フジカ シングル-8 ZX300

2008年4月14日 | By muddy orihara | Filed in: シングル-8カメラ.

Fujica Single-8 ZX300

Overview

XLタイプのシングル8と言うのに加えて、パルス式同時録音機能付きです。ズームレンズ付きシングル8としてはもっとも明るいレンズ搭載機。
F1.2で230度の広開角度シャッターのXLカメラですので、低照度条件下の撮影に向きます。
ファインダー内には、視野内に絞値と指針、露出不足・フィルム終了の警告表示をします。露出計は外測式。極度に明るい被写体には、NDフィルターが自動的にかかるそうですが意識して使ったことがないです。
手動絞調節がないけど、EEロック機構をそなえています。
撮影コマ速度は標準18コマのほかにZX500とたった二機種しかない9コマ付きで、暗いところで止まった風景を撮るならこれはとても有効。駆動電源は単3電池4本でEE電源共用。

この機種のパルス式同時録音機能は、Z800とはちょっと違います。別売の専用カセットテレコ(パルスシンクコーダー)をコード接続するだけで、ジェネレータを取り付ける必要はありません。というかつけられません。一般のカセットテレコを用いた同時スタート録音も可能ですが今売っているテレコのなかから探すと割高かも。

シャッター開角度調節機能や、巻き戻しのクランクはついていない。そのため、別売のフェーダーとリワインダーでフェードイン・アウトやオーバーラップをするのです。フェーダーっていうのは、PLフィルターです。別に特殊なもんではありません。

タイプAフィルターを内蔵してますので、これはタングステンタイプのRT200Nフィルムで太陽光下撮影する場合に役立ちます。

Impression

Zシリーズ全体から見ると異色のカメラです。
XLタイプということでぎりぎりまで光をフィルム面に届かせるために外測式EE方式はまあいいとしても、手動補正は出来ないのが惜しい感じ。思ったより小さいのが利点かしら。パルス同録機構はありますが、Z800やZC1000のようなシャッター軸を直接いじる物ではないので、バルブ撮影に流用できませんのでご注意を。動作音はさほど小さくない。
9コマ撮影機能は秀逸。もともとXLタイプのシャッター開角度230°でシャッタースピード1/28秒と長い方なのですが、9コマ時はさらに半分以下の1/12秒と遅くなるので、夜間の静物、たとえば夜景などを撮るときには重宝します。どうしても夜景がほしい!時には活躍します。


左は撮影コマ数切り替え。右はライトバランシングフィルタ切り替え

黒い円形のものをはずすと、パルスシンク用のコネクタがある

ここにリワインダーをはめて巻き戻す

Spec

メーカー:富士写真フイルム 1974年4月

レンズ:フジノンZ‐F1.2・8.6?23ミリ、10群12枚構成、2.7倍手動ズーム式

ファインダー:一眼レフ式、視度調節可能、絞数値、露出警告マーク・フィルム終了表示付

フォーカス合わせ機構:スプリットイメージ式

露出:外測式CdS露出計による完全自動絞(サーボEE)、EEロック付き

フィルム感度設定

撮影速度:9・18コマ

特長・オプションなど:
パルス式同時録音可能、スタート同時録音可能、タイプAフィルター内蔵、バッテリーチェッカー・フィルムカウンター内蔵

大きさ/定価:
145x65x190mm 955g/本体59900円、ソフトケース1300円、レンズフード1100円、アイカップ200円、ハンドストラップ500円

 


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