エルモ シングル8 8S-600

2008年4月10日 | By muddy orihara | Filed in: シングル-8カメラ.

エルモ シングル8 8S-600

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Overview

48コマスローモーションがあるのがエルモの高級機の特徴。そして、エルモお家芸は逆転撮影。
8-48mmの6倍ズームレンズで、最短撮影距離1.5メートル。10メートルのところにクリックがあるので被写界深度を利用してノンフォーカシング速写に便利と解説書に書いてありますね。電動ズーム速度は約5秒、手動操作もあります。フジカの同時期の機種と比べて、スムーズに動きます。

シャッター開角度調節機構は、側面のダイヤルを手で回します。
電動巻き戻しと、二駒一目盛りのフレームメーターを見ながら、フェードイン・アウト・オーパーラップがけっこうたやすく出来ます。

スローモーション撮影は標準の18コマ、または24コマ撮影から、レバーを押し下げるとと48コマになり、離すともとの撮影速度に戻るというタイプ。スーパー8ではけっこうありますが、フジカのカメラにはまったくないですね。1コマに同調するフラッシュ用ソケットもあるので一こま撮影の時には使えます。

単3電池4本使用。EE作動にも使っています。外部電源の使用も可能です。電磁レリーズ撮影も可能です。グリップは折たたみ&取り外しOKのエルモ式。

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別売付属品として、クローズアップレンズ2種、フィルター3種、ストロボホルダー、ショールダーバンド、パワーパック、リモート装置などがありました。

Impression

いろいろな機能が満載のわりに、安価で販売されていたカメラ。きわめて実用的であります。
巻き戻し機構は、フジカと異なり(ZC1000除く)電動逆転に連動するフレームメーターがあるので、フジカの機種よりも断然使いやすくなっています。フラッシュのシンクロソケットを利用して、パルスシンクロ用の回路を作っている人もいました。48コマの速度というのもほかにはあまりないので、必要な方にはぴったりかも。

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このカメラは、画の上がりがかなり黄色が強く、独特なのでフジカのものとつなぐと結構違和感があります。解像感は高い方ではありません。

フィルムの入れ方が独特で、カートリッジのゲートと反対側から入れないと、おさまりが悪くなることが多く、プレッシャプレートが半閉まり、フィルム送り爪がフィルムの表面をひっかき、しかも巻き取り側が空回りとトラブルが起きます。しっかり入れて、しっかり確認しましょう。少しでも蓋が浮いているな、と思ったらカートリッジから入れ直しましょう。

残念な点は、露出の調節がやりにくいこと。オートからダイヤルを回していくとマニュアルに移行するタイプですが、非常に感覚的につかみにくい動きをします。そしてグリップが細すぎてにぎりにくいこと。8S-40Tなどのグリップの方が遙かに使いやすいので、上級機としては残念なところ。あと、ファインダーを覗くと鼻が本体にぶつかってしまって困るのです。そんなにえらそうな鼻はしてないのですが、エルモ機で多い設計のミスですね。

フジカとは違う、使い勝手の良さがあります。フジカでしっくり来ない方は使ってみるとよろしいかも。

Spec

メーカー
エルモ(1973年8月発売)

レンズ
エルモズームF1.8・8?48ミリ、6倍電動&手動ズーム

ファインダー
一眼レフ式、視度調節可能、絞数値・フィルム在否マーク・シャッター全閉マーク・逆転指示マーク・バッテリーチェック表示付

フォーカス合わせ機構
スプリットイメージ式

露出
TTL、手動調整可能

フィルム感度設定

撮影速度
1・18・24コマ、スローモーション(48コマ)

特長・オプションなど
シャッター開角度調節・フィルム巻戻し撮影・フラッシュ同調撮影・リモコン撮影可能、フィルムカウンターコマ数計・着脱式グリップ付

大きさ/定価
200x115x75mm 1kg/本体73000円 セット82100円


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