2014年、世界の現像所のリストを作ったときもずいぶん減ったなという印象でしたが、2年後改めて調べてみると、さらに数が減っていることに気がついて暗澹たる気分です。
日本でも利用者がいる有名な業者はがんばってるようですが、有名だったニューヨークのパックラボは消滅してますしね。
そもそも、円高だった頃は海外現像はとてもリーズナブルでしたが、円安の上に発送の手間と事故の不安が重なると、あまりお得な感じがしません。国内現像を選ぶというのもありでしょうねえ。
そんな逆風吹きまくり状態ですが、今年はコダックがスーパー8の再スタートを決定してるのです。一体これによってどういう風に環境が変わっていくのか?世界はドンドン狭くなってるが故に、世界の状況を見続けるのは意味があることだと思っています。
下記は全世界すべてを調べ尽くしたモノでは無く、2014年の調査をベースに作っています。
[2016年も活躍中の現像所の例]
Yale Film and Video
イエールフィルムアンドビデオ(アメリカ)
カリフォルニアの現像所は相変わらず営業中ですね。
Andec Filmtechnik – Service Partnerアンデック(ドイツ)
おなじみドイツの雄。多彩なサービスは現在も提供中。
A trusted name in photo processing for over 50 years – Dwayne’s Photo
ドウェインズ・フォト(アメリカ)
エクタクロームとかAGFAなどのカラーリバーサルムービーフィルム現像のみですが、スーパー8一本分で12ドルとずいぶん安いんです。
Super 8 Film – Super 8 HD Scanning – Super 8 Cameras – Super 8 Processing – Pro8mm
プロ8(アメリカ)
業務向けの業者さんですが、個人用のサービスもあります。こちらも営業中。コダックが発表したビジネスモデルはプロ8がすでに行っているものとそっくりであります。
Home – Spectra Film & Video
スペクトラフィルム&ビデオ(アメリカ)
こちらもテレシネを絡めたビジネスモデルを相変わらず提供中。業務向けはまだがんばっていますねえ。
[あんまり利が無いけど紹介まで]
– super8 reversal lab –
スーパー8リバーサルラボ(オランダ)
欧州の小型映画の旗振り役のひとつ。この間、日本に来てましたね。
widescreen-centre
ワイドスクリーンセンター(イギリス)
こちらもおなじみの業者さん。
nano lab
ナノラボ(オーストラリア)
まだやってます。
Film Rescue International ®
フィルムレスキューインターナショナル(アメリカ)
古いフィルム処理専門ですが。
Benvenuti nel sito Super8.to.it
Zenit Arti Audovisive(イタリア)
やってないように見えてやってるようですね…
■廃業した、もしくは連絡先不明になった現像所の例
Graficolor AG | Analog u. Digital Fachlabor | Bern
Graficolor(スイス)
2014年9月1日に終了しました。
Niagara Custom Lab
ナイアガラカスタムラボ(カナダ)
稼働してなさそうな気配がします。
パックラボ(アメリカ)
サイトも消えました。
ロッキーマウンテンフィルムラボラトリー(アメリカ)
サイト消滅。
アルファシネ(アメリカ)
2013年10月31日に全業務終了
Exclusive Film & Video(カナダ)
2011年に現像業務終了。現在はテレシネのみ。
A1フィルムラボ(アメリカ)
2007年頃に消滅
Augustus Color(イタリア)
サイト消滅!
B & W Film Factory(カナダ)
サイト消滅!
Gama SAI(チリ)
サイト消滅!
メガカラー(ブラジル)
サイト消滅!
プラッツバーグフォトグラフィック(アメリカ)
サイト消滅!
Todd AO(イギリス)
サイト消滅?
Cinelab(アメリカ)
アメリカ国内だけ。
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