NIZO S800,S560,S480(S801マクロ, S561マクロ, S481マクロ)

NIZO S800,S560,S480 (S801, S561, S481)

 

nizo481_01.jpg

 

写真はNIZO 481マクロ

OVERVIEW

30年近く前に発売になった、確かニッツオスーパー8機としては第2世代 のサイレントシリーズ。アルミ製の上品なシルバーボディ、折り畳み式グリップ(ただし撮影時にはグリップを起こす必要がある。)、最望遠の焦点距離に0を付けた数字が製品名になっています。

つまり、800なら80mm、560なら56mm、480なら48mmということです。

54こま高速度撮影、長時間自動露光、自動オーバーラップ、パルス式同時録音 (480は除く)が可能です。

自動オーバーラップ装置の操作性は抜群で、ボタン1つの操作で完全なオーバーラップが可能です。巻き戻し量は63こまとなっています。

残念ながら、いずれも水銀電池MR9を使用するため、現在では使用が困難となっていますが、MR9は店によっては現在でも手に入りますし、アダプターもあるので(ただし、電圧が若干異なるのでマニュアル微調整が必要と思われる)なんとか使用可能だと思います。

いずれも露出計用に水銀電池MR9(H-D)を使用しますが、現在では水銀電池が製造販売されていませんので、代用電池が必要になります。(→参照:水銀電池の代わりを探して8mmカメラを使おう

駆動音は小さく、走行速度も安定しています。

レンズはシュナイダーバリオゴンで、当時としては画期的な小ささでした。私はS800しか知らないのですが、発色は若干地味ながらも重厚な感じで、大変気に入っています。ただ、レンズ枚数が多いのに、当時はまだマルチコーティングが一般的で無かったため、レンズ透過率が低く、通常のF1.8クラスのレンズより1絞りくらい暗い感じです。

電動はズームボタンを普通に押すと低速ズーム、強く押すと高速ズームという画期的な操作性を実現しています。手動ズーミングは、ねじ込み式の長いズームレバーを使うようになっており、操作性は抜群。ズームレバーは革ケースにポケットが付いていて、撮影機携帯時には取り外してそこに差し込むようになっています。

なお、昭和49年(1974年)頃にはこれらはシュナイダーマクロバリオゴンを搭載したNIZO 801マクロ、561マクロ、481マクロにモデルチェンジしましたが、国内では801マクロだけが販売されていたような気がします。
801マクロは1980年代になっても製造が続けられ、ニッツオ最後の高級サイレント撮影機となりました。(オオノ隊員)

走行音は独特の「きゅっきゅきゅきゅ」と言う感じ。撮影時にグリップを起こす必要があるというのは、グリップが電池ボックスになっており起こした状態でないと本体の電源接点と接続されないために動かないと言うことです。のちのNIZOプロフェッショナルやサウンド機種ではこの点は改良されておりますが三脚固定が主眼になる方にとっては気になるポイントかもしれません。
(マディ)

映画「白い町で」(1983年スイス=ポルトガル アラン・タネール監督 日本版ビデオ廃盤)にNIZOが登場すると書きましたが、当方の記憶違いでございまして、正しくは「AGFA MICROFLEX200」とのご指摘をいただきました。デレク・ジャーマン作品とどうやら混同していたようでございます。ここに訂正させて頂きます。(協力:アレクシッチ様)

SPEC

発売 独ブラウンニッツオ
レンズ  S800:F1.8 7-80mm 11.4倍ズーム 速度2段階切り替え電動ズーム フィルター径62mm
S560:F1.8 7-56mm 8倍ズーム 速度2段階切り替え電動ズーム フィルター径49mm
S480:F1.8 8-48mm 6.5倍ズーム 速度2段階切り替え電動ズーム フィルター径49mm
ファインダー  一眼レフ式、視点調節可能、絞数値・露出過不足警告・フィルム給送・終了予告・終了警告・録音レベル・フーテージ表示付
焦点調節  スプリットイメージ
露出調節  TTL式自動及び手動絞り
撮影コマ数 18,24,54こま毎秒及び1こま撮影 長時間自動露光可能(タイム撮影のように任意の時間で1こま撮影するのは困難。あくまで、自動的な長時間露光撮影)  任意の時間で、手動で長時間露光することも、インターバルタイマーを組み合わせた長時間露光も可能。

特徴
オプションなど

電磁式レリース、リモコン撮影可能、ケーブルレリースも使用可能 ストロボ接点あり
シャッター開角度:レバーによる無段階可変式 1/2にロック可能 自動オーバーラップ可能
パルス式同時録音可能 ジェネレーターを内蔵しており、1こま1パルス及び4こま1パルスの両方の1Khz変調波パルスを出力可能(S480はパルス式同時録音不可)
単3電池6本 ニカド電池、外部電源使用可能、要水銀電池MR9 2個または代用電池

大きさ S800:1,500g S560、S480:1,300g
定価 S800:295,000円 S560:245,000円 S480:215,000円

(C)1997, 2002, 2008 Agent Ohno ,muddy orihara All rights reserved.

 

「NIZO S800,S560,S480(S801マクロ, S561マクロ, S481マクロ)」への4件のフィードバック

  1. はじめまして。
    これからNizo s560を購入したいと考えています。初心者のためご教授いただきたいのですが、動作のための電池は何が必要でしょうか?どうぞよろしくお願い申し上げます。

    1. NIZO S560は単三乾電池6本でモーター(フィルム駆動とパワーズーム)が駆動します。
      加えて、内蔵露出計の動作のために、本来使われていた水銀電池H-D(MR9)型電池の代替品が2つ必要です。代替品の例として、Wien社製の空気亜鉛電池MRB625を2つ用意する方法か、または関東カメラサービスのMR9(H-D)アダプターと酸化銀電池SR43の組み合わせを2セット用意する方法かどちらかを挙げておきます。どちらの方法に使う部材も国内のネット通販で入手可能です。

        1. はい、S800,S560,S480、S801、S561、S481、S801マクロ、S561マクロ、S481マクロも同じ電池構成です。

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