2011年11月5日。
第23回武蔵野はらっぱ祭りの中で行われた、映像インスタレーション。
責任者の太田曜さんから「フィルム映写機を20台ぐらい屋外に持ち出してやる、世界にも類のない試みですよ」大変興味ぶかいお誘いを頂き、これは面白そうだ!とおじゃましました。
場所は武蔵小金井駅からバスで10分程度、武蔵野公園というところ。
あいにくの雨模様、街灯もない公園の中、周囲のかすかな灯りを頼りに、ふかふかに積み上がった落ち葉を踏みしめながら、少し不安な気分で歩くとまもなく、貼り紙が目に飛び込んできました。
原っぱじゃないのね。原っぱは音楽のライブ演奏や屋台が設営されてて、
インスタレーションはそこから少し離れた林の中の小さな丘で行われていました。
16mmを含めて、20台弱かしら。
森の中にぼぅっと映像が流れているのはとても不思議な光景であります。
比較的大きなスクリーンは、末岡一郎さんの展示で、
(写真はフィルムトラブルの対処中の模様。半透過スクリーンの影絵状態)
小さいものですと手荷物トランクぐらい。
行燈のような丸めたスクリーンなどもあり、
木の根もとを探さないと見つからない展示もあるので、まるで森のキノコ捜しをしてるようであります。
これはドミノ倒しを写した小さい展示。
これは、無限映写システムですね。
大抵こういった、フィルムをループにした仕掛けで、上映をしていましたね。
責任者の太田曜さん曰く、海外にもこの手のイベントはほとんどないとのこと。
これがまた、夏にやっていたら(虫が大変なことになりそうですが)森のきのこなどとは感じなかったと思いますが、秋ですもの、なんとなくそういう、ちょっと不思議な感じが味わえるイベントでありました。もっともっと展示の大きさのヴァリエーションがあってもイイですし、もっともっと多くの展示があるとなお面白そうに思いました。
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