「ビネガーシンドローム」タグアーカイブ

古いレギュラー8(ダブル8)フィルムを観るための準備その2 フィルムを接合する

「古いレギュラー8(ダブル8)フィルムを観るための準備」という記事を以前書きました。これは、リーダーフィルムがビネガーシンドロームでくちゃくちゃになったら、取り替えましょ!というご提案でした。

しかし、これを書いた2015年4月と比べて、レギュラー8(ダブル8)のフィルムを接合する用具が入手しにくくなりました。

ダブル8フィルムで制作する人少ないから、需要も無いんでしょう。

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ビネガーシンドロームその5 フィルムコンディショナー薬「VITAFILM」

すでにビネガーシンドロームに罹患してしまったフィルムをどうするか?

もしかしたらこれがひとつの解決になるのかもしれない、というものがありそうなのでまずは一報まで。

それは、米カリフォルニアのスチュワート・モーションピクチャー・サービス社がリリースしてるフィルムコンディショナー薬品「VITAFILM」。

vitafilm.jpg

Stewart Motion Picture Services
http://www.stewartmps.com/vitafilm/index.html

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ビネガーシンドロームその4 富士フイルム乾燥剤「KEEPWELL」

すでに劣化し始めたフィルムを、今後どうやって保存すればいいのか?
いろいろ探ってみたところ、富士フイルムから発売されてる乾燥剤「keepwell」キープウエルにぶち当たりました。
これは、調湿シートというカテゴリで湿度を30-40%に保つ機能を持ったお薬です。

用途は、写真フィルム、プリント、ビデオテープ、フロッピーディスク、CDディスク、カメラ、レンズなどの長期保存とあります。

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フィルムがすっぱくなるビネガーシンドロームその3

さて、このビネガーシンドロームは、当然写真用のフィルムにも起きている事で、分母が大きいので一般的に深刻な問題だろうと思われます。
そして一般的ではありませんが、考えようによってはもっと深刻な状況なのは、マイクロフィルム。
図書館に行くと現物を見られますが、さまざまな文書を小さくして保存しておくために、超高密度の写真を撮って保存していたのですね。これがマイクロフィルム。

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フィルムがすっぱくなるビネガーシンドロームその2

ナカバヤシのCAPATYというプラスチックケースからフィルム全部取り出して、内側を手でなでたら、変な粉っぽいものがイッパイついた。

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これはなんだろうか?

もしかしてフィルムが分解して出てきたガスが固まったものかしら?
金属のフィルム缶だと、フィルムが分解したときのガスでさびることもあるそうです。
それとも、富士フイルムのカビ防止剤が気化したのがさらに固まったものかしら?

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フィルムがすっぱくなるビネガーシンドロームその1

90年代アタマに撮ったフィルムが酸っぱく臭くなってしまった。

 

昨年映写した際には気にならなかったのだが、正月に保存用のビニール袋を開け、ケースから出したら、「ムッ」と酸っぱい臭い。ビネガーシンドロームのはじまりだ!

ビネガーシンドロームは、TACベースフィルムが、高温多湿の環境である一定以上保存されていると、フィルムベースが化学変化を起こして酢酸を生じて劣化していくと言うものとのこと。

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フィルムが酸っぱくなって崩壊していくビネガーシンドローム例

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以前、譲っていただいたレギュラー8(ダブル8)フィルムです。詳細不明ですが、昭和30年代に西日本で撮られたもののようです。ずっと高温多湿かつ密閉された環境にあったらしく、見るも無惨にビネガーシンドロームに冒されて、フィルムは変形してます。また、猛烈に酢酸臭がいたします。こうなると連鎖的に化学反応が起きてしまうので、他のフィルムと隔離しなくてはなりません。

日の当たらない、乾燥した空気のよく通る、低温の環境で保存しておくことが、フィルム保存のポイントです。

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