベルトのギザギザがギアにかみ合って動いている構造なのですね。
しかしこの構造だと冷たかろうがスリップすることはないでしょうから、動かなくなる理由は別にあるのでしょう。
そもそもすこしゆるみがあるようです。このせいで回らないのか?ともあれここは簡単に取り替えられそうです。

というわけで、ざっと見終えてケースを閉じて再動作チェック。
やっぱり前部アームの回転が時々止まりますね。逆転出来ません。巻き戻しレバーを引き出した場合には途中で止まらずに動くので、モーターやギア、ベルトの問題ではないのでは?とも思えます。回路カンケイなのかしら?

さて、閉じてみてそういえばサウンドフィルムを上映してないことに気づきます。
試しに2トラックモノラル・・・つまりメイントラックもサブトラックも同じ音が入ってるフィルムを掛けてみますが・・・

げ、全然音でない。組み立てるときにスピーカーのケーブルを指し間違えた?
いや、確認してもちゃんと刺さっています。
参ったなあ・・・こいつはやっかいであります。

んんん・・・そういえば、古くなったGS-1200の音再生トラブルについては、わりと最近どこかで対処法を読んだような・・・ちょっと調べます。

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